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夜縛エクストラ❗️第5話!(^^)!



はじめに


夜縛エクストラ、第5話です。


今回話自体は長いですが、新キャラが登場し始めるにあたり、キャラの掘り下げやバトルのピックアップが必要であり、今回予告していました一部のキャラクターの活躍は次回に持ち越しとなりました。😌申し訳ございません。

かわりにイラスト数は今までより少し多いです。


また、時間がなく、文章後半の見直しが済んでおらず、後々改稿しますので、読みやすさを求める方は読むのを後日にしていただいた方がいいかもしれません。😢

なにせ担当編集がいたりもしない中。思い付きを書きなぐったような文章ですので。

また、イラストも一部文章と背景やキャラ表情が食い違っていたりもします。

そこは申し訳ございません‥




今回の目玉は新キャラクター、純粋お嬢様の「桐生堂沙利理(きりゅうどうさりり)、敵側はシェロのトラウマから生まれた由愛(偽由愛)と七罪ローリンヌが今回の話のメインとなっております。😌


新キャラとして、七罪では無いながら、日本の女子の中で類希なるバウトの実力と資金力を兼ね備えたお嬢様がカジノ部の部長として華麗に戦い、そして醜い無様をさらします。

日本側の劣勢による完全防戦となってしまった中、現在メインヒロインの由愛が無残に敗北し敵に捕らえられ、現在魔法による支配調教を受けようとしている事さえ主人公サイドの晴臣たちは知りません。それどころか、捕まった由愛に変わり、シェロエッタの「恐怖・トラウマ」から作り出された偽物の由愛、「トラウマ由愛」が、クオーツォ七罪の1人『《砕肉》のローリーンヌ』 と共に日本の本拠地、榊原学園に乗り込んでくるのです😧

さあ、防衛戦のはじまりだ!



(前回までの内容、ストーリー開始から由愛敗北捕獲までをお読みになりたい方は、エクストラストーリータグ等で検索して1〜4話までをお読みください。それらは過去アーカイブとして、特濃プラン以上でお読みいただけます)



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夜縛エクストラ

第5話






シェロ救出に向かい、逆に罠にかかり、果敢に挑むも圧倒的戦力左と一般人の人質に手が出せず、無残に敗北を喫したミューズマスク、春角由愛。

マスク剥ぎ処刑から魔法による物品化と人権剥奪献上品化の末、倒すべき敵、暴君クォーツォを逆に満足させてしまうという皮肉な完全敗北を遂げてしまった。


さらにシェロは救出できず、シェロのトラウマから誕生した偽物の春角由愛と、七罪のひとり砕肉のローリンヌがシェロをつれて逆に日本の榊原学園に潜入を図るという作戦を決行。


圧倒的不利に陥った晴臣たち日本ヴァンパイアの学園に、さらなる魔の手がせまるーーー








由愛が捕らえられ、クォーツォにトロフィーとして献上された、その夜






富士山山中

日本内・クォーツォ邸




七罪《未練》のエヌシーは、夜の暗さを割いて光る、複数の落雷を屋敷の廊下から眺めていた。




エヌシー「あの空を裂く扉のような空間…そしてこの集中した赤い落雷…

く、忌々しいわ。

″あいつ″が来るのね…こっちの世界に。


あの…怪物が」




エヌシーは不満げに呟く。



これから、自分は捕らえたばかりの春角由愛の調教を担当する。

…はずだった。

しかし、急遽もう1人、調教に参加する事になった。


正直、不満だ。

あの子生意気な小娘を調教で分からせ、従順な敗北豚に変える役目は、是非自分1人で行いたかった。



しかし、クオーツォ様の案により、もう1人″協力者″が、つく事になった。


その者は女だが、

この世界の女ではない。


そう、″魔界″からの使者であるのだ。




魔界…

それはこの世界とは別の世界といっていい。

そこには魔族が住み、魔法という概念はその世界の力だとされている。

この世界では″地獄″と比喩される場所に近い、殺伐とした世界と言われている。

勿論、自分も直接訪れた事はない。


私にも魔法で触手や魔物を生み出すなど、魔界由来のちからをヴァンパイアの主より与えられているが、本当の魔族はその力のオリジナルといえるものを使う。


魔族とは、魔法を行使する他種族が入り混じる、混沌とした存在で、ヴァンパイアと深い関係が存在する。


ヴァンパイアとは、魔界発祥のある力がこの世界にやってきて、人間と結びつく事により誕生した種族だという。

つまり人間と魔族の異種ハーフとして生まれたような、得意な種族なのだ。



そして、これからやってくるやつは、純粋な魔界人。


しかも、気に食わない若い女の外見をしている…!






唇を噛むエヌシー。

そこに足音が近づいてくる。



クォーツォ「麗しのエヌシー、新たなボクのコレクション、″ハルカドユア″の準備はデキテイルかナ?」



エヌシーは一礼してから口を開く。


「はい。すでに謁見の間に移動してございます。

トロフィーとしての身体変化魔法は解除し、今はシンプルな剥製化のみを施してございます。

あの…

恐れながら我が主様…。春角由愛の調教など私ひとりで十分かと。

わざわざ扱いにくい″あちら″の者を呼ばずとも。」



クォーツォ「ウウン、でも、コレは″取り引き″ダカラねえ。

ボクがあのムスメを気に入ったように、彼女もまた、珍しいタイプとして作成されたゾンビサキュバスである春角由愛クンに興味を持ったノサ。


…ショクジ、としてネ。


それニネ、日本への強襲が容易ダッタのモ、彼女の力添えあってのモノだよ?

魔族の持つ魔術″ゲート″のチカラの、ネ。」



エヌシー「ヴァンパイアも力の源は魔族由来だと伺いました。ならばゲートのちからもその気になればお使いになられるはずと思いますが。

あのような連中に協力者という関係性を持つ方が寧ろ不安要素を生むと考えます。」


クォーツォ「ぼくらヴァンパイアはネ、

魔族が欲望のままに世界超えてこの世界の人間と深く関わり過ぎた結果、生まれたイレギュラーな種族ナノサ。

確かにどちらの種族の良いものも持ち合わせた存在。

ダガ、そのカワリ魔界の魔法に対し全てに対応できるわけではない体質をしているんダ。

僕らは不死だが、イロイロ制約が多いカラネ。

そのひとつとして、ヴァンパイアは時間を巻き戻す事デ不死を保つ。

故に、ゲートの対価デアル「寿命」は、僕らには大きすぎるノサ。

寿命を失っても時間自体は戻せるが、最大寿命は減ってゆく。いずれ全ての寿命を使い果たしてしまえば…」




魔族は、平均寿命6000年なのに対し、ヴァンパイアは歳を取らないが人間と本来の寿命は変わらない。ゲートをはじめとする超魔術で対価として寿命を消費するわけにはいかないのである。



エヌシーは心の中で繰り返し悪態をつく。



(何が魔族よ…仮にこの世界の私以外の女全てを下僕にして貶め、私の目的通り全てに″マウント″を勝ち取ったたとして…


魔界という別の世界にも女がいて…しかも怪物のくせに外見は人間的に見ても大概美しいとか。

くそ、ふざけてる。


しかも不死ではないといっても、あいつら寿命尽きるまでいつまでも若いらしいし…

本当、あり得ない連中だわ)



エヌシーの悪い癖。

それはまさに強欲な女のひがみのソレだった。



自分だって、こんな惨めな考え方は本来嫌いである。

ただでさえ、自分だけちょっと他の七罪より年増なのに。


内面までこれじゃ世話ないわね。


可愛げなんてあったもんじゃ無い。


でも、仕方ないじゃない。


つくづく自分は《七罪》という罪に相応しいと思う。

ミューズマスクから、″悪″と扱われて悪い気はしなかったけれど、それとこれとは別。




顔は平静のままであったが…


自分の事を、クォーツォが見つめていると知り、ハッなる。




エヌシー「あ…も、申し訳ございません。少し考え事を…」


クォーツォはそのまま、何もいわない。

相変わらず不思議な方だ。


彼は、決して恐ろしくは無い。

少なくとも私達仕える者達に対しては。

しかし、私達に全てを理解させる事もなく、本当にミステリアスな方だ。



エヌシーは改めて彼を考える。



暴君クォーツォ様…


私が全ての女の上に立つ計画を遂げるため、

そのためには絶対に必要な主様…。


わたしに永遠を与えてくださり、また他国の退屈なヴァンパイア達と違い自国のみの保身に走らず、気ままに力を振るい、世界に手を伸ばす行動力を備えた方。


他のヴァンパイアなど仕えるに値しない。


だって、互いに不死であるにもかかわらず、自らの七罪が傷つき奪われる事を恐れ、安易に干渉しようとしないお堅いやつらばかり。


そう、この方だけが

私の大きすぎる欲望を満足させてくれるの。


彼の元であらゆるヴァンパイアをたおし、それに付く美女たちをおとしめていく。

いずれはこの世界の美女の全てを落とし、わたしが全てを踏みつけ蔑んでやる。


それが私の計画…


″オールマウント″なんだから。




エヌシーは続けて、クォーツォの体を見る。


彼の体も本当に不思議。


人間であるとはいうけど、この方の体はそこに″肉感″は存在しない。まるで吸い込まれてしまいそうな宇宙のよう。まるで魔力が収束して形を成しているかのような…


けれど、




確かに美しく、それでいて逞しい″肉棒″を備えておらる…。




チラリ、と彼の股間に目をやる。

ごくり、と喉がうごいてしまう。



私は、彼を慕っている。





私達七罪は処女を失えない、だから簡単には主とは交われない。けれど、この方は魔術を駆使してそれを異色の方法で覆した。


それが『性器移植』だ。


他ヴァンパイアたちはせいぜい、七罪たちの処女膜を一時的に軟質物質化して破壊を防ぎ、保守的SEXをするくらいしか思い至らないだろう。

けれど、それでも完全な行為にはならない。

なぜなら、私達七罪は細胞が時間を刻まない。

つまり、妊娠は決してしない。


永遠の命を得ている限り、七罪は決して子を成せないのだ。


それは清い事かもしれないけど、女としての欲や汚らしさ、欲望を完全に否定している。


でも、クォーツォ様が編み出した術、「性器移植」は違う。


他人と胎内を交換・共有するというあまりに不誠実な行為。

私達がセックスを味わうには完璧な機能性と、そして他人の子宮を使うという背徳感。

自分の卵子を傷めずにリアルなSEX、そして妊娠さえもでき、さらにそれを幾度と体感できる喜び…

そんな事が、他の方法では決してなし得ない。




そして勿論、私の″ここ″もその術を施してある。


本物の私の子宮は、今彼の手の中にある。


春角由愛もコレクションとして入れられた、あの子宮を収める魔術ボックスに私の膣もいれられて、忠誠の証として、彼に預けてある。



私の性器も子宮も、彼だけのもの。



私は女には鬼だけど、

私を導いてくれる魅惑的な殿方には、絶対服従なのよ。

ふふ、最高の女、でしょう?


ああ…


″暴君″に力ずくで手篭めにされたい。


この方の吸い込まれる宇宙のような、それでいて凶悪な肉棒を″また″味わいたい…


わたしの女としての格を高めてくれる、この方の逞しいペニスを…!







ハッとなる。


いけない。



この方のアレの方を見てしまうと不思議に意識を吸い込まれてしまう気がする。







その時。



ズドオ‼️






一際大きな落雷が中庭に落ち、エヌシーは我に帰る。

その落雷は中庭中央に着弾。

クォーツォ様がコレクションにした美女たちの石像レプリカをいくつも粉々に砕き、爆炎を上げている。


その中からは、少女がひとり。




クォーツォ。「さあ、彼女をご案内しようカ。

新たなコレクションの加わっタ、自慢の応接室ニネ。」



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応接室




ツカ、ツカ…



応接室に通された「少女」は、そこにある美女コレクションの数々を、興味深そうに見て回っている。


時たま足を止め、コレクションの女体から突き出ている″突起″をピンハネしたり、長い舌で舐めたりしている。



齢は、1200歳程らしい。



外見は少女のそれで、10歳ほどにみえるが、下半身にかけては異様にふくよかで、成熟した大人のそれを思わせる。


エンプーサという種族であり、蝙蝠の翼を持つ。

夢魔族に近いとされているが、″その卑猥な姿で誘惑し相手の血を啜る″といったこの世界の伝承とは違い彼女は誘惑などとは程遠く、多いに太々しい。


貴族のコレクションを気まま悪戯してまわる不遜な振る舞い。屋敷の主人が立つ前で、挨拶も許可もなく、遊び回るそれを子供の振る舞いと言わずなんと言おう。



彼女の名前は、ゼガノード。



ゼガ「んおおーっ✨

あい変わらずいいのが並んでいるなー

実に、「美味い絶望」がそろってるのナー。

ん〜、

憎き敵に敗れ、望まないコレクション化の末路をたどった女たち…。

こいつらに残ってる敗北の無念が…ゼガの口に入ってくる。

ああ、いい味なのナあ」



クォーツォ「気に入ってモラエタカナ?

なにせボクと君は、趣向がヨク合う。」


ゼガ「でもやっぱり今日は、これ。

かな。

ううん❤️イイねえ。

これのこの、“ピンクのスジ”からから溢れ漏れる、処女のはずなのに熟れたこの匂い。

人間のヴァギナから出る臭みと、汗の臭み、そして敗北の悔しさ、後悔という心の臭み。

そのハーモニー。

そこにさらに、性器を別の女のものに変えられた、まさに恐怖の体験だ。

感じるぞお。

ふふ✨最高なのナー。」



そう言って、その尻を鷲掴みにする。



ぐにっ❤️

むにいっ



それはかなりの巨尻だが、肌は若々しく、まだ″女子高生″の艶肌だ。





ゼガ「んん〜❤️感じる。

こいつは敗北したものの、その心にはまだ生意気に″まだ屈しない、屈したくない、″て思いがある。

じつに健気だけれど、かなり残る意志の火は弱々しい。

こりゃ陥落まであと一息だねえ。

なにせ、良心を抜き取る方法でアタマを支配するんだろう?

完全に堕ちるねえ、これは。

こういう奥底まで清純なのは堕とせたら、見違えるほどにまで深く墜落するから、オマエも楽しみだろうねえ」


分厚くぷりっとした尻肉をベタベタ触り、


そして手を振り上げ、


パァン‼️

と音を立てて一発叩く。


ゼガ「ふふん、いい音…なのナー💓」


ゼガノードの手は大きな太い鉤爪のついた甲殻類のようになっており、叩かれたその肉付きのいい巨尻はその衝撃で幾度と波打ち、直後赤く腫れ、丸出しのヴァギナからはビクビクっと痙攣とともに卑猥な液体が飛び散る。


体は剥製にはしてあるが、クォーツォの指示で股間付近のみ生身のままにしてある。

そのため快楽刺激に抗う術は無く、直に反応がでてしまう。

瞬く間に周りは飛び散ったそのコレクションの卑猥な液体で汚れる。


エヌシーは指示で1人離れて口鼻を塞いでいる。

この女の体からでる「液体」には人間を狂わす″魅惑″の力があるからだ。


それは「ゾンビサキュバス」であるこの女、春角由愛の持つ性質。


クォーツォ様はどうやって防いでおられるかわからないが、あの魔界女も動じる様子はない。



今の春角由愛は、首のみを台座に埋め込み、尻を持ち上げる形で無様な石像のように固めてある。

とはいえ一見生身であり柔肌のまま。

その状態で石像のようにまとめられているその全体像はいかんとも、尊厳破壊間違いなしの惨めな醜態である。

石像ベースには、イニシャル「M.M(ミューズマスク」と「H.U(はるかどゆあ)」と記し、この女の完全な撃破討伐を記念して作られている。


もっとも、これからこの女の体は石になったり戻ったり、また別のものになったりしながら忙しく調教される。まさに地獄を辿るわけなのだが…




クォーツォ「ふふ、彼女ノヴァギナハ処女のままこうしてボックスに保管してある。」


春角由愛から魔術で抜き出した、性器〜子宮・卵巣までをマジックボックスの小箱に入れてあるものを、開いてゼガノードに見せる。



ヒクッ❤️



春角由愛の性器は外気に触れて少しピクッとさたかとおもうと肉が強張り、ワレメスジをピシッと閉めようとする。周りに警戒して健気に穴を守っているようだ。

しかし、しばらく何もないと緊張がとけたのか、スーッと強張りが抜けて桜色の花弁が美しくゆっくり開いてゆく。

安心してリラックスした様が伺える。


それはまるで可愛らしいペットのような反応だ。


このマンコには本人の自我は″今はまだ″入っていないが、自身が愛する者以外の外敵のペニスによる攻撃から守りたいという、女の本能だけは宿している。


小柄なゼガノードは少し宙に浮いてひょこっと近づき、その安心して開いた花弁に鼻を近づけ、匂いをかぐ。



ゼガ「ああ、たしかに少し青臭い匂いがある。やっぱり子供なんだナー。

しかし…

ヴァンパイアも面倒なのナー?

コレクションの処女破ったらシモベにできなくなるとか…お前たちヴァンパイアの世界から追放しなきゃならないとかさ。

縛りがある中での窮屈な永遠の命とか、

お前たちホント、ご苦労様なのナー✨」



ケラケラ笑う、ゼガノード。



失礼な、と喉から出かかったエヌシー。

しかし、ここで、進言しては、クォーツォ様の足を引っ張る事になるだろう。


クォーツォ「ああ、しかし

面倒ツイデに面白いものが見れたり作れたりするモノデね。

そのコレクションのヴァギナにはボクが選りすぐった日本の美女の、非処女の膣がイレテあるんだが、ソノ持ち主は″母親″デネ。一人娘の為に、兄妹を産んであげたい、と願っている。

強い想いの宿ったヴァギナなのサ。

その思いが彼女の心に強い影響を与えている。

君にはわかるだろう?彼女の葛藤から生まれる混沌が。」


ゼガ「…!

