禁断の闘い その10 (Pixiv Fanbox)
Published:
2022-05-25 10:28:16
Edited:
2022-09-01 14:04:36
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あんっ
ふわりとした感触・・
なんと玲香の顔に沙織の胸が乗っかってしまっている。
正直言って…気持ちいい・・・
ただ呼吸が苦しくなってきたので何とかしなくてはならない・・・
そうだ、沙織の細いところがちょうど良い位置にある。
これを締め上げたら…
玲香は沙織の腰に手を回し、思いっきり締め上げた。
グラウンド式リバースベアハッグ(めんまるの妄想技)だ。
んあああっ
沙織が苦しそうな声を上げる。
玲香も息が限界だ。沙織が怯んだのを見計い、一気にひっくり返す
このぉ
くぅ
やっ
沙織も負けずに上を取ろうとして来る。
2人の少女は絡み合ったままマットの上を転がり回る。
完全に膠着状態となったのを見かねたレフェリーからブレイクの指示が入る。
二人は少しの間抱き合う形で息を整え、お互いを見つめ合いながらゆっくりと立ち上がる。
しっとりと濡れて、ほんのりと赤みをおびた二人はもはや立ち姿すら悩ましく、観客席ではたまらずトイレに駆け込む男性客が出始めていた。
そんなことは知る由もなく、玲香は試合が楽しくなってきていた。ほんの10分ほど肌を合わせただけであったが、紗織を一人前のレスラーと認め、一人の選手として勝ちたいと思うようになっていた。
つづく