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お世話になっております。


前回の一言後書きからかなり間が空き申し訳ありません。

連載も休止に入りましたね。再会を楽しみにしていただけると嬉しいです。


9月初旬まで執筆活動はお休みさせていただき、今週から作画に入っております。

8月は推し百合の同人誌を執筆して、末には北海道へ帰省し、9月初週はコミティアに参加、BOOTHで自宅から通販して…また遠征で北海道に行き…とかなり激動でした。昼職の有給も半分以上なくなり、エンジョイしまくりました。


動きが多かったのでPCR検査は必ず行い、警戒しつつも楽しい夏休みとなりました。

しかしながら、ずーっと推し百合のことは頭から離れなかったです!

悪い癖だとは思うんですが、大好きなもののことは四六時中考えてしまいますね。


さて、以下は一言後書きです。


【節度】

名前呼び直ししつつお色気っぽい回。

何気に目の前の女の子同士の交流にむやみにテンション上げるの直さなきゃ…と反省しています。

西園寺は百合作品だったらどんな倫理観のものでも作品によって違うことは受け入れられると思うんですが、自分がときめいている以上迂闊な行為をしたくない!となる。


【恋愛相談(公式供給)】

「節度」をうけて、見ず知らずの女の子同士の交流にテンションが上がるのと友人と恋人が仲が良いの嬉しい!可愛い!推し!!と応援したくなる気持ちはまた別だとご本尊から言ってもらう回。ただ、前者でも決して悪いわけじゃなくて、自分が当事者側になったからこそ、もっと慎重に、大切にしていきたい心情への変化によるものだと思います。

オタクの友人同士推しカプだね~!お互い幸せになろうね~!って言い合っててほしい。


【本人より友だちが怒るパターン】

紙袋、もっとえぐめに使う舞台装置のつもりだったんですけど、わりと過去編でピアスを開けるシーンが可愛く描けて満足したのであっさり回収になりました。女の子が好きな女の子にも女子の友人がいるし、告白されたからって付き合うわけじゃない。小糸のばらは最初からミスリードを入れて所謂フィクショナルな女性が好きな女の子の偏見を誘うような作りにしたので、ジュリが今まで見てい百合の明るい面と、彼女が経験した過去のメタ的な対比を作りたかったです。

でも実際にはのばら自身の問題で、気に入った子の世話を焼いて可愛がってしまう上に外見が可愛いに振ってるので、彼女に告白しようと思う子は「私って女の子が好きなんだ…小糸さんって女子と付き合ってた噂聞くし…もしかしたら…!」と自覚してくる超真剣な子ばっかり。故に断られると大失恋の末友達に相談…という流れです。

女子が大好きなのに女子の敵になる女、小糸のばら…


【人生に効く作品】

これも何度もネームを直した記憶があります。

個人的にアルファベットは、その人自身が主張するのは問題ないと思うんですが、相手の主張を飛び越えて勝手に○○だから××、と決めつけないでいたいです。

無意識に自分の知っている概念に落とし込もうとしてしまう現象は誰にでもあると思うんですが、それこそ決めつけや相手が嫌がる偏見に姿を変えてしまいそうだから、自分の目の前にいる大切な相手を理解したいと思った時は、相手の気持ちをそのままとらえたいです。

紀平さんは性別関係なく付き合いますが、元恋人の「礼奈」や「彼氏」とのことを、何にも知らない状態ですし、そういう概念のことを○○って言うんですよ~と言いがちですけど、私自身は紀平理愛のことを紀平理愛として描きたいと思っています。