へえ、なかなか狂ってんね…❤️

なるなる、これは、確かに二重三重に重なる混沌の匂い。

だからこの甘くて熟してすこしクッサイ、

嗅ぐものを狂わす、誘うような臭いがするのナー。

ふふふう⭐️

これは是非、ボコっとおおいに醜く孕ませてやりたいねえ!

これを調教するのを手伝えっていうんでしょう?やるやる!」



クォーツォ「ただし、それには条件があるンダ。


″中に挿入する者もモノも″、小さいものから大きなものまで、全て僕が選ぶ。性液に至るまでね。


だって、ボクのコレクションだ。

全てに許可ガ必要ダ。

そこを勝手にしたら、契約交渉はそこまでダヨ?」



ゼガ「ん…そっかー交渉破棄はやだなあ

金も生気も淫気も、この世界からまだまた沢山欲しいからナー…

こっちは商売もしてる。

この世界はほとんどアンタらヴァンパイアが牛耳てるから、交渉できる相手は必要なん。

うん、しょーがないナ!条件は守るから、

成立で❗️

よろしくなのナー。

まず、この女を調教しながらエナジーをいただきたいのナ。

苦しめて叩いて、尻をほじって出てくる淫気。

そして、恐怖と絶望。

そう…この女の″擬似処女破壊″って事、ナ。

くっくっ✨」



にやりと笑う、ゼガ。


その笑は、少女のそれではなく、怪しい魔族の、邪悪な笑みだった。




話が進む中、エヌシーはひとり不服な内心でいた。







🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙




その頃




ほぼ同時期。







富士山から榊原学園に向かう、1番の近道である地下鉄路線。


本来は決して歩いてはならない、その路線上を歩く人影がある。





ローリーンヌ「はー…。つまらない。


…エヌシー、

走ってくる列車、殴り止めていい?

私の手が砕けるか奴らが滅びるか、試してみたい。」



現在、ローリンヌは通話中であった。




電話先のエヌシー「あなたのもつ魔法性質だと、めちゃくちゃになるからやめなさい。

もう、こっちは今忙しいのよ。

一緒にいる模倣体と話して作戦は決めなさい」




ローリンヌ「はー…

任務に向かうのに、歩いたり、隠れるだけ。

これじゃ、体がなまる。」



最速での学園到達のため、地下鉄路線を歩きながら、列車が近づいては魔法で身を潜め、それを繰り返しながら遠征先の榊原学園へ向け進んでいた。


そんな中、

七罪《砕肉》のローリーンヌは、チームのブレインである《未練》のエヌシーに対して、遠距離電話で愚痴をこぼしていた。


ローリーンヌは口の中に通話端末を魔法でいれ込んでいる。

たとえ捕まって口の中まで責め苦しを受け、歯を抜かれ舌まで抜かれても、かんたんには見つからないように。

それは生粋のファイターであるローリーンヌにとっての覚悟の表れであり、こうして少数で敵地に赴く危険性の高い任務だろうとたんたんとこなす度胸こそ、彼女がこの任務の高い適任性を持つ証であった。



電話先のエヌシー「無駄な騒ぎを起こさないでちょうだい。😩

ただでさえ、戦力不足を補うためこちらは一般女性を連れ去ってまで戦闘員化たんだから。

もしは不可解な騒動を無駄に起こしたら国がざわつく。そしたら私達が気持ちよくスムーズに日本人の女どもを貶め…じゃなくて

日本新略ができなくなるじゃないの。」




ローリーンヌ「はあ…オバサン

自分より若い女が憎いの丸わかり。

そのマウント取りたい思考、ダサい。

…しかたない、隠れて進む。

その分、学園に着いたら日本の女たちの肉で発散するから。」



オバサン呼ばわりに反応したエヌシーが電話口でギャーギャー喚いていたなか、ローリーンヌは呆れて通話を切った。


七罪同士は、テレパシー可能なものの、それは極短い距離しかできない。

そのためエヌシーに作戦意見を求める場合、どうしても通話の為発声する必要がある。忍ぶ祭には若干面倒だが、仕方がない。


ローリーンヌは基本無表情ではあるが、長旅も合わせてやはり不満はたまっ 

ているのだった。



その姿を見ていた偽物の由愛…シェロのトラウマから生まれた由愛は、その産みの親であるシェロエッタが、まもなく目を覚ますのを感じ取っていた。


偽由愛たちは気を失ったままのシェロを連れたままここまで学園を目指していた。



トラウマ由愛「ローリンヌ、目を覚ますわ。

いい?私に合わせてね。」




🌙🌙🌙🌙🌙🌙




眠っていたシェロがを覚ました。





シェロ「う…


‼️春角…さん!?

私…たしかクォーツォ七罪の魔法で…


あ、あなたが助けてくれたの?」



偽由愛「ええ…そうよ。

私は貴女が心配で後を追ったのよ。

あなたは富士山で敵に遭遇した。あそこまでいけたら、十分。

クォーツォの隠れ家のなら、聡明なあなたにはもう予想がついたでしょ?

だから、無理せず一旦戻って作戦を練りましょう?」




シェロ「ごめんなさい…

わたし…あくまでブレインの立場なのに。

こんな馬鹿な事を。

帰ったらしばらく私は謹慎よ…。


会長の事は…貴女たちに頼む以外にない。

本当に…ごめんなさい。」




プライドの高いシェロエッタ。

それがあんな無様醜態を晒し、それをライバルでもある私に助けられたのだ。

心中は察せられる。


だが、私は由愛本人ではない。

気を使う必要性が無いし、今考えるべきはこの先の作成行動だ。



偽由愛「いいのよ…」



偽由愛は、そう答えながらも少し自分の頭の中を整理する。



自分は、シェロエッタのトラウマから生まれた。


だから、シェロエッタが潜在的に知らない春角由愛の部分は、全て彼女の″想像″で補われている。

当然、完璧再現ではない。

また、シェロエッタの恐怖から、「望まない最悪の春角由愛」として生まれた自分は、本物とは反する部分も持ち合わせている。

そのため、春角由愛が春角由愛を″演じる″必要性があるるのだ。


幸い、自制はしっかりできている。

″恐れ″から生まれた以上、下手をすると作戦に支障をきたす精神状態で作成されてしまう可能性もあった。しかし、最悪の春角由愛という割には、コントロールしなすい精神状態を持っている。

これは、イメージしたシェロが真面目な事も理由ではあるが、由愛本人がそうとうに真人間だからだ。



(…どこまで私は春角由愛になれるかしら。)




このトラウマの具現化は勿論、際限なくパラメータの高い怪物を作り出せるものでは無い。


あくまで術者の魔力量、ひいては生成に直接使用した魔力量に比例して限界が存在する。

世界を破滅させる魔王をトラウマで生成しようとしても、それはできるわけがない。

術者エヌシーは現在、他にも多くの仕事を抱えている。

だから私の生成に割かれた魔力量は多くない。

故に、戦闘力が馬鹿ほど高いわけでもない。

私1人で大量の女神達を倒すなどは到底無理。


それに…残念ながらこの術自体がまだまだ不安定だ。

当然、術者エヌシーはそれをわかっていたが、今は人手が少ない。

また、彼女はもともと仲間思いではない。

ローリンヌやほかの七罪を手ゴマに扱い、倒されようと構わないと考えている。

だから私のような不安定要素”だけ“をローリーンヌの護衛につけた。


でも、私には不満を言うなど許されない。

私は役目をまっとうするために作られたのだから。

術者の意向にそぐわない結果を出せばエヌシーが私を消すだろう。

けど、大丈夫。そんな事にはならない。




日本のヴァンパイア達を騙すのは限界があるだろう。自分が偽物とバレる前に、少しでも深く日本の学園に侵入する必要がある。



シェロ「あ!そうだわ。

桐魔さんは!?

彼女も巻き込んでしまったのよ!

あの山中ではぐれて…!」



偽由愛「桐魔?………

‼️


…あ、あの子ね💦

彼女なら周りには見なかったわ。

でもチームバウトで活躍したほどの実力者だし、なんとか逃げ延びているんじゃないかしら」



一緒、認識に時間がかかった。

危ない。



シェロ「そう…そうね


あ、あと…

そちらの子は?学園の生徒ではないわよね。」



偽由愛「シェロを追う、その途中で知り合ったのよ。

訳あってヴァンパイア界に関わっていて、どうやら協力してくれるらしいの。

無口な子だけど、頼りになる子よ。」



…本来は苦しい言い訳だ。


ヴァンパイア界に関わるには、七罪かメイドのどちらかにならねばならない。

つまり、学園に無関係の人間がいるとしたら、彼女達の敵なのだ。

だが今のシェロはそこに頭が回らないようだ。

なぜなら彼女は今、″自身の中にあるもの″と戦う事で精一杯だからだ。

あの恐ろしい“魔法”と。



偽由愛「シェロ、今は深く考えないでいいわ。

みんな心配して待ってる。

まずは早く帰って、プエラ会長の事は晴臣にも話してみんなで探しましょう。」



とはいえ、

困ったことに、その″晴臣″は問題となる存在だ。




私は「シェロが私に対して想像する人間関係」のみを持っている。

先ほどの「桐魔かりす」はシェロのチームメイトでチームバウトで接点があるから知っているし、由愛が学園でよく連んでいた仲間といえる生徒などは、シェロからの認識の深さからも再現性は高い。


逆に、幼馴染の晴臣のことは、そうはいかない。


私と晴臣が幼馴染であるとシェロ本人が認知したのはごく最近で、2人のプライベートの事は今でも当然知り得ない。


また、私の持つ魔力自体はシェロが感じ取っていたものが再現されているだけで、ヴァンパイア本人は騙せないと考えるべきだ。


おそらくは、彼との接触までがリミット。

それまでが勝負にになるだろう。




はあ、はあ、



シェロの息遣いが荒くなる。


私の相手をする余裕もなくなったようだ。



偽由愛が彼女を見てみると、さっきから、必死にお腹をさすっている。


艶かしい吐息と微かに漏れる喘ぎ声。



シェロ「あっ……んっ……!」



多分いま、激しい腹痛に襲われているだろう。

勿論、同じくらいのもどかしい快楽と共に。


彼女の中には、あの時魔法の植物触手に産みつけられた卵…これから榊原学園で炸裂させるための、「爆弾」が仕掛けられているのだから。




ふふ…




内心、笑う偽由愛。



仲間の不幸を喜ぶくらいには、私の心は「最悪化」している。


よかったわ。

これなら、私はやれる。

「みんな」を、この手で倒せるわ。


見ていなさい。



シェロを見下ろすその視線は、

本物とは似つかない、冷たい視線になっていた。




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙





榊原学園





校長室(晴臣の部屋)



浦夜晴臣は、幼馴染の春角由愛が、敵地にて捕獲された事を知る由もなかった



晴臣「ダメだ…やっぱりテレパシーでプエラ会長の安否を未だ探る事ができない。

彼女に残る魔力量とかも、分からない。」


ごく短距離ならば由愛とテレパシーができていた少し前の晴臣。

しかしあの頃に比べ、今は七罪たちと学園に携わった女子生徒達を女神候補生としてメイド666人の枠として半ば強引に繋がりを持たせてしまったため、魔力を感じ取る力が大きく乱れてしまい、察知力をつけるため、またいちから訓練し直しになってしまった。


そのため、由愛達が会長を探す為にいまどこ行き、で何をしているかも察知する事が難しくなってしまっている。

今でも由愛は見分けがつけやすい部類だが、それでも距離が離れているだけで、やはりダメだ。



たよりになる校長先生も今は学園を離れ、いつも知識をくれる糸子も今は一時的に実家に帰ってしまっている。


時期は最悪だ…。


今はクォーツォ一味にプエラが捕まり、メイド達も被害を受け、もしかしたら今こうしている間にも他の誰かが…

余裕はない。なんとか仲間を察知する力をつけ、動きを掴んで采配できるようにならなければならない。

もしくは何か、更に戦力を増強する方法を探すとか。

たとえば、強力な助っ人….



その時、扉が開いた。



莉音「うっらっやっく〜ん❤️

ナンバーワン秘書✨で陸上部エース、神速スピード少女の《強欲》陸風莉音からのご報告なのです⭐️」



晴臣「陸風さん…なんかあからさまに自己紹介的な気がするけど😓それに秘書じゃないだろ。」



莉音「ん?ああ、私達が活躍するエクストラな舞台にあわせて、遅れながらに自己紹介しておかなくちゃって😉❤️

あと、秘書は願望なのです」





晴臣(めちゃくちゃ向いてないよな…秘書…)

(;´ェ`)




晴臣があきれていると、莉音は勝手に報告を開始する。



莉音「単身抜け出したシェロちゃんと、それを捜索に出たと思われる由愛ちゃんが帰還したって話だよー。

シェロちゃんは女神傭兵(区分はそれでもメイド)の桐魔かりすちゃんを伴って出かけたって目撃者がいたんだけど、彼女はいないみたいだって。

まあ、とりあえず急いで医療班が向かったよ」



晴臣「由愛、やはり探しに出てたのか。よ、良かった無事なんだな。

みんなどこ行ったのかも俺、分からなくて。」


莉音「んー、無事なのはいいんだけどさ、大分遠くから帰ってきたってかんじらしいよ。

メールも電話もくれなかったのは副会長的にはわかるけど、由愛ちゃんはスマホあったみたいだし、なんで見つけてすぐにみんな呼ばなかったのかなー」



晴臣「あいつの事だから、みんなに手を煩わせないでひとりで副会長を助けようとしたんじゃないかな。昔から責任感つよくて一度決めた事はひとりでもやり切る性格だからな。」


莉音「昔から、ねー😕

由愛ちゃんはやはりずるいのです。

だって、フライングスタートどころか、コースの途中からスタートしてるようなもんだもんね。

はー、

17年分のリードかー。

まあ、莉音なら勿論追いついてみせるけど😉」


晴臣「あー

えと、(;゚∀゚)

い、今は1番とかより仲間の事だからさ💦

…ん

昔といえば」


ふと、ある疑問が急にわいてくる。



晴臣

「あ、あのさ…

こんな時になんなんだけど、俺も陸風さんに一度聞きたい事があったんだ。

君が、ほら、お姉ちゃん、て言ってたろ?たびたび。

それ、聴こえちゃっててさ…

なんというか、気になってさ。一度聞いてみたいなって」



なにせ陸風さんのお姉さんだ。

もしかしたら、今のこの状況を打開する戦力にさえ…

晴臣は、ふと考えてしまった。



莉音「おおー😉✨

君からの、食いつきが、来たのです🎵


けど、お姉ちゃんの方かあ。(・´ー・` )

浦夜くん、私には興味まずまずに見えるのに、まだ見ぬ莉音のお姉ちゃんのダイナマイトボディにフライング興味炸裂かな?😏」




晴臣「ごくり…だ、ダイナマイトなの?(°〆°:)」




莉音「ダイナマイトだよお(´ڡ`❤)」





茶化したと思いきや、その後莉音はすぐに真顔にもどる。



そして、今度は急に縁起臭くなり、

語り始める。




莉音

「あはは

でも、無理なんだあ。

実はね…

お姉ちゃんもう、この世にいないんだ…。


凄いお姉ちゃんでね、一位をめざすこの私がいつも勝てない相手で。

私も追いつけないスピードとそのダイナマイトボディ

それを持ったまま…


わたしを置いてね。この世から勝ち逃げしちゃった>_<!

ああ〜分かるかな?

そんなフライング、あんまりだよね⁈(*;-;*)」




晴臣「え⁉︎

そ、そうなのか…ごめん」




莉音「おっ超真面目反応。 

やっぱり。

うふふふ。」


笑出す、彼女。




莉音「やっぱり純情君だなあ?🤭✨

あはは、

だってほら、こんな御涙頂戴話、莉音らしくないでしょ?」




晴「え?冗談なのか?

だ、だってそりゃ疑えないだろ?!」



莉音「……そっか。



まあ、全部嘘じゃないよ。😌

ほんとはね、今も″ここ″にいるのです。お姉ちゃんは。

こころの中に、とかではなくて、私の心臓に…

これは、お姉ちゃんからもらった心臓なんだ…」




晴臣「えと、信じていいのか?

またうたがうべき、とかいわないよな…?」




莉音「ふっふー✨どっちでしょう😉」


晴臣「おいおい💦」




莉音「でもね浦夜君。

お姉ちゃんはヴァンパイアの事を知ってたんだよ。陸上で海外に行った先でね。私より先にね。


これはね、本当にほんと。」




晴臣「えっ?」



莉音「じゃ!👋あとはそこから分析しといて🤭


私は由愛ちゃん迎えに行って少しど付いてくるのです!

17年分フライング、頭に来ちゃったから❤️」




そして、莉音は神速のスピードで出て行ってしまった。




晴臣「と、とりあえず、だ、

もし実力者の彼女のお姉ちゃんが生きていてくれたら…」


ヴァンパイアを知っているならなお、会ってみたい。

われながら、不謹慎だよな…


でも、俺は皆に何もしてやれていない。

今も頑張っている由愛、

そしてみんなのためにも何かがしたい。



晴臣は1人部屋に残り、自分に出来る事を考察していた。






🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙




榊原学園内廊下



ゆーーーーー



あーーーー



ちゃーーーーーーーーーーーーーーーん‼️‼️✨




ガバッ‼️





偽由愛「きゃ💦莉音⁉️」



帰還して早々、シェロは再び気を失い、医療班が医務室の個室に入れた。


廊下でその姿を見送る由愛に、莉音が超速で飛びついたのだ。


ただ飛びついたのではなく、大開脚して由愛の足を巻き込んで開かせ、そのままたわわな胸の下に足を潜らせロックする。

一瞬でまるで固め技のような体制になってしまった。


莉音「つれないなあ〜😉✨

スマホで早く連絡しないとか、ほんと余裕なのです。

浦夜君から心配を誘う、絶妙な手!

