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 それはある冬の寒い日。

 立香とえっちゃんこと謎のヒロインXオルタとこたつで寛いでいた時のことだ。


「えっちゃん、今日も和菓子を食べてるね」

「はい、和菓子は私の正義(ジャスティス)ですので」


 こたつの上には色とりどりの和菓子が並べられていた。

 普通冬にこたつと言えばみかんだが、彼女には関係ないらしい。


「昨日も和菓子をたくさん食べてたけど大丈夫?」

「はい、大丈夫です。摂取した糖分は全て魔力に変換されますので」

「へぇ、それは便利だね」


 サーヴァントは基本的に体型が変わらない。

 元々が霊体なのだから当たり前だ。けれども和菓子をバカみたいに食べている姿を見ると、何も食べてないのに自分も胸焼けしてしまいそうだ。

 立香の心配そうな視線が気になったのだろう。

 えっちゃんはムッとした表情で不満そうに言う。


「私はサーヴァントですので、甘いものを大量に食べても太りませんよ」

「そっ、それは知ってるよ。ただ、よくそんなにたくさん食べられるなぁって関心していただけで……」

「それって私のこと馬鹿にしてませんか? 私が食べてばかりで働かないサーヴァントだからって……」

「そんなこと言ってないよ……」


 自覚はあったんだ……。

 えっちゃんはここしばらく任務に参加したことがなく、ずっとカルデアで待機していたのであった。


「ほら、えっちゃんはうちの最終兵器だから、カルデアに待機してほしいんだよ」

「物は言いようですね。扱いづらいサーヴァントだから放置しているだけでは? 私はどうせ役立たずのサーヴァントですよ……」


 えっちゃんは完全に不貞腐れてしまったのか、ぶつぶつと文句を言いながら和菓子を貪っている。

 別に彼女は役立たずではないのだが、最近出撃させていないのは事実なので説得は難しい。

 えっちゃんをどう慰めようか悩む立香。こうなってしまっては、どう言い繕っても誤解を生みかねない。

 どうしたものかと立香が困り果てていると……。


「……分かりました、分かりましたよ。戦闘で役に立たなければアッチの方で役に立てば良いんでしょう?」

「えっちゃん……?」


 えっちゃんの変化に立香が戸惑っていると、彼女はこたつに深く入る。

 果たして彼女は何をしようとしているのか。その答えはすぐに分かった。


「うぅっ……!」


 立香の股間に硬い感触が当たる。

 それはえっちゃんの足であった。

 彼女は立香の男根に足をグリグリ押し付け刺激を与えているようだった。


「えっちゃん、何を……?」

「マスターさんは多くの女性サーヴァントと関係を持ってるようですからね。戦闘で役に立てないのであれば、文字通り一肌脱いでマスターさんに奉仕するしかないでしょう」


 えっちゃんは何やら覚悟が決まってるのか、自ら進んで性奉仕をしようとしていた。

 別にカルデアの女性サーヴァント全てがマスターとエッチしなければならないという義務はないが、彼女がやるというのであれば止める理由はない。


「本当に? 本当にそんなことしてくれるの? 無理してない?」

「無理なんかしてませんよ。私にだってマスターさんを気持ちよくさせることはできます」


 何やら意固地になっているような気もしなくはない。

 とはいえ無理を言って止めさせるのは野暮というものだ。

 せっかくの機会なので、立香はえっちゃんの足コキを堪能することに。


「どうですか、私の扱きは?」

「えっ、悪くないよ。うん、気持ちいい」


 彼女の足コキは決して上手くはない。

 こたつの対面で足を伸ばしてやっているので、体勢的に難しいということもある。

 だが流石にズボン越しに足をグリグリ押し付けているだけでは刺激が弱いというものだ。

 立香の反応の弱さが気になったのだろう。えっちゃんは訝しげな表情で立香を見る。


「もしかして、マスターさんそんなに感じていませんね?」

「えっ、そんなことないよ……?」

「ごまかそうとしてもバレバレです。気持ちよくないなら、そうとハッキリ言ってください。仕方ないマスターさんですね。こうなったら強硬手段です」


 そう言って何をするかと思えば、彼女はこたつに潜ったのだ。

 そして立香に近づくと、ズボンのチャックを下ろし性器を露出させる。


「えっちゃん……?」

「足コキじゃ満足できなくなったマスターさんには、もっと刺激の強い快感をプレゼントしてあげます……あむっ♡」


 その瞬間、こたつの中の愚息に衝撃が走る。

 えっちゃんが男根を咥えたのだ。陰茎に温かい感触が伝わり、心地よい快感が全身に伝播する。

 足コキでは不満げだった愚息もあっという間に活力を漲らせ、ギンギンにそそり勃っていた。


「もがっ、もごっ……咥えた途端元気になるなんて現金なおちんぽですね。私のお口は気持ちいいですか?」

「あぁっ、えっちゃんの口内、温かくて気持ちいいよっ……!」

「どうやら今度は嘘ではないようですね。それなら私のお口でイカせてあげますね♡」


 そんなこんなで、えっちゃんによるフェラチオが始まった。

 彼女の姿はこたつに隠れているため見えない。しかしそれが想像を掻き立て興奮を煽るのだ。こたつの中では、えっちゃんがどんなエロ顔を晒してチンポをしゃぶっているのだろう。その妄想だけで軽くイッてしまいそうだった。


