Home Artists Posts Import Register

Content

「!」  イケダの後ろから微かな音がした。  最後の部下『02』を殺した敵かもしれない。  上官として、部下の無念を晴らしてやらねば――――  そんな言葉が頭をかすめるが。 「くッ」  歯噛みするイケダは逆の方向へ走り去った。  部下が全滅した時点でこの作戦は失敗。  小隊長の彼がする事は仇討ちではなく、   任務の失敗をすみやかに報告する事だった。 (すまん… すまん、みんな)  亡骸を放置していく事を心の中で謝罪しつつ  敗走を決意するイケダだったが、その直後に  タァンと乾いた音が山に響き渡った。 「はいストップ」  進行方向に潜んでいた何者かが空に発砲したのだ。 「ッ! ……くそ」  格好は軍服、帽子を深く被っているせいで顔は見えず、  声は中性的なものだったが、体のラインは明らかに女。  確認するまでもなく敵の女軍人だろう。 「動くとどうなるか、分かるな?」  空に向いていた銃口がこちらに向けられる。  イケダも銃を持っていたが指を掛ける事すらしなかった。    周囲の草むらや木の影から次々と女軍人が現れたからだ。 「我々の銃はすでに頭のてっぺんからつま先まで  至る所に照準を合わせている。  抵抗は無駄だと理解したようだな」  そう言うと最初に立ち塞がった女軍人だけは銃を降ろし、  帽子を上げて悠々と近づいてくる。  どうやらこの者がリーダーらしい。  (――――ん! この女…)  どこかで見た顔… それもついさっき…   そう思ったあとで、イケダは気付いた。  〝さっきのエロ本〟に出ていた女だ。  エロい体で、エロいコスチュームで、エロいポーズを取り、  チンポそのものを手招きするような仕草と、  どうぞ私でヌいて下さい♡とばかりの笑顔をふりまいていた女だった。 「……」  イケダの視線が一瞬だけ女の胸部を滑った。  キツく締め付けられた軍服の〝中〟を想像したのだ。  そして女は男の〝そんな視線〟に特に敏感であり、  イケダが気付いた事に女も気付いたのか、  〝ある物〟を取り出して投げつけてくる。  ――――ぱさっ 「え!」  さっきのものと同じ〝エロ本〟だった。 「溜まってんだろ? 使いなよ♪」  女が見せた笑顔は本で見るより数段サディスティックなもの。 「〝そっちの銃〟なら握る許可をやるって言ってんだよ。  金玉パンパンのまま死ぬのは不憫だと思ってねぇ♪」 「なッ…」 「本当の天国に行く前にチンポにも天国を見せといた方が  いいだろう♪ ふふ…金玉カラッポにしておかないと  溜まりまくったスケベ汁の重さで地獄へ落ちるかもしれないからさ♪」  女の口が良く回り、周囲からもクスクスとした笑いが起きる。 「ぬッッ」 (この女ども……)  イケダが怒りを抑える。    感情に任せた行動を取れば即座に撃ち殺されてしまうからだ。  まだ殺されていないということは脅して情報を引き出すつもり  なのだろうが、どの道只で済むはずがない。 「おい、俺を撃つんなら気を付けろよ」  イケダは賭けに出た。 「どういう事だ?」    リーダーの女が聞き返す。 「俺の体内には超小型の起爆装置が埋め込まれていてな、  失血で体温が急激に下がると腹に巻いている爆弾の  スイッチが入り…… 周囲数十メートルが吹き飛ぶ」  ハッタリ、だが、これで少しでも相手に迷いが生じれば  そこから切り崩し、この包囲を突破できるかもしれない。  ――――などという企みは、一瞬で崩れた。      タァンッ! 「!!?」  リーダーの女が指を上げた瞬間、  イケダの股間が銃で撃たれたのだ。 「至る箇所に照準を合わせていると言ったろ」 「ッッがッッぁぁ」  〝男性自身〟を強襲したのは実弾ではなく威力を押さえたゴム弾。  とはいえ、男を地獄へ落とすには十分すぎる威力だった。 「~~……ッ!!」  男性最大の急所を撃たれたイケダがその場に倒れ落ちる。 「〝これ〟なら最悪でも〝内臓破裂〟で済むから  急激に体温が下がることもないだろう。  ……まぁ、どうせハッタリだろうが」  地面に転がるイケダへと女達が集まっていった。  ※ 「――」 「――――」 「――――――んん…」  まだ靄(もや)のかかる意識の中、ゆっくり目を開けると、  ぼやける視界が段々と鮮明になって行った。 「……………え!」  見知らぬ一室に全裸で拘束されている。  両手両足は縛られて身動きはほとんど出来ない。  敵の拠点に運び込まれてしまったのは分かったが、  不自然な点も目に付いた。  拷問して情報を吐かせる敵兵を縛り付けておくには、  〝あまりに部屋が豪華〟だったのだ。  縛り付けられているベットも、部屋の装飾も、  まるでそこそこ値の張るホテルのような…… 「お、気が付いたか」  部屋の隅で読書をしていたのは、あのリーダー格の女軍人。 「おはよう」  コッコッと音を立てながらこちらへ歩いてくる。 「……拷問で汚すにはもったいない部屋だな」  イケダが探るように聞くと、すぐ横まで女が近づいてきた。  自然と見上げる形となり、軍服を押し上げる二つの膨らみへと、  つい視線が引き寄せられそうになる。 「拷問か… ま、最初はそのつもりでキサマを持ち帰ったのだが、  〝上〟と話し合った結果、下手な情報はいらんと言われてな」 「何!」 「敵軍の情報はとにかく鮮度が重要だ。  キサマ達が本部を離れてからもう何日経つ、   オナニーすら我慢できないほどの日数を歩いてきたのだろ?」  冷たい視線を向けられると、イケダの方が目を逸らしてしまう。 「ふ… つまり古い精子を溜め込んだ今のキサマに  詰め込まれているのは古い情報だ。  そんなものを吐かせても意味は無いし、  逆効果にすらなりかねない、と〝上〟は判断したんだよ」 「だ、だったらなぜ殺さない?」  今度は女がイケダの足の方へと移動してゆく。 「………少し〝いい話〟をしてやろう」   ス…♡  白い手袋をはめた手が、陰嚢(いんのう)に触れた。 「うッッ」  ゴム弾で撃たれた傷が痛んだ。  男として、まず潰れていないかを確認したかったが、  拘束されていては見ることすら出来ない。  すると、そんな心境を察したかのように女が言った。 「安心しろ。潰れてはいない」 「!」 「潰れても構わないと思って指示を出したのだが、  運が良かったな。キサマも、私も」 「ど、どういう事だ?」 「キサマの情報はもういらん、が、  キサマの〝これ〟は役に勃ちそうだからさ♪」    きゅっ♡  玉袋の次は竿(ペニス)が握られた。 「はぅッ」  痛みとは別の種類の悲鳴が漏れる。 「ふふ…♪」  慣れた手つきでペニスを数回擦り上げると、  人差し指をカリ首へと回し、親指の腹で  鈴口と裏スジの間をゆっっくり撫でる。  スリ…♡   スリィ♡ 「あ…あぁ♡」     〝男のツボ〟を心得た愛撫。  イケダの銃はあっという間に〝発射体勢〟を取らされてしまう。 「あっけない…  男の〝これ〟は本当に単純なものだな。  気持ち良ければいい… 射精(だ)せればいい…  たとえ部下を殺した憎き相手だろうと、  撫でてくれるのなら簡単に悦んでしまう…ふふ♪」  スリ♡  スリ♡ 「クッ…ソ…」  女の言う通り、イケダは己の単純さを呪っていた。  部下たちを殺されたばかりだというのに…   その相手に触られているというのに…  怒りが情欲に負けてしまう。  どんなに女を睨みつけてもペニスの先をクリクリ♡されるだけで  顔がほつれてしまう。     頭に血が上る以上に〝下へ〟と血液が流れてしまうのだ。 「―――あ、そうそう〝いい話〟だったな。  まぁ、あれだ、キサマを性欲処理用に飼ってやろう  という話だ」 「は!?」 「女でも溜まるんだよ。  男のように物理的に精液が精巣に溜まっていくわけではないが、  こんな命の保証もない場所だからこそ心の安定のためには  〝潤い〟が必要なのだ。 どうだ? 光栄だろ?  殺される命が色んな意味でイカされたのだぞ♪」 「ふッ ふざけるな!」  と、怒鳴った後で言葉が途切れたのは、  女が陰嚢を強く握ってきたから。  ニギ・・・  「うるさい」 「ぃぐッ」 「聞き分けの無い犬は去勢するぞ」  二ギィィッ・・ 「ふぐぅぅッ・・」  男にとって最悪の痛みが発生するが、  ペニスが萎える気配はまったく無かった。  それどころか。 「……お♪ ハハハ・・これは傑作だ♪」  反り返った肉棒の先からドロリとした液体が  イケダの腹へと滴り落ちたのだ。 