やってくれるのです。

これはライバルとして、妨害をしなければね。うーりうり❤️」





偽由愛「あっこらっ💦レオタード引っ張らないで💦み、みえちゃう💦

あっ…(//>⚪︎



莉音は由愛を固めたまま股間のレオタードを引っ張り膣を丸出しにし、

遠征で汗ばんだワレメの臭いをかぐと…

引っ張ったレオタードを勢いがつくよう引っ張ってバツン!と元に戻した。


「ひうん!❤️」


思わず恥ずかしい声があがる、偽由愛。



偽由愛「も、もう…💦」


(シェロが私を優等生として見ていたから、こちらの感度は抑えめかと思っていたけど…違うみたい。💦シェロはえっちな私を内心否定していたから…最悪トラウマの私は、逆に…)


莉音「何を考えこんでいるのかな?」


偽由愛「ううん。

あ、あのさ、晴臣も来てる?」


莉音「まだ来てないよー。ま、そのうちくるかも😆?」


偽由愛(よし…)




いま、ローリーンヌは由愛が注意を引いている隙にロッカーと天井の隙間に潜り込んだ。


しかし、莉音には気配でバレる可能性が高いため、動かないようにチラリと視線で待ったをかける。



私の最初の役目はローリーンヌが見つからないように暗躍できるよう、生徒の注目を引き続ける事。



そして、シェロに仕込まれた爆弾炸裂までに、有能な生徒を彼女との協力で倒して、あわやくば簡易敵に魔法支配を施して戦闘員化し、学園をとことん混乱させる事…。


ただし、莉音はやめた方がいい。彼女はかなり強い。戦えば少なくとも正体を隠し切るのは不可能だろう。



莉音は固め技を解くと、廊下を歩く生徒たちの方を見る。


偽由愛もふと、学園の廊下や中庭を見渡した。


ろうかでたむろしていたり、暗い顔で落ち込んでいたりする。

授業も今はやっていないため、学園の統制はかなり不安定になりつつあった。


 



莉音「あー

最近プエラ会長が負けちゃったかもしれないって広まったじゃない?

そのせいかみんな怖がってさー。中には逃げる子とか喧嘩する子とか。

学園全体の治安?が悪くなってるんだよね。

最近はなんとかっていう日本有数の名家のお嬢様が、かなり幅をきかせようとしてきてたり、厄介な事が増えてるのです。」


由愛「そ、そうなの」


莉音「そこでね。

優等生由愛ちゃん、帰ってきてすぐで悪いけど、ちょっと校内をいろいろ見まわってきてあげてくれないかなー。

あなたの帰還は、プエラ会長無き今、生徒の指揮の元になり得るのです。」


由愛「わかったわ」


(…都合がいいわね。プエラ会長がいない状況で、「次の戦力の目」になりそうな人物を探し出しては倒す…そのチャンスだわ。)



内心にやりとする偽由愛。


去り際に、莉音が呟く。


莉音「あ!そうそう!

由愛ちゃんて、たしかに強いけど戦闘センスって普通?いや、悪いほう?なかんじだったのに、私の飛びかかりに、瞬時にハイキック合わせてくるなんて

ふふ、びっくりしちゃった。

それに…学園出る時は、なんか変態チックな覆面と紐みたいな、何かに目覚めたようかなコスチュームを着ていなかったかな?

かな?」




ーーーえ?



ギク…!



偽由愛(本物のわたしが学園を立つ姿を目撃…。

く、その可能性、うかつだった…!)


偽由愛「あ、あれは💦恥ずかしすぎたから…途中でコレに着替えた…のよ」




莉音「ああ〜まあ、そうだよねー?

由愛ちゃん、チームバウト当日も、なんか目覚めたか⁈て感じのカッコだったけど、まだ自制心は残っていたか!関心関心〜♪

じゃあねっ。見回り、よろしく!😉👋✨」



莉音はローリンヌの隠れている地点から反対の方向に走り去る。




偽由愛は自分の背中から、汗が吹き出しているのがわかる。


…ひやっとした。


シェロを追った私の行動をシェロ本人が見てるわけじゃない。

由愛の最近行動には確証がない。

やはり、騙し続けるには厳しい。

最初は深い知り合いを避けてまわり、怪しまれないレベルの中間接点の生徒から、攻めていくべきだ。



もしくはー

会ったその場で相手を倒し、口を利く事さえ出来なくしていく事。



つまるところ、やるか、怪しまれるか…どちらかた。

私達は背水の陣の状況なのだ。



そして意を決し、

偽由愛は学園巡回のため、隠れているローリンヌに合図を送る。




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙




偽由愛「…この程度の魔力量の連中、倒すに値しないわね。」



生徒たちと話しながら、中庭を渡っていく。

ローリンヌは隠れながら移動している。



偽由愛(むしろ、ローリンヌの戦闘スタイルを考えると、生徒の数を倒すほど学園に発覚、警戒への移行は早くなる。

できるだけ倒す相手は厳選すべきね。)



その時、隠れているローリンヌから、偽由愛の耳に付けている通話媒体へと声が入る


ローリンヌ「左後方からあなたに、潜在魔力魔力・筋力ともに強めとみられる女が迫ってる…対応して。

場合によっては、…撃破する。」





葵「おかえり、由愛。遅かったんだね、心配したよ」



偽由愛「葵!」



沢木葵。

私の部活仲間で、学園の治安を守る時もよく一緒に行動していた仲間。

かなりの実力者で、私の師であり、今はメイドオンデスとなった波切夜涼秘の技を使いこなす。

たしか、クォーツォ様とのメイド隊どうしのの戦いでは活躍したが、こちらに手篭めにされた師メイドオンデスに襲われ負傷。

今はその回復途中…のようね。




偽由愛(ふふ…つまり。

これは撃破案件…ね)



つい舌を舐めずり、怪しく笑う由愛。

興奮していくのが、分かる。


どうやら自分には、オリジナルにはない、マゾヒズムの要素が加わっているようだ。




葵「?おい?

どうしたんだい?

由愛、ステラがさっき目を覚ましてさ。

あんたが出かけて行ったって話したら、心配してたんだ。行ってあげてほしい。

あと…

あたしにも、連絡くらい入れて欲しかったよ。」



偽由愛「ごめんなさい。葵。

私も貴女を探していたのよ。

今、プエラ会長失踪とメイド部隊の怪我で学園に不安が広がっているでしょう?

だから私達でまたいつものように学園を見回って、みんなを安心させようって」


葵「あ、ああ…それはいいけど…」


何か腑に落ちない顔の葵。


知り合いを騙し切るのは難しい。

ならば、手段はひとつだ。



偽由愛「良かった。ならまず、むこうのB1校舎から一緒に回りましょう?ステラは怪我があるから、途中で合流すればいいわ。」




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙





B1校舎2階




葵「今は部活優先校舎のB校舎で活動している生徒なんてほとんどいないよ。

回るなら、生徒沢山いるとこ行かなきゃだろ」



偽由愛「…そうね」


葵「あんた、変だよね。

あのさ、

あんたが学園を立つ時、あたしと何の話をしてたか覚えてる?

あたしは、その報告も聞きたかったんだよ」




偽由愛「ああ…なんだったかしら」


葵の方を向かず、冷たく返す偽由愛。

今は使われていない教師に入る。



葵「波切夜先輩の事だよ。

あんたも気にしていたじゃん!

副会長だけを探しにいったわけじゃないだろう?」


偽由愛「ん?ああ…。


彼女はもう駄目よ。

快楽に魅入られて堕とされて、敵に寝返っちゃったから。

忠義に厚いと思ってたのに…失望したわ。

だってね、彼女自分の裏切りを、気持ちいいと笑っていたのよ?

そして、みっともなく股を開き、まるで犬みたいに…

″服従のポーズ″をしながら敵の靴を…

舐めていたの」


くすっと笑う、偽由愛。



葵「なっ

なんだって⁉️

そんな馬鹿な事がっ…」




その瞬間。


バッ!!



直後、葵の頭上から人影が降ってくる。


天井に張り付いていた、ローリンヌが襲いかかってきたのだ。


葵「くっ⁉️」


ガッ



繰り出されたあびせ蹴りをなんとかガードするも、壁に弾き飛ばされる葵。


葵「こいつは…なんだ!?

おい!由愛!!」



偽由愛「ふふ、ごめんね?葵


快楽に敗北して寝返ったれたのは、先輩だけじゃなかったみたい。」


怪しく舌をなめずる、偽由愛。



葵「は……?

い、いや、違う!

あんたは由愛じゃないよ。 

魔法で似せた別人とかだろ!長く学友やってたアタシには、わかるんだ!

…ぐっ

…くそ、体が…」



葵は偽由愛に詰め寄ろうとするが、ローリンヌが割ってはいる。


偽由愛「ごめんね。あなたは友人だもの。

この手で可愛がってあげたいけど、私はこれから他の子にも騙して近づくために、体を汚したり、痣を作ったりするわけにいかないの。

怪しまれて騙せなくなっちゃうでしょ?

だから、貴女の相手はその子がするわ。

”七罪”である、その子がね。」



🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙



バッ


ガンっ‼️



葵「ぐわあああっ…‼️」



ガラガラ…


ローリンヌのジャンプソバットがまたも炸裂し、葵が教室の扉に叩きつけられる。


なんてことだ。

手も足も、出ない。


葵「ゴホッ…

な、何だこの子は…小柄なのに、1発1発の攻撃が…重すぎる」


あの波切夜先輩の蹴りでさえ、相手が苦しまないように、瞬時に頭に衝撃を与え意識を奪う事を重視した護身術の粋に止まっている。

たいていの戦闘術は普通、”戦いを収めるための理由や狙い”があって力を振るうだろう。


一方でこの子の攻撃はまさに、″純粋な破壊″ただそれ一点だ。


彼女が目で追うのは相手の動き全体ではなく、常に殴りつける、その一点だけを常に見ている。


ダメージをうけようと、その一点に向け怯まず突貫してくる。



それに、それだけじゃない。

その攻撃を当てられると、なぜか分からないが、その被弾部分の体部位が異常に重くなる。

手ならばあげられ無くなり、足なら立てなくなる。

すぐにそれは回復するが、明らかにこの子は普通じゃない。



(七罪てやつはやはりみんな魔法を使ってるのか…!)



ローリンヌ「聞こえる…

肉が弾ける音が。

また、ひとつ任務が遂行に近づく、

…そんな音。」




葵「なあ、あんた、子供じゃないか?

だめだろ!

敵のヴァンパイアは何考えて.…

やめるんだ!」


ローリンヌ「…?

なら、あなたがやめればいい。

今のやり合いで私がこれ以上楽しめないのは、わかった。」



葵「くっ…」


誰かを呼ぼうにも、

携帯電話は先ほど弾かれて、踏み潰された。


(由愛…教えてくれ。あんたは今、どっかで戦ってるんだろう?

アタシはどうしたらいい。このままじゃステラも、学園のみんなが危ない…。)



ローリンヌ「あなたの肉…弾ける音はなかなか良かった。

けど…弱すぎる上に元より手負い。

…つまらないから、もうはやく倒れて。」


葵「あいにく、今アタシらは叩きのめされて倒されても、大将の浦夜君から受けた力で命はとりとめるし、早く回復するらしいけどね。

けど、浦夜晴臣は好きじゃない。

貸しは作りたくないんだよ。」



ローリーンヌが、さらに迫る。



(最後の反撃だ。今の体でできるかは分からないが、波切夜先輩の蹴りで、こいつを昏倒させるしかない。

こいつを眠らせれば、あとはみんなが…)



だが



葵まで約2メートルというところでローリンヌはピタリと足を止め…


両手を広げ、足元からは魔法と思われる光がほど走る。

そして、呟くようにとなえる。


「出ませよ。混沌の木馬。

我が拳に添いて…

行くて阻むものを2裂に、裂きたもう。」


ズッ…‼️



葵の足元から、何かが出現する…!


葵「な、なんだ?

床から…石でできた何かが⁈」



どんどん競り上がってくるそれは、馬らしき首が突き出した石の塊…いや石の″木馬″だった!


突き出してきたそれが葵の足に触れると、なんと足を石内に取り込んでしまう❗️


葵「くっ…あっ

ああっがあっ!」




ローリンヌ「これが、私のピリオド。


キリング・ホース・デス‼️」



葵の足をガッチリと入れ込んだままの、石の木馬は完全に姿を現し、同時に葵の背後にも石版が現れ、その腕をも絡め取りうめこんでしまう。



際どい黒一色のレオタードを着た葵の体がビクンと跳ね上がる。



葵「あ…

ぎぎいっ⁉️

ぐわあああ、まっ股っ!

股間が!こかんがあっ‼️」



足が石に巻き込まれた状態で、手も使えない。

ならば、腰を浮かせ続けない限り、股間は三角木馬の鋭利な角の餌食となる。


怪我をした葵はバランスが取れず、腰が何度も沈み込む。

食い込む角。

走る激痛。

股間にはすぐに無残に血が滲む。


肉が切れない程度に鈍く尖った石の角は、まさに凶器だ。

三角木馬とは、まさに責苦の権化。


たまらず目を見開き、

涙をこぼしながら泣き叫ぶ葵。


葵「あああうあっ やめえっ

あがっ…

いやっ

こんなっ…ごんなのおォォ‼️

はんっ反則だああ‼️

ぎいっ…

いやだあああああ…っ

裂けっ❗️さけるううううっ‼️

まっぷたつにいいいいいっ‼️」



たまらず絶叫する葵に、静かにあゆみよる、偽由愛。


偽由愛「なら、あなたもクォーツォ様に忠誠をちかう?

もっとも、中途半端な忠誠は許されないから。

結果的にみんな、調教や魔法で強制的に無心な戦闘員にしてしまうんだけどね?」



葵「あぐっ⁉️ひいっ

だれ…だれがあっ…

アタシがっ耐えなきゃ!

きっと由愛にもっ…

ゆるしちゃもらえないっ‼️」



偽由愛「…っ」


偽由愛は少しモヤっとしたが、

合わせて怒りもわいてきた。


偽由愛「ローリンヌ、お願い、やって‼️」


ローリンヌは、もはや必死に尻を浮かせるだけの哀れな置き物と化した葵相手に、引導の一撃を浴びせる。


ローリンヌ「肉・砕‼️‼️」




ボゴオォ‼️




肉が弾ける轟音がする。




葵「ごごぼふぁお……‼️



…」






バリバリ…



必殺技が完全に決まり、沢木葵の腹はローリンヌの拳、ガントレットの拳跡を大きく刻む。

終わった。


沢木葵、完全撃破、完了。


ローリーンヌのガントレットには魔法のスパークが走り、重力球を作っている。

殴られた相手のその場所に重力波が残り、拳を引き抜いた後も拳の形に凹み、特有のスパークが残り続ける。

キリング・ホース・デスによる敗北の刻印が残るというわけだ。





その後、木馬は消失し、葵はその場に倒れ伏せる。

赤く痛々しく腫れ上がった股の惨状は、勿論そのまま残される。



ドロリ…


ビクッ


ビクッ




口からは嘔吐。白目を向いたまま微動だにしない。

普通の人間なら内臓破裂しているかもしれない。

皮肉にもメイドとなった者たちは重傷を受けるたびにヴァンパイアに魔力と引き換えに命を留められる。致命傷はすぐに回復される。

当然無限ではなく、極微力づつだが、そのとき日本ヴァンパイアの魔力が削れる。

勿論、それも作戦のうちだ。





その時、外から生徒たちの声がする。

戦闘で響いた轟音に集まってきたのかもしれない。




偽由愛「く、葵を戦闘員化してる暇はなさそうね。

この子は元々手負いだったし、手駒にしても体力が無くてどうせ使い物にはならない。

諦めて動きましょう。」


ローリンヌは葵の首根っこを持ち上げると、完全に倒されたその無様な顔をみる。



ローリンヌ「…情け無い。

こいつは戦士の素養を持っているのに、力が心に負けて、活かせてない。だから雑魚なんだ」



そしてつまらなそうにしたあと、


葵を顔側から投げつけ壁に激突させる。


ゴッ…



ずる…


鼻血が糸を引く。


学園のバウトでは決して顔面への攻撃は禁じられ、出血行為も場合によっては失格であった。


しかしこれはもう試合ではない。

負ければ破滅が待っている。


ローリンヌは木馬のダメージにより股間が赤くなっている葵のレオタードをちぎり、丸出しにする。

木馬の赤い斬撃跡をしらしめるためだ。

この技で倒れたものは、みなこうなる。


葵の股間からは小便が漏れ、水たまりを作り、敗者らしい臭いを充満させる。



ローリンヌ「これが、敗者の証。

相応しき、姿。」





全ての希望を失って倒されたような、無様な姿。



偽由愛「そこまでしなくてもいいわ。

…まあ、でもよくやってくれた。」



その後、葵は放置された。

ローリンヌに腹に重力痕を刻まれた者は当分目覚めない。



入ってきた生徒に葵が発見されたのは、既に偽由愛たちが去った後であったーーー



🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙




ゴシャッ‼️



女生徒「オブウ…!」




ゴポッ


パリパリ…



ローリーンヌの拳のスパークが、敗れた女生徒の腹に帯電の敗北跡をのこす。



ローリンヌ「これで、ここにいた奴らは全員。」




キリング・ホース・デス。



今度は、学園にあえて見せしめとするため、敢えて木馬が形として残ったままになっている。




ローリーンヌ「雑魚が…肉質も単純。

つまらない。

戦う意味もない」



小柄な少女が通り過ぎたあとには、


大量の生徒が木馬の上で腹を凹ませながら失神。

股間からは全てを垂れ流した、悲惨な光景。





それは女神失墜の処刑台のよう。




その先にたつ、偽由愛。

既に、次の行動を考えこんでいる。



偽由愛「そういえば…莉音が言っていたわね。


プエラ会長がいなくなって、最近はばをきかせ始めたお金持ちのお嬢様の集団がいたって。

シェロの記憶では、昔そのグループが中庭を占拠してティーパーティーを行っていたところを、私が注意したのよね。

たしか、それは日本トップクラスの富豪で名家のお嬢様。



その名前はたしか…


桐生堂沙利理。










🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙





桐生堂沙利理は、生粋のお嬢様だった。





日本では、総資産ナンバー2の富豪の娘。



そして、兄妹のいない、一人娘。




だからこそ、家を継ぐ覚悟を昔から持ってきたし、いつか婿をとっても、家を任せるつもりなど毛頭ない。


自分が、この家を引っ張るのだ。




いや、この家だけではない。


いつか日本までも。


家柄と、そしてこの私の美しさで動かして見せる。



そんな中、日本でも美しいと認められたものにのみ送られるという、榊原学園からの紹介状が届いた時には、


私は思わず、ガッツポーズをした。


勿論、ひとめにつかないところで。




そして入学が決まり、中学までの取り巻きのらなかでも格別美しいものたちを引き連れて、入学した。




美しく

優雅に

強く

気高く

そして、頂から全てを見下ろす



これが、桐生堂家の思想。


だから茶道、花道から

レスリングに至るまで、なんでも経験した。




しかし、やみくもに最高や最強だけを望むのは卑しい人間のする事。


あくまで美しく、気品は損なわない。




学んだ中でもレスリングは中学までの部活動に選んでいたほど。

桐生堂家には独自の拳法があり、それをスポーツに活かそうとしたからでもあった。



けど、学園には美しき壁が存在した。




生徒会長プエラ。




彼女の天才的強さと美しさ、

それでいて才能のみに頼らぬ異常なまでの努力。


一目で、圧倒された。

その、気高さはまさに“女帝”

