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ヴィレータはご奉仕をするお店で働いていた。

かつて奴隷として扱われていた頃に、こういう仕事をしていたことがある。

だがその頃と決定的に違うのは、自分の意志でそうしていることだった。

「どうぞ、中へ」

「おおおっ!出すよっヴィレータちゃんっ!!」


客がヴィレータの幼い秘裂に勢いよくそれを突き立てて、激しいピストンでスパートをかける。

そして一瞬動きが止まったかと思うと、どくどくと熱いものが流れ込んでくる。脈打つ剛直が少しずつ硬さを失い、それと比例するように客の表情から情熱が抜けていく。それは憑かれていた魔物がそこから離れていくようだった。


その表情の変化の一部始終を、ヴィレータは至近距離で観察する。


ヴィレータは情熱を司る女神に仕える天使である。一度は失われた情熱を取り戻しつつあったが、それはまだ途上の過程であった。

そしてもう一つの感情。愛というものを知りたいと思っていた。ヴィレータが敬愛する上司であるルカは、愛の女神に仕える天使。ルカのことをもっとよく知りたい。彼女のようになりたい。そう思うからには、愛を知る必要があった。


しかしヴィレータは愛というものを知らない。唯一知っているのは、これが愛情表現の最たる行為であるということである。

情熱と愛という2つの感情を表現するこの行為こそが、自分が何かを掴むための唯一の方法に違いない。

そう決意したヴィレータは、郵便の仕事帰りに毎日ここで働くようになった。


だがまだ本当の愛というものがわからない。

知らない男の遺伝子が体内に注ぎ込まれるたびに、ヴィレータは相手のその顔を注意深く観察していた。

交わっているときこそ、身体の熱い繋がりを感じるものの、結局は性欲処理の道具しか見られていないことに気がつく。


「次の方、どうぞ」

本当の愛を求めて、ヴィレータのご奉仕の夜は続く…

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