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 それは立香が沖田と浜辺で散歩をしていた時だった。


「せっかく海に来たんだし、夏っぽいことしないとね」

「はい、太陽は熱いですが潮風が気持ち良いですね、マスター」


 連日の過酷な任務で心身ともに疲れていたので、こういった気分転換は必要不可欠だ。

 陽気な沖田をお供に涼しい風を浴びながら砂を踏み歩いていると、立香の視界にある光景が飛び込んできた。


「あっ……んっ……んあっ……♡」

「あれ……?」

「マスター、これはっ……!」


 二人の眼前に現れたのは、ビーチで交尾をしている男女だった。

 彼らは浜辺にシートを敷いて白昼堂々交わっており、喘ぎ声が少し離れているこちらまで聞こえていくる有様だった。

 予想外の光景に立香が面食らっていると、隣りにいる沖田が声を上げて腕を引っ張った。


「マスターマスター、あっちでもっ……!」

「なんだとっ……!?」


 沖田が指差す方に視線を向けると、そこには別のカップルが昼間から盛っていた。

 それも一組や二組ではない。よくよく周囲を観察すると、情事に耽っている男女が何組も居たのだ。


「ここは一体……」


 さも当然とばかりに浜辺でセックスをしているカップルたちに圧倒される立香と沖田。

 立香たちが迷い込んだのは、裸の人間が闊歩するヌーディストビーチだった。

 それも性行為が黙認されている場所であり、ある意味無法地帯と化していた。


「……沖田さん、帰ろうか」


 あまりにあられもない光景に立香は退散しようとする。

 が、


「……マスター。せっかくですし、ここで休憩していきませんか?」

「えっ……」


 沖田がマスターの腕を引いて止めた。

 ここで休憩していく。その言葉の意味が分からないほど、立香は鈍感ではない。



 ×××



「いい天気ですね、マスター」

「そうだね、沖田さん。空気が乾いてて熱い……」


 燦々と輝く太陽の下、パラソルを日除けにビーチチェアに座る立香と沖田は、居心地の悪さを感じながらぎこちない会話をしていた。

 彼らの周りでは発情期の獣のように盛っている男女が十数人。その中でただビーチでくつろいでる二人は異端と言える。

 しかしそんな異常な空間で正常な思考を保っていられるほど、彼らはストイックではない。

 燃えるような周囲の熱に当てられて、二人の肉体は段々と火照ってきていた。


「マスター、股間が大きくなってますね」

「あぁ……そりゃあ周りがお盛んだからね……」

「それじゃあ、私たちもしましょうか……♡」

「沖田さん……?」


 沖田は立香の股間に手を伸ばすと、水着に手を突っ込み男性器を露出させる。

 そして半勃ちの愚息を手で擦り、立派な勃起チンポへと成長させた。


「これで完全体ですね。私のアソコはもう濡れてるので、もう挿れちゃいますね♡」

「沖田さん、やけに積極的だね」

「そりゃあもう。私だってたまにはマスターのこと独占したいですし……」


 沖田は立香の腰に跨ると、対面座位の体勢で腰を下ろし男根を膣内へ挿入した。


「んあっ、あぁあっ、あぁんっ♡ マスターのおちんぽ来ましたぁっ♡♡」

「くぅっ……沖田さんの膣内熱いっ……!」


 沖田の膣内はビーチの熱気に負けず劣らず灼熱の温度であった。

 そのあまりの体温で、立香の全身からぶわっと汗が吹き出した。


「ふあっ、うあぁっ、マスターのおちんぽ大きいですっ♡ 硬くて逞しいおちんぽがぁっ、私のおまんこを貫いてますぅっ♡♡」


 マスターの巨根を膣内に収め、沖田は全身を歓喜で震わせる。

 状況に流され衝動的に始めてしまったセックスだが、一度性欲に火が点けば彼女は一人のメスである。目の前に極上の男根があれば、貪り尽くすのが本能であろう。

 沖田は性交の快感に酔いしれながら、急かされるように腰を振り始める。周辺の熱情も彼女を後押しし、ためらう要素なんてどこにも存在しなかった。


「あぐっ、んんっ、んあぁっ……マスター、どうですか私のおまんこは?」

「うぅっ……良い、すごく良いよ。肉襞がうねって、チンポに絡みついてくる」

「そうですか、それは良かったです。もっと頑張って、マスターを気持ちよくしてあげますからねっ♡♡」


 二人とも普段とは精神状態がおかしかった。

 照りつける太陽と情事の熱で脳を焼かれたのか、原始的な欲求が心を支配していたのだ。

 それは獣欲だ。子孫を残すという生物としての本能が、この灼熱の環境で顕現したのだ。

 この場をリードする沖田は、巧みな腰使いで陰茎を刺激する。敬愛するマスターを極上の快楽へ誘うべく、己の肉体をフル活用していた。


「んっ、あぁっ、んんっ、あぁんっ♡ マスターのおちんぽがパンパンに詰まってぇっ、おまんこがおちんぽの形に広がってますぅっ♡ 沖田さんのおまんこはぁっ、マスター専用のおちんぽケースですぅっ♡♡」


