お久しぶりです＆AI絵関係の話 (Pixiv Fanbox)

長らく各所で音信不通となっていました。誠に申し訳ありません。

今回の記事を簡単に３行で言うと、

・軽い体調不良とAI絵の出現で気力が失せていました、ごめんなさい

・先月、AI絵を自分でも触ってみましたが、少なくとも今はまだ自分で描かなきゃ自分が納得できないとわかりました

・絵だけじゃなくちゃんとした作品作りにももっと真剣に取り組んでいこうかと思いました

です。

この先の文章は現状報告と今後についてちょっと触れている大した内容でもないものなので、絵が目的であればまた来月からの更新をお待ちいただけると嬉しいです。

それでは以下、あまりまとまりのない文章開始。

※今回はAI絵についてかなり触れていますが、次回以降はほぼ触れないと思います

ちょっとした体調不良による作業遅延からのAI絵出現というコンボにより、主に心に深手を負ってしまいました。今でも各方面の状況が目まぐるしく変わって悩んでしまう日々。メールも400件近く溜まり商業のちょっとしたお誘いにも気づかず、プリキュアも途中から追えていませんし、通販サイトで7000円詐欺られるという暗黒時代ともいえる数か月でした。

あまりにも情けなさすぎますね。流れを変えなければ…！

ということで古いエロゲをやったり、Abemaでアニメを垂れ流しにしていたらメンタルはすこし回復してきました。ここで無理やりにでも動かないと滅んでしまいそうなのでこの更新を機に動きます。

更新停滞前に描く予定だった絵も忘れてはいませんが、申し訳ないながらもいったん保留です。

しばらくはあまり深く考えず、なんでもいいから活動することを優先しようと思います。

で、最近の…というか絵を描き始めて以来最大の衝撃とも言えるAI絵についてどう扱うかという私的に最大の悩みについて。

いろいろ迷い悩み続けていますがひとまず自分は今まで通りのスタイルで描いていこうと考えています。もし利用するとしても、アタリの段階や、塗り方・仕上げの雰囲気を見て一部参考にするかも？程度に留めておくつもりです。

AI絵がどんどん改良されて、いずれ白旗をあげてAI絵に加筆修正するだけの人になるのかもしれませんが、それはまだ未定ということで。

ちなみに先月試しにAI絵を自分のPCで動かせるようにして色々試してみました。

で、結局のところAI絵は(個人的な感覚では)愛着がほとんど湧かないのでどこまでいっても他人の絵でしかありませんでした。

自分が絵を描くという行為の原点を顧みると、好きな２次元キャラへの求愛行動のようなものなので、いい絵が出力されたらそれでOK、というわけではないんだなということが自覚できました。これは自分としても結構意外なことでした。絵はすっごい手間も時間もかかるしうまく描けないしで面倒だったり苦しむことも多いものなのに、その手間がまるまる省けてお手軽なAI絵じゃあ妥協できないことが確認できました(妥協、と言っても出力される絵は自分より技術的には上なわけで不思議な感じですが)。見る側にはほぼ関係のないこだわりですね。なのでどうあろうと自分は自分の手でちまちま描く以外には本当に納得と愛着のある絵は手に入らないってことで、なんとも面倒なことです。

ということで、改めて絵に対するスタンスも確認できたのでまた頑張っていきたいと思っているわけです。

このままだとAI絵関係ではマイナスの影響ばかり受けているので、プラスの方向へのバネにもしていきたい。

絵単体だけじゃなく、もっと文章でキャラの魅力を出せたり、気軽に漫画をかけるように能力伸ばすとか、これまで以上に真剣に考える必要があるかもしれませんね。でもそっちもChatGPTとかいうのがでてきて文章とかキャラの魅力を出すことすらAIがそれっぽくできるようになっちゃいそうなんですよねぇ。うーん、どっちを見ても一寸先は闇…？なんか表現規制も強くなっているし…まぁ今はあまり気にしないようにしよう。

とにかく、作品としてまとめるのはやっぱり大事だし、ちゃんと完成させたい気がしている今日このごろ。

幸いにも最近作品のネタが２つほど思いついたので、まずはシナリオを全部文章で書けるか試そうかなと思っています。

今までは絵が先行してシナリオを考えることがほとんどでしたが、今回はシナリオを全部書き終えてから実際にラフを描く手法にしてみます。エロゲライターにでもなった気分で。

ほかにも過去の途中になっているあれやこれやも手をつけたいですが、完成させる感覚を取り戻してからということで。

文章もぐちゃぐちゃで長くなっているのでこの辺で終わり。

AI絵という色々な意味で自分を悩ませ気力を削いでくる存在に負けずに、上手に求愛行動をとれるように、また一からやり直すような気持ちで頑張ります。

※以下、2月末頃に書いた情けない駄文ですが、なんとなく公開しておきます

AI絵関係について、もうちょっと。

いったん外に吐き出さないと収まりつかないので、恥を承知で書いておきます。

無理して読む必要は全くありません。

近頃は各所でAI絵が目に入るようになり、「これはAI絵か？」なんて思考が頭をかすめるのも当たり前みたいになってきてしまいました。以前はほとんどの絵が、共感だったり尊敬だったり素直にプラスの感情を抱けたんですが、そういうのもストレートに考えられなくなってしまいちょっと寂しい。AI絵もすごいのは間違いないんだけど、すごいの方向性が違うのでなんとも…。