「じゅぶっ、んぐっ、ずちゅうっ♡ マスターさんのおちんぽ大きいです♡ こんな凶悪チンポで日々女性サーヴァントたちを落としてるんですね……犯罪的です」

「くぅっ……えっちゃんのフェラいい感じだよっ……!」


 えっちゃんの口淫は辿々しいものの、それが逆に初々しくて気持ちいい。頑張ってフェラをしている感じが伝わってきて、実際の快感以上に感じてしまうのだ。


「じゅずっ、じゅちゅうっ、んぷっ♡ じゅぷうっ、んくっ、じゅるるっ、んぐうぅっ♡♡」

「おおっ、すごいっ……!」

「先輩、おひとりですか?」

「マシュっ……!?」


 えっちゃんの口淫を堪能していたその時だ。

 部屋にマシュが入ってきた。その間もえっちゃんはフェラを続けてるので、立香は一歩も動けない。


「先輩、何をしてるんですか?」

「ナニって、こたつで寛いでるだけだよ」

「そうですか……このたくさんの和菓子は、先輩がおひとりで食べてたんですか?」

「そうだよ。お腹が空いちゃってね」


 適当な言葉でこの場をやりすごそうとする立香。

 マシュは立香の言葉に若干疑問を抱いてそうだが、追求はしてこなかった。


「じゅずっ、じゅぶぶっ、んぐっ、じゅぷうっ♡ れろっ、んぷっ、ぐっぽ、ぐぷぅっ♡♡」

「くぅっ……!」

「先輩どうしました? お身体の具合が悪いのでしょうか?」

「いっ、いやっ……大丈夫だよ?」


 こたつの中でえっちゃんがフェラをしているのがバレないように、立香は額に脂汗を浮かべながら平静を保つ。

 別にバレたからといって彼女に軽蔑されるわけではないだろうが、なんとなく隠れてエッチしている背徳感を味わいたかったのかもしれない。


「先輩が大丈夫そうなら一安心です。私はこれで失礼しますね」

「あぁ、マシュまたね」


 どうにかこうにかマシュをやり過ごし、立香は改めて股間に意識を集中させる。

 立香がマシュの相手をしている最中も、えっちゃんの口淫は続いていた。


「えっちゃん、もう少しでバレるとこだったよ」

「じゅるっ、じゅぷっ……そんなこと私の知ったことじゃないです。じゅくっ、んくぅっ……私とエッチしているのがバレて気まずくなれば良いんですよ……じゅぷぷっ♡♡」


 えっちゃんは悪態をつきつつも楽しそうにフェラをしていた。なんやかんや彼女も興奮しているようだ。

 彼女の熱心なフェラによって、段々と射精感がこみ上げてきた。


「えっちゃんっ……そろそろイキそうだっ……!」

「じゅるっ、んじゅうっ、ちゅぶっ、んぷぅっ……どうぞ、勝手にイッてください。んちゅっ、ちゅるるっ。ずずずっ、んぐぅっ……一滴残らず私が搾り取って見せますから♡」


 立香の射精が近いことを感じ取ったえっちゃんは、更に勢いを増して男根を啜る。

 そんなに激しくしゃぶられたら我慢なんてできるはずがない。

 射精の欲求に駆られた立香は、射精の瞬間反射的にえっちゃんの頭を掴んで喉奥で吐精した。


