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※カバー絵はただのポーズ練習の落書きですのでお気になさらず


さて、Skebとはコミッションの一つ、クライアントが依頼を送り受理されれば60日以内に納品するというシステム。またPixivリクエストも同じですが他のメディアなどでの事前相談は一切なし(禁止)というのも特徴ですね。


という事は、クライアントは自分の描いて欲しい物がある時に依頼を出してみたものの何故か受理されない、そんな事も起こるわけです。そんな時何を考えたら良いかというのを描く側の立場から考察してみようと思います。


こちらは1年半Skebで描いてきて感じた、あくまでも独り言のようなものなので軽く受け止めてください。


金額【重要度★★★☆☆】

まずよく言われるのが金額、ですがこちらは私の場合は大きく変わらない限りは内容を重視します。ただし人間だもの、同程度の作画コスト内容で倍の金額が提示されていたらそちらを受理するのは仕方ないかと思います…^ ^; ただし無理難題をカネで乗り切ろうとしても、金じゃないのよね…と逆に悪い印象を与える事もあるかも知れませんので頼り過ぎは禁物。


ただおまかせ金額より増額したほうが良いのはやはり衣装のデザインによる作画コストを考えたり、複数人の描画が必要だったりと、それに応じて1.2倍〜1.5倍とかは予算と相談しつつ検討すべき点だと思います。時々2人描画依頼(カップリングなど)だとおまかせの2倍と思っているクライアントも居るかもですが、私の感覚では2人で1.5、3人で2という係数感覚ですね。(あくまでも主観です)


依頼内容【重要度★★★★★】

次に内容。こちらはもちろん最重要です。ただし!内容云々ではなく、書き方の問題で印象を操作することが出来るはずです。


思いの丈を文字数制限の中でぶつけたい気持ちはわかります。もちろんお金が絡むわけですので自分が考える最高を捻出して欲しい! ですがここはにはトラップがあります。絵師にもバリエーションがあり、例えば細かく注文してくれる方が嬉しい・描きやすいと思う絵師もいるでしょうし、逆に細かい注文が多いと萎える…という方も当然居ます。後者はキャラクターの指定とシチュエーションくらいを伝えるだけ、ってのが一番力を発揮するケースもあります。過去のリクエストで公開設定になっているものは注文内容も見えるはずですので、そこで受注されやすい対策が取れるかもしれません。


あとはその絵師の過去作品を見て傾向を考えてみましょう。例えば私の場合、ほぼ凌辱物やグロは描きません。つまりはこのようなリクエストは受けられない可能性が高い、というのは分かると思います。。私の場合、仕事で描いてはいません。つまりSNSで流している作品たちは自発的に描きたくて描いている作品、という事になるからです。SkebではNSFWと一括りになっているために、細かい分類ではその中に苦手も内包されている可能性もあるわけですね。


また、項目立てて盛り込んで欲しい内容を描く場合、必須なものと任意なものをしっかりと分けるとわかりやすいです。特に何も記載がない場合すべてが必須なのかと誤解するケースもあるからです。内容が項目になっていた場合、私であれば上から順に頭の中で組み立てていきます。その途中で違和感を感じたり、構図的に無理じゃない…?と事故ると懸念度数(*)が上がります。


(*) 懸念度数:受注すると危ない案件、またはその脳内警告を示すもの


絵師にもそれぞれ得意不得意があると思います。項目立てた依頼内容にも通じる部分ですが、ポーズや構図をガッチリと指定すると表現の幅が狭くなります。顔の向きや角度が固定されてしまうケースもあるかも知れません。その場合、その絵師が得意ではない状態であると…。ポーズや構図はざっくりの方が良いのでは?という印象あります。また苦手ではないしNGではないけれど、男性が出てくる・異形の生物が居る・など要素として得意ではないものが入ると懸念度数は当然上がるかと思います。必須でなければ成立しないものであれば別ですが、そうでなければオプション或いは表現自体を絵師に考えさせても良いのではないでしょうか。厳しい話をするのであれば、苦手なものを描いてもらって結果あまり良くないものが写り込んだイラストに仕上がったらクライアント側が辛いかも知れませんので、、


クリエイターは結構あまのじゃくだったりしますからね。北風と太陽とでも言いましょうか。自由に動いてもらった方が良出力になる可能性が高いと感じています。


気遣い【重要度★★☆☆☆】

無ければ無いで良いけれど、あるとプラスになるかも。


その壱・その絵師のどういうところが気に入ったのか

例えばいいお顔を描くところ、なのか、艶めかしいポーズ、なのか、線や塗りのタッチ、なのか。ここで軽く触れるだけで、あぁここを見て依頼くれたのだなというのがまず情報として入ってきます。ここは枕詞のように癖付けしましょう。


その弐・どの絵を見て依頼を出そうと思ったか

絵師も日々成長しているはずです。つまりいつ描いたものを見て・気に入って依頼されたかは分からないのです。現時点の自分の画力なのか、実はクライアントにはもっと刺さった別の作品があって、それが数年前の作品なのかもしれません。そこで情報としてこの作品のタッチが気に入ってなどの情報があれば、徐々にタッチ変わってきているけど、なるほどこの時点のタッチが好みなのだな。という方向性の確定につながる気がします。


その参・サンプルの提示は慎重に

指定キャラクターやサンプルの画像を依頼内容に書くときも多いでしょう。ただ、そこに載せたものが代表のように感じられた場合、その添付画像を何かの指標としてしまう絵師も居るかも知れません。つまりガイドとして提示されたように捉えられてしまう可能性もあるのではないか、という懸念です。そのため検索すれば簡単に出てくるような二次創作キャラであれば名前だけ出すのが良いと思います。例外としてはキャラの顔立ちや髪型、服装などが時期によって違う場合、この時点の〜と示すためにはアリだと思います。

まとめ

つまり、ここで書いたお話は、同じ予算を持っても、良い仕上がりになるケースと、そうでないケースがある。もちろんお気に入りが沢山居て絵師そのものを選定という所からスタートではあるかも知れませんが、次の段階からは出来るだけコントロールするのが吉。というお話でした。絵師は絵師で、本当は質問したいけど出来ない…なんてもどかしいケースもあると思います。かゆい所に手が届くご依頼を。どこかで依頼を使いたいと思うことがあれば思い出してみてください。


さて、信じるも信じないも、あなた次第☆

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