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でこれに答えてきます。



一応言っておくと、 この文章リクエストはどこからでも出せるはずです。

twitterのお題箱が使えないなら、メッセージでも出せますし、

メールやコメントで出すこともできるはずです。



自分的には、絵のお題を大量に出されても消化に時間がかかってしまいますが、文章のお題なら出すだけ出してなんの問題も無いはずだと思います。

(もちろん全部答えるかは謎ですが)



そもそもそのために「最近考えていることリスト」というのがあって、そこに一行だけ。最近考えていることのトピックを書いているのです。

続きや詳細が気になった人がいたら、それを、ここに投げてくれたらいいのです。


その仕組みと意味と思ってることについては、ここに過去で書きました。




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でこれに答えてきます。




考えてみると不思議なのです。


自分としては、「映像を目に浮かべることができる」のは事実です。 

どう考えても普通のことです。



どんな感じかというと、まさに「目に浮かぶ」という感じ。 

「瞼の裏」という感じでもあるし。


「瞼の裏に焼き付いてる」というやつかと思います。


でも目を閉じなくても、この映像は呼び出せるようにも思います。

目を開けたままでも見れます。




感覚としては、「リアルな夢と同じくらいの解像度」くらいで、映像を呼び出すことができる感じなのです。




「よく読んだマンガのコマ」なんかは、本当に引っ張ってくることが出来ます。

頭の中にもう確実に、そのための情報が残ってるとしか思えないくらい、確実に、鮮明なイメージがあります。 (だからかなり脳の容量を食ってそう)



例えばなんだろうか。 

封神演義とかドラゴンボールなんかは結構凄いかもしれない。




もう、相当頭の中に、そのもののイメージが保存されてるとしかいいようがないくらい、ちゃんと残っていると思います。

それを、いつでも、瞼の裏に再生できます。




頭の中に保存されて 瞼の裏で再生できる画像と、 実際の画像。

そこに、全然差がないくらい保存されているモノも、あると思います。



当然、静止画だけではなくて、映像も再生できる感じです。



何度も見たモノ、にかぎらず、そこそこ見たものならかなりそのまま思い浮かべられる感じがあります。

実際問題、頭の中でエヴァのOP再生しろと言われても、「確かに再生できているな」という感じがします。




そしてそれが架空のモノでもいいし、

架空の立体物でもいいし、 それを脳内でクルクル回すことも、回っているイメージも、再生できる感じなのです。




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「目に浮かぶよう」

「瞼に焼き付く」


こういう言葉がある以上、 こういうことができるのは 割りと当たり前で、誰でもできることかと思っていたのですが、

そうではないのですかね?


・・・

そう言われてみると不安になります。




むしろ、自分が勘違いしているだけなのか?





自分は、「夢を見ているときと同じくらいのリアルさ」で、

物事を 瞼の裏側に再生「できる」と思っています。


でも本当はそっちが勘違いで、 それは実は全然大した解像度ではないのかもしれない????

(人間が記憶しているときはかなりの抽象化をしていてー)



確かに自分のは、 「映像記憶」というほどのことは無いと思うのです。

映像記憶とは全然ちがうのです。



実際 映像記憶みたいなことは全然出来ません。




一度見た映像を正確に描くとか、

一度見た景色をそっくりに細部まで細かく描くとか、

そういうことは、全然出来ないですよね。



山下清とか、花輪和一とかとは、全然違う。



つまり、 「刑務所の中」だとか、 ああいう本当の映像記憶の能力とは全然違う。




というか、 脳内イメージはハッキリしているつもりだけど、 それを、

「資料を見ながら描くかのように」、しっかりと絵に残すことが出来ない以上、

それは、 ハッキリ固定された映像を見ている、ということとは、差があるのかもしれません。 ???


