第175回 描き下ろしナースメア~メアBADEND1 (Pixiv Fanbox)
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ノコ(私がメアに監禁されてから……数日が過ぎた……)
私はなぜこんなところに縛られているのか、こんなことなら、すぐにでもメアの気持ちに気づいてあげるべきだったのだ。
いや、気づいてあげるなんて烏滸がましい。メアに愛してもらえるのだから、成されるがままに添い遂げてしまえば良かったのだ。しかし、すべては遅すぎた。
――コンコン
メア「……気分はどうですか?」
ノコ(メア……!)
私は思い切りメアの顔をにらみつけてやった。するとメアは嬉しそうに笑った。捕まえた獲物の生命力がまだ残っていることを喜ぶ、そんな笑みだ。私はしまった!と思った。
メア「記録をとりますね」
カメラが回り出す。
これから起こることを全て記録したい、とメアは言った。
私は焦った。
やめてくれ!助けてくれ!
私は喚いた。もうだめだ、どうにもならない。
メアの手には注射器が握られていた。
メア「私なしでは生きていけなくしてあげますからね……」
腕のあたりがチクリとした。
正常だったのはそこまでだった。
私の胸の鼓動は急に苦しくなった。
熱いものがこみ上げてきた。原因はなんだ。
目の前の……目の前のメアしか、原因はない、ではないか。
ノコ(私はメアのことが……)
ノコ(私はメアのことが……)
ノコ(好き好き好き好き好き好き好き好き……)
ノコ「んーんーんー……」
私の呻き声が、今度は届いた。
わかっている、とメアは微笑んだ。
メア「わかっています……」
メア「わかっていますよ」
メア「ノコ……大好きです……」
私の意識は多幸感に包まれた。
メアの笑顔が愛おしかった。
なんて幸せそうに笑うんだろう……。
メア「ノコがしたいこと。なんでもしていいんですよ……」
そして私は、メアにしがみつきながら、無償の愛に溺れていったのだった。
-メア BAD ENDその1-
【TIPS!:マキナ先生からのアドバイス】
ノコちゃんが鈍感すぎてメアちゃんの気持ちを蔑ろにしまくって、フラグをへし折り続けると強制的にこのルートになるぞ! 目指せハーレムエンドだよ!
らぐほのえりか「一枚ナースメアが描けたから、全力で膨らませてみた!また来週ー!」