【制作日誌】作業環境とVR執筆 (Pixiv Fanbox)
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今日は僕の作業環境のお話をします。
最近、VR執筆にハマっています。
VR執筆というのはVR環境(VRChatなど)の中で執筆を行うことです。
『VR内で絵を描く』『プログラミングする』というのはかなり難しいんですが、
文章を書くだけなら割と実用レベルで出来るっぽいんですよ。
サムネにもしましたが、
こんな感じで森の中の旅館で執筆したりなど出来ちゃいます。
(World : Yayoi Onsen)
※開発中のキャラの台詞などが見えてしまうのでモザイクをかけています
作業する時はこのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を被ります。
最も有名なHMD、Oculus Quest 2です。
HMDでVR世界に入ることで、
首や視点の動きが映像と連動してめちゃくちゃリアルに感じます。
実際の解像度やグラフィックはそれほどリアルじゃないんですが、
視点を動かして360度見渡せるというだけで没入感が段違いです。
本当にそこにいるかのような感覚になります。
このリアルな感覚がVR執筆にとって最も重要だと感じています。
別の場所で作業したくなったら、VRChat内で他のワールドに移動します。
こちらは旅館の窓際のあのスペースで作業しているところ。
(World : シジミ旅館)
ワールドというのは他のユーザーが作ってくれたVR世界のことで、
公開されているものであればどこにでも自由に飛ぶことが可能です。
気分によって色んな場所に移動して作業できます。
南の島のコテージで作業したりとか。
(World : もふもふ)
明るいビーチでチェアに座って作業したりとか。
(World : EVER TROPICAL)
※このアバターは海外の方が制作して配布されているマッチョモフモフ君です
秋の温泉で足湯に浸かりながら作業したりとか。
(World : 懐郷の秋澄む処)
色んな場所で作業ができる!
そもそもなんでVR執筆なんてしてんの?と疑問に思った方もいるでしょう。
それは気分転換や環境の移動が簡単に出来るからです。
なんか作業する時の気分を変えたいなぁという時、手軽に世界を移動できます。
もちろん現実世界で好きな場所に移動できればそれが一番いいのですが、
それだけお金も時間も手間もかかりますからね。
VRなら一瞬です。
「自分もやってみたい!」という方向けに、
具体的に何をしているのかを書いておきます。
まずOculus Quest 2をPCに有線接続、SteamVRを起動しVRChatに入ります。
OSoverlayでデスクトップ画面をVRChat内にミラーリングし、
PCに接続したキーボードとマウスでそのまま作業しています。
必然的にキーボードとマウスはブラインド操作が要求されますが、
慣れていれば問題無しです。
キーボードの遅延は少しありますが、
有線接続ならそこまで気にならないと思います。
難点としてはHMDが重いです。
500g以上あるものを常に頭に装着しているので頭が普通に疲れます。
あとずっとVR世界にいると酔ってきます。これは個人差あるかも。
僕の場合は30分~1時間くらい作業したら休憩を挟む必要がある感じです。
でも、そのデメリットを差し引いてもすばらしい楽しさがVR執筆にはあります。
これから結構スタンダードになっていくのではないでしょうか。
それくらいVR体験というのは素晴らしいと感じています。
もっと軽いHMDが出てきたら世界が激変する気がするんですけどね~。
Questの後継機HMDが2つ開発中らしいので、
どちらかが軽量だといいなと思います。発売が楽しみ。
あと、僕は自分のアバターというものを持っていないので、
アバターを作ることができればもっと没入感は上がるでしょうね。
3Dにまで手を出す余裕がなかなかないのであれなんですが……。
でも可愛いケモノになりたいよ~~~!うわ~~~!
着ぐるみに似ていますよね、このへん。獣化願望というか。
それと、他にもVR執筆に興味あるよ~って人がいたら、
集まってVR執筆オンラインとかもいいですよね。
原稿合宿のVR版みたいな。
まぁそんな人そうそういないと思いますが……。
というわけで、
僕はこんな環境でアルゴ君たちの物語を書いていますよ~というお話でした。
VRはバーチャル執筆以外にも色々な面白さがありますので、
興味が出た方はぜひ調べてみてくださいね。
VRの話もこれからたまに深堀りしていけたらいいなと思っています。
それでは今回はこの辺で。
今月はあと1回制作日誌を更新予定です。