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特務機関V.O.Xのお茶汲み担当ことエリスの主な役目は、諜報活動である。

戦闘を好まないエリスにとって、情報収集や工作は最も得意とするところであった。とりわけ<支配>の概念使いであることがそれを後押ししている。


だが相手を思うがままに<支配>するこの概念には、一つの大きな制約があった。

自分より格下の相手にしか効かないということだ。

この"格"付けというのは、相手のステイタスや地位・身体能力など様々な複合要素によって変動する見えない数値で、これが高い相手は支配ができない。

エリスは表向きの地位が高くないため、素のままではそのへんの浮浪児くらいしか支配できない。重要な情報を持つ有力者や、敵のエージェントなど、肝心の相手には全く効かない残念な能力だ。

だが相手の"格"を一時的に下げる方法がある。


それは服を脱がせることだ。


服を脱いだ状態では、あらゆる地位も意味をなさなくなり、素の身体能力だけが格付けの材料になる。身体能力の高い生粋の冒険者やエージェントこそ支配できないものの、大抵の政治家や貴族などは支配できるようになる。

そういった有力者に安全に近づき、服を脱がせる方法。それが色仕掛けであった。

エリスは売春婦を装い、ターゲットの有力者に近づく。

その美しい美貌に惹かれ、多くの男は引っかかってしまう。

お互い服を脱ぎ、いざこれから、という時に<支配>を発動するのだ。

これなら身の清さを保ちつつ、安全に相手を支配することができる。

そうすればもはや意のまま思うがままだ。


「あれ……」

だがその日の相手は違っていた。

政界の有力者で大企業の社長でもあるその男、今はただの裸の男だが、支配の概念が効かなかった。

「"彼"から聞いているよ。恐ろしい能力を持つ君のことは。だが残念だったな。」

「どうして……!」

「俺は<詐欺師>。もとより地位なんて無いのさ」

政治家というのも社長というのも全部嘘で、全て偽られた詐欺師であった。それならば失われる格もない。

「くうっ……」

「でもせっかくだからこの据え膳、頂いておくぜ。」


エリスは詐欺師の男に犯されてしまう。

過去にも格を見誤ってそうなった経験はあったが、やはり知らない男に犯されるというのは屈辱的で危険なことだった。

「いやぁっ!」

久々にねじ込まれた太い男性器にえぐられて、エリスは身震いする。

その小さな躰で受け止めるにはあまりに大きい一物で、幼い秘裂が限界まで押し広げられる。先端が最深部まで届き、その子宮を下から突き上げた。


こうなったらもう身を任せるしかない。下手に抵抗すると首を絞められるようなことにもなりかねない。

最後の逆転のチャンスを探りながら、ただひたすらに耐え続けた。


永遠に続くような屈辱の時間だったが、実際には15分程度しか経っていなかった。

男の動きに変化が生じる。

「く……でるぞ・・っ!」

男が腰をガクガクと言わせて、射精を始める。避妊具をつけていないので、膣内で受け止めなくてはならない。

だがその瞬間こそが最大のチャンスであった。エリスの瞳がカッと輝き、<支配>の概念が発動する。


「はあ……はあ……えへへ、もらったよ。」

「う・・・・あ・・・」

男は射精した瞬間のその恍惚の表情を浮かべたまま、焦点の定まらない瞳が宙を泳いでいた。


射精の瞬間は、どんな男であっても知能が限りなく低下するというのは本当であった。"格"が限界まで下がるその瞬間を狙って、<支配>を仕掛けたのだ。

一度支配権を手に入れれば、しばらくの間は人形のように動いてくれる。恐ろしい能力だった。これで当初の目的を遂行することができる。


「うーん、でも詐欺師なんだっけ……」

よく考えると男の地位も権力も偽物だった。それならばあまり利用価値がない。

とんだ犯られ損である。


「あ…そうだ!」

そういえばまだこちらはイッていない。

相手のテクはいまいちであったが、持っているイチモツのサイズはなかなか魅力的であった。

これを少し有効活用させてもらおう。


一度膣内に出されてしまったのであまり意味がないかもしれないが、一応避妊具をつけさせる。そして好きな体位で散々楽しむことにした。


それから半日後。男が支配から開放された時、精は吸いつくされて足腰が立たないほどになっていた。


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