美しく、気高く、強い方。


私は彼女とは争わない。

至高の花は、互いに枯らしあうべきじゃない。

それぞれの色で、それぞれの場所、季節に咲き誇るべきなのよ。


だから、あえてレスリング部への入部は取りやめた。


私は彼女に憧れるからこそ、彼女と激しくぶつかる事なくスマートに七罪を目指す。

だから、私は部活を変えた。


学園での部活は幼い頃から好きだったカジノゲームを部活に選んだ。




そして


ここから私の学園生活はおおきく輝く。




カジノ部部長はこの私。


庶民たちでは出せない類い稀な気高い美しさで、

私は最高の″ディーラークイーン″として輝いた。


男子への人気は言うまでも無い。


お嬢様らしからぬ、ギリギリを攻めたアピール。


バニー姿で華麗なテクニックでカードを配り、チップを采配する。 

それだけで最高の私になれる。



麗しきバニー衣装はジャケットを羽織り、一見露出は少なめにする。


けど、もし私の前で大きな勝ちを決めるカジノプレイヤーが現れたら、その時は…


そのプレイを賞賛し、私はこのジャケットを脱ぎ捨てるの。




私のジャケットの下に秘められたもの。




それは庶民女子には到底出せない魅惑の姿。


生粋のお嬢様の柔肌、それが鮮やかなバニータイツと、細いレザー下着を着こなし、自慢の金髪ヘアを揺らす。

それは極上のウサギの花園。




そこに到達したものは、男子も女子も私の虜になるのよ。

彼らはこぞってゲームで勝ちを目指す。

私の、このバニークイーンの柔肌を目指して。



全ては自分の体と汗と努力で得る。


決してお金の力など使わない。



私は自分の力で、

肌を晒す事すら気品に満ち溢れる、生まれ持ったこの美貌をさらに高め、プエラ会長にも負けず努力で七罪を勝ち取ってみせる。





まあ、🙁



前期は生徒会副会長シェロと《傲慢》を競い合い、負けたのですけど(。•́︿•̀。)



いいわけはしませんけれど?


原因はやはり、カジノという敷居の高さ。


臆病な庶民には、賭け事は高い壁でしょう。

ましてや勝利してこのクイーンの柔肌を勝ち取るなんて。


まったく、高嶺の花は困ってしまいますわね。




しかし、まだまだこれからですわ!



だって、このわたくしがただの「メイド」だなんて、ゆるせませんもの!









🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙





あいにく、今日は雨が降っている。


いつものティータイムができないため、今日はあえて学園内廊下を強制占有して開く事にした。




カチャン!


☕️



沙利理「なんですの?この緩いお紅茶は!


暴君クォーツォなどに恐れをなし、震えて紅茶もまともに入れられ無いなどと、女神の候補生の中でも淑女を目指す者として、恥すべき事ですわ!」


まわりの取り巻きたちをひるませる、お嬢様の一括。


取り巻き「す、すみません💦今日は生憎雨で、こうして室内ですので、紅茶を入れる高さや風の計算があまり慣れず….」


沙利理「言い訳はよろしい!

お努力が足りませんのよ!お努力が!

それでは文武両道に美を兼ね備えた。立派なレディにはなれませんわよ!」


取り巻き1(お努力て…

はあ、毎度この方の相手はつかれるわよ…)


取り巻き2「きゃあ✨本当ですわね、沙利理様✨私達、まだまだ勉強がたりませんわー」



取り巻き3「お金に頼らず努力を貫く沙利理様のように、私たちもなりたいです!」


取り巻き4「ああ…えと、はい。わかり…ました。」



三者三様の反応をする取り巻きたち。



沙利理「分かればよろしくてよ?

…あのプエラ会長様が行方知れずになられてしまい、学園内に不安が走る今だからこそ、私が淑女たちを育て上げて台頭せねばならない緊急時なのだから!」


さらり、と自慢の髪、金髪ドリルヘアーを撫でる。



取り巻き4「あの…しかし本当にあのプエラ生徒会長が負けたとすれば…私達、極論殺されてしまうのでは?」


取り巻き1「また、全く根も葉もないうわさが学園内で走り回り、プエラ会長は、クォーツォに負けて手篭めにされ、今は強制的にクォーツォのメイドをさせられているとかどうとか…みな、それを聞いて口々にそんな会長もまた良い、などと。」


沙利理「何ですって!

あのプエラ会長に何という事を!

たとえ惜しくも敗北なされたとしても、会長様は絶対にそんな無様なお姿になる事などありえません!

あなたたち、まさかそんな噂、信じたというのではありませんわよね!?」



取り巻き1「いっいえっ

あっあくまでただのデマですから!

しかし…ほら、完璧な人間ほど、その真逆の姿をを想像したくなるものじゃないですか!💦

庶民が…完璧な淑女を密かにそんな対象にしているとすれば、それはむしろ私達が完璧な淑女に近づいているという証では!?💦」



沙利理「私たち淑女を、そんな風にイメージするなど……‼️( ఠ_ఠ )💢


…ふむ、しかし?

言われてみれば…

会長様のメイド姿、可愛いかもですわね。

特にあの『おドジな方』の会長様は・・🤔」








想像してしまう沙利理。


最強と言われる程強い会長だからこそ、その敗北・屈服した姿をつい想像してしまうのは、たしかに分かる気もする。

これは、ひとのさがかもしれない。


完璧であるほど、自分を崇拝するものに、心の中でその真逆の姿を想像される…

それはむしろ、誇る事であり、完璧だからこそのステータス。




沙利理「…しかし、よ。

会長様はたとえ負けてメイドにされたとしてもそれはそれはお美しい事でしょう。それだけは間違いありませんわ!」


取り巻き1(…ほんとは全裸にメイドカチューシャだけでメイドさせられてるって伝わってきたんだけど、黙っておこう…)

 

沙利理「はあ。😮‍💨

しかしあなた達…

そんなデマに踊らされている時点で暴君クォーツォに恐れをなしている証拠ですわ。

情け無い。

勿論このわたくしは、違いますわ。

いざとなればそのクォーツォという男にだろうと果敢にたち向かう。

たとえ勝利できなかったとしてもね。

はたしてあなた方は、それについてこれて?」



しん…


静まり返る取り巻きたち


沙利理(やはり・・そうですわよね。

わたくしの取り巻きたちも元をただせば庶民。

わたくしが淑女として育て上げた者たちにすぎないのだから。

いざとなり、わたくしと肩を並べられるものなどいない…わかっておりますわ。)




その時、廊下が急に騒がしくなる。



沙利理「あら、私たちが廊下でおティータイムを楽しんでいるのが気に食わない庶民たちが何やら騒いでいるようね。

戦う勇気も無くただ固まってうつむいているだけの方々がなんと勝手な…。

あなた達、すぐに散らしてきなさい」



取り巻き2「あ…いえしかし💦

あそこに見える方は…七罪の💦」


沙利理「!」



先ほどまでブーブー言っていた生徒たちをかき分けて、

静かにあるいてくる、七罪・春角由愛の姿。


生徒たちが、一斉に注目する。




沙利理「あら。

あなたは、いつぞやの。」



偽由愛「あなた、学びやの廊下はみんなのものよ。お茶を楽しむなとは言わないけど、占拠なんてしては迷惑だわ。」


沙利理「またこの私に意見なさるの?

なんだか過去、今のと全く同じような台詞を聞いた気がするけど、もう少し注意忠告のバリエーションを持った方がよろしいのじゃなくて?

『色欲』…いや、今は『無色』の罪だったかしら。

まあ、あなたの事は学園でも努力家だと認めていますけど、わたくしには日本でも有数の名高さとこの気高い上流の気品が備わっておりますの。

たとえ七罪だろうと、指図を素直に受けるつもりはありませんことよ。」



偽由愛「そう…


なら、私が、当ててあげましょうか。あなたの考えを。」



沙利理「え…?」


偽由愛「貴女はこう考えているわ。

《プエラ会長がいないのなら、かわりに自分が表に立ち、クォーツォにも危機にも対抗する。

こうして表舞台を占拠すれば、弱いものたちは表を避けるしかなくなり、より安全になる。敵襲があれば、それこそ自分がクォーツォの目に1番にとまるようにこうして構えている。》

いかがかしら?貴女がお茶会をしている真意。

あなた、見かけより優しい方だったりするのかしら。」



沙利理「は?

わたくしが民にそのような親切のため、こうして目立つ場でお茶会をしていると?

…あり得ません。

まあ、庶民が守られるべきなのは確かにそうです。

名のあるものが戦いに先立ち、結果としてそうなる事もあるでしょう。

しかし…それとこのティーパーティーは無関係ですことよ。

私はただ、上流の威光を傘に、図々しくこの場所を使わせてもらっている…それだけですわ」


偽由愛「……」




プエラ会長を継いで、戦う意志と日本に強い影響力をもつもの。


しかも、隠れた仲間への優しさを持っている。


…みつけたわ。


撃破ターゲット。







沙利理「まあ、この窮地に桐生堂家にすがり頼ろうとするものは多いのは事実。

現に学園の庶民たちは戦えるはずのものですら腰が引けすぎています

貴女はどうかしら?

確かにお強いらしいけれど

…あなたが会長を倒したあの学園チームバウトが行われた時、私がどうしても外せぬお用事で実家に戻っていた事を知っていて?


もし私が生徒会チームに参戦していたら、どうだったかしら?

浦夜晴臣チームの天下などあり得なかったかもしれませんわねえ」




しん…と空気が凍り、


取り巻きたちも焦りを見せる。


そのひとりが沙利理の耳元で焦り囁く?


取り巻き1「(あっあのっ沙利理さまっ💦相手を煽ったらややこしいですって💦ここは穏便に…)」



ザッ‼️

カシャーン


沙利理がしなやかに手を振ると。


取り巻き1の、シャツの胸元が切れ、ボタンが飛んだ。


取り巻き1「ひっ…ひいっ!?💦」



沙利理の手には、一枚のトランプ。

しかも今の切れ味、四隅には刃らしき仕掛けが施されているようだ。



沙利理「今のは貴女がいれた、冷めた紅茶に対してのお仕置きですの。


…ふう、

興もお茶も醒めましたわ。

あなた達、テーブルを片付けなさいな。

わたくしは少し、一人でカジノ部部室に用がありますので。」


そういうと沙利理は偽由愛の横をすり抜け、急に1人で歩き出す。



唖然とする取り巻きたちを残して、沙利理は去っていった。




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙



部活棟12


カジノ部部室




クォーツォ襲来により今は部活をしていないため、静まり返った部活棟。


その中でも一際煌びやかな建物。

ネオンサインが光り、建物が派手な外装にデコレーションされている。

建物の内部は市松模様やトランプ柄の壁や床、

備品にはカジノ風ミラーなどに多いに彩られていて、まるで建物が丸ごと小さなラスベガスといった雰囲気だ。



沙理利はただひとり、部室に入って電源をつけ、そして煌びやかな装飾セットが動き始める。


ミラーボールの周りにはポールダンス用ポールがせり出し、バックでは、巨大ルーレットが無人にも関わらず回り始め、背景として置かれている高く積まれた黄金のダミーチップはスポットライトを浴びて輝きを放ち始める。

そして、カジノ風BGMが流れその雰囲気を完成させる。


一人の部員のまえで、部室がフル稼働を始めた。



沙利理はスポットライトの照らすステージの中心に立ち、懐から取り出した口紅を塗る。


そして、麗しきディーラークイーンがステージ上に完全な姿をあらわした。



ディーラークイーン・沙利理は部室の入り口に向け、振り返る。




沙利理「やはり…

来ましたわね。」




そのカジノ入り口には、人影。

先ほどまで潜んでいたローリンヌが姿を現し、仁王立ちしている。

すでに臨戦体制だ。


そして、その後ろには腕や脚を艶やかに組み、怪しく笑みを浮かべつつ部室の壁に寄りかかる、偽由愛の姿があった。



沙利理「あの場でティーテーブル周りに集まっていた庶民達は、みなわたくしに不満の目を向けていました。

けれど…

それはあくまで同じ学生としての、ごく平凡な、日常的不満。

けれど、その中にひとつだけ、″本気″の視線が混じっていましたのよ。それこそ殺気にも似た。


そこの、おかしな服装の貴女。

あれはあなたのものでしたね。

どうやら部外者…。プエラ会長の失踪からしても…″敵が既にお学園内に入り込んでいる可能性”は十分。

春角由愛さん。ご本人かは存じ上げませんが、あなたのおっしゃる通りです!

わたくしは、このような″予期せぬ襲撃″にと、

こうしてお備えしておりましたのよ!」



ローリンヌ「……」



偽由愛「ふふ、そういう事。

貴女からは高い魔力も感じるし、ヴァンパイアの僕としての資質もある。

私達の邪魔になるから、ここで倒す事にしたのよ。

…安心して?殺しはしない。どうせ死ぬ事はないしね。

でも…心はしっかり殺してあげる。

完全に屈服させて、庶民やメイドよりさらに下卑た存在…

″雑魚戦闘員″にあなた墜落させてあげる。」



沙利理「庶民より?

ふふ、たかが悪人が庶民の格をかたるなど…貴女たちこそ庶民に対して図が高いですわよ?」


沙利理は胸元ジャケットに手を入れ、すっとそこからスマートフォンを取り出し、ガシャ、と床に投げる。


沙利理「さあ、これであなた達の正体を私は通報できない。いかが?

これは不正無しの賭け事。

勝つか負けるか、それだけのゲーム。


かわりにわたくしが貴女達を倒した暁には…そのお功績は全てわたくしだけのもの❗️


一気に学園内の地位向上も望めましてよ!

オーッホッホッホ✨」




偽由愛「威勢がいいわね。

七罪級が2人相手なのよ。勝てるとは思わない事ね。

高飛車なお嬢様ほど、負けた時の哀れな姿は哀れさを増すもの。ふふ、貴女はどんなふうに泣くのかしら。」



だが沙利理は挑発にまったく乗らす、更に大きくパフォーマンスを続ける。


沙利理「ええ、ええ!いいわ!

好きにお叫びなさい!?

来るものは全て拒まず!それがカジノ!

あなた方は今からゲームプレイヤー‼️

全てのものが運勢と戦い、勝つ資格がある!

私を力ずくで押し倒して胸を揉みしだく…

そんな夢も、全ては、あなたの勝利次第ですわ!


さあ、プレイヤー❗️好きなおゲームを選びなさい!」



偽由愛はテーブルを見る。

トランプ?ルーレット?

そんな時間は、私達には無い。


偽由愛「時間稼ぎはさせないわ。

私達は貴女の相手なんて長くはしていられない。」


ローリンヌ「…お前の肉を砕く。

それだけ」


ローリンヌは、両手のガントレットをガチンとぶつけた後構えて深く腰を落とす。


沙利理「ふう…貴女方は、カジノではとことん負け尽くすタイプみたいですわね。

けれども、大丈夫‼️

挑戦者の選ぶおゲームは自由!

たとえそれが、バイオレンス・ゲェムだとしても‼️✨」


華々しく両手をあげて高らかに叫び、

バサっと

上着を脱ぎ捨てる沙利理。

本来カジノで大勝ちしたものの前でしか脱がない上着を、この場で脱ぎ捨てる。

それは、本気のゲームにのぞむため。


その下には、普段大量に稼いだ勝者のみに見せるディーラーの全貌…

逆バニー衣装が隠されていた!



