禁断の闘い　その3 (Pixiv Fanbox)

力で負けるわけがないと高をくくっていた玲香は紗織の思わぬ力に驚いた。 -こんな力があったなんて。。。 玲香が動揺したところに紗織はさらに体重をかけて押し込んできた。

きっと目閉じ、力いっぱい押し込んでくる紗織の胸が玲香の胸の温もりに触れたとき、思わず力が抜けて玲香はリングに尻餅をついた。

すかさず紗織は玲香の右足をとり、やわらかな太ももで玲香の足を挟み込んで4の字固めを極めた。 「痛ーーー！！！あああああ」 玲香はあまりの激痛に悲鳴を上げる。

-油断した。。 死にものぐるいで体をくねらせ、必死の思いでロープに辿り着く。 ブレイクしてもなお紗織は攻撃の手を緩めず、すぐに動けない玲香を立ち上がらせてボディスラムで叩きつけた。 「ぐぁ。」

うめき声をあげてうずくまる玲香に紗織は覆いかぶさり、フォールの体制に入る。 紗織の柔らかな胸を惜しげもなく押し付けられて、試合中にもかかわらず玲香は思わずドキリとしてしまった。

できるならこの重みをずっと味わっていたかったが、こんなところで負けるわけにはいかない。 玲香は力いっぱいのブリッジでフォールを返す。

続く