【ビアガーデンプロレス】倉見奈々VS片桐ありさ【試合編⑥】 (Pixiv Fanbox)
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『倉見のボディシザースで苦しめられていた片桐ですが、隠し持っていたメリケンサックで倉見の太ももを殴りつけてピンチを脱出!
ふとももをえぐられた倉見は激しい痛みに悶えるばかりだ!』
「次やったら失格だよ!」
『これには審判も厳重注意!
しかし試合を止めるまではいかないようだ!凶器のメリケンを奪うのみで試合は続行だ!』
「はぁ・・はぁ・・」
『一気にチャンスが来た片桐だが、こちらも足取りはフラフラだ!
しかし、おぼつかない足取りで、なんとか立ち上がってきた!
バッ!
ズン!
ビキィ!「っはぁ!」
「あぁああっ!!」
『エルボー!ジャンピングエルボードロップだ~っ!
痛めた左太ももを狙って、さらに投下されるヒジ爆弾!
これは倉見からしたらたまりません!
左太ももをかばうように、体を丸めて泣き叫ぶ倉見!』
「はぁ・・はぁ・・」
ズルズルズル・・
『ここが正念場!勝負の決めどきと定めたか?片桐が倉見の両足を抱えてリング中央へ引きずっていく!』
ググッ
『さらに倉見の足を十字に組んで、その間に腕を通して両腕でクラッチ!これは!?』
グググッ
『さあ片桐!相手を跨げば技が決まるぞ!しかしそうはさせたくない倉見!
両腕を踏ん張りなんとか耐える!』
『決めるか片桐!?
耐えるか倉見!?
決めるか!?返すか!?どうだ!?
ズン!
『ああっ!跨いだ!テキサスクローバーホールドの体勢だ!
これは決まるぞ!』
「んぁぁっ!このクソ女っ!
放しなさいよっ!」
「はぁはぁ・・バカね
アンタはもう終わりなのよ・・」
「ふんっ!」
ズン!ビキビキ!
「っはぁ!」
『一気に腰を落とす片桐ありさ!
上から下に勢いをつけて力をかける!
倉見の腰の一点に、生じる強力な曲げモーメント!
片桐が体重をかけるたびに、倉見の腰から軋むような異音が響く!』
ズン!ズン!
ミシ・・ミシ・・
「うぁああっ・・・!」
ミシミシミシ・・
『逃げられない!完全に極まったテキサスクローバーホールドから、抜け出せる気配も無いぞ倉見菜々!
これはダメージは甚大か!?
心なしか、うめき声さえも弱々しくなってきたかぁ?』
「はぁ・・はぁ・・!ふんっ!」
ビキビキビキィ!
「うぁああああっ!!」
『おおっと!ここでいったん技が解かれたっ!さすがに攻め手の片桐にも疲れが見えますっ!しかし倉見はもはや完全にグロッキーか?半失神の状態でリングに突っ伏して脱力状態であります!』
~~~~~~
「はっ!?」
「さぁてこれでおしまい・・」
「ねっ!」
ズドォン!
「ごふっ!」
『ワン!』
『ツー!』
『スリー!』
カンカンカンカーン!
『入った!カウントスリー!
美女二人による熾烈な争いに、ついに決着がつきましたっ!
夏の夜を彩るビアガーデンプロレス!
勝者は、片桐ありさだぁあああっ!』
~~~~~~
「・・・う・・・うぅ」
「あら?やっと起きたかしら」
「賞金は貰ったし、どうでも良かったけど、せっかくだしね。
ほら、早く土下座して謝りなさいよ」
「どうでもいいならすぐに帰ればいいのに・・陰湿な女ね・・」
「は?・・・コイツ、こんな事言ってるけど。
いいの運営さん?」
ザッ 「倉見さん・・・
「当然御存知だと思いますが、この街では条例で、格闘地合に関する約束は、正統な契約と見なされます。
これを破るというなら、役所から対応してもらうことになります。
当然あなたの勤め先にも、迷惑をかける事になりますよ?」
「!」
ずり
「・・・・す、すいませんでした」
「それは何について?」
「え?」
ズン!
「何について謝ってるのかって聞いてるのよ?」
グリグリグリ
「んぶっ!んっ!」 「ほら?もう一度言ってみなさいよ」
「・・・」
「・・・生意気な態度をとってしまい・・・すいませんでした」
「ふぅん・・・まぁ、身の程はわかったって事にしてあげるか・・・」
ぽい
べちゃ
「アンタの服・・・汚れてたみたいだし、水につけておいてもらったわよ♪
それ着て早く帰りなさい♪」
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試合結果
ビアガーデンプロレス特別試合
無制限一本勝負
倉見菜々✖ ◯片桐ありさ
32分15秒
パッケージパイルドライバー
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試合賞品
片桐ありさ 賞金50万円獲得
倉見菜々 片桐への土下座謝罪
完
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今回でビアガーデンプロレスが完結になりましたがいかがでしたでしょうか。
途中で規約の変更によりAI加工が使えなくなったりがあったりで色々ありましたがなんとか完走することが出来ました。
やはり双方ともに大人な女性同士の戦いというのも良いものでございますね!