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講習会などでスケッチを解説しているときに「稜線ってなんのことかわからない」、「稜線は知っているが見えない」という方がいます。

下の図は「面取り」とよばれる、いわゆるポリゴンのように表現された立体模型をもとに描いたものです。面の境界部分が「稜線」です。

*作例に使用した模型:GoushiArtsさんのポリへドロンマンhttps://goushiart.thebase.in


左上の線画では、稜線に注目して描き、右下の図ではそこから陰影をつけた段階です。

次の図では稜線を赤線で示しています。




左上の図では稜線の一つである正中線と、側頭部から顎先にかけて走行する顔面の重要な稜線を描いています。右下の図ではさらに細かい稜線を拾っています。

稜線は、明暗に左右されないので、大まかな位置を覚えておくとライティングや皮膚色などの条件が変わっても形を拾いやすくなります。

稜線を拾った後は、右の図のように面を描いていきます。ストロークの方向は稜線と稜線の最短距離が描きやすいです(青矢印の方向)。長いストロークだと手を往復させる距離が伸びてブレが大きくなるためです。細かな平行線を重ねて面を描くことを「ハッチング」と言います。この方法は主に対象を立体的に描く際に重要な描画技術です。



稜線間のストロークを交差するように描く方法を「クロスハッチング」と呼びます。密度が上がれば、明暗トーンに幅が出てより情報量を増やすことができます。


実際の人体や生物ではこのようにはっきりとした稜線は見えませんが、形や明暗の変わり目に注目していると、やがて形と形をつなぐ稜線が、見えるようになります。







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