【限定】とある被検体に関する調査および記録 (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-05-18 13:31:30
Edited:
2020-07-23 03:17:22
Imported:
2021-06
Content
ノルンの月14日
ドクターに指示を受け、西の砦防衛線で捕まえた男を前線基地にて受け取った
※おそらく勇者の仲間である戦士の一人であると思われる、ここでは被検体P452と呼ぶ
ノルンの月20日
数日にわたり拷問を行ったが効果が見られず、超人的な精神力と回復力により通常の拷問は効果が見られないと判断、P452を獣魔殖蜒の苗床に移動
ノルンの月21日
獣魔殖蜒の苗床に移動したP452が獣魔殖蜒と同化が開始した、以前より強化された獣魔ウィルスの投与および抵抗力低下の呪により(抵抗は試みていたようだが)72時間後に体表の一部に色素の沈着を確認。
ノルンの月25日
獣魔殖蜒と被検体自身の細胞が6割ほど同化したことを検査により確認する。
思考の低下が見られ、助けてと譫言を呟いているようであったが、いまだに自我を保っているのは勇者の仲間に相応しい精神力と言えよう。
ノルンの月28日
ほぼ完全に魔獣と変じた事を確認。
洗脳は完全に完了しており、後は調整を行えば出陣させることも可能だろう。
勇者に関する情報は既に被検体より調書ずみであり、軍部への提出も完了している。
勇者がこの場所に近づいているという話だ。
試運転として使うにはちょうど良いだろう。
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