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茶熊学園で始まった性処理当番制度。

生徒たちには概ね好意的に受け止められていたが、中には受け入れに難色を示す生徒もいた。


トワもその一人である。

当番日を5日後に控え、企画の発起人のひとりであるキャトラに直談判をする。

トワは今回が初めての当番である。

「無理です…。私にはこんなこと……!」

「まあまあ、やってみればなんとかなるもんよ。」

キャトラは能天気に答えた。

「ですが……」

友人のシエラが先日当番を終えたばかりだったが、翌朝、彼女はボロボロになるどころかツヤツヤした顔をして登校してきた。

しかしそれはシエラがこういうことに慣れているからであって、自分にとっては到底無理だと思う。

「知らない殿方と……その、するなんて。それも何人も……」

「あら、えっちは嫌い?」

「そ…それは…!」

性行為実習があるので、何度かはしたことがある。だがそれだけだ。

「に…苦手です。」

「嫌いではないのね」

「そ、そういうわけでは……!それに、知らない殿方の、その、子供ができちゃったら困ります……」

性行為実習も性処理当番も最低限の避妊はすることになっていたが、完全に防げるわけではない。実際、何人かはおめでたを経験している。ただそれは未来を繋ぐ冒険家の誕生として、喜ばしいこととされていた。


「アタシにいい考えがあるわ!」

キャトラが何かを思いついたように言う。

「知らない男との子どもができなくなるように、結界を張る儀式があるの。」

「結界…ですか?」

「そうよ。うまくいけば、その効果は確実よ。それに一度効けば10ヶ月は持続するわ。」

「そうなんですか!」

「どう、やってみるかしら。」

「わかりました……。では、お願い致します。」

「かわりに、ちゃんと当番やるのよ!」



キャトラに呼ばれて浴室に行くと、なぜかスクール水着姿のトワがいた。

なんだかよくわからないが、今から儀式をするらしい。

男性に触られるのが嫌なようで、正面から密着しようとしてもうまくいかない。仕方がないので後ろを向かせて、お尻側の方からアプローチすることにする。

ひとりで先に準備は済ませていたようで、いつでも挿入可能な状態になっていた。

「お…お手柔らかに、お願いします……。」

嫌がっているような素振りは見せつつも、本気で拒絶する感じではなかったので、遠慮なくその中へと突き入れる。



「はあんんんっつ!」

ぬぷりとした柔肉に包まれる。水着を着たままというのがややもどかしい感じがあったが、彼女なりの羞恥心の現れだと思った。

とりあえず中にそのまま出していいということなので、適当なところで切り上げてたっぷりとその中に出す。


「本当に…これが儀式なんでしょうか…」

儀式を終えると、恥ずかしそうにトワが距離を取った。

「どう、気持ちよかったかしら」

「よ…よくわかりません……。」

トワは軽く喘ぎ声を挙げてはいたものの、まだ本格的に快感に飲まれるという感じではなかった。

「だめよ、せっかくなんだからあんたも楽しまないと。」

「で、でも。これで儀式はうまくいったのですよね。」

キャトラは少し悩むような顔をする。

「うーん……。3割くらいね。明日もまたやるわよ。」

「あ、明日もですか!?」

「まだあと5日あるから大丈夫よ。それまでにあんたもちゃんと慣れなさい。毎日してればすぐに馴れるし、結界の効果も確実になるわよ。」

「ま、毎日……」

トワは唖然とした様子で虚を見つめる。

明日こそはトワをちゃんとイかせてあげようと思い直すのであった。


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