そんな状況で、AI絵を自分で触らず知らないままだと恐れや不安を抱くばかりなので、ここ3週間ほどで実際に自分のPC上で動かしてみました。ギリギリですが動く性能があってよかった。

文章から絵を出力する機能もいっぱい使いました。自分の過去絵を入力してAIに書き直させることもいっぱいしてみました。

で、素直にすごいとおもいました。ツールの使い方や標準的な設定がわかれば、英単語を並べたりパラメータをいじるだけでもお手軽に絵を出せちゃいます。まだ構図やら制限がある部分も目立ちますが、十分すぎるほどすごい。それこそ自分で多大な労力をかけて描くのが馬鹿らしくなるくらいに。

出来のいいAI絵を出力するのは、例えるならゲームでいい結果を出すのに近い感覚でした。いろいろなモデルや追加学習データを使って絵柄などを変えたりしても、ゲームでDLCやMODを入れて遊んでいるような感じで、楽しさはあるのですが…結局のところ自分の絵ではないんですよね。自分自身はツールの使い方以外成長できていない。

規制される・されないとか是非についていろいろ議論されていますが、結局は有耶無耶になって研究開発は進み続けると個人的には予想しているので、5年後10年後にはどこまで進歩しているかわからないなと思っています。どこかそう遠くないタイミングでAI絵が主流になって、絵をわざわざ手書きする意味はなくなっていくんだろうなとおもうと、心が重く…。

とはいえこの流れは絵を描かない側目線でいうと当然といえば当然で、自分も絵を描いていなければ素直にこの技術の出現を喜び楽しんでいた可能性は高いと思います。だって自分の望んだ絵をパパっとだしてくれるなんて嬉しいはずだもの。私が絵を描き始めたのだってマイナーキャラの新しい姿を見たいからなわけで……思いっきり自分の原点にぶっ刺さってるんですよね、この問題。過去最大といえるほどのややこしい感情に包まれるわけだ。

ただ少なくとも現状では、AIで絵を作っても絵を描いている感は全くないので、無駄なこだわりとかを捨て去って割り切った考えをしないとだめだなという感想です。元々アシスタントを使っていたりする方だともっとすんなり受け入れらるのかな？とか思ったりします。効率が上がることこそ大正義という意見もよく理解できますし。

あとは、技術的には自分よりずっと上で破綻のない絵だとしても、愛着が全くないのでどこまでいっても他人の絵でしかないんですよね。ここらへんは完全に自分の中の感覚的なものなのですが、それゆえに厄介であるともいえます。

そして出力していると人体が崩壊している不気味な絵なんかも出てくるので、AI絵全体に対して「人間に擬態する化け物」的な印象を持ってしまいますね。人体を理解しているわけじゃないのでただ絵が下手で崩れるのとは全く違う絵がでてくる。数ある出力の中から擬態が上手くいった個体を選ぶような感じで、これもやっぱり愛着が持てない原因ですね。「所詮は作り物」というような雰囲気が強すぎて…2次元キャラに恋するような人間である私にはちょっと嫌な感じがします。

自分のラフ絵をツールに入力して、元の印象をできるだけ残すような設定で出力させた例です。おっぱいとか表情など一部加筆修正しています。(もっと違う絵柄にしたり、書き込み増やして写実的にしたり、ガラッと印象も変えちゃう設定にもできちゃいます)

差分を考えない1枚の立ち絵としてなら正直十分すぎる出来だと思います。服の皺とかはうまいけど邪魔になるのでもっと情報減らしたいですが、変にこだわらなければもうこれでいいじゃん！という気持ちが生まれてしまいます(ちょっと悔しさなんかも生まれたりで複雑)。これと同等のを描くと1枚で6時間程度はかかりそうですが、AIなら設定とか複数枚出力させてもせいぜい10分程度で終わっちゃいます。2枚分となると12時間vs20分…これが馬鹿らしくならずにいられる性格だったなら悩むこともなかったのでしょうが…。

とはいえ実状だといろいろと差分を作りたい場合は結局自力で描く必要があるので頑張る必要もあるのですが……もしかしたら差分というもの自体が必要なくなるかもしれませんね。別の服を着せたいなら多少ポーズとかが変わってももう1枚作っちゃえばいい、みたいに。差分っていう文化自体結構好きなんですが、これも古いエロゲの民だからこそ持っている性質な気もするので今後は消える宿命なのかもしれない。

今はただ「絵を描こうとするとAI絵のお手軽さがちらついて辛くなる呪い」を解く力か、耐えられる強さを身に着けたい。慣れて麻痺するのでもいい。電気代や商品など、いろいろと値上がりも激しくなり金銭的にも厳しい時代なのでもっと強くならねばいけませんね。