ルカの反抗 (Pixiv Fanbox)
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「異議ありです!!」
戸惑いに包まれた教室の静寂を破ったのは、ルカ・フォルティスだった。
「そのような行為は愛し合う二人だけがすること!誰でもいいからやるなんて、そんな愛のないこと、お天道さまが許しても、この愛の天使ルカが認めません!」
ルカは愛の女神に仕える天使だ。流れを打ち破る展開に、多くの生徒たちも勇気を奮い起こし、立ち向かおうとした。
(ちっ……、いいじゃん、楽しそうなんだから)
しかしなかには、それを面白くないと思う生徒もいた。
「異議は認めない」
「君に発言を許可した覚えはない。」
教室の片隅にいた男たちが、口を開いた。黒い肌をした男と、あご髭を生やした男。いずれもサングラスをしており、いかつい軍服を来ている。スパルティ校長の部下、ベンとキョウの二人だった。
「この学校において、校則は絶対だ」
「校則を破るものには、罰を与えねばならん」
「あうっ……!」
キョウが親指をぱちんと弾くと、バリバリと電撃が降り注ぎ、ルカを包み込む。短い悲鳴を上げて、ルカは倒れこんだ。校則違反をしたものに課せられる、〈校則のルーン〉の効果だ。この学校では教師級の人間だけが発動できる。
「さて、せっかくだから、皆にも見せてやろう。校則違反をしたものがどうなるのかを。」
そう言ってベンが取り出したのは、大きな注射器のようなシリンダーだ。中には水色の液体が並々と湛えられていた。
キョウは感電して動けないルカを四つん這いにさせると、バンツをずり下ろした。形のよいヒップがさらけ出される。その尻の中心の穴に、ベンがシリンダーの先をあてがった。後ろのピストンをゆっくりと押し出していく。
「く……うううう……っ!」
ルカの肛門にぴったりとあてがわれた浣腸器が、その中身を吐き出していき、直腸をいっぱいに満たしていく。ひんやりと冷たい感覚が、尻の中に拡がっていくのを感じた。括約筋で肛門を閉じようとして力をこめても、がっちりと肛門の中まで差し込まれており、それを止めることができない。直腸に収まりきらなくなったその液体は、やがて大腸へと侵入していった。
「ふふ……これはただの浣腸液ではないぞ。〈支配のルーン〉の恩恵を受けているから、体内に吸収されると、一時的に命令に逆らえなくなるのさ。」
「副作用はないから心配するな。」
「そうれ、もうじき全部入るぞ。これで1リットルだ。」
「く……あああ……うう……っ……!」
ルカの顔に苦悶の表情が浮かび始める。相当苦しいのだろう。脂汗が浮かび始めた。それでも泣き言を言ったりはしなかった。
「よし、全部入った!」
ベンはシリンダーを肛門から抜き取ると、かわりに黒いアナルプラグを押し込んだ。浣腸液によって潤滑していた尻穴に、ぬるん、と入り込む。中は太く、根本が細くなっているため、手を離しても抜けることがない。
「お願い……トイレに……行かせて……ください」
先程の強気な発言とは打って変わって弱々しい言葉だった。
「安心したまえ、その浣腸液はたいへん吸収しやすい液体になっている。あと10分もすれば、ほとんどが体内に取り込まれるだろう。」
「さてルカ君、君に選択肢をあげよう。今プラグを抜いて全てをここにぶちまけるか、耐え抜いて支配のルーンの効果を受けるか、だ。くくく」
「ひ……卑怯もの」
この教室の中で腸内のものを吐き出せば、クラスの全員にそれを見られてしまう。それだけはどうしても避けなければならなかった。
「それ、そろそろ効いてきた頃かな」
キョウがアナルプラグを引き抜いた。
「ひっ……!」
中身を吹き出してしまうのではないかと心配したが、辛うじて耐えていた。大腸壁を介してだいぶ体内に取り込まれたのか、先程よりはだいぶお腹も楽になっている。しかし、そのかわりに視界が狭くなっているような錯覚をルカは感じた。
「さあ、ルカ君。着ている服を脱ぎたまえ。」
「……はい。」
「ははは、本当に脱ぎ始めたぞ。やはり支配のルーンの効果は覿面だな」
上着を脱ぎ、天使の羽がついた可愛いブラジャーが顕になる。鍛えられて、よく引き締まった身体が美しかった。
「上だけでない、下もだ。」
ストリップ・ショーが始まっていた。
周りの生徒は、ルカを助けてやりたいという気持ちもあったが、校則のルーンを前にしてはどうしようもなかった。ノータイムで何度でも発動できるそれは、この場において絶対的な力を持っていた。そして逆らえば自分もあの大きな浣腸器で……そう考えると及び腰になってしまう。そしてなにより服を脱いでいくルカの姿に目を取られて、続きをもっと見たいと思う生徒も少なくなかった。
ブラシャーを外し、可愛い乳房が露出する。最後の一枚に手をかける。教室中の生徒全員が、その瞬間を見つめていた。
そしてパンツが下ろされていく……。
「そこまでだ。」
意外なことにそれを止めたのはキョウだった。
「このまま生徒の誰かに犯させてもいいとは思ったんだが……。気が変わった。あんたは俺達が直々に可愛がってやるよ。」
「だな。そのぐらいの役得があってもいい。」
「へへ、尻穴はお前にくれてやるよ。ベン。俺は前だ。こんな美少女、しかも処女。生徒どもに食わせるのも勿体無すぎる。それ、地下牢に連れてくぞ!」
「ラジャー」
ストリップ・ショーを見て我慢ができなくなったのか、二人は股間を膨らませながらルカを連れて行こうとした。
「おい、お前ら。校則を破るとどうなるかわかっただろう?違反者は浣腸の刑。そして俺達が地下牢で可愛がってやる。それがわかったら、まあ適度に校則を破ることだ。」
「ちなみに俺は男も行けるクチだ」
「はは、ベンは尻穴が大好物だからな。せいぜい掘られないように気をつけな!」
ベンとキョウは大笑いした。
「話はそこまでですか」
「な、なんだ?」
「お、おい、お前……いつの間にっ!」
「星になりやがれーーーー!!」
バリアで支配のルーンの影響を防いでいたルカが、二人を吹き飛ばす。
生徒の皆は、それを見てほっとため息を付いた。