【AI絵】お絵描きAIに関する猫虎屋のスタンス (Pixiv Fanbox)

下のイラストを見てみてください。

このアイリス！美人すぎる！！

と同時に、もしかすると勘のいい方は、あれ？どこかで見たことあるような？と思った方もいるかもしれません。

そうこれ、ねこトトラのTwitterアイコンにしてるイラストが元絵なんですよ。

こうして見比べると結構きついですね……まあこれは5年前に描いた絵なので…

この自分が描いたイラストを、Meituというアプリで加工したのが冒頭の絵です。

ねこトトラ絵テイストを残しつつも、AIによってモリモリに美化されています。

AIが凄い

昨今のAIの進歩は凄まじいですね。

2022年はお絵描きAI元年と言ってもいいんじゃないでしょうか。本当に実用レベルまで来てしまった。

いやー、かなわないですね。

特にお絵描きを趣味としている人は、ひしひしと実感しているのではないでしょうか。「自分が絵を描く意味とは何か」をもう一度問いかけられているような気もします。たしかに、AIの優秀さを見せつけられると自分が描く意味を考えさせられるのですが。

…同時に、とてもわくわくしています。

そう、競合するからって無理に倒す必要はないんです。強力な武器は、仲間にしてしまえばいい。

というわけで、過去に自分が描いたイラストを、AIのパワーで蘇らせるという実験をやってみたいと思います。

Meituの規約を確認

その前に、このお絵描きAIが搭載された「Meitu」の利用規約を確認しておきましょう。

いろいろ調べた所、ざっくりとして以下のようであることがわかりました。

・自分が描いた絵、写真のみ利用できる（他人の絵はダメ）

・商用利用は禁止（グッズ化なども禁止）

・非商用なら利用できる

・SNSでの宣伝等に使う場合はMeituで加工したことをどこかに明記すること

ということらしいです。また規約の中には、投稿した絵を運営が無承諾で利用するかもしれないというような噂もありました（問い合わせでは否定されています）。この点はある程度留意する必要があると思います。

一応、法律的な観点でも調べてみました。

最近、著作権法が改正されまして、AI学習のビックデータのために、公開されたイラスト等を収集することは著作者の承諾なく行うことができる、ということが著作権法30条4・2で明記されたようです。よってこのようなAIそのものは適法なようです。

Ci-enやFanboxの有償記事に特典として載せることは商用利用にあたると思いますのでそれは避け、猫虎屋としては無償の記事の中でのみ利用したいと思います。

また、規約に「他人の絵を加工してはいけない」（意訳）とありますが、ねこトトラの絵に関しては、個人的に楽しむ範囲ではMeituに読み込ませてもいいことにします。ただしそれをPixivやその他の場所に投稿するようなことは避けていただけると幸いです。

なぜAIを利用するのか

この数年間、絵に全力を傾けて活動してきた身としては、AIを利用することには複雑な思いもないこともないです。絵描きの皆さんの不安もよくわかります。

でもこの絵を見てください。

めちゃめちゃかわいい！

元絵のデータを横に置くのも恥ずかしいくらいです。

でもこうやって比べてみると、ポーズ・服装・アクセなどもかなり再現度高いですよね。自分の絵がここまで可愛くなるとは、感動を隠せません。

絵を描くのも楽しいですが、可愛い絵を見るのも同じくらい好きです。

この感動を伝えないわけにはいかないと思い、自分の絵のAI加工版を公開することにしました。

ちなみにAI加工というと一瞬で終わる感じがします（事実、数秒で完了します）が、望んだ結果を得るのはなかなか難しくて、実際はAI用に読み込ませる用に様々な加工をしたあとに、何度も試行錯誤を繰り返すので、1枚あたりの作業に20～30分くらいはかかることがわかりました。また、手の指などがおかしかったりするので、AI加工して出てきた結果をさらに手動で加工したりしています。

立ちはだかる壁を越えよう

素晴らしいAIですが、このお絵描きAIには最大の短所があります。

えっちい絵は受け付けてくれない！

これはでかいですね。なかなか痛いところです。えっち絵まで美化してくれたらどれだけ良かったか…。

ちょっとでもえっちっぽいのは全部加工が中断されてしまいます。ビキニくらいの露出でもダメ。へそ出しや生足でも弾かれやすくなる。

とくに「パンツ履いてるか」チェックにはAIは非常に厳しいです。

「人間には履いてないように見えるけど、じつは履いてるかもしれないよ？」という微妙なニュアンスをAIは許容してはくれません。ちょっとでも怪しいのは履いてないと見做されてたちまちシャットアウト！

あゝ無常…

発想を逆転しましょう。パンツを履いていないといけないなら、きっちりとパンツを履いた絵を持ってくれば良いのです。

…猫虎絵としてはなかなか稀少かもしれませんね。

おおお、これはアリ寄りのアリというか、もう全然アリなのでは…！？

むしろいい！

未来が見えてきました。

そう、着ていないなら着せればいいわけです。

アリですね！これもアリ！

ちなみに昔の自分の同人誌から持ってきたワンカットです。元は全裸でした。この元絵がどのコマにあるかがわかれば猫虎屋マスター

デッサンモデルのイロメロちゃん。

これはえろい…！着てないよりもむしろえろいのでは…！

人類はなんというものを発明してしまったんだ。

AIが止まらない！

AI絵シリーズ

というわけで、過去のねこトトラ絵をAI加工したものを、FANBOXとCi-enの無償記事に載せていきたいなと思っています。ご好評でしたらシリーズ化します。

なお途中で述べたように、「商用利用はできない」「えっち絵は受け付けてくれない」という二点があるため、AI絵が猫虎屋の同人誌や有償記事に使われることはありません。今まで通り引き続き、絵を描いて参ります。

よろしくお願いします。

↓第一弾・エレノア特集

【AI絵】エレノア特集

過去にねこトトラが描いたイラストをAI加工したものを公開する記事です。 ※これらの絵はMeituというアプリによって加工し、さらに一部は手動加工も加えています。 元絵は並べると恥ずかしいので載せませんが、過去に同人誌にのせているか、TwitterかPixivに投稿している絵ばかりなので、あ、これはあの絵が元絵だな！と...