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 初手から公園での青姦で始まった涼士郎と智香の初デートはまだまだ続く。


「運動してお腹が空いたから、小腹を満たさないか?」

「うん、それが良いね。私、良い感じのカフェを知ってるからそこに行こうよ」


 青姦を終えての昼下がり、二人は公園を出て次の目的地を決めていた。

 腹が減っては戦ができぬ。今日は体力が必要だと察した涼士郎は、智香が勧めた喫茶店へ行くことにした。


「どう、遠野くん」

「うん、雰囲気が良くていいお店だね」


 智香に紹介された『喫茶亜璃亜』は老夫婦が経営する喫茶店だった。

 クラシック音楽が流れる古めかしい店内は、ゆったりとした時間が流れる落ち着いた空間だ。


 二人は奥のテーブル席に座り、遅めのランチを楽しんでいた。

 涼士郎が注文したのはチキンカレーだ。香辛料をふんだんに使った刺激的なルーは、とても個人経営のこぢんまりした喫茶店のメニューとは思えない逸品だった。一口食べればあと引く辛さの虜となり、カレーを掬ったスプーンを口に運ぶ動作が止まらないだろう。

 涼士郎が予想以上のチキンカレーの味に舌鼓を打っている一方で、智香はというと……。


「あむっ、んぐっ、んんっ、んじゅうっ……」


 涼士郎の耳に届く、怪しい水音と智香のくぐもった声。

 テーブル席の対面に彼女の姿はない。智香がどこに居るかというと……。


「うぐっ……丙さん、なんでこんなところでフェラなんか……」


 そうなのだ。智香はあろうことか、テーブルの下に潜って涼士郎の愚息を咥えていた。

 小腹を満たすために喫茶店に寄ったが、別に彼女の胃袋を精液で満たすつもりはなかった。

 涼士郎が反応する間もなく自然とフェラチオを始めた彼女は、淫猥な水音を立てながら美味しそうに男根をしゃぶっていた。


「じゅるっ、んじゅうっ、ちゅぱあぁっ……こういうシチュエーションでフェラをやってみたかったの。んじゅっ、ちゅぷっ、んぐうぅっ……どう、ゾクゾクして気持ちいいでしょ?」

