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ミルクプラント(3)

母乳体質となった女性冒険家は、週に一度ミルクプラント工場で搾乳をするのが習慣である。 この日ルカはぱんぱんに張った胸を抱えてプラント施設に入った。 シャワーで身体を綺麗にしたあと、いつも通りガラス張りの搾乳筒の中に入る。ここは搾乳する女性しか入れないためプライバシーは守られている。 しかしこの日は事...

母乳体質になった女性冒険家は、週に一度飛行島のミルクプラントで搾乳をする。


「あっ……あっ……あああっつ……・」


スピーカー越しにエレノアの声が断続的な流れ込んでくる。

全てのプラントの搾乳状態をコントロールルームから監視しており、どのくらい進行しているか、母体に異常がないか、などをモニタしている。


特に気をつけなければならないのが水分状態で、搾乳を続けると脱水症状になりやすく、その前に適度に水分補給をしてやる必要がある。本人が経口摂取することもできるが、搾乳に夢中でそれが疎かになることもある。

そういう時はコントロールルームから手動で補給ボタンを押すこともある。ボタンを押すともう一つのアームが母体へと伸びていき、お尻から直接水分補給する。経口摂取よりも素早く確実に水分レベルが上昇するので効果的な方法だ。水分は一度血液となってから母乳へと変換されるため、衛生的にも問題はない。


もう一つ大事なのが感度メーターで、現在どのくらい気持ちよくなっているかがモニターにリアルタイムで表示される。

母乳の量と質は個人差も大きいが、それに加えて搾乳時の状況にも大きく左右される。

普通に絞り出したときの母乳はCランクとされ、ごく普通の一般的な母乳である。

強い快感を得ているときに搾乳されたものはBランクとされ、高い濃度と豊富な栄養分が含まれる。

そして絶頂時に噴出されるものはAランクとなり、非常に純度の高いソウルが含まれている。


いかにして連続絶頂状態を維持し、Aランクの搾乳時間を長時間維持できるかが、コントロールする側にとって腕の見せどころだった。


「あーー!あっああっーーー!!」

どうやらエレノアはお尻が弱いらしく、水分補給のためにもう一つのアームが体内に入り込んだ途端に、感度メーターが跳ね上がり絶頂状態に突入した。

びゅーびゅと勢いよく母乳が溢れ出て、腕がガクガクと震えている。


前屈の少し不安定な体勢で搾乳するのは理由がある。万が一何かあった時はコントロールルームから強制終了させることもできるが、そうでなくても失神した場合に自動的に装置から外れるようになるフェールセーフ設計になっている。

連続絶頂状態を維持するのが難しいのは、あまりにも刺激が強すぎると失神してしまい、搾乳が続けられなくなってしまうからだった。そこで限界を突破しないギリギリのところを維持しつつも、高い感度レベルを維持し続ける必要がある。


エレノアは強い精神力と使命感があるので、連続絶頂にも耐え、良質な母乳を生産し続けてくれる優秀な母体だった。


しかしどんなに条件を揃えても、普通の女の子から抽出できるのはAランク止まりである。もう一つ、Sランクと呼ばれる特別な母乳があり、これは母体が受精状態でなければ抽出できない。

この感度を維持するために膣内に挿入されたピストンマシンは、安全のために常にローションを注入し続ける設計になっているが、ボタンひとつでそこに男性から取られたローション成分を混合させることができる。そうすることで母体を妊娠させ、母乳の質を上げることができる。

しかしお腹が大きくなった状態で搾乳マシンに掛けるのは倫理的に問題があるとして禁じられている。そのためSランクを抽出できる期間はわずかしかなく、しばらくの間通常のクエストもこなせなくなるため、デメリットも大きい。


いつエレノアにその状態に入ってもらうかは、悩みどころであった。

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Comments

カイビャク

ボテ腹になってから機械にかけることは望めないようですけれど、次を期待して待っていたいのですよね、このシリーズ。 今回はエレノア、次は誰のミルクが来るか……?