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エマは全身を舐め回されるような感覚で目を覚ました。

「え……何……!?」

半透明の触手のようなものが全身を這い回り、拘束していた。

(嫌……!)

とっさに身を捩って逃げようとしたが、軟体とは思えない強い力で両手両足を拘束され、半ば吊るされるかたちになる。


「んむっ……!」

一瞬の隙に口の中への侵入を許してしまった。歯で噛み切ろうとしても弾力があり、まるで歯が立たない。

触手は先端からなにかの液体を出す。それはあっという間に口に満たされていった。

(何これ……甘い……)


蜂蜜にほんのりレモンを垂らしたレモネードのような味がする。それを思わず飲み込むと、やがて睡魔がやってくる。そしてそのまま眠りについた。




(増えてる……!!)

次にエマが目を覚ました時、圧倒的な量になっていた触手を目にした。

それは口の中だけでなく、肛門、膣、そして尿道にまで入り込んできていた。


それらは激しく前後運動によって出入りを繰り返し、肉襞を内側から擦り上げてくる。経験したことのない刺激は、正常に思考する余裕を与えてくれない。

全身が快楽装置になったみたいで、肌を撫でられるだけで気持ちいい。それなのに内側から抉られるように律動されると、脳が真っ白になるほど気持ちよかった。


(そ…そこはぁ……!)

特にお尻から入ってきている腕が、どこまでも深くまで潜り込んできていた。ついにはへその上を越え、ぐるりと回り込んでくる。どこまで入ってくるのか恐ろしくなる。


(あああっ!!)


4つの穴を同時に攻められて快楽が最高潮に達した時に、胸が張り裂けるほどに熱くなって、先端から液体が迸る。

その瞬間、触手たちがどよめきのような動きを見せた。そして一斉に胸にも殺到し始める。


(この子たち……喜んでいる…!?)


口も表情もない無機質な触手たちだったが、たしかに感情のようなものがあるのを察知する。動物の気持ちを共感するのが得意なエマにとって、それはたしかに意思と感情のある動きだとわかった。



ソウルイーターと呼ばれる魔法生物がいる。

それはエキドナの島の実験室で生まれた人工生命体で、対象のソウルを喰らい続けて生きるモンスターである。

一度宿主を見つけると、生かさず殺さず、快楽と栄養を与え続けて、そこから生み出されるソウルを吸い取っていく。

ソウルを吸えば吸うほど成長していき、やがて新たな個体を生み出す。


実験体は全て破棄されたはずであったが、どこかにその生き残りがいたのだろうか。

触手たちは、美味しそうにエマのソウルを吸い続けていた。



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Comments

みょん

あぁ〜私にもそのソウルを吸(ry 今回もありがとうございました!