「えっちゃんっ、射精すよっ……!」

「んぐっ、んんっ、ぐぶっ、んぶうううぅぅっ♡♡」


 えっちゃんの口内に熱々の濃厚ザーメンが迸る。

 怒涛の如く流れ込んでくる白濁液を、彼女は喉を鳴らして嚥下していく。


「じゅずっ、んんっ、ずずずっ、んぐうぅっ……♡♡」

「おぉっ、すごいバキュームだっ……!」


 えっちゃんは宣言通り、凄まじい吸引力で一滴残らず精液を飲み込んでいく。

 そして射精が終わると、えっちゃんはこたつからのっそりと這い出てきた。


「マスターさんってば、毎日のようにサーヴァントとエッチしておいて、よくこれだけの精液を溜めておけますね。もうお腹いっぱいです……」

「えっちゃんのフェラチオ、とっても気持ちよかったよ」

「私の手にかかればこれくらい余裕です。それよりも……」


 えっちゃんは萎える気配のない男根を見下ろす。

 一発抜いたばかりだというのに、愚息はさらなるプレイを求めているようだった。


「まだ大きいままですね。まだしたいんですか?」

「ごめん……」

「まぁいいです。その……私も本番したい気分ですので♡」

「えっちゃん……」


 えっちゃんは下着を脱ぐと、背面座位の体勢で立香の上に乗った。


「今度は私も気持ちよくしてください♡」

「分かったよ」


 前戯の次は本番セックスの時間だ。

 濡れた肉壷に男根を挿入し、肉と肉を擦りつけ合う交尾の始まりだ。


「んあっ、ふあぁっ、マスターさんのおちんぽが来ましたあぁっ♡♡」


 一見エッチに興味がなさそうなえっちゃんだが、女性サーヴァントである以上マスターとのセックスで感じてしまうのは運命のようなものだ。

 立香の胸の中で、えっちゃんは快感で打ち震えていた。


「えっちゃん、俺のチンポ気持ちいい?」

「あくっ、んんっ、んああぁぁっ♡ 見て分からないんですかっ……おちんぽを挿れただけで身体中が悦んじゃってますぅっ♡ んんっ、んあぁっ、ふわあぁっ♡♡」


 立香の巨根を膣奥に受け止めて、えっちゃんは嬉しそうに頬を緩めていた。

 精飲したことで、彼女の肉体はセックスモードに切り替わっている。

 今の彼女は、マスターのペニスでよがり狂う性奴隷と化してしまったのだ。


「えっちゃん、本気でいくからね」

「そっ、そんなの当然です……ふあっ、あぐっ、んんっ、あぁんっ♡♡」


 えっちゃんの肉体を後ろから抱きしめながら、立香は渾身の力で下から突き上げる。

 自分のピストンで彼女が感じている。それを背中越しに感じるからこそ熱心に突けるのだ。

 えっちゃんにもっと感じて欲しい。えっちゃんと快楽を分かち合いたい。立香はその一心でピストンを続けた。


「あっ、くっ、んんっ、ああぁっ、んはぁっ、んあぁんっ♡ マスターさんのおちんぽがおまんこの一番奥まで届いてますぅっ♡ あがっ、ふあぁっ、子宮口をズンズン突き上げて感じちゃいますぅっ♡♡」

