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「え……俺とセックスしたい」


 ある日マイルームにやってきた虞美人が立香に信じられないことを言った。

 そのあまりにもありえない発言に、立香は目を白黒させて聞き返す。


「先輩が俺とセックスを……?」

「何度も言うなバカっ……私だって言ってて死ぬほど恥ずかしいんだからっ!」


 虞美人の顔が羞恥心で真っ赤に染まっている。恥ずかしいのは本当なのだろう。

 プライドが高く項羽という愛する相手がいる彼女が、自分に性交を頼んでくる。

 何やらただならぬ事情があるのだろう。その辺を察した立香は、慎重に事の経緯を聞くことにした。


「それでどうして俺とセックスを……? だって先輩には項羽が……」

「それは分かってるわ。私には項羽様が居るもの。こんな事情でもなければお前なんかに頼まないわよ」

「それは一体……」


 やはり彼女には並々ならぬ理由があるようだ。立香が緊迫した空気で聞くと、虞美人は顔を赤らめながら気恥ずかしそうに答える。


「項羽様と夜の営みをしたいのだけれど、項羽様のアレって絶対大きいわよね。私のアソコで受け入れられるかしら……」

「はい……?」


 虞美人の発言に立香の表情が固まる。せっかく真剣だったのに、笑えばいいのか反応に困ることを言われてしまったからだ。

 この真面目なのかそうでないのか微妙な空気で何を言えばいいのか。立香は言葉を探りながら話を続ける。


「そりゃあ項羽のアレは大きいだろうけど……そこでどうして俺に白羽の矢が?」

「だっていきなり項羽様と事に及んで失態は見せられないじゃない。だからお前で予行演習をしようってこと。なーに、私とするの嫌なの?」

「嫌じゃないけど……項羽が居るのに俺とするのは浮気になるんじゃないかなーって」

「余計な気遣いは無用よ」


 虞美人と項羽の関係を心配する立香に、虞美人は不機嫌そうに否定する。


「お前とのセックスなんてノーカンよ。マスターとサーヴァントの魔力供給ということなら浮気にならないわ」

「そういうことなら良いけど……」


 虞美人がそう言うなら立香がとやかく言うこともないだろう。


「それで、ヤルの? ヤラないの?」

「……分かった。先輩、俺としよう」


 彼女にここまで言われて断るのは男ではない。

 ならば彼女のマスターとして最大限エスコートするまでだ。


「それで、何からする? いきなり本番いく?」

「そうね……まずはお前の粗末なモノを口淫してあげるわ」


 そんなこんなで二人は背徳的な情事へと突入した。

 立香はズボンを脱いで逸物を露出させる。男根は半勃起状態で、申し訳無さそうに虞美人へ頭を垂れている。


「なんだ、勃起してないじゃない。早くおっ勃てなさいよ」

「そんなこと言われても……。手で扱いてくれれば勃つと思うけど」

「面倒くさいチンポね……」


 虞美人は嫌そうに陰茎を握るとシコシコ扱く。

 項羽に悪いとは思いつつも男根は正直だ。美女の柔らかな御手で擦られて、愚息はあっという間に元気になる。


「これで良いわね。この私が下等な人間のチンポをしゃぶってあげるんだから、感謝しないさいよね」


 彼女はなぜか怒気を見せつつ剛直に舌を這わせる。虞美人ほどの美女が自分の逸物を舐めている。その事実だけで感極まってしまい、通常の快感以上に感じてしまう。立香はゾクゾクする快感を抱きながら亀頭で這い回る舌の感触に身を委ねていた。


「んちゅっ、れろっ、んんっ、ちゅぷっ……どう、私のフェラは気持ちいいかしら?」

「あぁっ、先輩のフェラ気持ちいいよっ……!」

「じゅぶっ、ちゅぷっ、この私がしてあげてるんだから、気持ちいいのは当たり前じゃない。身に余る幸福を噛み締めながら味わいなさいよねっ……れろっ、ぬちゅっ、ぬぱあぁ……」


 渋々といった調子でも、一度やり始めたら手は抜かないようだ。虞美人は竿全体に唾液をコーティングするように丁寧に男根を愛撫していく。

 彼女は項羽に失態を見せたくなくて立香を練習代わりにしたが、この腕前なら何も心配する必要はないのではないか。そう思えるくらいの技量であった。


「じゅるっ、んじゅうっ、じゅぶっ……後輩ってば、無様なくらい情けない顔してるわね。これくらいで骨抜きになるなんてだらしない。本番はこれからなんだから……あむっ」


 続いて彼女は亀頭を咥え本格的なフェラチオに移行した。

 虞美人は喉奥まで陰茎を挿入すると、顔を前後に動かし男根全体を刺激する。口内に唾液を溜めて水音を立てながら啜られると、全身が得も言われぬ快感で包まれるのだ。立香は腰をガクガクと震わせながら虞美人の口淫の威力に感動していた。