「気持ちいいのは確かだけど、見つかりそうで危ないよ」

「んちゅっ……大丈夫、ここは奥の席だし……じゅるるっ、しゃがまないと私は見つからないから……んくっ、んんっ、んぷうぅっ!」


 一度やる気になった彼女は止められない。

 智香にとって、食欲も性欲も変わらないのかもしれない。

 彼女は飢えた獣のように男根を啜る。こうなってしまっては、ザーメンを飲むまで口淫を止めないだろう。


「じゅぷっ、んくうっ、じゅぷぷっ、んぐぅっ……じゅっぷ、んぷっ、ぐぷぅっ、じゅじゅぅっ……!」

「うあぁっ……丙さんのフェラ、気持ちよすぎるっ……!」


 あまり大きな声を出しては、周囲に気づかれてしまう。

 涼士郎はできるだけ声を抑えて平静を装った。

 食事を続けなければ怪しまれるのでチキンカレーを食べるのだが、股間の快感が刺激的すぎてカレーの味がよく分からなくなってきた。


「じゅぶっ、んぷっ、おちんちん美味しいっ……じゅるるっ、んぷぅっ、美味ひいよぉっ……!」

「丙さんっ、もうっ、イキそうだっ……!」

「ちゅるっ、ちゅぷぅっ、んぐぐっ……良いよ、私の口マンコに遠野くんのおちんぽミルクをいっぱいらしてぇっ……!」


 彼女の絶品フェラのおかげで、段々と射精感がこみ上げてきた。

 外に出しては喫茶店が汚れてしまうので、智香の口内に全て出し切ってしまおう。

 涼士郎は股間の欲求に従って、口マンコに性の塊を吐き出した。


「くぅっ、射精るっ……!」

「んくっ、んぶっ、んんんうぅっ……!」


 智香の口内に熱々の採れたてザーメンが流れ込む。

 彼女は濃厚なザーメンミルクを喉を鳴らして味わっていた。


「おぉっ、搾り取られるっ……!」

「んんっ、んぐっ、んぶっ、んんぅっ……ぷはぁっ、遠野くんのおちんぽ汁、相変わらず美味しいね」

「あぁ、それなら良かったよ」


 智香は尿道に残った精子まで搾り取り、一滴たりともこぼさず綺麗に完飲した。

 オススメの喫茶店に来ておいて淫行に耽るとはとんだ蛮行だ。だが劣情と快感に飲み込まれ情けなくも射精した涼士郎には、彼女を非難する資格などない。


「ふふ、遠野くんの精液飲んだらお腹いっぱいになっちゃった。でもせっかく注文したんだし、食べないのは失礼だよね」


 口淫を終えてテーブル下から這い出てきた智香は、何食わぬ顔で注文したサンドイッチを食べていた。

 彼女の切り替えの速さは見習うべきなのだろうか。

 直前まで男根を咥えていたとは思えない智香の食事風景を、涼士郎は賢者タイムに浸りながら静かに見守っていた。


 ×××


 その後も智香との初デートは続いた。

 しかし移動したところでやることは変わらない。

 彼女のデートとは、外出先でエッチをすることを言うらしい。


「うぅっ、くぅっ……!」

「遠野くん、声出しちゃダメだよ。周りの人に見つかるからね」


 続いての場所は映画館。

 二人は流行りの恋愛映画を観ていた。

 もちろん、映画自体が智香の目的ではない。

 涼士郎の隣に座る智香は、上映中にも関わらず彼のペニスを手コキしていた。


「ふふっ、こんなところでおちんちん大きくしちゃうなんて、遠野くんエッチだね」

「それは丙さんが手コキするからっ……!」


 涼士郎は周囲の観客にバレないように小声で会話する。

 正直、映画の内容は一切頭に入ってこなかった。

 映画館で映画の視聴以外の行為をするなんて、マナー最悪である。

 真面目に映画を観にきている人に対して申し訳ない気分になるものの、それはそれとして性の本能には抗えない。

 涼士郎は愚息の快感に意識を集中させて智香の手コキに酔いしれていた。


「丙さんっ……もう射精しそうだっ……!」

「分かった、また私の口に射精してね……あむっ」


 涼士郎の限界を察した智香は、素早く陰茎を咥えて射精を促す。

 亀頭が生暖かい感触で包まれたのをきっかけに、先端から瑞々しい白濁が噴出した。


「うぅっ……!」

「んぶっ、んぐっ、んじゅうっ……!」


 涼士郎はできるだけ声を抑えながら射精の快感に浸る。

 映画館で射精するなんて背徳的なことだ。

 だが禁忌であればあるほど、射精した時の快感は大きいものだ。

 映画館で体験した手コキは、手コキとは思えないほど気持ちよかった。


「はぁ、んはぁ……」

「んんっ、んじゅっ、んぶぶっ……ふふ、いっぱい射精たね」


 小悪魔的な微笑を浮かべて精液を飲み干す智香の、なんと憎らしいことか。

 しかし涼士郎は逆らえない。それどころか、彼女が提供する淫行にどんどんのめり込んでいくのだ。

 智香の術中にハマっているというのに、彼は悪い気がしなかった。

 涼士郎は既に、人として踏み越えてはいけないラインを超えてしまったのかもしれない。


 ×××


 映画館を出た涼士郎たちは、続いてカラオケに来ていた。

 言うまでもないことだが、歌を歌いに来たわけではない。

 カラオケに行ってヤることといえば一つしかないだろう。


「あっ、んあぁっ、あぁあっ、あぁんっ……!」


 マイクを握った智香が背面座位の体勢でセックスしている。

 彼女はハナから歌う気はなく、涼士郎の腰の上で淫らに跳ねていた。


「あぐっ、んんっ、んあぁっ、おちんちん大きいっ……あぐっ、んはあぁっ、おまんこ気持ちいいっ!」

「うぐっ、うぅっ……そんなの大きな声を出してたら外に聞こえないかっ……!?」

