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「さぁ大きくて鼻の長い動物を想像して…僕が3つ数えたら君はその動物に変わる…いいかい?」

えっと、鼻の長い…動物…ゾウとか…? オレはゾウに変身するっていうのか?そんなバカなことが起こるんだろうか?

頭が疑問でいっぱいになっていると彼の紫の瞳から目が離せない。

すると突然、頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。そして意識だけがどこかへ飛んでいくような感覚になった。

「ひと~つ…」

オレの鼻がぐんぐんと伸びていく。

歯が伸び、牙へと変わっていくせいか口の中が痒い。

まるで指で引っ張られるように耳が長細く伸びていく。

伸び始めた鼻が目の中に広がる。

目尻がどんどん下がっていき顔つきも変わってしまった。

どうしてこんなことに…。


「ふた~つ…」

全身がムズムズする。体中が書き換えられていく。

鼻が首が、背中が、膨らむように太くごんぶとになっていく。

腰のくびれが肉に飲まれ、ぶくぶくとお腹が膨らみ、足が短くなる。

そして全身にシワが深く刻まれていった。


そして目の前には桃色の肌をした黄金色の頭髪を持つ不思議なゾウがいた。

大きな鼻から出る息が風となり吹き荒れる。

自分の手を見ると象の手になっていた。


周りを見渡すと木や草花が小さく見える。

これがオレなのか!?

「そうだよ、君がゾウになったんだ」

そんなバカな!?

「バカだなんて心外だな。ほら、鼻同士を絡ませて。」

そういうと目の前のゾウはお互いの長い象の鼻を絡ませ、舌を絡ませ口内を蹂躙する。

吐息と鼻息が荒くなり、お互いの目と目が交差する。これは、気持ちいい……。

頭がボーっとしてくる。

「ふふ、かわいいね」

そんな甘い声で耳元でささやかれ、耳を舐められるともう何も考えられない。

もっとしてほしい……もっと気持ちよくなりたい……そんな思いだけが頭の中を支配する。

遠くで数を数える音がする。

あぁ、あぁああああ!? 全身を何かが貫く感覚。メリメリと音を立て、何かが侵入してくる。



痛い、痛い、痛い!しかしそれはすぐに快楽に変わる。

どんどん入ってくる。自分が変えられていく。その痛みと快感は比例し大きくなっていく。

そしてついに何かが最奥まで到達した。それと同時にまた頭の中が真っ白になる。

「みーっつ」

もう限界だ、出る!!俺!!!俺が!あああ!あぁああああ!!! ブシュ!!ビュル!ビュルルルルルル!!!!

俺はイッた。手で扱いたりしわけでもない、全身を貫かれる快楽でイッてしまった。

「ぱお……おぉおん……」

快楽の余韻が抜けず、情けない声が出てしまう。

そしてまた頭の中が真っ白になり思考が遠のいていく。

しかし目の前にいたゾウが、本来なら分からないであろう表情が、にやりと満足げな表情をしていたのだけは確かに見えた。

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