「じゅぶっ、んじゅうっ、んぐっ、じゅぶうぅっ……! 項羽様の逸物に比べれば、後輩のチンポは小さくて大したことないわね」

「うぐっ、そりゃあ項羽と比べればね」


 項羽のペニスは馬並みどころの大きさではないだろうし、それと比べられたらどうしようもない。

 とはいえ彼女もなんやかんや情事にノッているのか、積極的に竿をしゃぶり男根に刺激を与えていた。


「じゅるっ、んぐじゅっ、ちゅぷっ、んじゅうっ! どう、そろそろイキそうなんじゃない?」

「あぁ、もうイキそうだっ……!」

「じゅぶっ、じゅくっ、じゅるるっ……ふんっ、この程度でイキそうなんて情けない早漏ね。このまま無様にイッちゃえばいいんだわ。ぶじゅっ、んぐじゅっ、れろっ、ぬぐっ、ぬぱあぁ……」


 立香の射精を察知して、虞美人のフェラが加速する。

 口を窄め口内の空気をなくし、強烈なバキュームフェラで愚息を攻め立てるのだ。これほど圧倒的な攻めをされたら我慢なんてできるはずがない。虞美人の熱心なフェラによって、立香の射精感が急上昇する。


「じゅぐっ、ぶじゅじゅっ、じゅっぽ、ぐっぽ、ぬぽぉっ、じゅじゅっ、んぐじゅうぅっ!!」

「くぅっ、射精るっ……!」

「んぐっ、んぐぶっ、ぐぶじゅううぅぅっ……!!」


 射精の瞬間思わず立香は虞美人の頭を掴み、彼女の喉奥に大量の精液を解き放った。

 口内に流れ込んでくる怒涛のザーメンを、虞美人は苦悶の表情で飲み込んだ。メチャクチャ嫌そうな顔だが、口を男根で塞がれているので仕方ない。彼女は瞳に涙を浮かべながら喉を鳴らして必死に精子を嚥下していく。


「んんっ、んぐっ、んぶぅっ……ぷはぁっ! 頭を押さえつけないでよ、お前の汚いザーメンを全部飲んじゃったじゃない!? あーもう口の中が苦くて気持ち悪いっ……」

「ごめん、つい……でも俺のザーメンくらい飲めないと、項羽の精液飲めないんじゃない? あの体格なら量も濃さも俺とは段違いだろうし……」

「……それもそうね。お前程度の下等ザーメンを飲み干せないと、項羽様の愛は受け止められないわよね」


 想定外の精飲に怒っていたのに、立香の言葉で手のひらを返してしまうとは扱いづらいのかしやすいのかどっちなのか。

 それはともかく、虞美人のフェラチオはどこに出しても恥ずかしくない完璧なフェラチオであった。これなら項羽も喜んでくれるだろう。


「先輩のフェラチオ良かったよ。これで項羽も先輩のことが更に好きになると思うよ」

「そんなこと当たり前じゃない。ほら、次行くわよ次っ!」


 フェラチオが上手くイッたことで自信を持ったのか、虞美人はノリノリで次のプレイを促してくる。

 虞美人はベッドの上に四つん這いになると、自ら魅惑の尻を見せつけてくる。


「先輩はバックからされるのが好きなんですか?」

「好きってわけじゃないけど、項羽様って四足でしょう? だからこの体勢が一番いいのよ」

「なるほど……」


 項羽にバックからガン突きされている虞美人を想像してしまい、笑えば良いのか興奮すれば良いのか困る。おそらくスルーするのが最適解であろう。


「ほら、黙ってないで男ならアソコをイジって濡らしなさいよ」

「はいはい」


 虞美人の女性器はまだ濡れておらず、このままでは男根を挿入できない。本番にいくためにも性感帯を愛撫し準備しなくてはならない。

 虞美人に言われて立香は肉壷に指を挿れる。まずは膣口付近の浅いところを刺激し彼女の反応を見る。


「んっ、んんっ、んふぅっ……後輩は手マンも下手なのね。そんなんじゃあ、いくらやっても感じないわよ」

「さっき喘いでたほうな気がするけど……まぁいいか」


 立香は虞美人を満足させるため熱心に蜜壺をイジる。Gスポットを攻めながらクリトリスをイジりメスの本能を呼び覚ます。立香の丁寧な愛撫によって、膣内から段々と愛液が染み出してきた。


「あっ、んっ、んあっ、んんっ、んふぅっ……♡ 後輩のくせに中々やるじゃない」

「お褒めに預かり恐悦至極……っと、先輩のアソコ濡れてきましたね」


 これならペニスを挿入するのに申し分ないだろうか。

 立香は絶世の美女の肉壷に挿れるとあってはち切れんばかりに勃起した陰茎を構える。


「それじゃあ先輩、挿れるね」

「うん、優しくしなさいよ……」

「大丈夫、分かってるよ」


 不安そうな虞美人に言葉をかけ、立香は濡れそぼった膣口に亀頭を密着させる。

 そして腰に力を入れてゆっくりと膣内に男根を埋め込んでいく。


「んぐっ、んんっ、あぁっ、んあぁっ……♡」

「くぅっ、すごい締まりだっ……!」


 虞美人の膣内は侵入者を拒むように怒張を締め付け体外へと押し出そうとしている。立香は負けじと腰を突き上げ膣奥へと愚息を捩じ込んでいく。愛撫をしたことで膣内は十分濡れているので、なんとか男根を挿入することができた。


