ミルクプラント(5) (Pixiv Fanbox)
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破壊の心
一時は飛行島メンバーによって捕らえられたサヤであったが、数日のうちに救出された。 危うく一大決戦になりそうになったが、サヤ自身がとりなしをすることで大事になることは避けることが出来た。いくつかの建物が微塵に帰す程度の被害は生じたけれど。 それからしばらくの間、サヤは一人で外に出ないように言いつけら...
「アラ、戻ってきたのね。」
「えへへ、遊びに来ちゃいました。」
飛行島のキャトラのところにサヤは顔を出した。
先日、一大騒動を起こしたばかりなのでちょっと後ろめたい気持ちはあったけれども、特に拒絶されるような雰囲気はなくてホッとする。
やはりここは誰でも受け入れてくれる自由なところである。
ただ、面と向かって本当のことは伝えにくい。
ましてや監禁期間に味わったあの快楽を再びなんて……
キャトラは何かを思いついたように提案する。
「そうそう、サヤ。アンタちょっと手伝ってくれない?ちょっと人手が足りてないのよ。」
「そうなの?」
「今週の母乳が足りてないのよねぇ。みんな出払っちゃってて。」
「ぼにゅー?」
「そうなのよ。アンタは…まあ、そんなに出なさそうだけど、1リットルくらいは出せるでしょ。」
キャトラはサヤの胸をじろじろと見る。ほとんど膨らみがない、まっ平らなまな板である。
「そ……そんなの出ないよ。母乳だなんて…」
「キャトラさんにまっかせなさーい!」
キャトラは何かのルーンを取り出すと、サヤの胸に当てる。
大きな光が胸の中に吸い込まれていくかと思うと、急に胸が苦しくなってきた。
「なに…これ…くるし…っ」
「大丈夫よ。これでアンタは母乳が出る体質になったわ。少なくとも週に一回は出してあげないと苦しくなるけど、その代わりにとっても気持ちいいんだから。」
「え、ええっ!?」
とんでもないことを言われたような気がするが、その先の気持ちよくなるという部分にも反応してしまった。なんだか見透かされていたかのようで恥ずかしい。
*
そして研究所のようなところに連れてこられた。
「じゃあ早速搾るわよ!ほれほれ。」
キャトラがサヤの胸に手を当てた瞬間、全身に快感が流れ込んできた。
「ひゃうんっ」
思わず声が出てしまう。胸がそんなに気持ちいいと思ったのは初めてだった。
「あらぁ?ずいぶん感度がいいみたいじゃない。やっぱり素質があるわね。」
「うぅ……」
図星だった。しかし素直には言えない。
「ふふん。いい子ねぇ。じゃあまずはこの部屋に入ってちょうだい。」
そう言うとキャトラはドアを開ける。
中に入るとそこはポールと何かの吸引器だけがあった。
「とりあえず初回は自動じゃなく手動でいくわよ。アタシの手じゃあハンドルは回せないから、代わりにこの人にやってもらうわ」
「ひゃあっ!」
そこには赤髪の少年がいた。なにしろこちらは服を一切着ていない。異性に裸を見られるのは恥ずかしい。いくら前回、散々身体を弄られていたとしても。
「気にしなくていいわ」
「私が気にするんですー!」
「じゃあ、始めるぞ。」
赤髪は機械を操作する。すると先端についたカップのようなものが吸引を始める。それをすぽっと胸につけると、ピッタリと張り付いて固定された。
それと同時に胸全体が刺激され、じんわりとした感覚に包まれる。
「ん……っ……あん……っ……」
サヤの口から甘い吐息が漏れる。
「まだ始まったばっかりだから我慢してなさい。これからどんどん良くなっていくわよ。」
それからしばらくしてもサヤの胸からはミルクは出なかった。
「なかなか出ないわねえ。もうちょっと出力を上げてみる?」
「いや……これ以上強くされたらおかしくなっちゃいます……」
「じゃあ、これはどうかしら。」
下からディルド型のものが伸びてきて、敏感なところを刺激し始める。
「ひゃああああっ!」
突然の快感にサヤは背中を仰け反らせた。その瞬間に、両方の乳房からびゅーびゅーと勢いよく液体が吹き出し始める。
それはサヤにとって初めての体験だった。胸の先端からまるで噴水のように母乳が吹き出していき、絶頂に似た感覚が胸から突き上げてくる。
それから五分近く経ったが、母乳は絶え間なく放出し続けていた。その快感も途絶えることがなく、サヤは身震いしながらそれに耐えている。
「やっぱりここを刺激するのが一番なのねぇ。」
まだディルドは入っていないが、クリトリスをぎゅっと押し上げただけでこの反応である。
ただ量としてはそれほど多いとは言えない。
「マ、これからが本番なんだけどね。」
赤髪は操作室のハンドルをゆっくりと半回転させた。それと連動するようにしてサヤの体の下にあるディルドがぐっと上に持ち上がる。
「やああっ!」
男性器を模した形のそれはずぶずぶと体内に潜り込んでいき、ハンドルが半回転したところで一番奥に突き当たる。
「んくっ…う…」
もう一度半回転させると、逆に戻っていき、抜ける。その過程で出っ張りが壁に引っかかるようにしてGスポットが刺激され、激しい快感に襲われた。そして今までにない勢いで母乳が吹き出し始める。
「こ…これぇ…!だめぇっ!」
赤髪がハンドルを一回転させるたびに一回ピストン運動が行われる。本来なら自動で行うピストンだが、経験の浅い母体の場合はその反応を見て手動で調整することになっている。
「あああぁっ!」
あまりの気持ちよさに、サヤは涙を流しながら体を痙攣させていた。
「いい感じねえ。これで100mlになったわ。あと900ml出してちょうだいね。」
「むりぃ……こんなの……耐えられないっ……」
今日の目標は一リットルだという。500ml入る大きな牛乳瓶を2本思い浮かべて、絶望を感じた。そんなに沢山の量を出さなくてはならないなんて。
しかし無情にも機械は再び動き出す。
「もう…だめぇっ!」
先ほどよりも強い力でピストンされる。
「ひゃうっ!だめえっ!イッ!イくうぅっ!」
ビクン!と大きく体が跳ねると、同時に大量の母乳を吹き出した。
「あらあら、すごいわねぇ。ほらほらもっと頑張らないと終わらないわよぉ。」
キャトラがそう言い終わる前に再び快楽が押し寄せてきた。
「い、今イったばかりなのに……また……い、いっ!」
休む間もなく次の絶頂が訪れる。気がつけば、出した量は既に300mlを越えていた。
だがまだまだ終わる気配はない。
「こ……これ、癖になるかも……」
目標の1リットルを出し切ったサヤは、そのまま沈み込むように眠り込んでしまった。
そして自分の飛行島に戻った後も、性的快感を感じるたびに母乳が吹き出すようになってしまい、頭を抱えるのだった。
「溜まったら、また来なさいよね。」
見送ったキャトラの顔が、憎らしいほどに笑顔だった。