【DOAプロレス】エレナ苦闘編【後編】 (Pixiv Fanbox)
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どうもこんにちは、たこやきです!
今回はDOAプロレス、エレナさんVSクリスティとティナというハンディキャップマッチの続きでございます。
お楽しみいただければ幸いです!
▼前回はこちら
【DOAプロレス】エレナ苦闘編【前編】
どうもこんばんわ!たこやきです! 2022年も、いつの間にやらもう最終盤。師走・年末・お正月という時期にまでなってしまいましたね! 私はと言うと今月月初は絶好調かと思っていたものの、月中で調子を崩し制作が滞りまくってしまいました。 本来なら早々にこの作品を仕上げるつもりですがどうにも終わらず、作品完成は...
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~これまでのあらすじ~
捕らえられたマリーローズを救出に来たエレナだったが、待ち構えていたクリスティとティナとのプロレスでの闘いを強いられてしまう。
満身創痍でボロボロの状態のマリーローズを含んでのタッグマッチ。
実質2対1の不利な闘いにエレナは追い込まれていく。
そしてついに、クリスティの狙いすました手刀突きが、エレナの腹部に深々と突き刺さった。
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「ああ・・うぁあ・・」
腹部から血を流してうずくまるエレナ。
そのエレナの髪を掴み、無理やり引きずり起こすクリスティ
「まだまだ終わりじゃないよ?」
ドッ!ドッ!ドン!
「っは!っふぐ!っぐぶ!」
手刀でえぐられた腹部に対して、さらに追撃のボディーブローの集中砲火。
拳が打ち込まれる度に、腹の肉に拳型のクレーターが生まれては消える。
腹部の裂傷に加え、さらに内蔵をかき回す打撃の連打。
その苦しみに、たまらずエレナもえずきながらクリスティにしがみつく。
「おえぇっ!」
普段のエレナからは決して発しないような声を発しながらクリスティにすがりつくエレナ。
クリスティは、そんなエレナの首に腕を回すと、首元をガッチリとロックして引き起こした。
グッ
ズン!
「がっ・・・!」
DDT―――
クリスティが、後方に倒れ込みながらエレナの頭を地面に突き立てた
脳天を強かに打ち付けられたエレナ。
その視線は宙をさまよい、意識は混濁し、起き上がることも出来ない。
そんなエレナをゆうゆうと見下ろすクリスティ。
さらに追撃を加えるためににじり寄ると、背後からエレナの頭を掴み、ゆっくりと引き起こしていく。
グッ・・・
クリスティがエレナの腰に膝を立てた。
さらにエレナの顎に指をかけて力強く後ろに反り返らせていく。
グ・・・グググッ
「う・・・あぁ・・・!」
ギシギシギシギシ・・
腰を支点に無理やり反り返されるエレナ。
完全に身体が反り返れば、腰がやられてしまう。
エレナは痛めた腹筋に力を込めて、なんとか耐え続けるしかない。
「頑張るけどいつまで持つかねぇ・・・」
「はぁ・・!はぁ・・!」
グリィ!ギッシィ!
「ああっ!」
クリスティがエレナの首に回した腕に、更に力を込める。
同時に体を捻って、エレナを引き倒す。
グラウンドの体勢に引きずり込まれて、喉元を締め上げられるエレナ。
DDTのダメージで、いまだ朦朧としながらも、なんとか脚を動かして技から逃れようとする。
「そーれっ♪」
バッ!
ズン! 「かはっ!!」
「ああっ!・・・ぅああ・・・!」
コーナー最上段からの、急降下ヒップドロップ。
横倒しに拘束されていたエレナの腹を、ティナの全体重が乗った尻が押しつぶした。
身長ほどもの高さからの跳躍で付いた重力と加速が、エレナの腹の上に衝撃となって炸裂する。
※死に体でリングをのたうつエレナ
エレナの内蔵を守る腹筋は、すでに役目を果たしていなかった。
内蔵をプレスされ、弱々しくリングをのたうつばかりのエレナ。
そんなエレナの背後から、黒い革手袋をつけたクリスティの腕が伸びてくる。
ガシィ・・・ぐぐぐっ
「ぁ・・ぁぅ・・」
ガッ
「ん?」
「エ、エレナ様を放してっ・・」
「・・へぇ。見上げた忠誠心ってやつだね。あのお嬢様も飼い犬はちゃんとしつけてるんだね」
「せっかくだから、先にお前からやってやるよ・・・」
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2分後
ギュゥゥ「ぐぇぇ・・」
ギチギチギチ!「あぁ・・・」
リングの上で一方的に痛めつけられるエレナとマリーローズ。
「あぁ・・!うぅ・・!」
ミシ・・ミシミシッ・・!
「うはぁっ!」
エレナは、すでに立ち上がれないほどに痛めつけられた上に、ティナの足関節技で徹底的に甚振られている
「ぇ・・ぅぇぇ・・」
ギュチィッ・・・!
グギュッ!「っ!」
「・・・ぅえぇ・・」
「なんだよ、もう終わりかい?
・・・忠犬どころかただのペットだね」
ポイ
ドッ!
マリーローズは、クリスティ相手になすすべもなく、ネックハンギングツリーで気道を潰されリング下に投げ捨てられた。
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ギッシィ!ミシミシ・・・
「うぁあ・・・!
そして、リング上ではエレナが一人、執拗なサブミッションや絞め技で痛めつけられている。
ズドン!
「がっ!!」
「あぁっ!んあぁ〜っ!」
クロスレッグ式のキャメルクラッチで反り返されたところに、クリスティの刺し貫く様なトゥーキックが突き刺さる。
激痛に悲鳴を上げるエレナ。
しかし二人の攻撃はさらに苛烈さを増していく。
ギチィ!
「んぁぁ!」
ティナがエレナの両足を再びクロスさせ、脚を差し込んで倒れ込む。
フィギアフォーレッグロック。
ミシミシミシ・・!ビキィ!
「あぁあっ!」
「ああっ!・・んああっ!
ミシミシミシ!
ピキ!ピキ!
ああああぁあっ!」
グッ 「私も混ぜてもらうよ?・・・お嬢様♪」
グッ 「あ・・・」
ギッシィ!!
「ふんっ!」
ググッ
「フフッ!これでフィナーレね!」
ギシィ!
ギシィ!ミチミチミチ!
ビキッ!! ブチィ!!
「ひぎっ!
あっ・・・あぁ・・」
ドサッ
カンカンカンカーン!
「ウフフ。DOATECの元総帥さんも、大したこと無かったわね♪」
「・・・」
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【ザックアイランド公認タッグデスマッチ】
エレナ&マリーローズ☓ ◯クリスティ&ティナ
足四の字固め+ドラゴンスリーパー(失神KO)
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クリスティたちの罠にはまったエレナとマリーローズはこうして敗れた。
そして、試合終了のゴングの直後、ザックの配下と思われる黒服の男たちが現れた。
彼らによって車へと乗せられ運ばれていくエレナとマリーローズ。
彼女たちの今後の運命はどうなるのだろうか。
完
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という感じで決着しました今回の勝負、いかがでしたでしょうか?
DOAなどの版権キャラの再現は難易度が高すぎると思って敬遠してきましたが、衣装に凝れば、けっこうそれらしく見えたりいたしますねっ。
せっかくその他のキャラも作ったので、また気が向いたらDOAプロレスを作るかもしれません!
この間のアンケートで得票も多かったので、次の作品は王女様プロレスの続きを作ろうかと思って準備中です!
そっちもぜひお楽しみに!
それではまた次回!