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フランスの哲学者、ロジェ・カイヨワの著書「遊びと人間」で

「遊びを遊びたらしめる要素とは何か?」を4分類している。


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アゴーン:Agon(競争)

サッカーや、ダーツなど、スキルを競う事。


アレア:Alea(偶然)

サイコロや、スロットなど、自分の力量が及ばない偶然の確率に左右されるもの。


ミミクリー:Mimicry(模擬)

ごっこ遊び、お芝居など、役割を演じる事。


イリンクス:Ilinx(眩暈)

体感ゲームや、ジェットコースター、滑り台など、

スピード感を得られるもの。

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ゲームの参考になるかなーって思って読んでたけど、

イリンクス:Ilinx(眩暈)は、

カイジの福本漫画でよく使われている表現だなーって思った。






最近読んだカイジオフィシャルガイドブック

カイジ×カイジ×カイジより参考引用。


確かにカイジってギャンブルバトルで

「競争・偶然」を満たしていて興奮するし、

「模擬」は感情移入できるキャラクターもそろってる。


鉄骨綱渡りとかはスリルあるけど、

限定ジャンケンとかチンチロリンとか、

「カードをめくるだけ」「サイコロを振るだけ」

って部分は地味。


そこで

「激流に飲み込まれたり」

「魔物に襲われたり」

「合戦したり」

それらを比喩で描写する事によって、

イリンクス:Ilinx(眩暈)を

うまく補強しているんだなーって感じた。


「スピード感のある比喩描写を使って、読者を興奮させる。」

福本漫画からあふれるエネルギーは、ここにある……ッ!

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