【限定】満月に照らされた顔は(SS付き) (Pixiv Fanbox)
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私の名前はジョンとでも呼んで欲しい。
ミノタウロスの生態調査を目的に、大森林の奥にあるという特殊な一族の村を訪れてから行方不明となった友人を探しに、くだんの村へと訪れた。
彼らは快く私を受け入れ、宴を開いてくれ、友人とも出会うことができたのだ。
宴には多く森から採取したであろう果実や生薬などをふんだんに使った料理が出てきた。味は悪くない、むしろ野菜のみで良くこの味を出せると驚いたものだ。
友人も彼らの食文化にハマったと言っていた、私もそれは分かる。
訪れてから三日目、満月の夜、ふと目が覚めた。
彼らの祖霊が祀られているというトーテムの近くで何かが擦れるような、
それでいてまるで野牛のような、荒々しい息遣いが聞こえる。
私は好奇心からそこに近づき、とんでもないものを見つけてしまった。
ミノタウロスたちが裸で情交を、いやセックスをしていたのだ。
彼らがオス同士で性交を行うのは知っていたが、まさか見ることができるとは幸運だろう。
しかし、私は気づいてしまったのだ。
彼らの間にいる影、あのミノタウロス、いやあれは私の『友人』だった。
腰をくねらせ、ミノタウロス達のいきり立つペニスを咥え込み、精液を啜る。
私は幻を見ているのだろうか…。
何度目かの吐精の後、それは起こった。
友人が痙攣し始め、ゴキゴキと音を出しながら暴れだしたのだ。
私は友人を助けるために飛び出そうとしたが、驚くものを目にし、
腰を抜かしてしまった。
満月に照らされた友人の顔がまるで牛のように変化していったのだ。
友人の鼻孔は大きく広がり、荒い鼻息と汚らしい鼻水を垂らす。
突き出した口からは嗚咽をあげ、小さかった口はメリメリと人間の骨格ではありえない広がりをみせ、
膨らんだ両方の眉間からはメリメリと皮膚を破きながら黒光りする角が生えていく。
その痛みを訴えようと声を出そうとするが、舌が分厚く長くなってしまったのか、
涎を垂らした口からはモ゛ゥモ゛ゥと、唸るような声を出せないようだった。
涙を流し、情けない乞うような鳴き声をモゥモゥとあげながら、
足先指先の指と爪がゴキゴキと石炭のな蹄へと硬質化し、
ひ弱だった彼の手足は丸太のように太く、逞しく筋肉が発達していく。
丸かった耳を長細く垂らし、尻から太い鞭のような尻尾を生やし、
彼の姿はミノタウロスのように大きく、獣毛に包まれていく。
幻だ、そう私は思いたかった。しかし、最初よりも荒々しく聞こえる鼻息や喘ぎ声を聞けばこれは現実だと認識するしかない。
そして認めたくない事に、変身した友人のペニス、いやチンポから目が離せない。
腕のように太く長く、人間では想像が出来ないサイズとなり、
赤黒く脈打ちながらテカテカした我慢汁を溢れさせる雄のチンポ。
男に、いやしかも人間ではない彼らに対して発情している自分に恐怖を覚えた。
嫌だ、そう思ったし、友人のあんな壊れた姿を見続けることは避けたかった。
しかし私のチンポはガチガチにイキリたち、パンツを我慢汁で濡らし、嫌でも現実を突きつける。
私に気づかない三人、いや三頭のミノタウロス達は再び荒々しく鼻を鳴らしながら、
グチュグチュとお互いのチンポをその長い舌で包み込み、唾液と精液を溢れさせた口は生々しく、
まるで女のマンコのようにいやらしく、艶めかしく見えた。
満足したのか、片方のミノタウロスが友人の尻を舐め、舌を奥深く差し込み、
グポグポと友人のアナルをその長く太い舌で責めたてるミノタウロス、
友人の荒い鼻息と鳴き声が響き、ついに解れたアナルへチンポを挿し込んだ。。
喘ぎ声をあげ、我慢汁をまき散らす友人の姿を見て私は我慢できず、
ベルトを外しズボンから自分のチンポを取り出し、扱き始めてしまった。
肉塊達が蠢きながら、まるで人間の体液を全て絞り出すかのように、
精液と我慢汁が混ざった体液を、友人は何度も何度もまき散らす。
ミノタウロスが大きく鳴き声をあげ、ビクビクと体を揺らして射精したことを示し、
黄色く白く濁った濃い精液をアナルから溢しながら、射精する友人の姿を見て、
私のチンポも限界を迎え、いつも以上の快感と興奮から我慢が出来ず、
大きな声を出して射精してしまった。
その音に気が付いたのだろう、彼らはその交尾を止めた。
こちらに向かってくる。
そう思った私は怖くなり、友人と荷物の全てを置いてその村から走って逃げだした。
下半身を丸出しにし、森を疾走する私の姿はとても滑稽だっただろう。
無事に町に家に戻ってくることが出来たのは奇跡とも思える。
しかし、私は何度でも思い出す。
あれから毎夜、夢を見るのだ。
あの夜、満月に照らされた友人の顔がまるで、
まるで自分の顔のように見えた。
今日も満月が空で輝いている。