キミのリンコスが眩しくて vol.13 (Pixiv Fanbox)

スズナちゃんのカニバサミ攻撃に耐え続ける聖羅。スズナちゃんの顔にも疲れが見え始めている。

スズナちゃんは技を解き、聖羅の髪を掴んで立たせようとしたとき、

「私だって・・・と・・・したい」

「えっ？」

「私だってスズナちゃんと一緒にデビューしたいんだぁ」

聖羅はスズナちゃんの腕を振りほどき、コーナーに駆け上がって跳んだ！

聖羅の決死のボディアタックが見事に決まった！

すかさずフォールに入るがスズナちゃんは身をよじってなかなか決めさせてくれない。

そしてついに聖羅はスズナちゃんの腰に手を回し渾身の力で締め上げた。

これはっ？！グラウンド式のベアハッグ！？

「スズナちゃんギブしてぇっ」

虚ろな目をしながらもかすかに首をふるスズナちゃん。

長きに渡り死闘を繰り広げてきた二人の少女の目にはうっすら涙が浮かんでいるのだった。

続く（次回最終回です！）

セリフなし版