「ちッ ちがうッ」  反射的に否定してしまうが、何が違うのかは  本人にも分からず、逆に何故か女の方が寛容な態度を取った。     「いや失礼、笑うところではなかったな。  他の男たちと違ってキサマはまだ射精していない…  そう、〝こんなになるまで〟溜まった精子を  まだ一滴も出していないのだからな……」  陰嚢を包む今度の手は優しく、複数の指先が  張り詰める睾丸をつついてくる。  くり…♡   くり…♡ 「~~っっ」  すると、またもや先走りが滴り落ち、  イケダの腹に小さな水たまりを作った。  対して女は。 「冷静に考えれば〝いい話〟だが、  こんな状態で冷静に考えろというほうが酷だったな」  イケダの腹に付着した粘液を掬い取って手に絡め、  トロトロになった指でゆっくりと勃起ペニスを扱き出した。   にゅる…♡    にゅちゅ…♡ 「おッッ!?」   にゅこっ♡  にゅこっ♡ 「少しだけ〝すっきり〟させてやろう♡」   にゅちっ♡  にゅちゅ…♡  緩慢な動きではあるが焦らしてはいない。  言うなれば〝射精にはどうにか足りる刺激〟  現にイケダの陰嚢はきゅ~っと上に持ち上がり、  じわじわとではあるが精液が昇ってきている。  何日も何日も溜め込んだ特濃の雄汁が  ペニスの中をゆっくりと昇ってきている。 「う… う…」  肉壁から伝わる快感によって腰まで震え出し、  とうとう下半身の全てを敵兵の女へと委ねてしまった。 「はぁ… あぁぁ……ッッ!」    ―――びゅるっ  真っ白な粘液がペニスの先から溢れ出す。 「あうぅっっ!」   びゅ…びゅるるっ    続くように白い塊がイケダの腹へと落ちた。 「はぁッ… はぁッ…」  ゆっくりとした射精。  〝いつものように〟一気に放出できない反面、  緩やかな射精特有の心地良さもまた堪らなかった。 「ふぅ… ふぅ…」  精子は出せたがまだまだ溜まっているのが分かる。  このまま少しずつ全てを吐き出せたらどんなに気持ちいいだろう。  期待するイケダだったが… 「―――少しは冷静になれたか?」  女は〝どうみても冷静になれていないペニス〟から  手を離してしまったのだ。 「あ……」  ついもの欲しそうな声が出てしまった。 「ん?」  聞き返す女の表情が物語る。  わざとだ。  女はわざと中途半端に射精させたのだ。 「……ゥッ」  イキたくてもイケない寸止め地獄と同様に、  射精(だ)しきれないもどかしさというのも男にとっては  悶絶ものであり、火が付きっぱなしの股間におあずけを喰らった  イケダは、目とペニスで女に訴えかけた。  どうか最後まで射精させてくれ、と。 「……」  しかし想いは届かず、というより想いが届いたからこそ  女は〝準備が出来た〟と確信してイケダから離れたのだ。 「―――約十秒後にキサマの拘束は解ける」  壁に向かって右手を上げた女は、確かにそう言った。 「お、俺の拘束が…!?」 「その後は…… 好きにしていいぞ♡」  と、大胆な発言と共にベットの端へ腰を下ろして軍服の前を開くと、  なんと女はノーブラであり、イケダの位置からも綺麗な薄桃色の  乳輪が覗けてしまった。 「…!」 (好きにしていいって……〝そういう意味〟でか…?  い、いや馬鹿か俺は… だいたい拘束を解くはずが…)    ガチャ 「!!」  疑いながら腕を動かしてみると、本当に拘束が解けていた。 「そ、そんなっ…!」  戸惑ってしまうが、自由が利くと分かった途端に  思ってしまったことは――― (い、今なら…)  〝チンポを扱きたい〟だった。 「はぁ… はぁ…」  中途半端な射精のせいで排出し損ねた精液が竿部分に残留し、  猛烈な射精欲求に頭の中を埋め尽くされてしまう。 「はぁ… はぁ… はぁ…」 「どうした? 息もチンポも荒いぞ。ふふ♪  ……まさか自分で扱こうとはしてないだろうな。  こんなイイ女が同じベットにいるというのに…♡」  先ほど、女が右手を上げてから拘束が外れた事を考えれば、  この部屋を視ている誰かへの合図だと容易に分かるが、  今のイケダはもう下半身が本体。  美女の色香に耐え切れず股間の獣を解き放ってしまう。 「はぁッ はぁッ」  女の肩を掴んで乱暴に引き寄せると。 