 沖田は後先考えない全力ピストンで肉棒を貪る。

 本当に目の前の快楽しか頭に無いようだ。

 だが、それでいい。立香もセックスのことで頭がいっぱいだ。

 意識や感覚の全てが下半身に集中し、あたかも股間を中心に世界が回っているかのような錯覚すら感じる。

 今この瞬間、愚息が全権限を握っている。生きるも死ぬも彼次第というわけだ。


「んあっ、はぁあっ、んはあぁっ、あぁんっ♡ あぁっ、ダメですっ。気持ちよすぎて腰が止まりませんっ♡ マスターのおちんぽ最高ですぅっ♡ あくっ、んんっ、んあぁっ、はあぁんっ♡♡」

「良いよっ……沖田さんのおまんこ最高だっ! そのまま腰を振ってくれ!」


 肌がひりつき息が焼けるほどの烈火の時間。周辺でも同じように男女が激しく交わっているものの、二人は相手のことしか見えていなかった。

 人前で交尾をしているという羞恥心を置き去りにし、ただ快楽のためだけに性器と性器を擦りつけ合っている。環境音は耳に入らずに、互いの喘ぎ声と淫猥な水音がやけに大きく聞こえた。

 周りに人はたくさん居るが、彼らの世界の主役は間違いなく二人だった。


「うぐっ……ダメだっ。沖田さんの膣内、気持ちよすぎるっ……!」

「あぐっ、んんっ、んあぁっ、ふああぁっ♡ おおっ、おちんぽが段々膨らんできましたぁっ♡ マスター、イキそうなんですねっ♡ 良いですよっ、沖田さんのおまんこにザーメン射精してくださいっ♡♡」


 脳が沸騰しそうな猛暑の中、愚息も情事の熱で爆発寸前になっていた。

 射精を予期した沖田はすぐさま反応。射精を促すべく膣内をキュッと締め付ける。

 マスターから魔力を補給しようという本能が働いたのだろう。膣内の急激な圧迫で、愚息の射精欲求は臨界点に達しようとしていた。


「沖田さんっ、膣内に射精すよっ……!!」

「んあっ、あくっ、んあぁっ、らしてくださいぃっ♡ マスターのおちんぽせーえき、おまんこにいっぱいらしてぇっ♡♡」


 理性も知性も投げ捨てる最高の瞬間。

 立香は下から腰を突き上げ、肉壷の一番奥で白い欲望を吐き出した。


「くぅっ、膣内が締まるっ……!」

「あぐっ、んんっ、あぁっ、んあぁんっ♡ おまんこにおちんぽザーメンどぴゅどぴゅ出てますぅっ♡♡ ふあぁっ、すごく気持ちいいっ♡ ひあぁっ、私もイッちゃいますぅっ♡ イクイクイックううぅぅっ♡♡」


 中出し射精の衝撃が凄まじかったのだろう。沖田は多幸感に満ちたトロ顔でアクメに浸る。

 二人は抱き合いながら互いの体温を感じていた。息をするだけで汗を掻くような暑さの中、沖田と抱き合うのは自然と不快ではなかった。


「んあぁっ……おまんこいっぱいの子種から魔力をビンビン感じますぅっ……ふはぁ、幸せぇ♡♡」


 身体中の水分がみるみるうちに消え失せていく状況では、中出しザーメンは十分な栄養補給となる。沖田は体内に巡る魔力の波動で歓喜していた。


「はふぅ……マスターの精子でお腹いっぱいです。マスターはどうですか?」

「そうだなぁ。一回だけじゃ物足りないよ。もっと沖田さんと交わっていたいかな」


 眩しい太陽と焦熱のビーチの影響か、立香の性欲が増しているようだった。

 立香は沖田を後ろから抱き上げると、周囲に彼女の股間が見えるように股を広げる。


「まっ、マスターっ! 一体何をするんですかっ!?」

「ビーチの皆に、俺たちのプレイを見せつけよう」


 元々精力旺盛なやり盛りの少年をその気にさせたら止まらない。

 立香は天高く屹立する逸物を沖田の肛門にあてがうと、情動の赴くままに腸内へズブリと突き刺した。


「んぐっ、んあぁっ、んはああぁっ♡ お尻の穴にマスターのおちんぽがあぁっ♡♡」


 マスターの巨根をアナルに食らい、沖田は喜悦で滲んだ声を張り上げる。

 衆人環視の中、股間を晒しながらアナルを掘られるなんて尊厳破壊もいいとこだ。

 それなのに、沖田は楽しそうに頬を緩めている。まるで自分の痴態を見られて悦んでいるかのようだ。


「どう、沖田さん。沖田さんのはしたない姿が皆に見られてるよ」

「あくっ、んんっ、んあぁっ……マスターとエッチしているのを見られて恥ずかしいのにぃっ、お尻におちんぽ突っ込まれて感じちゃうんですぅっ♡♡」


 沖田は肛門をヒクつかせながらアナルセックスの快楽に酔う。

 彼女には羞恥プレイの才能もあるようだ。立香に抱きかかえられアナルを突かれる沖田は、かなり活き活きとしていた。

 立香は沖田の痴態をもっと見たいがために、ズンズンと力強く腰を突き上げる。


「あっ、うっ、んんっ、んあぁっ、あはあぁんっ♡ おっ、おちっ、おちんぽがアナルをズボズボ突いてましゅうぅっ♡ あがっ、んひゃあっ、振動が全身に響いてきましゅうぅっ♡♡」


