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お世話になっております。


年始のご挨拶がないままで失礼しました。


近況報告としましては、今年の第二週から「同級生の推し作家に百合妄想がバレた結果」の作画作業を進めています。四苦八苦しながらではございますが頑張って進めて参りますので、今しばらくお待ち頂ければ幸いです。

カラー漫画やること多すぎてぐぎぎぎ


あと最近ファイアーエムブレム風花雪月を始めましたが、先が気になる怒涛の展開と魅力的なキャラクター・戦闘の面白さに普通にハマってしまい時間泥棒なのでちょっと控えようかと思います…

勉強不足でしたがファン活動が盛んに行われていて、ちょっとpixivで検索すれば同人誌のサンプルがめっちゃ出てくるので乗り遅れた、あのビックウェーブに…という心地です。百合カプだとメルレスとドロレスをみています。


さて、表題の件です。

原作の鴉ぴえろ先生が拙作「同級生の〜…」を見かけてフォローしてくださり、以降何度かリプライで話をする程度だったのですがこの度先生の著作「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のコミカライズが27日に発売になったのでいい機会と思い感想を書きました。


原作とコミカライズのリンクを張っておきますね。

原作一巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B083TR8VBH/ref=cm_sw_r_tw_dp_TFPSM17KX6A7KVFDJPPY?_encoding=UTF8&psc=1

コミカライズ:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08SWGL51Z/ref=kinw_myk_ro_title


ただ「いい機会」というのは「付き合いで」という意味ではなく、拙作の「同級生〜…」に出てくる「西園寺ジュリ」というキャラクターは作品に並々ならぬ気持ちを持って向き合う女の子なので、その気持ちを理解するため、という目的を見出したためです。

キャラクターは作者にとって子供も同然なので、子供が好きなことを自分でも体験してみたい親心です。そのため私自身がハマってズブズブのものではなく、一から知る作品がいいだろうなと思った…という、動機としては不純ですが、誠心誠意感想を述べさせていただきます。


まず「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のコミカライズの魅力を一言で伝えるなら、「構成/演出の工夫が素晴らしい、【コミカライズした意味】のある作品」であると思います。


今回読んだのはコミカライズと元になった原作一巻です。


個人的なおすすめの読み方はコミカライズ→原作です。


多くの場合コミカライズにするときに構成の問題で本文の情報全てを載せることはできないので、コミカライズでさらった後に原作を読むと展開はわかっていてキャラクターに親しみもあるのでより楽しめると思うからです。お得な気がする。


(私が今ハマっている「はめふら」もこの読み方でしたが、流石にもう原作全部読んじゃいましたね…九巻までコミカライズ化されるかな…)


このコミカライズの魅力は書き込みすぎないことで読みやすい(とても大事)、丁寧な作画もありますが、①「どんどん読ませる構成力」②「天才令嬢ユフィの掘り下げの巧さ」だと思います。


①については、冒頭、ここしかないでしょう!というキャッチーなシーンから始まっているのですが、このインパクトを越えてこのシーンに戻ってこないとただ回収するだけになってしまうところを、見開き大コマで出し惜しみしないことでとても意味のある乱入シーンと拉致シーンになっていて、疾走感がたまりませんでした!非の打ちどころのない1話だったと思います。素晴らしいです!


さらに2話は、魔法具の説明を主人公たちだけに全部説明させないため・またアニスの発明が役に立っていることを見せるために父親にポットを使用させたりして、展開で説明するのは意味のある改変だと思います。


こういう事柄をセリフで説明しすぎるとキャラが説明役を演じているっぽくなるので、分散させるのは大事だなあと学びました。すごい。

(魔法説明のシーンは話の中でも説明のシーンなのであれはあれ)


それよりこのシーンは原作ではアニスにユフィが魔力とはどんなものかたずね返すと「臨機応変に立ち回れるのは好きだよ。」とかいう見逃せない一言があるので原作読んでください。


②も構成の話っぽいですが、原作ではユフィの視点で婚約破棄のシーンが綴られるので彼女の「王子の婚約者として行っていた行動」のいじましさは表現されていませんがコミカライズでの追加要素として素晴らしいです。彼女の気立ての良さというか、聡明さがよくわかる名シーンだと思います。


アルガルドくんのユフィ断罪のシーンは彼女をわざわざ貴族の方を向かせて言い放ったのは本当にタチが悪くてヘイトがすごい溜まりますねなんだあいつ!なんだあいつ!(小学生の癇癪


男子組ユフィの取り巻きまで陥れることになるからマジで最悪ですねこの後どうケアされていくのか 私は許さんからなぐぎぎ


グランツお父様にも公認いただきましたしもうこのまま結婚でいいな?ヨシ!


あと作画については丁寧で読みやすいと前述しましたが、初登場シーンで中サイズの立ち絵っぽいものを描くところや魔法具での飛行のシーンはネギま!とかを思い出しました。あとユフィの魔法具使用するシーンの演出が90年代アニメっぽくて雰囲気がとても好みでした…!

(もちろんこの「っぽさ」は過去の名作で使用されている【意味がある演出】なので同じような効果があるというだけでオリジナル性がないという意味ではないです)


素人がベラベラと寸評するような感想を述べてしまっていまさら恥ずかしくなってきました。


原作については、文章を読むのが遅いので今のところコミカライズされているところまで読んで、魔法具による便利さから元に戻れない…というイリアの言葉はアニスと一緒にいると他には行けない…的なダブらせをしているんだろうなあ…、ユフィの実家挨拶のためのおめかしするシーンいいなあ…とニヤニヤしたりしました。

あのエピソードカットですか?やりますよね!?


終始魔法という「好きなもの」にロマンを感じ自分は才能に恵まれなくとも諦めずに憧れを持ち続け、努力し、情熱を向けるアニスのセリフ、とても胸にくるものがありました。好きなことに一生懸命の女の子はいいぞ。


ただ原作もコミカライズも双方男性ファン向けのアプローチを感じるせいか、アニスは表情にも行動にもすけべ心がある感じしますね。私の勘違いですかね。多分そうですね。


今回は「転生王女と天才令嬢の魔法革命」のコミカライズと原作を読んでの感想を書きました。


前回友人のSSの感想を書いた時はすでに友人と私の間で共有しているキャラクターイメージの下地があったので同人仲間としてのパッションで書いたのですが、今回は鴉さんのTwitterでの人となりを知ってから創作物を読むトリッキーな出会いをした作品だったのでどうなることかと不安でした。


普段魔法バリバリなファンタジー作品をあんまり見ないですし、私自身百合好きを公言していますがいわゆる「百合作品」を嗜まない亜種中の亜種です。百合作品じゃないものに百合を見出すカルマを背負っています。辛いね。


ただこのコミカライズは作品の入り口としても、原作をビジュアル化した時の構成力・切り口としても素晴らしく上手な見せ方をしているので、その点を伝えたくて書きました。


これを書いたことによって自分にも多くの学びがありましたし、ジュリちゃんのハマり方も少しは理解できるような気がしました。彼女ももしかしたら布教と称してブログとかで感想を発信しているかもしれませんね。


ひとさまの作品を読んで自分の糧とできる場があるので、二重にも三重にもためにもなり、勉強させていただきました。鴉ぴえろ先生、南高春告先生、ありがとうございました、これからも応援しています。



以上です。

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