じゃあこれならどう?
玲香は次々と技を極める。
ナガタロックIII。
「ああ。。。。あ。。あ。。」
沙織の苦しむ顔を見ると少し心が痛む…
しかし、どんなサブミッションをかけても沙織は一向にギブアップしてくれない。
沙織ってこんなに打たれ強かったの…
いつもすぐにカットに入ってしまっていたがもう少し沙織に任せてもよかったのかもしれない。過去の試合を思い返しながら玲香は思った。
サブミッションでは埒が開かないので玲香は投げ技に移行することにした。
「い、いや…」
「くっ」
もう限界のはずなのに、沙織はなかなか肩をつかせてくれない。