ゲームデザイン・遊びの4大要素。 (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-03-12 17:06:09
Edited:
2020-03-12 19:36:11
Imported:
2022-04
Content
フランスの哲学者、ロジェ・カイヨワの著書「遊びと人間」で
「遊びを遊びたらしめる要素とは何か?」を4分類している。
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アゴーン:Agon(競争)
サッカーや、ダーツなど、スキルを競う事。
アレア:Alea(偶然)
サイコロや、スロットなど、自分の力量が及ばない偶然の確率に左右されるもの。
ミミクリー:Mimicry(模擬)
ごっこ遊び、お芝居など、役割を演じる事。
イリンクス:Ilinx(眩暈)
体感ゲームや、ジェットコースター、滑り台など、
スピード感を得られるもの。
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ゲームの参考になるかなーって思って読んでたけど、
イリンクス:Ilinx(眩暈)は、
カイジの福本漫画でよく使われている表現だなーって思った。
最近読んだカイジオフィシャルガイドブック
カイジ×カイジ×カイジより参考引用。
確かにカイジってギャンブルバトルで
「競争・偶然」を満たしていて興奮するし、
「模擬」は感情移入できるキャラクターもそろってる。
鉄骨綱渡りとかはスリルあるけど、
限定ジャンケンとかチンチロリンとか、
「カードをめくるだけ」「サイコロを振るだけ」
って部分は地味。
そこで
「激流に飲み込まれたり」
「魔物に襲われたり」
「合戦したり」
それらを比喩で描写する事によって、
イリンクス:Ilinx(眩暈)を
うまく補強しているんだなーって感じた。
「スピード感のある比喩描写を使って、読者を興奮させる。」
福本漫画からあふれるエネルギーは、ここにある……ッ!