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あるホテルの一室、向井拓海は4人の男に囲まれカメラを向けられていた。



「テメェら…これ終わったらどうなるか…分かってんだろうな?」



拓海は男達に過去の弱みを握られ、この一室に呼び出された。

『本番なし』の健全な、くすぐりをメインとしたイメージビデオの撮影。

それが彼らの要求であった。


カメラを持つ男から『衣装』だと言われ受け取った水着を見て驚愕する。



「ちっ…ちくしょぉっ…!なんだよこのちっせぇ水着ッ!…変態どもがッ…!」



怒りに震えながら制服を脱いでいく。

恥ずかしさを誤魔化そうと男達を口汚く罵り、平静を保つ。


拓海は今にも溢れそうな乳房を必死に支え、引けた腰でベッドへと向かう。



「……気持ちわりぃな!見んじゃねぇよ!」



カメラ役を除いた3人は黄色い全身タイツに身を包み、顔にプリントされた作り物の笑顔が拓海の全身を舐める様に見つめる。


1人の男が腕を抑える様に座り、残りの2人が脚を押さえた。

全身タイツの3人が手を拓海にむけワキワキと動かす。



『『『コチョッ…コチョコチョ…♡』』』



「ひッ!?」



覚悟はしていた拓海だったが、急に『くすぐり』を意識させられ、怯えた声が漏れる。

うねる指と男達の重なる声に鳥肌が止まらない。



「く…やるんならさっさとくすぐれよこの変態ヤローどもがッ!!アタシはぜってぇお前らみたいな奴らの思い通りになんてならねぇからな!」



「オラァっ!テメェらかかってこいよッ!!」










『コォチョコチョコチョぉ〜ッ♡♡』



「ぎゃぁ───ははははははぁッ!!!??

 ヒッ!だひゃははははははぁ!ま!まてオイ!わ…腋はぁあぁははははははっ!!!」



男は拓海の全開に開かれた腋をくにゅくにゅと指でいじめる。柔らかな肉をつまんだかと思うと指で広げて弄ぶ。

よほどくすぐったいのか、触り方が変わるたびに部屋が震えるほどの豪快な笑い声を吐き出している。



『コチョコチョコチョぉ〜っ♡♡♡』



「こっ!このクソやろぉどもがぁあぁはははははぁッ!!ちくしょぉほほほほぉッ!触んなぁはははははぁッ!!きもちわりぃんだよぉッ!!」



拓海は頭上の、腋をくすぐっているタイツ男によだれを散らしながら罵声を浴びせる。

完全に緩み切った八の字の眉毛を全力で寄せ、必死に眉間にシワを寄せ睨みつけた。



「ひっ!!ひぁあああぁあぁッ!!!???

ぶはっ!うわぁはははははははぁッ!!!

ヒィイィィ〜ッ!!ずぁはははははは!ひっ!ひぬっ!!腹よじれぇへへへへぇッ!!」



男は無機質な笑顔のまま、責めを強めた。

腋のふくらみに指を2本深く沈ませ、乱暴に掻き回す。

拓海の身体は大きく飛び上がり、笑い声は一段と大きくなっていく。

全力で寄せていた眉間のシワも一瞬で緩み、再度情けない八の字眉毛に戻ってしまう。



『コチョッ……♡コチョコチョコチョッ♡』



腋に指を乗せたまま一瞬止まったかと思うと、急にまた激しく掻き回す。

指が動いたと同時に大きく跳ねる拓海の姿を見て、男達は楽しんでいる。



「て、てめぇらぁはははははぁッ!!ばかにしやがってぇッ!!あッ!ああぁあははははははぁッ!!あとで覚えとけっ…ぎっ!?ぎゃあぁあははははははぁ────ッ!!???」



今日1番の叫び笑い。


右脚に1人、左脚に1人。

全身でのしかかる様に抑えていた男達が急に足の裏をくすぐり始めたのだ。



『『コチョコチョコチョぉ〜ッ♡♡♡』』


「あ゛ッ!!足裏ひっがぐなぁあああぁははははははぁ!!うっ!うぎゃぁはははははッ!!やべぇっ!!それむりだぁはははははぁッ!」



拓海の残る力を総動員して振り回したが、無惨にも足の裏は捕まってしまう。

手を繋ぐ様に拓海の足指と男の指が絡められる。



『『ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョぉッ♡♡♡』』



「ひぎゃあぁあぁはははぁッ!!あだまッ!!あだまおかじぐなっちまぁあははははッ!!