「んっ♡」  ベットに押し倒して、その上にまたがったのだ。 「ふぅ… ふぅ… す、好きにさせてもらうぞ」  相手への気遣いなど無い。  ただ自分が気持ち良くなればいいだけの〝馬乗りパイズリ〟  イケダは女の豊乳を鷲掴み、下腹部に付着していた  精液をローション代わりにして谷間へと挿乳する。    にゅちゅ………うぅうぅ…♡ 「お…♡  おお……♡」  顔を醜く歪めて腰を自分勝手に動かしまくる。   ずにゅ♡    ずちゅ♡            ずりゅ♡    ぬりゅん♡ 「ああ…♡  ああぁぁ♡」  そして、さっそく中途半端な〝残弾〟を撃ち出したのだ。 「あああぁぁ!!」   びゅるるうっるるうるうっるうっ!!  今度はちゃんと勢いのある射精。  〝おあずけ〟を喰らったせいか勢いも量も凄まじかった。 「ああぁ… うぅっ!」   どびゅるるるうっるるっっ!  ゆっくり射精もいいか、やはり〝これ〟が一番、  とばかりに遠慮なく金玉の中身を乳内へ注ぎ込んでいく。 「おおぉ…♡」   どぴゅっ  びゅるるるうっ…  三連発。したというのにまだおさまらないイケダが  四発目に向けて腰を振っていると――― 「……こんなものか」  下で胸を犯されている女が小さくつぶやき、  壁の方へ視線を向けていた。 「ああぁ…♡ さ、最高だ…♡」  脳までチンポの欲求に浸食されているイケダは気付けない。  敵軍女の乳でパイズリ射精を繰り返すのが気持ち良すぎて、  他の事などどうでもよくなっていたのだ。   ぬぷっ♡  ずぷっ♡ 「はぁ… う…… おぉぉ♡」   びゅぷるるるる……  衰え知らずの五発目。  ずっと睾丸内で煮詰まっていた大量の淫汁が、  深い谷間の上下から溢れ出す、その横で。 「…!」  壁に掛けられていた証明の一部がチカチカと点滅した。  これは女への合図。  〝もう演技は充分〟という合図だった。 「――――おいキサマ」 「ッ!」  吐精に酔いしれていたイケダの下から、  冷たい言葉と凍てつく殺気が飛んできた。 「う!」     こんな間抜けな姿を晒していても小隊長を任せられるほどの男。    すぐに上から女の両肩を掴んでベットへ押し付ける、が…  〝このポジション〟では意味が無かった。 「馬鹿め」  〝馬乗りパイズリ〟体勢ならば腕の先が動かせるだけで十分。  男の股間にある〝剥き出しの内臓〟を握るには十分なのだ。  ――――ぎゅむ 「おッッ!?」  男相手にのみ使えるマウンドポジションからの脱出法。  〝睾丸潰し〟  この女は最初から〝これ〟を狙っていた。 「さっきの〝いい話〟は嘘だ。…わるいな」  ―――――――ぐじゅっ 「んお゛ッ!???」    体格の勝るイケダの体がぐらりと揺らぎ、  女の上から、ベットの上から転げ落ちた。 「……ふん」  〝潰した方の手〟を着いて体を起こすと、ベットの横では  自分よりひと回り大きい男が泡を吹いて倒れていた。 「ぅぅ……ぁ……」  〝精子を製造する臓器〟が潰されたせいか、ペニスの先からは  少しずつ粘液が漏れており、少し赤みがかっている。 「さて――――」  男を無視した女が壁に向かって手を上げると、  声が響いてきた。 『お疲れ様です』  どうやらこの部屋はカメラだけでなくマイクまで設置  されていたらしい。 「あぁ… で、バッチリか?」 『はい。バッチリです♪ ちゃんとその男が  〝お楽しみ〟しているようにしか見えない映像が撮れました』 「ふふ… そうか」  〝この男が色欲に負けて敵軍に寝返る映像〟を撮る事。  それこそが女たちの狙いだった。    この映像をイケダ達の本部に送り付けて  〝軍から裏切者が出た〟という情報を植え付ければ、  事実はどうあれ確実に相手は動揺し、内部に亀裂を入れることが出来る。  〝拷問して情報を吐いた〟と、  〝おいしい餌につられて裏切った〟ではまるで違うのだ。  部屋が無駄に綺麗で豪華なのも、自由の利く場所で  自分から進んで楽しんでいると印象付けるため。 「〝いい話〟は嘘だったが〝いいおもい〟は出来ただろ♪ 最期にな」  女が見降ろす先では、力無くしぼんだ肉棒の先から  真っ赤な粘液が滴り落ちていた。 おわり

Comments

No comments found for this post.