偽由愛「お互い賭けるチップはこの体って事かしら?

ローリンヌ、今回は私から行くわ。あなたは連戦で疲れてる。それにここは敵地。地の利も向こうにある。

あなたはまずは下がっていて。」


際どいレオタードのまま、偽由愛も腰を落とす。

柔軟な腰を回しながらお尻を後方に突き出したフットワーク。

それは男性アピールを兼ね手編みだしたは由愛特有のもの。



沙利理「ディーラーは立場上複数人ともゲーム相手はいたしますが…まあいいでしょう。

それでは…おひとり様で、おゲーム開始ですわ!」


ザララ‼️


テーブルのチップを胸いっぱいに掲げあげる沙利理。

それを天井まで放り投げる。



ザラララ…



部屋中美しくチップが舞い散る中、偽由愛が沙利理に向かい走り出していた。



利音ほどの速さはなく、プエラほどのパワーも無い。


しかし偽由愛は、筋力こそ本物と大差ないが、シェロがチームバウトで感じた由愛の恐るべき粘り強さと、戦闘センスを勿論さらにそれをシェロ恐怖で増幅されていて、純粋スペックならばオリジナルを上回っていた。


機敏にチップを避けながら進む。



沙莉理「まずは第1ターン!

投げ上げられたチップはゲームの障害!、全てに罠の仕掛けが施されていますわ!。

これは先程のトランプと同じくわたくし沙利理のバウトウェポンのひとつ‼️

チップは人肌に触れると感知して小さな針を突き出し、そこから激痛薬品を入れ、激しい痛みにより戦意を奪うのです!」


さらに、追加を投げ上げる沙利理。



偽由愛(激痛薬か…その程度なら耐えるわ)


かなりの数がランダム投げられており、かわすのは並大抵ではない。


しかし、偽由愛はそれをやってのける。



沙利理「なるほど。身のこなしは色欲の由愛のソレかもしれません。ならば!」




ピシッ❗️


正面から飛んできたものによって、


偽由愛のレオタードの一角がスパリと切れる。



これは、鋭利トランプだ。


偽由愛「なるほど。けど、甘い武器ね。

刃の部分は角のほんとに僅かな部分だけ。これじゃ深くは斬れないわ」


学園のバウトは女性との肌を傷つける事を極力禁じられている。

勿論このトランプは対クォーツォ軍用に特注したものだ。


次のトランプ投を交わした後、無事沙利理にまで到達し、偽由愛は回し蹴りを放つ。



だが、



それを華麗にバックステップで避ける沙利理お嬢様。


沙利理「残念!

それから…このトランプには当たり外れがありましてよ!

貴女に先ほどかすったトランプのスートはスペード!そこには麻痺毒が数字の高さに合わせた量塗ってありますのよ!」



偽由愛は肩の痺れを確認する。

僅かだけだ。おそらく数字は小さかったのだろう。


偽由愛「く…まずい。もし大量にうけるとこの先の行動に支障が…。」



沙利理「怖気付きまして?

クイーン・ディーラーであるわたくしを唸らせるプレイができなければ、このクイーンの肌を早々に晒して差し上げたという″前借り″の分すら…

返済できませんわよ。

この圧倒的にトランプの嵐を抜けてきた運を味方につけたカジノの王者にならなければ、勝利はありません‼️」



目にも止まらぬ早さでトランプを大量投稿する沙利理。今度はトランプをボックスごと指に挟み、巧みに投降してくる。凄まじい枚数だ。


しかも足場には最初のチップが敷き詰まっており、下手をすれば足を滑らせてしまう。

また、偽由愛の足は新体操用ソックスは履いているが、靴は履いていない。つまり、チップを踏めば二次被害危険もある。


地の利は、想像以上にディーラーのものだった。


走る間に偽由愛は再び2枚、3枚と当たってしまう。


沙利理「ハートのスートは癒し!治療薬が塗ってありますわ!

ダイヤのスートはお金!チップを差し上げます!


そしてクローバーは

…妨害!」



バッ


偽由愛に迫る、クローバーの絵札。


沙利理「ふふ、貴女たちがこれからも生徒を騙し続けるつもりならば、これを受けるわけにはいきませんわよ!」



偽由愛「あっ!?」


迫り来るクローバーのカードの裏には、べっとり油性らしき蛍光塗料が塗ってある。

本来なら軽い罰ゲームで済むだろうが、今の偽由愛には違う。

これをうけたら肌に塗料が付き、下手すれば傷にも入り込み目立つ。

すぐには隠密行動ができなくなるだろう。


晴臣由愛は肌を惜しみなく出す人物。

それらを隠すのは不可能だ。

ここは敵地の只中、もし正体がバレれば、ただそれだけで私達は駆逐されかねない。



まずい。


敵の作戦勝ちーーーー







ガキン❗️




バサバサ…



カードが金造に弾かれ全て床に落ちる。


ローリンヌが、偽由愛の前に出て金属の手甲でトランプを叩き伏せていた。




ローリンヌ「…もういい下がって。

戦闘は私の役目、貴女は戦わなくていい。

私にはこんなの当たっても平気。

私が1人で近づいて、こいつの肉を…ズタズタに弾く」


偽由愛「はあ、はあ、

そうね…

ありがとう」



沙利理(おかしい?…金属のお手甲で弾いたにしても、周りの全てのトランプが地面に落ちているなんて…)


ローリンヌは、また腰を落とすと一気に詰め寄る。



沙利理「いいですわ!ならばポーカースタイル、最後のお試しです!」


新品のトランプパッケージがいくつも弾倉みたいにつけられた派手なオリジナル・システムを取り出す。後ろから叩けば一斉に大量カードが飛び出す仕掛けだ。


もはや人の動きでかわしきるには厳しい。

とくにスペードの痺れ薬を大量に受ければ、いかにローリンヌであろうと危険だ。


本来、スペードに当たらぬ事を運を主題とするゲーム攻撃なのだろうが…




しかし、そうではなく。

それどころか、

彼女には、無意味だった。




ローリンヌがまたも手甲でカードをガードする。


するとまた、他のカードも一斉に飛翔力を失ったように地面に落ちる。


沙利理「な…!くっ

一体なぜ!?」


焦る沙利理。



ローリンヌは次に来るカードの波を、

こんどはガードするではなく、″殴り飛ばした″。


すると…!!



ビシュ❗️



カードが沙利理にむけ、跳ね返ってきた。


沙利理「ああっ

きゃ…‼️」




悲鳴をあげた沙利理の体の胸、腹、太腿に、カードが肉を切り裂き食い込んでいた。




沙利理「あああっ‼️」

急いで振り払う沙利理。幸い、カードはスペードが一枚だけで、後は問題ない。



沙利理(…ディーラーのわたくしに、逆にカードをお見舞いするなんて、なんというプレイヤー…!!)



沙利理「これは…七罪の持つお魔法?

重力か何かを…操っている?」



だからカードは地面に落ちたし、跳ね返っても来たのか…!



ローリンヌ「やっと気づいたか。

ほんっと、雑魚。」




沙利理「くっ!あ!?💦」


カードを跳ね返され膝をついた沙利理は立ちあがろうとするが、頭上には既に、ローリンヌの体が接近していた。

沙利理のみぞおちに向けて、拳も放たれている。



気づいた時には、もう遅い。



ローリンヌ「どいつも…ほんと口ほどにもない。

なんのリスクもない任務。

つまらないから…あなたも終わって。」





ドゴオ‼️





肉が弾ける音。



しかし…






それは沙利理の腹にめり込んだ、ローリンヌの拳によるものではなかった。





ローリンヌ「…

ぶお…ほっ…!!


💥💥

ぶお…ふっ…ぷうっ」






沙利理「桐生堂流拳気術…破腹・流華掌‼️」



技を決めていたのは、沙利理であった。



沙利理は以前レスリングをしていたが、もともとは独自の拳法を操る家系の娘。


ローリンヌは沙利理が拳法を操るとは知るはずもなく、筋肉少なめのその柔肌から接近が必殺、と推察し一方的に侮っていたのだ。


沙利理は優雅な美しさと格闘技を極限まで追求し、筋力を絶妙な量に抑えつつ、家系独自の桐生堂気術特有の″気″で足りない筋力を補うスタイルを隠し持っていた。

学園ではレスリング部に入らなかったため、彼女の持つ拳法は依然、シェロですらその全貌を把握できてはいなかったのである。



技の流れはこうだ。

最初に沙利理がローリンヌの腹に掌底を当てて気全てを送り込み、その後に手を肘打ちの形に変えて肉弾でローリンヌの腹をえぐるという2弾技。

ローリンヌの背後からは、″気″と思われる彼女の掌底の姿をしたオーラが突き抜けるのを確認できた。


圧倒的貫通力を持ってローリンヌの腹を、気の衝撃が細胞を揺さぶりながら後部に突き抜け、またその振動は全身を巡り脳にも障害をあたえる。


アタマのダメージにより思考が吹き飛んだローリンヌの股間からは、たまらずオシッコが吹き出していた。




ローリンヌ「……



お…ぐお


お…


お…ぼ…」



見開いた目から涙が溢れ出すローリンヌ。

眼球は裏返りい飛びかけ、意識をほぼ失っているのがわかる。




偽由愛「あ…そ、そんな…‼️」




沙利理「お魔法を見事に使った驚愕のプレイには賞賛をお送りしますわ。

しかし…そこまで来れたものに許されるのはあくまでカジノクイーンの柔肌を″見る″ことまで。

″お触る″事は、まだ決して許されませんのよ。

それを望むならば、次はこのクイーンを力ずくで組み伏せ、自分の力で手篭めにしなければならない。

最も、それは不可能ですけれど。」



ニヤリと笑う、沙利理



一方でローリンヌはまだ半白目状態で痙攣し、声にならない声をあげているだけだ。


ローリンヌ「あ…か…ぼご?…べへぇ…むお」


沙利理「醜い顔ですわねえ。

あれだけ見事なプレイをした貴女ほどの挑戦者者ならば、敗北時も美しくなさい。

さあ、今、安らかに眠らせて差し上げますわ。」


痙攣しながらもガニ股でなおも倒れようとしないローリンヌに、沙利理は追撃をお見舞いする。


沙利理「お我慢…なさいませ!」


気を込めた、レスリングチョップの袈裟斬りをお見舞いする。


ガッ‼️



刹那、ローリンヌの左耳付近に付いた、ヘッドギアと思わしきパーツを吹き飛ばし、頭部にチョップが見事炸裂した!!




ドサ…❗️



開脚したまま情けなく突っ伏すローリンヌ。

口からは泡を吹いている。




遂に日本女神が、

クォーツォ七罪を地に這いつくばらせた、

まさにその瞬間だった。






偽由愛「ローリンヌ…そんな

くっ・・こうなってしまったらもう…」


がくっとうなだれ、唇を噛み締める偽由愛。


今から自分が戦っても、

トランプにより体が大量にマーキングされ、暗躍は難しくなるだろう。

すでにかなりの数の生徒を無残な姿にしているため、すぐに怪しまれる。

捕まればもう私一人では・・



沙利理「さあ、「色欲で無色」さん。

あなたのチップはまだ、テーブルに賭けられたままですわよ?

もうあきらめたいのならば、フォール(降参)なさる?

ふふ、貴女が本物かは知りませんが、こちらの子供はクオーツォの七罪でしょう。

ほほ、素晴らしい成果をいただきましたわ。」


巨大な金髪ドリルさらりと払いのけ、

不敵に笑うお嬢様。


こみあげてくる、喜び!!

気分はハイになる。



沙利理「おーっほっほっほ!!

わたくしでも…倒せる!

やはり、クオーツォ一味に充分通用しますわ!!

たとえあのプエラ会長がこいつらに倒されたのが事実であろうと、それは多くの敵を倒し、奴らに大損害をあたえたことでしょう!!

気高い成果を成し遂げた末に倒れた、ならばそれは決して敗北ではない!だからわたくしも、力の続く限り彼女に続き悪を成敗する!

ただそれだけ!

おーっほっほっほ!!」






ローリンヌ「…ない」




沙利理「?

・・・何か?


おっしいました?」






ローリンヌ「あいつは…何も成せてない。

あのプエラという豚は…


私達のうち、ひとりも倒せず…

無残に敗れさった。」




沙利理「なん…


ですって?」



驚愕の表情となる、沙利理。




ローリンヌ「その証拠に…あいつにトドメをさしたのは、私。

情け無い顔で…三角木馬に跨り…涙を流してた。

とても惨めな…最期だっ…



ガンっ‼️‼️



ローリーンヌの脳天に衝撃が走る。






沙「そんな」


バキ💥‼️




「ハズが」


ゴッ💥‼️




「ある」


💥💥‼️





「ものですかっ」


ズガッ‼️ガッ‼️





殴打、ストンピング。


倒れ伏したままのローリンヌに、攻撃の嵐。





はあ、はあ、と息をつく沙利理。


先ほどまでから一転、かなり冷静さが消えている。






ガシっ❗️




沙利理「え?

なっ!?」


ローリンヌが、息をつくお嬢様の、足を掴む。





ブンっ‼️



そのまま片手で体格に勝る沙利理を無造作になげとばす。



くっ

とうめいてなんとか着地する沙利理。



ローリンヌは、ゆっくりと、しかし重圧的に立ち上がってゆく。





ローリンヌ「弱いやつが…何を言っても変わらない…

真実は。」




沙利理「ぐっ…

そ、そうだ!会長は、そのクォーツォに何かされたのですわね!!お魔法を受けたなどの罠にかかり負けたのです!

でなければあの会長が、こんな子供の技に倒れるハズがありません!」



ローリンヌ「違う。

クォーツォ様は幻影体であり本人ではなかった。だから、ただそこにいただけ。

あの女は・・ただ実力で、私達に完敗した。」




沙利理「ほっ!」


ーーーーーーー怒り心頭。




紗利理「ほざいていなさい…!!

おしゃべりはここまでですわ!

会長にトドメをさしたというなら、なぜこうして私の前に無様に屈しているのです‼️

答えは明白!!

すべてがデタラメなのです!!

ゲームは既に終わっている…

ゲームに負けた後、いちゃもんを付ける、礼儀のない子供にはしつけを行って差し上げます‼️‼️」




バッ



沙利理は、気をためて滑るように前進する。

怒りの技を、放つ!!!



沙利理「桐生堂流拳気術‼️裂気・蹴華‼️ーーーー」




立ち上がったローリンヌにも、怒りの気迫がみなぎる。



ローリンヌ「・・屈する?


ふざ…けるな

私は戦闘種族。

倒れはしない!!

弾けるのは…おまえの方‼️」




沙利理の蹴りとローリンヌのグラヴィティナックルが互いの腹に決まる。


両者の肉が、凹み、そして震え弾ける。




反吐が飛び、

汚らしい叫びが飛び交う。




色とりどりなカジノ部部室は気と拳圧で荒れ狂い、

あらゆるものがふきとんでいった。






🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙



はあ・・はあ・・






そんな…





わたくしが…




こん・・なに

押されて…



あが…はあ…





バギィ‼️


ガラガラ…



ローリンヌとの打ち合いで、沙利理は次第に打ち負けた。


ダメージは互いにいっているはずなのに、彼女は何度でも立ち上がる。


沙利理は筋肉や体力を気で補っていたため、身体自体はダメージにもろかった。


(体力負け…?そんな…私が磨いてきたこの優雅さが…肝心なところで逆にアダになってしまうというの?)



ガラガラ・・



沙利理は、後ろに積んであったダミーチップの山の中に突っ込んでいた。

幸いこのダミーチップには薬は仕込んでいないが、沙利理は相手のあまりの強さと己の不甲斐なさのショックで立ち上がれなかった。





まさか…会長は


本当にこんな奴らに惨敗を…?


いや・・いやですわ。



でも・・




雄大なものほど、その貶められた姿を思うと興奮するという、ひとのさが。

勝者がいれば敗者がいて、それはいつも表裏一体・・



あれだけ強かった会長・・女神の女帝も

一皮むけば・・ただの惨めな敗者になりうる・・?

そうなんですわ。

真に完璧など、ありえない事。



優勢だった自分が今、瞬く間に地を這いずっているように。


最強の女帝であった会長がこんな子供や、他の悪人たちの前に無残に倒され惨めに泡やお小水を吹いている・・そんな姿さえもあり得ないわけじゃない。


強さ、気高さ、完璧さなど、それを上回る圧倒的力にはただただ脆く崩れるだけなのだから。

そして負けた後には、高みにいたほどその惨めさも大きくなる。






沙利理「ぐう・・

あ…痛っ…あああ!」



痛い。

既に体は何箇所か骨が砕けているのがわかる。

こんなに死の真近の恐怖を感じるのはじめてだ。


どうにか痛みに耐え、立ち上がる。



一方のローリーンヌも体にはいくつもの痣ができ、

足はふらつき、息が苦しくなっている。




また、沙利理が驚いたのが、彼女の壊れた額のパーツの下から覗いた、

小さな「角」だ。


先ほどのチョップでその角に小さな亀裂が入り、赤くなっている。



あれは・・・額から直接生えている?

だとしたら、どういう事だろう。

彼女は人間ではないとでもいうのだろうか?