 アナルをガンガン突かれて沖田は狂ったように叫ぶ。

 人目を気にしながらも淫らに乱れる様は、彼女が心の底からエッチを楽しんでいるから見られる顔だ。

 彼女のエッチな顔を他人に見せびらかしたいという衝動と、独占したいという欲求。

 相反する感情がせめぎ合う中、立香は劣情に背中を押されて腰を振る。

 複雑な心境よりも、純粋な欲望が優先される。

 今の立香は沖田の魅力的なアナルに夢中だった。


「沖田さんのアナル、すごい締め付けで気持ちいいよっ……!」

「ひあっ、んんっ、んあぁっ、あはあぁんっ♡ 私のアナルで良ければ存分に楽しんでくださいっ♡ 沖田さんのお尻の穴はマスターのものですのでぇっ♡♡」


 淫乱なアナルは男根をぎゅうぎゅうに締め付け立香を楽しませる。

 一突きごとに極上の快感が襲ってくるのでピストンが止まらない。

 唯でさえ何もしなくても暑さで汗が吹き出すのに、激しく動いているので身体中汗だくになっていた。頭がグツグツと茹だり、意識が次第に朦朧としてくる。

 このままだと熱中症になってしまうかもしれない。

 それでも立香は止まらない。性欲の全てを発散するまで立香は腰を振るのをやめないだろう。


「あっ、ぐっ、んんっ、ひあっ、んはあぁっ♡ マスターのおちんぽ激しいっ♡ このままじゃお尻の穴がガバガバになっちゃいますぅっ♡」

「それならチンポをずっと挿れてなきゃいけないなっ……!」

「んあっ、あぁっ、はいっ……そうなったら責任取って、マスターの大きなおちんぽで栓をしてくださいねっ♡♡」


 立香と沖田は浜辺の暑さにも負けない白熱のアナルセックスを繰り広げていた。

 もはや周囲のカップルなど目に入らない。二人とも情事に没頭し、相手のことで頭がいっぱいだったのだ。

 立香は無我夢中になって腰を振る。肉と肉が擦れ合う音が、妙にはっきりと耳に届いた。


「あぐっ、んんっ、ひあぁっ、あぁんっ♡ おおっ、おちんぽ良いっ、気持ちいいですぅっ♡ んはぁっ、マスターっ、もうらめれすぅっ♡ アナル気持ちよすぎてイッちゃいそうれすぅっ♡♡」

「くぅっ……俺もそろそろイキそうだっ! 一緒にイこうっ……!」


 二人とも限界が近づき、この燃えるような交わりも終盤戦へと突入した。

 立香は残る体力を振り絞って必死に腰を振り、それを受け止める沖田はアナルを締め付け射精をサポートする。

 二人は高め合うように互いの性感帯を刺激しあい、絶頂の階段を駆け上がる。


「んぐっ、あぁあっ、イクっ、イッちゃいましゅうぅっ♡ んあぁっ、お尻の穴でイクううぅぅっ♡♡」

「おぉっ、締まりがキツくてもう限界だっ……!」


 最後の瞬間はすぐにやってきた。

 彼女のアナルを制圧するために煮えたぎるザーメンが尿道を駆け抜けて、今にも爆発しそうになっていた。

 立香はトドメとばかりに腰を振り、熱い衝動をアナルの一番奥で炸裂させた。


「沖田さんっ、射精すよっ……!!」

「んあっ、うあぁっ、イクイクイキますぅっ♡ イクイクイッちゃうううぅぅっ♡♡」


 沖田のアクメと同時に腸内へ熱々の精子が流れ込む。

 濃厚な子種汁を大量に浴びて、沖田は恍惚とした表情を浮かべていた。


「おおっ、すごい締まりだっ! 搾り取られるっ……!!」

「あうっ、んあぁっ、はひぃっ……お尻の穴にザーメンがぁっ……はひぃっ、アナル熱いぃっ、火傷しちゃいましゅうぅっ……♡♡」


 腸内がパンパンになるほど多くの精液を中出しされて、沖田は幸せそうだ。

 立香は立香で、精子を一滴残らず搾り取ろうとしてくる強烈な締まりに酔いしれていた。


「はぁ、んはぁっ……マスター、私とのセックスはどうでしたか……?」

「うん……沖田さんとのエッチはとっても気持ちよかったよ」

「そうですか……マスターが喜んでくれたのなら、私としても喜ばしいです……♡」


 立香の胸に抱かれながら、沖田は満足そうに脱力した。

 彼女のおかげで良い気分転換になった。

 荒い息を吐きながら沖田に感謝する立香なのだった。

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