(でも実際、いろんなアングルを自由自在に頭の中で考えることはできるのです)





「はっきりした夢と同程度の解像度で、映像を頭にいつでも呼び起こせるつもりだ」

と言っても、これも、人によっては伝わらないかもしれません。



夢が白黒だという人もいるようですし、そういう人からしたら夢がカラーだという人が信じられないようです。

(自分としては夢が白黒というほうが信じられないし、本当はちょっとくらい色はついてるのではないか?と考えてしまいます)





しかし考えてみると、「明晰夢がリアルだ」というのも、本当は思い込みの産物なのかもしれません。



夢は本当は曖昧で細部は溶けているのに?、 何故か、見ている本人には全てが鮮明でリアルであるように、思いこんでいる???

・・・



それと同じで、 自分はなんでも瞼の裏側に鮮明なイメージを呼び出すことができると思いこんでいるけど、

そのイメージも本当は全然溶けているのかもしれない???


今回の質問で、この部分が自分でもよくわからなくなってきたかもしれません。




でもやっぱり、死ぬほどリアルな夢もあるはずだし、 それは細部までむちゃくちゃ細かい筈だったのです。 毛穴まで見える感覚の夢。

確かに両眼立体視しているくらいの夢。 パノラマの夢。



実際、エヴァを頭の中でクルクル回転させることは、それはメタセコイアでやるのと全く同じようにできるよなぁと思っているし、

それは、そんなに「溶けているのをごまかしている」とも、思えないのですよね。

やはり、出来ている気がする。




・・・でも同時に、確かに自分には映像記憶能力はないし、 その脳内イメージを、 現実の画像の資料を見てるのと同じように、正確に書き写すことも、できなさげなのです。



(これができる人間も、いるわけです)


花輪和一とかが映像記憶だろうし、

皆川亮二なんかが、頭の中のイメージを正確にそのまま絵に起こせるタイプの人間でしょう。





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「正確に絵に起こせないのなら、 それは、鮮明なイメージではない」 というのは、それはそれで勘違いなのではないか?と思ったりします。



つまりこれは、

個別の能力と、段階があるのでないかと考えます。






つまり、



◆脳内に、見た映像を詳細に保存できる能力 (映像記憶 持ってない)


◆脳内に明確な3Dデータを展開できる能力 (これは自分も持ってるつもり)



↓ と、


◆脳内のそのような画像データを、正確に手元に出力できる能力 (書く力)


という別系統の能力が、それぞれあるのでないかと思います。



これらを両方あわせて持ってないと、 早く、正確に絵が描けない。

(己の身一つ、脳内だけで絵が描けない)



または、 ここに更に、

◆「そもそものデッサン能力」というのが必要なのかもしれません。




だいたい、「目の前の資料」を見ながらでも、正確にそれが描けないというのであれば、

いくら頭の中に鮮明な資料があるつもりでも、そら、それもちゃんと描けないだろう、というのはあるわけですねと。




こういうふうに能力を分けて考えてみると、たとえば


山下清なんかは、

「映像記憶持ちだが、デッサン能力などは、持っていない 二の次」

みたいに考えることができるかと思います。 


正確に覚えているが、

その形状を正確に再現することはこだわっていない、

ゆえに、ああなる、と。




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・・・ そういうことなんじゃないのかなぁと、

今回の質問で、割りとハッキリしたような気もします。





でなんか直接の質問に一個一個答えられてないような気がしますので

あらためてさらっていきます。




・頭の中で映像が思い浮かべられる人は、どのように視えているのか?


「リアルな夢」と同じくらいで見えていますし、それはリアルタイムに介入可能だし、視点も回転も自由なつもりなのです。




・解像度はどれくらいなのか?


やはり夢と同じくらい、だと思うのです。

モノによっては更に相当ハッキリくっきりしている筈なのです。


マンガのコマによっては、実物をみてるのと同じくらいの感覚です。





・思考する際は、どのようにしているのか?


