#001_メイキング_肌塗り (Pixiv Fanbox)
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どうも!
今回は肌塗りの解説をしていきます。
使用するイラストは先日投稿した、
こちらの藤原書記のイラスト。
使用しているソフトはクリップスタジオですが乗算が使えれば何でもいいです。
以下解説。
①下地を塗った状態。(見やすくするために竿役と背景は除外しています。)
②乗算フォルダ内にレイヤーを作成し輪郭に沿って影を入れた状態。
これは光源の位置に関係なく入る影です。
環境光と言われていたりするところの影ですね。
塗る際は柔らかめのブラシで塗るか、適当なブラシで塗った後にぼかしツールを使用します。注意点はぼかす範囲を一定にしないようにすることで、この絵では胸や二の腕のように柔らかく大きな輪郭を描く部分ではぼかしの範囲を広く取っています。
線画はありませんが鎖骨部分もはっきりとした陰影が着く部分なのでこの時点で影を塗っておきます。
③同じフォルダ内に別のレイヤーを作成し、不透明度50%程度で立体感を持たせるように影を入れた状態。
②の影に厚みを持たせる影です。
ここでは輪郭のはっきりとしない部分にも影を入れています。
私の場合、肩・鎖骨・胸筋の間や仙骨のくぼみなどを意識することが多く、
個人的にフェチを表現するポイントだと思っています。
④乗算フォルダの上から更に乗算レイヤーで影を入れた状態。
ここでは光源に沿って影が入ります。
この絵の場合、竿役の身体もあるのでそれを意識して影を入れています。
絵によってはもっとはっきりとした影を入れるものですが、今回は日和ってかなり柔らかめの影を入れています。背景とよく馴染む雰囲気のある塗りがしたい場合はここで輪郭や色の濃さのはっきりとした影を入れることをおすすめします。
⑤更に追加の乗算レイヤーを作成し、深くて光が当たらない部分に影を入れた状態。
首元や脇、胸の谷間などに彩度低めの影を入れていきます。
ここではぼかしを最小限に抑えるのがポイントです。
そうすることで色と輪郭とで引きしまった印象を持たせることが出来ます。
肌の陰影についての塗りはここまで。
⑥最後にリップやチークなどの色を入れて肌の塗りは完成です。
今回、肌塗りと題してはいますが他のパーツも基本的なノウハウは同じなので上手い事応用して頂ければ似たような塗りが可能だと思います。
解説は以上になります。
何かしら参考にしていただけるようであれば幸いです。
良く分からなかったとかここが知りたいという部分がありましたら、コメントの方に書き込んでいただければ可能な範囲で対応します。