「あくっ、あうっ、ふあぁっ……聞こえても誰も気にしないから大丈夫だよっ……それより、エッチを楽しもうよっ……!」


 率先して腰を動かす智香は、普段の大人しい物腰が嘘のようにノリノリだった。

 これが彼女の本来の姿なのだろうか。愚息を襲う快感に圧倒される涼士郎は、後ろから智香の艶姿を見守ることしかできなかった。


「んあっ、うくっ、んんっ、んはあぁっ……! 遠野くんのおちんちんすごいっ……あんなにいっぱい射精したのにまだ硬いよっ……おまんこの奥をドンドン叩いてるっ……!」

「それはっ……丙さんがエッチに誘惑してくるからだっ……!」


 ちょいちょい休憩を挟んでいるものの、一日中これだけエッチをするのは初めての経験だ。

 一向に萎えない精力に、涼士郎自身も驚いていた。

 もしかしたら、智香は涼士郎に取り憑いたサキュバスなのかもしれない。


「丙さんっ……俺、もうっ……!」

「あぁあっ、んあぁっ、膣内に射精してえぇっ……! おおっ、おまんこにいっぱいらしてえぇっ……!!」


 智香の熱烈すぎるピストンによって、あっという間に限界が訪れた。

 涼士郎は最後に腰を突き上げ膣奥を一突きし、智香の膣奥に大量のザーメンをぶちまけた。


「うぐっ、射精るっ……!」

「んあっ、あぁあっ、イクっ、おまんこイクうぅっ$ おちんぽザーメン中出しされてイッちゃううぅぅっ!!」


 カラオケなのを良いことに、智香は声を張り上げ絶頂した。全身をビクビクと震わせながら、中出しアクメの快楽に浸っている。

 涼士郎も涼士郎で、絶頂で締まりの良くなった膣内の感触を楽しんでいた。智香の肉壷は何度中出ししても良いものだ。場所がいつもと違うので、射精の愉悦も一味違って味わい深いものだった。


「あぁっ、んはあぁっ、膣内に精液がドクドク出てるぅっ……んあぁっ、最高ぉっ……!」

「はぁ……丙さんが激しく動くから、流石に汗をかいてきたよ」


 窓がなくドアを開けられない個室内は、情事の熱気で蒸し暑くなっていた。

 涼士郎は額を伝う汗を拭いながら荒い息を整える。智香とのセックスは体力勝負だ。彼女よりも先に音を上げるのは、男のプライドとして許せなかった。


「んんっ、はふぅ……遠野くん、おちんちんまだ硬いけどどうする?」

「そうだなぁ……」


 精液の残弾はまだ残っている。涼士郎が二回戦のことを思案していると……。


「んっ……」


 個室に備え付けられた電話が鳴る。

 涼士郎は受話器を取り、店員と話をする。


「……あぁっ、はい……それじゃあ、30分延長で……」


 ためらうことなく延長を取り決めて電話を切る。

 そして智香に向き直り、萎えない愚息を膣内にグリグリと押し付けた。


「もう一回戦しようか」

「うんっ」


 ×××


 人々が続々と帰途につく夕暮れ時。

 涼士郎と智香は夕日を背に肩を並べて歩いていた。

 二人とも足取りが重く、表情から隠しきれぬ疲労感が見て取れた。


「まさか一日中セックスすることになるとは思わなかったよ……」


 そう言う涼士郎は、こころなしかゲッソリとやせ細っているかのように見えた。

 一日中精子を搾り取られたのだ。自力で歩けているだけマシだろう。


「ごめんね、遠野くん。結局夕方まで連れ回しちゃって。男の人と外出するの初めてだったから、ちょっとはしゃいじゃったんだ……」

「構わないよ。俺もなんだかんだ楽しんだし」


 一方の智香は、疲労こそ見せているものの充実感に満ち溢れていた。

 大好きなエッチを心ゆくまで堪能したからだろう。午前中よりも肌艶が良くなっているように見えるのは、気のせいだろうか。


「丙さんは、今日のデートどうだった?」

「うん、色んな場所でエッチできてとても楽しかった……って、デート?」


 涼士郎の発言に智香は目を白黒させる。

 何をそんなに驚いているのか。訳が分からない涼士郎は再度問う。


「あれ? 今日はデートじゃなかったの?」

「デートのつもりは……私はただ遠野くんと外でエッチがしたかっただけだし……」

「そうなんだ……」


 確かに智香は一言もデートとは言っていない。あくまで『付き合って』と言っただけだった。

 とはいえ、傍から見れば今日の二人の行動はデートとしか呼べないだろう。

 いや、普通のデートはこんなにエッチなことはしないので、もっと得体のしれない何かである。


「……ごめんなさい。私、遠野くんを勘違いさせちゃったかな?」

「いや、別に良いよ。デートかどうかなんて些細なことさ」


 そうだ。今日は智香と一日中エッチができた。その事実だけで十分ではないか。

 涼士郎はそう結論づける。この日の出来事は、彼の記憶に深く刻まれたことだろう。

 そうして涼士郎が一日を振り返っていると、智香が満面の笑みで彼に言う。


「今日は本当にありがとう。遠野くんのおかげで楽しい一日になったよ。それで遠野くんが良ければなんだけど……また機会があれば、一緒に付き合ってくれるかな?」

「うっ、うん……もちろん良いよ」


 断りはしなかったが、即答はできなかった。

 もし次の機会があれば、精力剤を用意し体調を万全にしておこう。

 彼女と一日一緒に過ごすということは、それだけの覚悟と準備がいることを思い知った涼士郎なのであった。

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