女神官プロレス【前編】 (Pixiv Fanbox)
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※2023/6/2 各所の修正と文章の追加を行いました。敵の名称を魔女モルガナとしました。
作れたものや作れなかったものもあり、クオリティにもなかなかばらつきがあったと思いますが、そこらへんは勘弁してくださいませ!
リクエストの中から作り進めたうち、「女神官が闇の女神官とプロレスして締め上げられちゃうやつを作ってください」というようなものを作り進めていたら。とても筆が乗ってしまったのでずっとそればかり作っている一週間となってしまいました!
今週はその神官プロレスの出来ているところまでを投稿いたしますっ!
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光の女神に使える神官の少女エリン
彼女は人々を苦しめる魔物や災いと戦いながら修行の旅を続けていた
旅の途中通りかかったさびれた村で
悲しげな様子の夫婦から相談を受けた
「子供たちが魔物にさらわれてしまった」
子供たちが攫われたという場所に残された痕跡を追って、エリンは谷間に忘れ去られたように残された古城にたどり着いた
古城の門を開け、中に入ったエリンを出迎えたのは若草色のドレスを身に纏った美しい貴婦人だった。
彼女はモルガナと名乗った。
彼女の優雅な笑顔は一見すると心を和ませるものだった。
しかしエリンは瞬時に確信した。
この女こそが子供たちを攫った魔女であると。
エリンは即座に行動に移った。
聖なる杖を高く掲げ、魔女を浄化しようとした。
だがその刹那、魔女モルガナは煙のように変化してその場から消え去った。
エリンは驚きつつも、逃げたモルガナを追って城の中を奥へと駆けていく。
古城のエントランスの奥、大ホールへの扉を開けたエリンを待っていたのは
先ほどの魔女モルガナだった。
大ホールの中央にはプロレスのリングが設置されており、そのリングの上で待つ魔女モルガナは、妖艶なリングコスチュームに身を包んでいた。
モルガナは子供たちを人質に取り、エリンに聖なる杖を捨てるように要求した。
その言葉に、エリンは一瞬動きを止めた。神聖なる杖は、彼女の力の源であり、この女を倒すためにも必要なものだった。
しかし、人々を救うためなら、彼女はどんな試練にも立ち向かう覚悟があった。
杖を捨てた彼女は覚悟を決めたように深呼吸をした。
その瞬間、彼女の体は光に包まれた。
普段の神官のローブから、プロレスのコスチュームへと。それは神聖なる聖衣であり、エリンの新たな戦いの装いだった。
リングへと進む彼女の足取りは、決してふるえてはいなかった。心の中で、女神に祈った。「この試練を乗り越え、人々の平和を取り戻す力をください」と。
リングの上に立つエリン。杖を失ったエリンは確かに不利だった。しかし、彼女の目には揺るぎない決意が宿っていた。
対するモルガナは落ち着き払った態度でエリンを観察している。
静けさに包まれた広大な大ホールに、ステップを踏む音だけを響かせながら、静かに二人の戦いは始まった
グググッ・・ 「うぐっ!」
ブンッ!
ズッダァン!
ギュギュギュ!!
「んぐっ!んぷっ!」
勢いよく首投げで叩きつけらえたエリンに対して、さらにモルガナのヘッドロックが追い打ちをかける。エリンの首元を締め上げながら、呼吸を阻害するようにモルガナの胸が押し付けられる。
ギシッ!ギシッ!
「んんっ!んむぅ!」
頭を締め付けられる音とエリンのうめき声だけが、広く暗い大ホールに響く。
グルン!
「あっ!?」
「ほらぁ!!」
ギチィッ!
「んっはぁ!!
ギチギチギチギチィ!
STF。 ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・フェイスロック 。
うつぶせのエリンの片足を両足で挟み込み、そのまま覆いかぶさってのフェイスロック。
全身をねじ切るように捻りこみが、エリンの身体を痛めつけていく。
ダンッ!
ズン!
メギ 「!!」
「ああっ!!ぁあああ~っ!!」
モルガナのジャンピングニードロップがエリンの腰に着弾する。
腰骨の真上、脊椎を直接へし折るような一撃に、エリンは体をよじって悶絶する。
「ふふ・・」
見悶え苦しむエリンの様子を見て、モルガナがさらにエリンに手を伸ばす。
エリンの髪を掴んで引きずり起こす。
「っく!」
ブオン!!
ドッスゥ!
「ごはあ!!」
予想をはるかに超える実力を持つモルガナに、防戦一方の神官エリン!
ことが出来るのか!?
次回へ続く!
女神官プロレス【後編】
いつのまにやらもう6月。 日本では夏が来る前の雨がちな季節がやってまいりました。 まあどんな季節だろうと僕は家に閉じこもって女子プロレス創作するだけだから関係ないですが! というわけで今回は女神官と悪い貴婦人のプロレスの後編です! _____________ ドッスゥ! 「ごはあ!!」 予想をはるかに超える実力を持つ...
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今回はここまで。文章などは追って追加してまいります!
もしかしたら突然消えることもあるかもしれませんが、その時は完成させてから別媒体で発表しようと思いますっ。それではまたっ!