二人の深い息だけが部室に響き渡る。


2人はしばらく互いの動きを見合い、ジリジリと動かなくなる。





その静寂を破ったのは、偽由愛であった。




偽由愛「待って。

悪いけど、これ以上ローリンヌにダメージを受けさせるわけにはいかないの。私も加勢するわ。ただし、″間接的″に。

ふふ、これから、わたしのえっちな特技を、披露してあげる。」




そういうと偽由愛は、カジノを盛り上げるバックステージの方へ歩く。

ミラーボールの下にある、ポールダンスのためのポールのそばに行き、遠慮なくそのレオタードの食い込んだ、汗ばんだ股間をポールに押し当てる。



くにゅ💗


沙利理「何を…⁉︎

こ、こんな時にふざけているんですの?」



そして、自分の手でレオタードに手を入れクリトリスを剥き、そしてポールにおまんこを、尻を、擦り付けながらダンスをはじめるのだった。




偽由愛「…ローリンヌ。口と鼻を。」



ローリーンヌはその言葉をうけて、鼻と口をマスク型の布で覆った。




沙利理はまだ、分からない。





偽由愛「ふふ…お嬢様…💗

すぐに…んっ

あなたは…まける…わ


ああっ…ふああっ❤️…あんっ…」




小さく喘ぎながら、偽由愛は尻の動きを大きく、早くしていく。

擦り付けにより快感の波となり幾度と突き抜けてゆく。

偽由愛もオリジナルと同じく感度が高い。

当然股間はたまらず洪水を起こし、ポールにまでねっとり糸を引く愛液を発し始める。



沙利理「ポールダンスなど!しかもそんなお下品な…いまがどういう時だと思うのですか!

…!?


う…なんですの…き、気分が…?」




急に動悸が早くなり、はあはあと、呼吸も早くなる。





由愛の体から発される全ての液体には、ゾンビサキュバス特有の誘惑フェロモンが含まれていて、気化したそれを吸い込む事でヒトの理性に異常が発生する。


力加減や精神等の自制をくるわせ、体や心のコントロール、歯止めが効かなくなる魅惑のフェロモン。

自滅するまで力をふるったり、由愛を無性に痛ぶり犯したくなったりしてしまう。

これがエリカや会長を倒した由愛の秘訣でもある、”テンプテーション”の力だった。



この事はシェロを含めた七罪全員に由愛から厳重注意されていた。

そのため、シェロが想像したその性質がこの体にも似た形で備わっているのだ。


沙利理「くっいけませんわ!これは何かがある…!

早く勝負をつけなければ…危ない気がします!

ハアッ‼️」



しかし、もう時は遅かった….。




もともとの怒りと焦りがが合わさって、目の前のローリンヌに向けて自制を失い、

激しく攻撃する沙利理。


しかし、その攻撃は無駄に大振りになってゆく。


そのまま、スタミナ管理ができなくなったていく。

さらに、お嬢様の使う気の技は、平静であるほど気が練りやすく、心の乱れは拳法自体にとってまさに命取りといえる状況であった。


ただでさえ不利なお嬢様に、敗北のためのピースが着々と揃ってゆく。


その、悪あがきのような攻撃を避け、沙利理の隙に攻撃を挟む、ローリンヌ。


沙利理の体に、重量波パンチが次々と突き刺さる。


もはや金髪ドリルを振り乱すお嬢様の、削ぎ落とされた冷静さと戦闘センスの低下は、勝負を勝負では無くしていた。


ローリーンヌの膝蹴りが、逆さバニーのお嬢様の腹、その柔肌に深くめり込む。


沙利理「おへえっ!」



その控えめな腹の筋力は容易に内臓までダメージを届かせ、さらにローリンヌの魔法「グラビティエンチャント」の力によって被弾部に重力波が生成され、弾けた腹肉はさらに重力に押し広げられて元の位置に戻して貰えない。


逆さバニー衣装で元よりまる開きだった胸部、腹部に幾つもの重力波の刻印が刻まれ、痛々しく赤く腫れてゆく。


あまりの衝撃で吐き気をもよおし、口からティーだけでなく昼食まで吐き出す、あの麗しき御令嬢。


ついには、先ほど乃ローリンヌのように、

嘔吐したまま尻を上げた体勢のまま、地に突っ伏す。




紗利理「ぶほっ・・オエエ・・っ!!

ひっひぐうっ…❗️

ひいっ…」



瞬間、近づくローリンヌの瞳に冷徹な光が走る。


ローリーンヌ「今だ…❗️




これで終わり!

キリング・ホース・デス‼️」





ズッ‼️


ズズズッ!!


沙利沙「あっ!?あっああああーーーっ!?」


地面から競り上がる木馬に股間を突き上げられ、

悲鳴をあげたのも束の間、足が木馬に吸い込まれ、繋ぎ止められる。



これで、必死に腰を浮かせ続けない限り、股間と尻に容赦なく鋭利な角が食い込む。



沙利理「あばががああああっ⁉️」


冷静さを失っている沙利理は理性を失ったように涎を跳ねながら叫ぶ。


沙利理「あぐぅうっ

お嬢様のおっ

わだぐじにいいっ❗️

よくもおっ

こんな拷問処刑みたいなっ仕打ちををっ❗️

ひいいっ!

無礼っ…無礼ですわあっ

あひいっいっ痛っ

いだああああっ」



偽由愛「うふふ。

醜いわね…。バニークイーンさん。

ガニ股のままひっしにお尻をあげて振って。

まるで見るものを挑発しているよう。

名家のお嬢様がそんな事、もしこれが部活のアピールだったらその姿と表示、この大胆さで、男性票を吸い上げできるかもね?

あら?ふふ、見えているお尻の穴がパクパクしてる、敏感ね。ここ、普段使っているのかしら?

だとしたら幻滅ね。

惨めな庶民以下の、沙利理様。」


ふと、偽由愛は胸の谷間からスマホを取り出す。



偽由愛「そうだわ。私は春角由愛…オリジナルの持っていたスマホを渡されている。

これで撮影してあげるわ。

お嬢様の尻振り木馬💗

墜落デビューおめでとう♪桐生堂沙利理さん?」


沙利理「い"っやああっいやっいやでずわあ…っ撮らないでえっ

やめでっ…ゆるじでえっ‼️家にっ家に傷があっ‼️

がえっがえれなぐなるうっ

みんなに、失望…ゴミをみるめでっ❗️蔑まれてじまうう‼️お願いっゆるじっ

ゆるじでぐだざあ…っ」


ローリーンヌ「敵に懇願するな、雑魚。 

許しなど、ない」



沙利理「ひっひい…っ

おふっ

ぞんなあああああっ」


涙を散らし、怯える沙利理の背中に回り込み、ソバットを浴びせかけるローリンヌ。


処刑が始まった。


沙利理「ぼっぼふぉおっ…‼️」



2発。




3発。



地獄の蹴り技が続く。


もはや、敗北は決定的。

あとは華やかなディーラークイーンを、ズタズタのボロ雑巾にまで落とす、ローリンヌのワンマンショーに過ぎない。



偽由愛「そうだ。倒される前に、私が受けた体の傷に相応しいお返しをしなきゃ。

クイーンの高嶺のお豆に″飾り″をつけてあげる。」


地面に落ちたクローバーのトランプを偽由愛が拾いあげると、その刃の角を、赤く腫れ上がった沙利理のクリトリスを両断するように薄く刺す。

蛍光塗料が、クリトリスを無様に彩っていく。



沙利理「いぎいいいっ‼️

わたくしのっ

高貴なっ❗️おっお豆っおクリどリスがあっ‼️

お膣とアナルもおおっ‼️

裂けるっザゲますわあああああああああああっ‼️‼️

ああ…おほおっ」



次は、小便を吹き始める。


沙利理「漏れるっ

お嬢様なのにっ!おションベンとまりませんのおっ」



ローリンヌ「いいかげん…


うるさっっ‼️‼️。」





ゴッ……




ローリンヌ怒りの叫びとともに、放たれたローリングソバットの一撃。


それはディーラークイーンののご自慢の柔肌を重力波で掻き分け進み、お嬢様の肉体を切り裂くように横断。





これにて、完全ゲームクリアとなった。






直後、白目を剥いたまま鼻を伸ばしたアホずらのまま、沙利理は木馬の上で完全に崩れ落ちた。

突っ伏した事により股だけでなく体から額にかけても木馬の斬撃痕が刻まれたのだった。




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙



数分後





カジノ部の部室に広がる、惨劇。




完全敗北し、力尽きたお敗北嬢様を、ローリンヌはその後も遊びものにしていた。

ストレスを発散すりるように。



尻を持ち上げた体勢にされたままぐったり動かないお嬢様のけつ穴には、ローリーンヌが先ほどチップを重力でくっ付けて棒状にして突っ込んでしまった。

勝者が楽しむはずの麗しきカジノクイーンお嬢様のケツマンコを、無機質なカジノチップがえぐっしまうという悲劇がが起こっていた。


また、クリトリスだけでなく、身体中にトランプが刺してあり、そのクイーンヒップには、堂々と″

fold(ゲームを降りる、あきらめる)″と描かれている、実に哀れな惨状へと成り果てていた。






チョロロロ…


さらに、ローリーンヌは金髪ドリルを引っ掴みながら、お嬢様の顔に小便をかけている。



ローリーンヌ「さっき少し漏らしたけど、

長旅ですごく溜まっていたから。

…ちょうどいい。

こいつ、便器にしてやる。」



お嬢様ご自慢の逆さバニークイーンスーツは、全裸まで剥かれて戦利品として偽由愛に押収された。


偽由愛「さて…邪魔をされた葵の時と違い、今回は貴女をきちんと″戦闘員化調教″するわ。

貴女のせいでわたしも体に傷ができたし、だいぶ汚れてしまった。これから動きにくくなってしまったわ。

だからその報いに貴女には、私がするはずだった役割をやってもらう。

生徒たちの気を引く役割よ。陥落したお嬢様を見たら、誰もが気を引かれるでしょう。

貴女も私のオリジナルと同じ。

弱い正義を語って悪に敗北したのだから、その弱さの報いを受けなきゃ。悪の僕になるのよ。それも最下級戦闘員にね。



ローリンヌ「はあ。あれをやるのか。

…めんどくさい。エヌシーに電話しなきゃ。

こういうの、ほんと苦手。

早く終わらせたい…






🌙🌙🌙🌙




エヌシーはいまとりこみ中との事だったので、手早くやり方を聞いた。




ローリンヌ「つまり、こいつの尻の穴に魔術を施した私の″クリトリス″を入れるの?

うわ…気持ち悪い。

またあれ、やるのか」



これは、ローリンヌが凄く嫌いな手法だった。



はあ、とため息をつくと、ローリーンヌは自分の戦闘服の股間の布をぺろりとまくる。

つるつるの、可愛く盛り上がった丘と、ぷっくりおまんこが姿を表す。


そして、エヌシーから渡されていた札を取り出し、自分のクリトリスに貼り付ける。


するとーー


みるみるうちにクリトリスは膨らみ、

ちんぽ…″フタナリ″に変化し、大きくそそり立つ。



沙利理「え…⁉️

ひっ?ひいっ

な、なんて醜い…」



かすかに意識を取り戻すも、体は動かない。

ご自慢のトランプスペードで、全身に麻痺薬を塗り込まれている。

勿論、体の「局部」をのぞいてだが。


ローリンヌは不機嫌に叫ぶ。


ローリンヌ「…うるさい。だまれ。

これを今からお前の尻肉にぶち込む。

調教したやつらはゆくゆく全員性器を別人のものをいれかえるらしいけど。

でもいまは仮の施術。

だからけつ穴を使う。」


沙利理「ひいっ

いっいやああ…そんなっお尻なんてっ

…っおゆっ

お許しくださいませえっ…なんでもっなんでもいう事を聞きますからあ…」


ひくひくと、べそをかく沙利理。


偽由愛「結構よ。

貴女は意外と頭は良いし侮らない。信用はしないわ。

それに、どうせ戦闘員は言われたままなんでも言うことをきくのよ。知ってた?






力なく抵抗するお嬢様を無視し、ローリンヌのフタナリが肉穴にあてがわれ、


メリメリと沙利理の厚い尻肉を割いてゆく。


小柄なローリンヌにしてかなりのサイズのフタナリが、ディーラークイーンの、尻穴を攻略してゆく。


ビクビク❗️



沙利理「…っ❗️…っおじっおじりいい……

…あごおっ!!」


その刺激に、お嬢様の体は突っ張り、再び白目を剥きかける。


ローリーンヌのフタナリは長いが、太さはそれほどでもなかったため、スムーズに最大まで進み、根本まで突き刺さる。





お嬢様の尻穴の完全攻略が今、完了する。


沙利理「…っ

……っ❗️

……っ」


声にならないら声をあげ、痙攣する沙利理。


そこから、ピストンをはじめる。


バツン❗️

バツン❗️


胸に比べても引けを取らないサイズの沙利理の尻肉が、激しく波打つ。 

魅惑のバニースーツを剥がれ、単なる全裸にされたその体は高貴さをうしない、そこには尻を突かれ喘ぐ、ただの雌ウサギがいるだけだった。





偽由愛「このレオタードは何箇所も切れてしまったし…

この子の服借りようかな。

ふふ、ここが部長の席ね。

ほらスペアがある。

ちょっと過激だけど服が目立てば体の傷を少しはカムフラージュできるでしょう。」


尻穴を攻略されているお嬢様を尻目に、クイーンの仕事服をうばう、偽由愛。



パン❗️


パン❗️


ピストンが響く。







沙利理「あがおおっ‼️

わたくしのお…わたくしのアナルっが

ほじっほじくられっ

こんな子供…にいっ‼️

はひっ❤️


バレてしまううっ

誰にもっ

知られてないっわたくしのおっ

自慰で広がった尻❤️っあながあっ

いつも以上にけいっ痙攣っ…

違う…ぜんぜんっ

ダメェ…

イグ…

いっイキ…ますのおっ…」



ローリーンヌ「はあ、はあっ

うるさい…!

お前のオナニー癖とか、

そんなのどうでもいい。

はやくいけっ

…この雑魚‼️」



パァン‼️‼️


トドメのいちピストン。

そしてフィニッシュ。


沙利理「お嬢様なのにっ

庶民に、

悪に、

高貴なけつ穴掘られて、いっグゥ〜〜〜〜〜っっ‼️‼️」



ドピュ‼️ドクッ‼️


ローリーンヌ「〜〜〜〜っ‼️」歯を食いしばるローリーンヌ。




この調教魔法メカニズムとは…


七罪のクリトリスを″女にあるまじきペニスに改良″する事による背徳感が「裏切り」を連想させ、そこから生まれる罪悪感の魔力を敵の体内に放出。

白濁液として入った分だけ、もともとあった容積が体外に放出される事になる。


そう、「良心」が。



ゴポッ


ヌボオ…


白濁液が糸を引き、ローリンヌのペニスが引き抜かれる。



すると、刹那、


その穴から、別のものが、競り上がってくる。

糞便では無い。



グニ…ブリ…ブリリィ…


なんと、沙利理のけつ穴から、ゼリー状に輝く綺麗な何かが排泄されてくる。




これが良心だ。





その排泄物の先には、かすかに沙利理の顔らしきものが浮かび上がっている。

グロテスクなそれが、沙利理の正しい心そのものだ。正義感も.仲間を思う気持ちも、自制心も全て抜き取られていく。






ただし、これはエヌシーがメイドオンデスを征服調教した儀式のあくまで″簡易版″に過ぎない。


本来は悪心を残して良心が抜け、全てを悪心が支配して完全征服完了するのだが、

簡易版はたその空いた部分に、かりそめの白濁魔力が滞在して残ってしまい、何も無い真っ白な心の空間ができてしまう。


だから、あの物言わぬ戦闘員が出来上がってしまうのだ。

完成品の悪堕ちとは似て非なる粗悪品…

だから、雑魚戦闘員。



ローリーンヌは、抜け落ちた良心という名の排泄物を、捕獲魔法ビニールに入れて回収する。


しかし、拠点に帰れるわけではない。

いったんは、これを口に入れ、飲み込んで保管する。


ローリンヌ「…ぶにっとした喉越し。

気持ち悪い。」



これで、全てが完了。



こうして、学園随一の名家御令嬢・桐生堂沙利理は、物言わぬ戦闘員となったーー




🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙





榊原学園、廊下。



ここには、沙利理が連れていた取り巻きが集まっていた。


今、その誰もが

目に入る光景に驚愕していた。




全裸の、痣だらけの柔肌。


薄汚れた金髪ドリル。






取り巻き2「う、嘘…そんな…」


泣きそうな取り巻き。



取り巻き3「あ…あ…⁈これ、夢ですか?夢ですよね」


疑念をもつ取り巻き。



取り巻き4「あはっ…何?何…?これ?ちょっと…!」


ただただ、恐怖で取り乱すもの。





ザワ…

桐生堂沙利理の取り巻きたちが騒然となる。




そこには


全裸の四つ這い。

尻穴に突き刺さる、新品のチップの束スティック。

顔には黒の無地で質素な、最下級戦闘員用の緊急時仕様の半覆面。


学園に1人しか持たないはずの、高貴で巨大な金髪ドリル。


それは間違いなく彼女たちが知るあの人、

桐生堂沙利理本人であった。


あまりにも変わり果てた姿のその人物が今、学園廊下を四つ這いでよちよち歩いているのである。






凛として強気、そして何事にも上から見下ろす高飛車。

彼女のその面影は全て消え、あまりにも正反対の、力なき赤ん坊のようなはいはい姿。

涎を垂らしながら、微かに唸り声を上げる程度の気のない人形のような表情。

体の動きはまるで自らを見世物とするかのように、デカい尻を振りながらよちよち歩いている。


取り巻き6「さっ沙利理様ですよね!?どうしたっていうんですか?顔を…顔をおあげくださいっ」


取り巻き2「もしかして…敵にやられて…?

そんなっああ、沙利理様…信じられない…」



ドムッ💥

ズムッ💥



取り巻き1「はあ、はあ

あはっ!