もちろん自分自身の気持ちの名前を見つけることで整理がつくこともあるし安心できることもあるので否定したいわけではありません。

ただ言語化するときに必ず取りこぼしてしまうその人ならではの個性も大切だと思うので、名前の付いた概念だけではないものも漫画で表現したいです!もっと精進します。


【ド優秀煽り】

お勉強会。ジュリ、と自然に呼べるようになってきました。

学年一位の友達はこんな感じでしたけど、教えるのも上手かったです。


【百合を信じて】

ジュリちゃんのテンションが高い高い。グイグイアゲていきます。重度の百合好きであることを思い出してもらう回です。


【開幕フルスロットル】

お赤飯回で使った時間経過のヤツ、完全にウマの奴です。


【比喩・肯定・質問・現状確認】

結合男子というゲームが今度出るらしいですね。化学物質はメジャージャンル。必須科目。

高校時代よく勉強を楽しくする工夫を友達とやっていました。擬人化したりカップリングにしたり自分の好きなキャラに置き換えたり。そのためか未だに高校時代勉強したことはまだ結構憶えてます。


【諦めないでいてくれる】

自転車の回や賞に応募する回ののばらとの対比がいやらしい回ですね。大人からすればどっちも完全には間違ってないし、未熟な部分が多いです。相手の人生のどのタイミングにどんなことを声かけるかで変わりますよね。ただのばらとの過去があるので頼ってばっかりじゃだめだ…と殊勝に自習をしています。


【その後の影響】

邪念=百合ではありませんが!あううう!ってなるおもちがかなり気に入ってます。

また階段を上っているので関係の進展を、上からの光でこの先の希望を表現しています。


【編集の言葉は全て圧に聞こえる】

ほんとにそんなこと言われたことはないです。でも正直あり得そうな文言を書いてしまったので編集さんに気を遣わせてしまったかもしれません。


【〆切は永遠に】

明らかに仲良くなっている理愛ロミです。当初は理愛がセーフの年齢になったらロミ先生に色々教えてあげようと思ったけど彼女が出来たならいいか~という性に奔放な女性の予定だったので初登場時のロミ先生は警戒しています。

性別関係なく恋愛ができるキャラクター=性に奔放ってイメージもうええよな、と思ったのがきっかけです。番外編の同人誌でも性に積極的ですが恋人の礼奈を抱くときだけです。

ロミ先生の問題点があぶり出されて行きます。


【充足した作家に新作は書けない】

ハングリー精神を失くした作家とは言いますが過去掘り下げ回と期末テストがあった後は疲れてますって。しょうがない。6/30生まれは1巻のオマケで公表していました。まさかあのときは3巻の引きにするとは思っていませんでしたね。

ジュリちゃんは何をあげるのか楽しみです。


【ストレスで書く】

距離感バグってる幼馴染。心理的不協和がすごい。そんな解決法を実際に行うあたり、作家らしくずれてるロミ先生です。


【欲しいものは】

意外と好感触だったので良かったです。伊緒ちゃんとのばらの力関係が明らかに変わっていますね。人間は変わる…の台詞に引っ掛けています。

このままずっと一緒にいたいといった中学時代からジュリと過ごす将来が欲しいと言い出す今のロミ先生は似ているようで少し違って、でも別人になったわけじゃない、のばらが「それ私にも言わんかった??」とならないギリギリを言ったつもりです。


描きながらのばらはどう思うかな…とハラハラしてたんですけど、描いてたら自然に「いやそれ本人に言えや!!」って叫んでましたね。2巻からジュリちゃんのことは外野から応援というか冷やかしてたので完全に恋愛感情は上書き保存しています。


三巻までのあとがきが終わった~~~!!楽しかった~!

また連載が再開したらやります! 4巻出るタイミングで一言後書きをまとめた副読本同人誌出したいな~と思ってます!読切のエピソードとかにもコメントを加えて。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

Comments

中村成志

おつかれさまでしたー! 本編を読み返しながら、コメントを深く味わいました。 副読本が今から楽しみです!

さえずり

副読本! 毎回この後書き見てコミックス読み返すの楽しみにしてるので、副読本なんてものが出るなら大喜びで買います。 今回の同人誌も無事コミティアで買えました。 なんかもう読みたいものがぎゅうぎゅうに詰まってて至福でした。 更に後書きの情報量、あの文字列の破壊力が凄かった…… 本連載の再開も楽しみにしてますね。