でも自分は、思考するときは「言葉で、喋るように思考するタイプ」でもあるのです。


これは、頭の中で会話するようにして、考えます。



もちろん言葉を使わずに思考するときもありますが、 

込み入ったことを考えるときはやはり喋りまくっているようにも思います。



脳内でラジオ番組を放送しているかのような感じで、ずっと誰かに対して

一人トークを放送しているのです。


そうやってガーッと考えることができて、

それをそのまま出力するとブログの長文みたいになったりします。





・(例えば、小説を読んでいる時は、映画のように映像がみえるのか



確かに景色が目に浮かぶようなときはあります。 というか浮かべます。

言ってしまうとそういうのが多い小説が良い小説なのかもしれません?

(でもそれは自分勝手なのかもしれません?)



というか、ノッてる小説の終盤なんかは、

ある意味ずーっと景色を作っているかもしれません。

(というか、そういうことは、みんなやってるものだと思っているのですが)





・絵や3D製作時は、頭の中の映像を見ながら作っているのか等


これはなんでしょうね。

そうでもあるような気はするし、そうでもないような気もするのです。


言ってみると、絵の最終形のイメージは頭の中にすでにあるのです。

これは確かです。



「これが、この構図でこうなっているんだ」というのは脳内にすでに出来ています。

それをやはり回転させることは出来ます。




3Dを作るときも、

脳内に確かに答えはあるっちゃあるのだけど、

別に作るときは、実際の頂点移動が一番大事なようにも思います。



つまりもう、目の前の3Dの実物をどういじるか、に注目してしまって、あんまし、そのときは脳内の3Dは参考にしなくなってる ような気もするのです。




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・・・今回の話は、どこまでいっても伝わらない部分があるような気がします。


言ってしまうと、やはり「夢」からして、人によって全然違うような気もするのです。




「脳内でいつでも、夢と同じくらい鮮明に映像を呼び出せます」と言っても、 その「夢」自体で連想する物が、人によって全然違うかもしれません。






◆「自分の夢にはこれがある」 

というのをリスト化していけるような気もするのです。



◆夢スペック

「夢にどこまでの情報が乗っているか」というのをまとめていける気がします。





・色彩 ある

・五感 ある



・立体視


・夢の中では視力も回復している むしろあがっている



・痛覚あり (激痛で目が冷めたこともある)



・音の「うるささ」もあり (爆音で目が覚めたこともある)



・三半規管あり? (夢の中で「酔った」こと、あり)



・重力の方向を感じることもできる。 

遠心力も?






自分の夢にはだいたい現実と同じことが付いている気がします。

逆に「ついて無いモノ」はなんだろうか、となると、


夢に無いものは

・・・



ていうのが別の話ですね。





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Comments

Anonymous

文章リクエストに答えて頂きありがとうございます! 非常に興味深かったです。 「アファンタジア(イメージ出来ない人)」と 「ハイパーファンタジア(イメージが得意な人」 と言う言葉があるらしく、自分はアファンタジアよりです。 夢は見ますが、かなり朧げです。 起きている時は、それすらイメージ出来ません。 恐らくByNeetさんはハイパーファンタジアよりだと思います。 イメージが出来る人の見え方が知りたかったので、とても参考になりました。 読めば読むほど羨ましいです笑 自分でもいつか出来るようになりたいので、この記事をモチベにイメトレ頑張ります!

byneet

なるほど、「アファンタジア」、 そういう状態があるのですね。 そうなってくると、 「目に浮かぶよう」 「瞼の裏に焼き付いて」みたいなことも、分からない感じなのですかね。 そういうことは、なんなのか。一種の遺伝なのかと思ってしまいます。  (感動したときに鳥肌が立つ人間と立たない人間みたいな?) 遺伝だとどうしようもないので、訓練でイメージできるようになるとよいですね、ということなのですが、しかしどうしたらよいのでしょうね。 そして、自分自身もまた、訓練のしようがあるのならするべきなのですよね。 それこそ、皆川亮二みたいに、脳内イメージを正確に、ちょくせつトレースするみたいに描けるようになれば最高だし、映像記憶だって、あとから訓練で習得できるのならしたいものなのですよね。 そういう道があるのかどうか。 ・・・ 案外こっから、「記憶力教」につながる気がしてきます。