どうでもっ!!

いいわよっ!!

はら、みんなもやりなよっこいつ、尻踏んづけても無反応だよっ✨最高じゃん

今までの鬱憤はらそうよ!

ふんっ!お高くとまってさあ!

はっ何がクイーンヒップよ!きったない尻!穴、広がってない?はっ!どうせよくオナッてたんでしょ!

ほら、惨め!手形までできて!赤く腫れ上がってる!

敵も分かってるわね、最っ高❗️

みてよ、foldとか書いてあるし!もうこれ人生から降りたって事でしょっ

高飛車の最期には超お似合い!」


取り巻き6「うわ尻穴くっさ!

お嬢様とか言ったって排泄物は臭いのよねえ、たまに稽古で汗臭かったし、私いいたくても言えず我慢してたんだ!

しかも小便垂れ流しながら歩いて…何が淑女だか!

うはっここまで一気に墜落とか惨め!私なら自殺するね!」


取り巻き3「ああ…沙利理様も…終わりになっちゃったんだ…もうだめなの?私達…」



あるものは嘆きあるのもは罵り、あるものは尻を踏む。あるものはその惨状に絶望する…


次第に.紅茶や小便をかける、飲ませると彼女達のそれはエスカレートをはじめた。


だが…

それも長くは続かなかった。


沙利理はただの”餌”であり、その真上、

廊下天井には既に闇の刺客がいたからである。


数分後、


すぐに全員が木馬の上に跨る事となる。





こうして桐生堂沙利理とその取り巻き、カジノ部はただの1時間で壊滅したのであるーー





🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙






学園倉庫



沙利理完敗から1時間ほど。




偽由愛とローリンヌは打ち合わせをしていた。

まだ幸いにも、莉音などの実力者とは遭遇せずに計画を進められた。

既に、学園にも相当の被害を出した。



しかし、



その分ローリーンヌにはかなりの疲労がでている。



また、沙利理は手駒にしたものの、体のダメージからすぐに再び気絶してしまい、使えなくなってしまった。


その後2人ほど生徒を戦闘員化はしたのだが、肝心の戦闘力としてはまずまずで、すぐに取り押さえられてしまった。



ローリンヌ「エヌシーから渡された魔術札は少ない。手駒にできるのは2.3人のみ。

…あとは、例の女の爆発に任せるしかない。」


偽由愛「そうね。私はそのシェロの様子を見てくるわ。もう魔法もだいぶ進行しているはず。

学園は被害者続出ですでに騒然として、貴女ならもう1人で行動できるはずよ。

ただし、あまり無理はしないで。

かなり疲労が出てる。」



ローリンヌ「問題ない。余計な心配とか、そんな事は考える必要、ない。お前は部下だ。従えばいい。」



偽由愛(心配…か。

私は人形ではなく、トラウマから作られて心がある…。考えてみれば、決して使いやすい僕ではないわね。でも、問題ない。私の役目はしっかり果たす。何も問題無い。)


偽由愛「わかった。互い、任務を果たしましょう。

検討を祈るわ。」




ローリンヌと別れる偽由愛。

レオタードコスチュームは、沙利理から奪った逆さバニーに変えてある。




偽由愛「ふふ、このかっこ、恥ずかしいのにドキドキしちゃうわね。

さて、ここからが肝心よ。」



そこに、近づいてくる足音。

軽快な足音は華奢な少女。



「ぬぽお。

不思議な格好ですね、春角さん。」




そこには、以前チームバウトにてチームを組んでいた人物、

学園ライバーのぬっぽんが、新たなコスチュームに身を包んで立っていた。



ぬっぽん「奇遇ですね?

私もバニー風のライブコスを身に纏い、髪型も人気のものに変え、臨戦体勢です。

かなり被害が出ているみたいですが、犯人は必ず見つけ出しますよ!この私が。

日本の逆境に舞い降りた電子のバニー怪盗!


再生数重視のバトルライブヒロイン❗️その名も!


ヌポン・ザ・ツインテール‼️」






🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙



ローリーンヌ「はあ、はあ

力が…

はいらない…」



体が、動かない。


魔力が急激に衰えている。



偽由愛と別れ、さらに体が動かなくなった。


頭が、とくに左角がガンガン痛む。

どうやら、角にダメージがきている。

ヒビが入っているようだ。



私は、人間ではない。

魔界人だ。

種族は、下級の人型戦闘種族、ヒューマニ・オーガ。


これは種族の習性。

だから、私は常に戦いの衝動が抑えられない。


戦いたいんだ。


もっと。



なのにどうして…

思えばあの金色ドリルの女。


私のヘッドギアが壊れて、角が見えてからは、ここを中心に狙ってきた。

私達オーガは角に魔力を蓄積する。これが破損すると、戦いに支障をきたす。

まさか、その習性に気づいた?

それとも″かん″だとでもいうのだろうか。

人間とは、そんなに鋭いものだというのか。


少なくともこれでは、わたしは勝ったのではない。


時間差はあっても…相打ちだ。



ローリンヌ「くそ…

あの女…あの女…」




フラフラと、人気のない廊下を出て、中庭から旧校舎付近へ、ひとまず体力を戻さねばならない。しかし…



「待っていたぞ。」



ローリーンヌ「!」


そこには、木刀を持った女が立っていた。

1人だけではない。複数だ。20人近い。

髪の色が日本人にしては明るい。妙にチャラチャラした身なりをしている。



木刀の女「フラフラなところ、可哀想だが、仲間たちの分の報復は加えねばならない。


ギャル達「あんたが…沢山の生徒にあんな事したんだ!あんな酷いこと…ゆるせない!」



ギャル達「みんな、一斉にいくよ!」



強い力は、いつか自分に跳ね返ってくる

ヒューマ・オーガ族でも言われている言葉。

それが、一族の死の時とも言われる。



でも、だからどうした。


私は、決して屈しない…❗️



はあっ


はあっ


ローリーンヌは、視界が揺らぐ中、

拳を握り、叫ぶ。




ローリーンヌ「ああああああああああああああああ‼️‼️」



ガッ💥


弾ける肉音。


自分の肉が、跳ねる音。



眼球が、泳ぐ。


見えない。



直後、意識は、途絶えた。








🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙







バチッ‼️




ローリーンヌ「うっ…あっ…❗️」





電撃のようなものが走る。

乳首に。





「ほら、

目を覚ますし!」





目の前には明るい髪の女が立っている。



周りにはさっきの連中。

おそらく、こいつらのボスだろうか。


ここは古い建物のようだ。

倉庫かどこかだ。




体が痛い。動かない。

片目がかなり腫れている。こいつらにやられたのだろう。

皆、涙ながらに私を睨んでいる。




それ以上に驚くのが、わたしの体の下。

なんと、木馬らしきものに跨らされているのだ。


手足は縄で縛られて、魔力が減った今の力では引きちぎれない。


自重で股に木馬が食い込む。木馬の背中、角先端にはなにかプラスチックの板のようなものがついている。


それが尖りすぎていないため、絶妙な太さで食い込んでくる。




(わたしが…自分が得意とする拷問具に乗せられる…なんて。)







女乃「あちしは、暁女乃。このギャル達のリーダーで、元対校派リーダー、今は《色欲》を半分預かってる七罪第七女神。

ん…つまり1番下って事。

あ!

そ、されでもバリすごいんだから!」


1人で百面相しているギャルとやらのリーダー。

しかし、ローリンヌにはほとんど頭に入ってこない。


要するに私は倒れ、捕虜になったのだ。

任務完遂…できなかった。

あのドリルに対し、油断してかかった事が、原因だ。



ガクン❗️

耐えられず、足の力がぬける。



ぐにいっ‼️



ローリンヌ「あぐっ…いぎっ‼️」


まだ魔族としても若い、そのつるんとしたワレメに木馬が食い込み、痛みと悔しさの悲鳴が漏れる。


見ると、すでに自分は失禁している。

目を覚ます前からすでに拷問執行中という訳だ。


女乃「苦しいよね。

けど、あんたが学園の女子らに同じことやったの。

わかるっしょ。

その木馬、あちしのマブダチと仲良くなるきっかけになったものでさ、思い出の木馬なの。ほら、先っちょに定規がついてるっしょ?

高校生仕様の素人木馬。

だからさ、酷いけどゆるしてね。

だいぶみんなが痛めつけたみたいだし、その体にはきついっしょ。でも、まだ解放はムリ。

だってあちしは、あんたからいろいろ聞き出さなきゃいけないからさ。」



パリ…


ローリーンヌの乳首を挟んでいる洗濯バサミに電流がはしる。



ローリーンヌ「…やってみろ。

お前たちなどに魔族の拷問ができるものか。

ここからすぐに…

ひぐっ…


反撃して…倒す。」








榊原学園乃中で戦いの火花が上がり、


そして、カムフラージュされたシェロという爆弾。

その爆発が迫る。



そして、「魔族」というイレギュラーな存在。



日本とクォーツォの戦いは、更に混沌をきわめてゆく…!







🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙




夜縛エクストラ

第5話完。

第6話へ続く。









あとがき



相変わらず上達しない読みずらい素人文章ですみません。[>=<]

なかなか進化はできないものですね。




今回は桐生堂お嬢様のターンとなってしまいました。😌💦

思ったより既存ヒロインたちの出番がありませんでしたが、キャラクター数がいるためここはどうしても見せ場を順々ににやっていくしかありません。


これでも今回も相当長くなってしまったのですが…😢、今回入らなかった由愛の無様は残念でしたので、そのあたりのみを短くまとめたショートの5.5話なるものを考えております。



さて、

今回は匂わせ程度の、莉音のお姉ちゃんの存在。


そして、未だわからないプエラ会長敗北の全貌。


捕まった由愛の行方は?


そのあたりも今後描いていくはずです。

また、新キャラクターも更に出て、もれなくヒロピン・無様を晒してくれるはずなので、今後の夜縛エクストラにご期待ください。😌




それではまた、お会いしましょう!






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Comments

阿房宫须鲸

排泄された沙利理ゼリーは今後どうされますか?

ran

いったんは箱に封印されてもちかえられたらいろいろ好きに使われてしまうでしょう。 ただし、その箱はローリーンヌが飲み込んで所持しています。 ローリンヌが拷問に負けて前が後ろから出させられてしまうと、取り戻されて、それを尻から戻せばお嬢様の洗脳は解かれます。 取り戻されてはいけないぞ、尻穴をキツく閉めろ、ローリンヌ!😌

ran

校内を全裸の四つ這いで歩かされている時点で終わってる気がしますが😌

クロネコ

ローリーンヌ…大人しい子かと思ったらなかなかぶっ飛んだ子でしたね

ran

彼女は鬼の一族なので、戦闘になるとぶっ飛んでしまうようです。😌

クロネコ

てっきりローリーンヌもてぃむの様にエヌシーには逆らえないと思ってたのでオバサン呼びした時は驚きました

ran

彼女はしぶしぶしたがってるだけですね。😌 エヌシーがブレインという指揮役に任命されているので。

ゆーぐぬ゙♦︎春角由愛を縛りたい

第5話、拝読させていただきました😌 そして長文の物語執筆と挿絵イラスト18枚の描筆、大変お疲れ様でございます🙇‍♂️ 今話も最高でございました! 何より嬉しかったのは、今回由愛はメインではなくお預けの放置プレイであるとおっしゃっていたので、由愛の登場は無いものだと思って拝読し始めたら、何と序盤から前回由愛がミューズマスクとして完全敗北しクォーツォにコレクションとして献上されて終わった所の続きから描いて下さり、セリフ等はなかったとはいえ無様な剥製石像として登場してくれたことです☺️ クォーツォ一味に囚われた由愛サイドは次回以降に描かれるとばかり思っていたため…僕にとってはサプライズでありがたいです☺️ さて、今回の新キャラの一人であるゼガノードは、まさに魔族という悪の種族を体現している異様なビジュアルをしていて、性格もクォーツォのコレクションを気に入るほどに趣向が合っている様子からこちらもまさに見かけ通りの悪のサディスティック性をしているのですね😈 高く持ち上げた由愛のデカ尻を鷲掴みにし、ヨダレを垂らして恍惚の表情を浮かべているゼガノードの顔で、早く由愛をショクジとして味わい尽くしたいという気持ちを抑えきれていないのだと伝わってきました(^q^) もはや由愛は、まな板の上で調理を待つだけの高級ドエロ食材。 よりにもよってゼガノードに目を付けられ気に入られてしまった由愛… ハヤクタベラレロ😍 また一人、由愛を辱め調教したいと企むキャラクターが登場したことに嬉しく思います☺️ 実際に調教はまだされていないものの、クォーツォ・エヌシー・ゼガノードの3人の悪の調教師が、正義の無様コレクション春角由愛の前でこれからどう調教しようかと企み語らっているシーンを読んでいるだけで、胸が高鳴って興奮しておりました(^q^)

アース

ある人物のトロフィーと偽物からドラえもんの秘密道具である「木こりの泉」を思い出しました😌。 次回も楽しみにしています!

gamera1212

キリング・ホース・デス 最高です。 色々なキャラがこの技にかかっている無様イラストも見てみたい❗️ そしてローリンヌ自身が三角木馬に乗せられるのも素敵です😀 このローリンヌの前からの姿も見てみたいので次回描かれると良いなぁ。

ran

ローリンヌのお仕置きはこれからなので、さらに無様絵が描かれて行くはずですよ!😌

ran

たしかに、次々と由愛を狙う調理師があらわれましたね😌 キャラクターも増えて、これからますます無様の幅が広がって行くでしょう。 しかしやはり、他のヒロインより先陣を切って、負け豚ヒロインさんには調理姿を披露してもらいたいですね。 いよいよ処女のまま、他人(人妻)まんこで犯されてしまう危機がやってきました😌 それでも由愛は、母親やよいさんの子宮を守ろうとするでしょう 儚くも諦めずにがんばれ、由愛!

ゆーぐぬ゙♦︎春角由愛を縛りたい

エヌシーとしては自分一人で由愛を調教したかったためにゼガノードが加わることは不服でしょうが、僕にとっては由愛が複数人から同時に調教されるというシチュエーションは想像しただけでガチガチもんなので😍、仲良く二人で…という感じになるかは分かりませんが、まぁそれが無理ならどちらが多く由愛を無様に絶頂させられるかでも競い合いながら調教していってほしいですね!😈 敗北同人誌を読み終わった後にも思ったことですが、やはり由愛を複数人で嬲り責め立てるというシチュエーションが僕は本当に好きなようです☺️ ですのでエクストラの方でもその構図で再度描いてくださり、本当にありがとうございます🙏 一度守ると約束したのなら、どんなに絶体絶命のピンチでも諦めてはいけない! 例え性器や子宮が悪の手の中にあったとしても…😌 頑張れ!負けるな!僕らのヒーロー由愛!

ran

複数責めはまだ実際あまりやっていないので、楽しみですね😌 次は由愛の無様の出番なんですが、連載原稿の執筆時間がかなり押してしまったため、いつ掲載できるかは未知数ですね(≧w≦;)

ran

きれいなジャイアンとかの話でしたっけ?なるほど😌 はい、次回もがんばります!