ヒィーっ!いひゃぁははははッ!やめぇッ!」



恋人繋ぎで全開まで反り返ってしまった無防備な拓海の土踏まず。

今まで誰にも、ましてや地面にも触れられなかった純白な肌が受けるには、余りにもスパルタなくすぐりだった。



『『『ゴヂョゴヂョゴヂョッ♡♡♡』』』



「うぎゃひゃひゃひゃはははははぁッ!!あっ!本当にッ!!!本当にむりっつってんだろぉおおぉッ!!!?う゛ぁあああぁあはははははぁッ!!!???ぶっ!ぶははははぁっ!!だぁっはっはっはっはぁ──ッ!!!!!」



両の足裏から絶え間なく電撃の様なくすぐったさが送られる。

男達の繊細さのかけらもない乱暴な手つきで初めてを犯される土踏まず。

拓海の1番の弱点はピクリとも動かせず哀れにヒクヒクと痙攣するのみである。



『『『ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョォッ♡♡♡♡♡』』』



「ひッ!いきできねぇッてえへへへへへッ!

ごれじぬッ!!まじでじぬんだってぇッ!!

いっがいぐじゅぐりやめでぇへへへへへぇッ!

ぎゃあぁはははははははぁ───ッ!!」



足の裏ほどではなかった腋のくすぐったさ。

それも脳が錯覚を起こしているのか、足の裏と遜色ないほどのくすぐったさに感じてしまう。


腋の窪みに溜まった汗をまるで手淫の様に掻き回す。

腋の敏感な肉がほじくり回される度にグチュグチュと卑猥な水音が鳴る。



『ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョッ♡コチョコチョコチョォッ♡ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョッ♡』



「ぶべはははははぁッ!!!う゛えほッ!!ゲホッ!え゛ぁははははははははぁッ!!!わッ!わりゃいじぬッ!!!うがぁははははははぁッ!!ゆるじっ!ゆるじでぇッ!!!」



拓海のSOSには目もくれず、土踏まずを引っ掻き回す2人。

腋をくすぐる1人は、必死に助けを求める拓海の顔を凝視しながら、無機質な笑顔を返すのみであった。



『『『ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョ♡♡♡』』』



「な゛ッ!!なんでもずるッ!!う゛ぁあははははははぁッ!ほんばんでもッ!!なんでもずるがらぁははははぁッ!!!もう゛ぐじゅぐったいのいやだぁああぁははははははぁッ!!ひぐ…う゛あ゛あ゛ぁははははぁッ!」



拓海は笑い泣きしながら失禁していた。

死を感じるほどのくすぐったさと、ここまで自分が苦しんでいるのにくすぐりを止めない男達への恐怖。


ぐちゃぐちゃの笑い顔を腋を責める男に向け、使っていいよとアピールする様に股を持ち上げ上下させる。


筋肉が緩み、力無くじょろじょろと垂れ流される尿が水溜りを作る。

激しく上下する腰がその水溜りの上に着地し、飛沫を撒き散らす。


怒りや恥じらいなどの感情はとうに消えていた。


どこか嫌悪さえしていた女という武器を使ってまで、このくすぐり地獄から解放されたかったのだ。



…しかし



『『『………ゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョゴヂョぉ〜〜〜〜ッ♡♡』』』



尊厳を捨てても、くすぐり責めが止まる事は無かった。



「う゛ぎゃぁ──っはははははははぁ───ッ!!!おねがぁッ!!い゛ぃひゃはははははははぁぁぁぁぁあッ!!!!!ひいっ!ひぃぃいぃいぃ───ッ!!!!???う゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!!!!な゛んでぇへへへへぇッ!!!ひぐっ!なん゛でゆるじでぐれないんだよぉッ!!!」



「い゛やだぁはははははぁッ!!ごんなのもう嫌゛だぁはははははははぁッ!!!」



「ぷろ゛でゅう゛ざぁああ゛あ゛ッ!!!だずげぇッ!!!ひぎゃぁああああははははははぁ───ッ!!!!!」







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