贖罪の聖女(2) (Pixiv Fanbox)
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の続き
贖宥状を買った男は、半裸のルウシェに奥の部屋に案内される。男の目的は異端審問。密かに信者に紛れて背教した邪教の聖女を裁くことだった。
「どうか、よろしくお願いします。」
奥の間には小さなベッドがあり、ルウシェはそこに横になった。焚かれた燻香の香りが鼻を刺激する。
男は服を脱ぎすて、乱暴にルウシェの脚を開いた。そこはもう準備万端だった。前戯するまでもない、蜜に満たされた薄紅色の秘所。男は躊躇なくそこに己を突き立てる。
「はぁん……っ!」
「これが聖女の……噂には聞いていたが……っ!」
「お、大きいです……っ!」
「聖女の皮を被った魔女め!この穴で何人の男を惑わしてきた!言えっ!」
「そ、そんなこと……。わ、わかりません。」
「数え切れないほど食ってきたというのか!今日は何人目だ!」
「きょ、きょうは……8にん…」
「8人だと?この淫乱女が!」
「ひ、ひどいです…っ!これはお仕事で……!」
「そんなにだらしない顔をして、何が仕事だ…っ!」
「で、でも、気持ちが良くて……」
「この売女め!ここが良いというのか!」
「そ、そうですっ、そこです……っ!はぁあん…っ!」
「(くそっ……油断するとこの女にペースを持っていかれてしまう…!)」
体験したことのない快楽が男の脳を侵食していた。
思考がすべて肉欲に染まっていき、本来の目的が霧のようにかき消されていく。
ただ目の前のこの女を犯したい。己の全てを注ぎ出したい。この肉体の中に全てを捧げたいという思考が支配していく。既に身体の自由が利かなくなっていることにも気付かなかった。
「ください…っ!全部!私の中に!」
その声を聞いたのを最後に、雷撃が落ちたかのように脳天が白くフラッシュし、強烈な快楽が襲いかかった。男の意識はそこで途絶えた。
*
「罪を……ありがとうございます。」
側仕えの信者にずるずると引っ張られていく失神した男をよそに、ルウシェはシャワー室に入る。股からどろりと白濁が流れ落ちた。セックス後の疲労感と共に、身体に満ち満ちるソウルの高揚感を感じていた。
アラストルを行使するに十分なソウルが溜まっている。しかし、有事に備えてもう少し盃を満たす必要があった。
「次の方どうぞ、あなたの罪を……私にください」