「はぁ、んはぁ……先輩、苦しくはありませんか?」

「んんっ、んあぁ……これくらい平気よ。お前の粗チンを入れられないようで、項羽様の逞しい逸物は受け入れられないわ」

「ごもっともです……」


 立香は決して粗チンではないが、項羽と比べられたらどんな人間も粗チンになってしまうので何も言い返せない。

 虞美人の言葉に男の尊厳を傷つけられるが、どうにか気を取り直して彼女の性器に集中する。挿入しているだけで極上の快感が全身に走り、早く動かせと愚息が催促してくるのだ。


「先輩、動くよ……」

「良いわよ。下手だったら承知しないからね」


 虞美人から脅迫を受けつつ立香はピストン運動を開始した。

 膣内の強烈な締め付けに屈することなく膣壁を抉るように擦りつけ、男根の存在感を肉壷に残していく。項羽よりは小さいが立香のペニスだって負けていない。彼女にマスターの実力をワカラせるために全力のピストンで膣内を突きまくった。


「先輩っ、俺のピストンはどうですかっ……?」

「あっ、んっ、くぅっ、んあぁっ……♡ 後輩の粗チンなんかで私が感じるはずないじゃないっ……!」

「その割りに喘ぎ声が出てるよっ」

「んあっ、こっ、これはっ……お前が下手すぎて呆れているのよっ……あぐっ、んんっ、あぁんっ♡♡」


 感じていないと言いつつ、彼女の嬌声には明らかに色気が滲んでいた。なんだかんだ立香のピストンで感じているのだろう。マスターとの交尾で気持ちよくなってしまうのは不服なのか、必死に唇を噛み快感に耐えている。

 そんな彼女の痴態を見たいがために、立香は全力のピストンで膣奥を攻め立てる。マスターの子宮口攻めによって、虞美人の表情が次第に快感で蕩けていった。


「あぐっ、んんっ、んあっ、はあぁんっ♡ うぐっ、後輩のチンポなんて大したことないわねっ。んあぁっ、そんなに奥を突いたって無駄よっ♡ 私は項羽様のモノでないとイカないんだからっ」

「そんなこと言って、気持ちよさそうにおまんこ締め付けてくるじゃないかっ……!」

「そっ、それは私のせいじゃないわよっ! おっ、おまんこが勝手にっ……んあっ、あくっ、んんっ、あぁんっ♡♡」


 立香の渾身のピストンで、虞美人の余裕も無くなってきたようだ。セックスの快楽に染まったトロ顔を晒しながら歓喜の嬌声を上げていた。

 立香も彼女の絶品マンコの虜となり、我を忘れて一心不乱に腰を振っていた。


「あぐっ、んんっ、おおっ、んああぁっ♡ いぎっ、んくぅっ、人間チンポの癖にぃっ……♡♡」

「先輩っ、どうしたんですかっ……もしかしてイキそうなんですか?」

「んひゃあっ……私が後輩の粗チンなんかでイクわけないじゃないっ! んぐっ、あぁっ、ふあぁっ、あぁんっ♡♡」


 虞美人は強情なことを言ってるが、限界を迎えているのは一目瞭然だ。

 立香は彼女とともにイクべくラストスパートに入る。目にも留まらぬ高速ピストンで性感帯を穿ち、彼女を底無しの快楽へと突き落とすのだ。


「んあっ、あぁっ、ダメっ、それ以上突いたらぁっ♡ うぐっ、んあぁっ、キちゃうからあぁっ♡♡」

「先輩っ。俺もイキそうなんで、一緒にイキましょうっ!」

「んあっ、イヤっ。お前と一緒にイクなんてぇっ! ふあっ、んぐっ、おおっ、らめえぇっ♡♡」


 積もりに積もった快感は絶頂を呼び、二人を最高の快楽へと導いてくれる。

 時間を忘れてセックスに熱中した末、彼らはとうとうフィニッシュへと到達する。


「先輩っ、射精すよっ……!」

「あがっ、ダメっ、ダメダメらめえぇっ♡ 後輩チンポでおまんこイッちゃううぅぅっ♡♡」


 限界を超えた立香はたまらず彼女の膣内へ中出し射精をキメて、虞美人は全身をガクガクと痙攣させてアクメに至っていた。


「ふぅ……気持ちよかった」

「はぁ、んはぁ、後輩のチンポでイクなんて……って、なんで中出ししてるのよっ!?」

「え、だって先輩とのエッチは建前上魔力供給なんだから、中出ししないと意味ないよ」

「それはそうだけど……」


 理解はできるが納得はしていないという風な彼女に、立香は笑顔で言葉をかける。


「でもこれで項羽との情事はバッチリだね。項羽とうまくいくよう応援してるよ」

「!! ……別に後輩に応援されなくても、私と項羽様は完璧なんだからっ……!」


 多少不機嫌でも項羽の名前を出せば言いくるめられる。

 チョロいのかチョロくないのか微妙な虞美人なのだった。

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