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ソフィ王女のファンになったのは、帝国との大規模戦闘で氷の国の代表として凛々しく指揮を執る姿を見たときだった。

一介の一兵卒に過ぎない自分には、近づくことすら許されない。まさに高嶺の花。


だが彼女は見た目に反して自由を好む人で、王女という枠に囚われずに冒険家としてもソロで活動していた。

なんとかお近づきになる機会はないかと探っていたが、肝心なところで尻込みしてしまって、一緒にパーティを組んだことすらない。もちろん向こうはこちらのことなど認識すらしていないだろう。

そんなこんなで悶々としているうちに、びっくりする情報が飛び込んできた。

ソフィ王女がバスタオル杯に出るというのだ。


彼女は本当にこの大会の趣旨を理解しているのだろうか?

賞金こそ高額なれど、負ければ容赦なく犯されるという厳しいペナルティが課される試合である。お金に困っているわけでもないソフィが出るなんて、なにかの間違いかと思った。

だが確かに試合名簿にはソフィの名が記されており、出ることは確実である。

彼女が他の男に犯されるなんて。なんとか阻止したかったが、自分にはどうにもできない。唯一できるとしたら、犯す側に回ることだけだった。


大会は全員5試合ずつ行われ、1度敗北するたびに1回犯される。

つまりは最大で5回犯される可能性があるということで、その役目を担う"ボールボーイ"は5人ずつ選出される。

ボールボーイの志願はオークション形式で入札が行われ、金額が高いほど順番が先になるという仕組みだ。

もし5人目になってしまったら、対象プレイヤーが全敗しない限りはその順番が回ってくることはない。


一兵卒の安月給にはなかなかに厳しい15万Gという大金を出したのだが、結局順位は3位だった。ソフィの順列1位落札額は80万Gだというのだから到底手の届かない金額である。

だが他の選手を見ると、中には200万だの300万だので争った例もあるらしく、とりあえず3位に食い込めただけでも幸運と言うしかない。あとは3敗してくれるのを願うしかない。


ソフィは1戦目で勝利したが、2戦目と3戦目は敗北。その時は自分はあえて席を外していた。そして4戦目で辛勝し、5戦目を迎える。勝つか負けるか。ソフィのファンなのに、彼女の敗北を願うという歪んだ構造に皮肉を感じたが、背は腹に変えられない。これで負けてくれないとお預けどころか15万払い損である。


「ゲームセット!敗者、ソフィ・R・ファルク!」

高らかに笛が鳴らされ、敗者が決まる。その瞬間、全身に血が沸き起こるの感じた。

この時のためにずっと我慢してきたのだ。この瞬間のために。



犯すことができると言っても、あくまでもショウの一環であるため、色々と縛りがある。まず時間は基本的に10分、延長しても最大15分しかなく、その間に中出しを慣行しなくてはならない。そして前戯やキスなどでもたもたするのは禁止で、いきなりぶちこまなくてはならない。より屈辱感を味合わせ、観客を喜ばせるのが目的だ。

ただ一応、ローションは使っていいことになっていた。


試合に負け、まだラケットを握ったままのソフィからバスタオルを剥ぎ取る。もう観念したようで、ソフィは何も抵抗せずにコートに両腕を突いた。

その背後に周り、お尻を掴んで狙いを定める。そしてガチガチに立ち上がったそれをぬるりと差し込んだ。

「あ…ん…ん‥っ!」

前戯をしていないのに、そこはもう汗と愛液で既にぐちょぐちょだった。驚くほど抵抗なく入り込んでいく。だが中はなかなかに狭く、奥まで押し込むにつれてひだが亀頭を包み込むようになぞりあげて、もうそれだけで爆発してしまいそうだった。


これが夢にまで見たソフィ王女の身体!

興奮と快感で脳が焼ききれそうになる。まだ動いていないのに、呼吸に合わせてじんわりと内壁が収縮し、搾り取ろうとするかのようだった。なんてえっちな身体をしているんだろう。

ソフィがどんな顔をしているのかが見たくて、腕をつかんでその顔をこちらに向けさせようとする。だがソフィは目をぴったりと閉じて、こちらを向こうとはしない。

自分がどれほどソフィのことが好きなのか、わかってほしかったのに、向こうはこちらのことは識別しようとすらしない。

そのことがわかって少し複雑な気持ちがする。


だが身体の一番大切なところで結合しているという圧倒的なアドバンテージがある。

あとはもう身体で振り向かせるしかない。


気がつけば、周りの目などすっかり忘れて、二人だけの空間になっていた。

薄いピンク色でまだ使い込まれていないそこを、激しく突き上げていく。もう一週間も我慢していたので、あっという間に射精の時がきた。


「はん……んん…っ!!」

ひときわ強く突き上げたところで、お尻をがっちりと掴んで射精体勢に入る。一滴も零さない勢いで、膣内に全て注ぎ込んでいく。あまりの気持ちよさに、視界がぐらぐらと歪むほどで、強い快感と脱力感が襲ってくる。


「はあ…っ……はあ…っ」

最後の一滴を注ぎ込んだところで、やっと少し冷静さを取り戻した。気がつけばソフィがこちらを見つめていて、その目は涙で潤んでいる。その奥にあるのは悲しみか、怒りか、或いは悦びか。それを読み取ることはできない。


ボールボーイとしての役割はこれで終わりだ。ただちにその場を離れて、それっきりだった。

ただ彼女の太腿に流れ落ちる白い液体だけが、その証を残していた。


願わくば、あの遺伝子が実ることを祈って。

あるいは、その一部が彼女の中に取り込まれるだけでもいい。

テレゴニーという理論を聞いたことがある。一度でも子宮の中に入り込んだ精子は、その女性の遺伝子に永劫記録されるというのだ。将来別の男の子供を孕んだとしても、自分の遺伝子が関係する可能性が残されている。


もちろんソフィと結ばれたいという願いはある。だがそれは身分が違いすぎて到底無理な話である。でもこうして一時でも関われたことを誇りに思い、一生生きていこうと思った。


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