つくも

5話読ませていただきました! ア◯ルガン突きからの人格排泄シチュ最高過ぎました✨ 今回のシチュも最高でしたが、ゼガによると由愛ちゃんもこれを受ける予定とか…! 今からワクワクが止まりません!w

ran

ありがとうございます😊 はい、由愛も調教後洗脳予定で良心排泄させられる事になるでしょう😌 ただ、由愛の調教は今後長く続く予定なため、すぐではないと思います。

クロネコ

戦闘能力的にローリーンヌの方がエヌシーよりも高そうなのでそのせいですかね… またシェロの爆弾がどのように炸裂するかいまだ予測出来ないので楽しみです

つくも

それと、敵地のど真ん中にて敵陣営囲まれながら物扱いされる由愛ちゃん… 僕達が求めていた囚われのヒロピンシチュがまさにここにありました! これからにも期待させていただきます!

ran

ありがとうございます😊 由愛は酷い扱いをされてこそ輝きますね。人権剥奪なんて、ぬるい、ぬるい!

ran

はい、ブレインはあまり自信の戦闘力は高くないです。それはシェロも同じ。😌 エヌシーのトラウマも、魔力消費はバカにならず、まあ相手のトラウマが小さければ効果は薄れるので、それを含めても強いとはいいきれません。 シェロは胎内に感染する洗脳魔法が込められています。もし爆発したらそれは、ゾンビパニックのようになるかもしれない…?😌

tgdmsh123

あれほど期待していたエキストラ5話が完成しましたね! ✨(^q^)✨ 本当にお疲れ様でした! m(_ _)m 膨大な量のテキストに直面したとき、かなりの期待が満たされました。 読める分量がこんなに多いと思うからです。^^ おそらく今回も何回にもわたって感想をお聞かせしなければならないと思いますが... どうか私と一緒に話をしていただけますか? 🙏

ran

読んでいただきありがとうございます😊。 はい、 今日はこれから忙しいため返事は遅くなるかもしれませんがすみません。

m

お疲れ様です! 人格(良心)排泄いい…皆にやってほしい♥

tgdmsh123

ありがとうございます! 😊 私もパソコンの内部資料を整理しているところなので、今すぐは早く作成するのが難しいかもしれませんね... ><;;

妖精紳士

5話更新お疲れ様です かなりボリュームのある回でしたね 今回はバトル色が強くて、責めもより直接的なリョナ要素が強めで楽しめました 葵が復活する前にまた叩きのめされてよかったですね 敗北後にわざわざ衣装を破いてマンコを晒されたシーンが個人的に好きでした ローンリーンヌはかなりの戦闘力を誇示して学園内を荒らしましたが、スタミナ不足が原因で敗北しました しかしここからお楽しみの拷問シーンに移行か、というところで終わってしまいました 今回はバトルパート、次回が拷問パートといった感じでしょうか 拷問シーンと言えば、最初に由愛が登場(?)してもしかして調教の序盤は見せて貰えるのかと期待したのですが うーん、かなり期待を膨らませる続き方をされてしまいました😭 正直先生の由愛への調教の構想を聞かされてから、私は餌を待つ犬の如く息を荒くして待ち望んでいます 今回の沙利理への責めはかなり激しい物となりましたが エグさで言えば由愛ことミューズマスクが受けた責めの方がキツかった 戦いの中で敗北した沙利理と違い、由愛が受けたのはもはやただの陵辱 まさに嬲られるために存在するような肉豚由愛が、一体どんな拷問調教を受けるのか、それが読みたくて仕方ありません 更に責め手が生粋のサディストのエヌシーに、由愛への嗜虐心を剥き出しにしたゼガノード加わることで、由愛の肉尻へどんな陵辱を加えるのかが楽しみで仕方ありません エヌシーとゼガノードが交代で責めるのか、二人が協力、もしくは競い合って同時に責めるのか 個人的には同時に由愛豚を鳴かせて欲しいなぁ😍 5.5話を制作されると言うことで、これが由愛の調教メインの回となるのでしょうか? その日がくるのを首と息子を長くして待っています

ゆーぐぬ゙♦︎春角由愛を縛りたい

はい、女神敗北の原稿執筆が第一であるというのも承知しておりますのでお気になさらないでください😌 それにエクストラストーリーを読み返したり、これから由愛がどんな無様調教をされるのか妄想するのも好きなので(^q^) 今回オリジナル由愛の登場は序盤で無様に放置されているだけでしたが、代わりに偽由愛が暗躍しつつもエチエチシーンをいくつか見られたので、僕にとっては実質由愛のエチエチシーンでもあったので嬉しかったです😍 莉音に飛びつかれ、いつもの際どいノーマルレオタード姿での片足立ち開脚で固め技を決められているシーンは、偽物とはいえやはり由愛、羞恥の表情を浮かべているのが大変良かったです☺️ 不意打ちとはいえ莉音の飛びかかりに瞬時に反応できていたのが、多少とはいえオリジナル由愛とそこが違うというのも分かったシーンでもありました。 しかしその勘の良さを逆に利用され、ハイキックで大きく開脚した足ごと組み付かれて辱められるというのが…さすがRAN先生です(^q^) 際どすぎる極細レオタードを引っ張られ露見された恥ずかしいパイパンまんこは、偽物でもオリジナルと同様に大変敏感な感度のようですなぁ😍 偽由愛は由愛のことを真面目な優等生だからオナニーなどしない感度は抑えめの人だと認識していましたが、確かに半分間違ってはいませんが生み出された時に極細レオタードを着ていた時点で大体予想はつくでしょうに笑 そもそも富士山中で生み出された時にその場にいたオリジナルのミューズマスクの衣装を見れば、もうどんな性癖をお持ちなのかも丸分かりだというのに笑 チームバウトで一度会長チームに寝返り、由愛と戦いそのエロテクで由愛を辱めた時のように、一応味方?とはいえ莉音は由愛や晴臣側女神達に対してもエチエチイベントを引き起こしてくれるので、今後ももっとその神速でエチエチハプニング風を巻き起こしてほしいですね☺️ 莉音が、オリジナル由愛がミューズマスクコスチュームを着て学園を立ち去る姿を目撃していたというのも判明して、それも何だかゾクゾクしました😍 誰にも見つからないように変態露出プレイを密かに愉しんでいる由愛が、実はバレてしまっていたという風にも捉えられるので☺️ ミューズマスク衣装の由愛もお気に入りなので、もし莉音とエンカウントしていたらその時も何かしらエチエチイベントがありそうですね(^q^)

ran

今回はあまりに長くなってしまったため、あえて由愛の調教を半端にはいれませんでした。 由愛の調教が目立ちすぎると仲間達のリョナが霞んでしまう、というのもありましたが、いい加減仲間たちも描かないと、由愛以外のヒロイン達が忘れられる危険性があるのもありました。 なにせ連載が終わってしまってますし、エクストラは一話毎にかなり間が開くので😢 次回5.5話は由愛の調教メインです😌

Ram4538

My new favorite chapter!! Anal rape scene was the best! I want Yua to get the same treatment!! I also love the personality excretion scenes!! I was hoping for real feces but this is fine. Im loving this and I hope for a very bad ending!

ran

ありがとうございます😊 由愛もいずれ同じ事になるでしょう😈 これからもどんどん状況は悪くなる!

妖精紳士

確かにバッサリと学園側とクォーツォ側を分けることで、今回ははっきりとしたバトルリョナを堪能できました また夜縛では初(?)となる直接的なセックス描写もあり、これまでと毛色の違う回になったと思います 次回が由愛調教メインの回となるのは非常に嬉しいです ドSのエヌシーのみならず捕食者たるゼガノートまでも由愛を責めるとなると それはもはや調教を超えた拷問調教となることでしょう これまで「穴」への調教と言えばケツ穴に集中していた物が、ついにマンコへの責めが解禁され 更にクオーツォからのデバフによって、惨めに啼かされる由愛を見るのが今から楽しみです

ran

今まで以上に由愛は弄ばれ陵辱される事は間違いないでしょう😌

tgdmsh123

相変わらず資料整理で忙しいですが、マルチプレイ能力を最大限発揮して感想文をその場で作成します! ✨ RANさん, どうか私に力をください...! 🙏 🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙 1. ~ 偽由愛とローリンヌの学園侵入 ~ 晴臣チームの主要戦力がかなり失われたこの状況で、暴君クォーツォのメンバーが塾に忍び寄っている危機の瞬間なんですね。😌 敵軍の全員参戦という最も絶望的な状況ではありませんが、だからといって決して簡単には手に負えない状況です。 偽由愛は春臣たちに親しみのある姿で接近し密かに虚を突くスパイの役割、そしてロリーヌは非常に強力な格闘実力をもとに、単身にもかかわらず突撃部隊の雰囲気を醸し出す一騎当千のストライカー... たった2人でも晴臣たちに危機を提供するには十分だ...ですか... クォーツォにとって、晴臣たちは真剣に相手してくれるような存在ではないようですね! 😆

ran

ありがとうございます😊! たしかに、クォーツォが本気ならば日本をすぐに潰せそうですが、彼の狙いは単純な日本全滅ではないようですね。☺️ しかし、ローリンヌ一人にあえて何名も日本の戦力を倒させる事により絶望感を煽って来ているのは確かです。 しかし、偽由愛はいつか消えますが、ローリンヌは負けた時点で日本に捕まってしまうため、七罪を消費物に使ったようにみえます。 しかしその意味は、敢えて日本の晴臣が敵をお仕置きできる度胸があるのかを試しているのかもしれません。☺️

tgdmsh123

人質を扱う能力を確認することで、晴臣のヴァンパイアらしさを評価する... なるほど...! 晴臣が自分を楽しませてくれる存在なのか調べたい心理も存在するのですね。 もともと余興というのはレベルが似ている者同士で集まってこそ楽しいものですからね。😆 クォーツォは、自分の七大罪のメンバーがリタイアすることさえも余興の一部でしょう! 自分の部下たちが犠牲になったからといって気にするクォーツォじゃない! 😆

ran

クォーツォの行動は予測不能です😌 彼の部下をも顧みない戦い方から、ストーリー上敵キャラのヒロピンも描ける構成になり、エクストラのみどころが増える事になるのです😈

tgdmsh123

ひたすら勝利だけを追求する指導者には決して現れない特性ですね... 😌 圧倒的なカリスマ性, そして予測不可能な行動... なぜ彼が暴君と呼ばれるのか納得できるようになりますね! 😌 すべての戦いの決着がついたとき、たとえクォーツォの勝利がなされなかったとしても、なぜか自分で満足感を感じそうな予感もします。 この上なく満足のいく余興を楽しみ、本当の意味で勝者になること... それが彼の目的ではないかと思います...! 😌

ran

クォーツォとの戦いがどんな道を辿り何を生み、何を失わせるのか… 😌是非今後もご期待ください!

tgdmsh123

クォーツォの計略と悪行に楽しんでいる私をきっと見つけることができるでしょう。 とても楽しみですね! 😆 🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙 2. ~魔族の登場~ 魔法がテーマに使われる作品なら、やはり魔族が登場するのが興味深いですよね。 登場時のインパクトがとても印象的な魔族新キャラクターです! 😌 登場人物が使う魔法の源流... それなら、主人公たちよりも強力で幅広い魔法を使うことができるでしょう! それにエロいおもちゃが欲しいような姿まで完璧ですね! その欲望の手が今、由愛を襲おうとしている...! 😈

ran

エリカやエヌシーとも違う、ドMな女キャラとして、由愛を狙ってくれるキャラクター登場ですね、魔界のパワーが、由愛をさらに蹂躙するでしょう!😉

tgdmsh123

さすが色欲の女神、由愛...! ✨ BDSMを統合する包容力を持っているんですね! 😆 魔法の源流である魔族が登場したということは、魔法の戦いでの優位をクォーツォ陣営から持っていけるという意味だと思います。😌 肉弾戦はもちろん、魔法の戦いでも劣勢を迎える可能性が高い晴臣たちです。😆 もしかしたら西洋の魔法に対抗できる東洋の呪術や陰陽術が反撃のカードとして登場するのではないか... 笑

ran

反撃カードとして、既に巫女が登場予定キャラクターに上がっていますからね。☺️ そこから反撃できるか?という感じです。

tgdmsh123

もともと普段非常に強力な生命力と破壊力を発揮できる人外の存在であるほど、その存在自体を封印したり消滅させたりする方法も確かに存在するものです。 その方法が難しいだけで、アキレス腱はきっとあるはずです。 巫女ヒロインの登場... オリエンタリズムの力で邪悪なヴァンパイア暴君を追放し、未来を手に入れることができるだろうか...! 😆

ran

はたまた、逆に負けて巫女も無様を晒すだろうか…!☺️

ran

返信遅れました(≧w≦;) たしかに、偽由愛はオリジナルのエロさを甘く見ていたみたいですね。 実質シェロから生まれた異質な由愛であるため、自分がいかにドエロ向きの負け癖肉豚かわかっていないようです。 いかにシェロが由愛を真面目な人物として信頼しているか分かりますね。しかしてその実態は…笑☺️ 莉音はトラブルメーカーが仕事のひとつですね。 皆シリアスに戦う中、ひとりあっけらかんとした対応をする余裕がある人物なのも特殊です。 同じ強キャラでも、シリアス一辺倒な会長は敗北で全てへし折られるキャラであり脆い中、莉音はまだまだ多方面に活躍してくれそうです☺️

tgdmsh123

正直、由愛たちの完全敗北で決着がつく姿も見たい... 😈 反撃の希望を手に入れ、再びクォーツォ一味に攻撃するが、嘘のように簡単に全滅して最期を迎えること... 😈 まあ、内面の欲望だけを基準にするならそうですね。笑 私が今まで読んだ作品の中で、正事で主人公の敗北で終わる作品はまだ<デビルマン>が唯一なんですね。😌

ran

敗北で終わる系の漫画では無いですが… どうなるかは未知数ですね。 勝つとしても間違い無くギリギリまでは無様が晒されるはずですし。☺️

tgdmsh123

予測不可能という点がRANさんの作品の持つ大きな魅力です! 😊 たとえ自分の手で創造した実子のようなヒロインたちだとしても、決して勝利を簡単に渡さない... 😈 いや, むしろ敗北をプレゼントする時の方が多かったのかな... 😈

ran

はい、可愛い実子だからこそ無様、敗北をプレゼントしています😈 それは今後も変わらないでしょう!

tgdmsh123

リョナは愛ですから! 😍 ですから、これもかわいい実子を愛するやり方です! 😈 🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙🌙 3. ~ローリンヌの活躍(葵&沙利理撃破)~ ローリンヌと偽由愛は塾に侵入して生徒たちを襲撃し、自分たちの部下として洗脳しようとするんですね。 一般の学生はもちろん、かなりの戦闘力を備えたヒロインたちまで無力な敗北豚に転落してしまいました! 😆 まず、由愛の友人である葵は以前の戦闘で得たダメージがまともに回復していない状態で戦闘に巻き込まれ、結局悲惨な敗北を喫してしまったんですね。 以前レスリングバウトでいい活躍を見せてくれた彼女でしたが、やはり力不足ですね。笑 一方では、自分より小柄なローリンヌをちょっと見下していたのかもしれません。

ran

はい、無様は愛だと自覚しております😈! ローリンヌは強いですね。彼女はむしろ、その強さしか無いと言えます。 葵たち友達とぬくぬく性格していた学生と違い、修行を怠る事がありません。 しかし、それも悲しい事であり、彼女は勝つ事以外何も目標がありません。 😌

tgdmsh123

かわいい外見と違って内面は修羅のようですね。😌 確かに修羅の道は寂しくて悲しいです... ただ、このような戦闘状況ではロリーヌが積み重ねてきた努力が光を放つんですね。 それに、私のような人が見たいような状況を演出してくれるのはいいですね! 😆 ロリーヌの必殺技もとてもいいです! 😊 キリング・ホース・デス... 敵の動きを封じ込めた後、全力で一撃を加える技ですね...! 本当に「肉砕」という名前にふさわしい一撃必殺です! 😈 どんな強くて美しいヒロインでも、きっと凄惨な肉の塊に転落するでしょう! 😈 この必殺技の初いけにえとなった葵... R.I.P. 😈

ran

久々に三角木馬の拷問が描きたかったので、彼女のわざはこうなりました。 😌 いやあ、無様無様!

tgdmsh123

そのおかげで葵の完全敗北イラストが素敵に誕生しましたね! 😆 特に5作目のイラストでは、葵のお尻と糞穴が見える構図がとてもいやらしいですね! 😈 もっともらしい姿で新しく登場したヒロイン、沙利理もやはり使い捨ての負け豚に転落したんですね。😌 しかし予想していた展開でした。笑 それでも言葉だけ先んじて実践はしないキャラクターではないようで魅力的ですね! ✨ 確かに上流階級の家系所属のキャラクターならではの傲慢さもありますが、自分の位置にふさわしい実力を身につけようといろんな方面から努力したヒロインだと思います。 このタイプのヒロインは好きです! ✨ ノブレス·オブリージュを実践する キャラクターが持つ魅力というか! 😊 そして余裕のある姿でロリーヌにまともな有効打を加えた姿を見ると、偽由愛の妨害工作がなかったら今回の戦いの行方は分からなかったかもしれませんね...! 😌

ran

沙利理は確かに実力はあり、ローリンヌに結果として致命的打撃を与えました。 ローリンヌは七罪、沙利理はメイドですから、これは功績です。 ローリンヌは慢心してしまうというミスをしました。😌 まあ、代わりに沙利理は登場即敗北してしまったわけですが…

tgdmsh123

七大罪のレベルに該当しない戦闘員でも、場合によっては七大罪のメンバーに有効なダメージを与えることができることを確認するというのは大きな成果だと言えるのではないでしょうか? もちろんヴァンパイアの直接的な眷属はそれぞれ独特で強力な力を持っているでしょうが、投入する戦闘員の規模と緻密な戦略が伴えば七大罪のメンバーを窮地に追い込むこともできると思います。😌 由愛も七大罪のメンバーですが、戦闘に特化したヒロインではありませんからね。(肉サンドバッグの役割に特化した敗北豚でした、たぶん😈) そして突然の質問ですが、新規ヒロイン沙利理の名前(フルネーム)は正確にどう発音すればいいですか? 😀 なかなか難しい漢字でできた名前なので、発音をどうすればいいのかよくわかりませんね。🙏

あたむ

お久しぶりです! エクストラ5話、遅ればせながら拝読しました! 今回は沙利理とローリンヌの戦いをメインに、由愛の調教の話とシェロの爆弾を待つ作戦がじわじわと進行した回でしたね!由愛は偽物になっても変わらず変態っぷりを発揮していて安心しました笑 今回の話で個人的に好みだったのは莉音が偽由愛のレオタードを思いっきりずらしたシーンでした!日常的なシーンの中で描かれるお色気描写が好きなんですよね~~笑笑 他にも、沙利理がローリンヌにおしっこをかけられている場面も今までに無かった屈辱的なシーンでグッときましたね!(笑) 今後は由愛の調教とシェロの爆発がどんな時系列で描かれていくのかが楽しみですね!ゼガが登場したり莉音のお姉さんの話が出たり、新コスのぬっぽんが出てきたりと色々な下準備が整ってきたようでこの先も楽しみです!!!

ran

お久しぶりです!🥹 お読みくださりありがとうございます! はい、今回は魔界の設定が顕になり今後のシチュエーションの幅が広がるとともに、これからの無様に繋がる下準備の回でもありました!😊 莉音、ぬっぽんたちも久しぶりに活躍が始まり今後を描くのが作者も楽しみです! 次は今回少なかった由愛を補完するプラスストーリーの予定です。 是非是非またご覧になってくださいませ!

あたむ

次回は5.5話ですね! 今回は無様を免れたかと思いきやしっかりとプラスストーリーを描かれてしまう由愛さん、さすがです!😍😍 今回の話も本当に良かったです!これからも夜縛エクストラを楽しみに毎日過ごします!

ran

ありがとうございます😊 少しでも日々の助けになってもらえたら、彼女たちの無様も報われるでしょう!

guanhua

Wow, love the 腹筋 destruction scene:)

ran

ありがとうございます😊! 腹パンは良いですよね!