「おぉっ……えっちゃんの膣内、痛いくらいにチンポを締め付けて気持ちいいぞっ……!」


 彼女の蜜壺はただ黙って突かれるだけではない。自ら積極的に膣内を締め付け男根を扱いてくるのだ。思わず唸ってしまう極上の締まりのおかげでピストンが止まらない。立香は脳を揺さぶるような刺激的な快感を楽しみながら腰を振った。


「んっ、あぁっ、ひあっ、あくうぅっ♡ マスターさんのおちんぽすごいっ、すごいですぅっ♡ おまんこの気持ちいいところを抉ってきますぅっ♡」

「ここかっ、ここが気持ちいいのかっ……!」

「んあぁっ、ダメえぇっ♡ そんなに擦っちゃイッちゃいますぅっ♡ イクっ、イクイクイクううぅぅっ♡♡」


 立香の猛攻を耐えられなくなったえっちゃんは、声を張り上げ絶頂した。

 よほど凄まじいアクメだったのだろう。彼女は四肢をビクビクと痙攣させ、派手に潮を撒き散らしていた。


「んあっ、ひゃあっ、んはぁっ……すごいイッちゃいましたぁ♡♡」

「こたつが潮でビショビショになっちゃったぞ、どうするんだ」

「そんなこと知りまへんよぉ……♡」


 呂律が回らないほどアクメの余韻に浸っているえっちゃん。

 だが立香はまだイッてない。自分も最高の絶頂を味わうためにピストンを続行する。


「ひゃあっ、んんっ、あがっ、んひゃあっ♡ マスターひゃんっ、まだイッてる最中れすからおまんこ突いちゃらめれすぅっ♡♡」

「俺もイキたいんだ。最後まで付き合ってくれるよね?」


 絶頂の影響で更に締まりがよくなった肉壷を、立香はフィニッシュに向けてガンガン攻め立てる。

 とはいえ立香もあまり余裕はなかった。えっちゃんの膣内は目眩がするほど刺激的である、長期戦ができるほど耐えられそうになかったのだ。


「ああぁっ、んあぁっ、ひゃあっ、んはあぁっ♡ マスターさんっ、わたっ、私またイッちゃいそうれすうぅっ♡♡」

「俺もイキそうだっ! 最後は一緒にイこうっ……!」


 立香はえっちゃんとともに絶頂の快楽を共有するために、目にも留まらぬ高速ピストンで射精へと向かう。

 その瞬間はすぐにやってきた。灼熱の如きザーメンは尿道を一気に駆け上がり、えっちゃんの発情マンコに襲いかかる。


「えっちゃん、射精すよっ……!」

「んあっ、あぁあっ、んあぁんっ♡ おおっ、おまんこイクうぅっ♡ イクイクイッちゃううぅぅっ♡♡」


 至上の快楽の末に二人は同時に絶頂。

 えっちゃんのイキまんこに熱々の精液が流れ込む。中出しザーメンの威力がすごかったのか、えっちゃんは恍惚としたトロ顔を浮かべながらアクメに酔っていた。


「あうっ、んひゃあっ、膣内におちんぽザーメンどくどく出てましゅうぅっ♡ はひっ、あへっ、はへえぇっ……♡♡」

「おおっ、中出し気持ちいいっ……!」


 えっちゃんはアクメの余韻に身を委ねているのか、ぐったりと立香に寄り掛かる。

 立香は心地よい事後の余韻に浸っていた。


「えっちゃんとのセックス最高だったよ」

「んぐっ、んんっ、ひゃいぃ……そんらの当たり前れすよぉっ……♡♡」


 えっちゃんは幸せそうに立香に抱かれていた。

 任務にはあまり出向かないえっちゃんだが、彼女も立派なカルデアの仲間である。

 彼女の存在のありがたみを実感する立香なのだった。

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