TIPS:正常位を描く (Pixiv Fanbox)
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TIPSは「このシチュエーションはどう描くか(私はどう描いているか)」を中心にご紹介します。メイキングではラフ~完成までの流れを一気に紹介していた都合、どうしても割愛してしまっていたラフを中心に描いていくことになると思います。完成に向けた線画や塗りについてはメイキングも含めて、必要に応じてその都度紹介できれば。
正常位と言えばエッチ絵の基本。ここを押さえておけば自分の推しキャラだったりオリジナルキャラでムフフな絵を…というスタート地点として始めたいと思います。
正常位絵ではカンバスの縦横比に関わらず、大体画面の上にキャラの頭、そして下部に結合部(おま○こ)が配置されるので、まずはその配置を決めます。セ○クス題材の絵であれば、「正常位に限らずキャラの顔と局所(いわゆる『ヌきどころ』)」の位置を決めておくことで、絵のテーマがブレにくくなると思います。
頭のサイズを大体決めた上で、頭と結合部の間に目安となるアタリ線を引いておきます。アタリは描きたいキャラの頭身と対応させます。下は今回の絵とは関係ありませんが、進行中(ちょっと停滞気味だけど)の同人のキャラデザから。
キャラクターのデザインにもよりますが、セクシーに描きたいキャラはおおよそ、おっぱいは上から頭2つぶん目、局部は3、4つぶん目、そして腰のクビレはその間くらい…のところに配置されるので、それに合わせておっぱい、腰、局所の位置…と決めていくとやりやすいです。自分で考えているキャラなら設定した頭身を、「エッチに乱れてる姿をみたいあのキャラ」であれば、立っている姿のイラストなどを元に頭身を測って、それを当てはめていくといいと思います。
足は既に描いていましたが、手も配置を決めておおまかに描いておきます。
ちなみに局所(おま○こ)は腰の角度(脚の開き方も連動)に応じて見え方(カタチ)が変わるので、正常位の内容に応じて描いていきます。今回は上の図の真ん中くらいで。
手含む腕の表情付けを。枕やシーツを掴ませると快楽に耐えようと頑張っている姿が、とってもエッチく見えます。ちなみに手の指全体を描かないで済む、というのも楽だったり。手は途中まで左右対称な描き方だったのを、掴み方を左右で差を付けました。
頭部の作画に。1回目のメイキングでも投げ縄塗りを使ってアタリをつけたことを紹介しましたが、おおまかな目の大きさを決めて3つ並べて(左目:眉間:右目の比率が1:1:1とすると一つの目大きさをきめてコピペして横に並べれば出来上がる。収まらなかったら3つともレイヤー統合した上で「拡大縮小変形」で顔の幅に収まるようにする)、それに沿って目を描きます。ちなみにド直球に竿役視点の正常位で描いているので、キャラの目はこっちを見ているような感じにしています。
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髪の毛も「輪投げ塗り」でおおまかな塊を作って、それに沿って線を引きます。大幅に乱れさえしなければ、(あるいは塗った面がそもそも乱れてなければ)特にフチに従って線を引く必要はないです。
お腹から下半身を中心に描きなおし。
ちょっと胴長すぎる? と思って少し胴を縮めました。さらに腰を少し左側に傾けるようにして、エッチで乱れている感じにしました。
背景に使用済みコンドームなどを配置。「置いた数だけエッチした」のが分かるのがエロさを助長していてよく好んで使っています。文字で被っちゃいましたが左上には脱ぎ棄てられたパンツなど。使用済みゴムやティッシュも含め、「今エッチをしているよりちょっと前の状況が分かる」ようなものを背景に置いておくのもポイントだと思います。
今回はここまで。ありがとうございました!
「目立った迷い線」「塗りで表現するので線は引かない箇所」などを消しゴムで消して、これでラフ⇒下書きの段階は終了。ちなみに消す際は、水彩消しゴムを使って、あえて線をうっすら残すようにしています。後で描きなおすことになった時に、同じ線を引いてしまうなど「同じ道を行ったり来たりしないように」するためのアタリみたいな扱いだったり、塗る際に塗る箇所の立体的な形を把握するためなどなど…下書き(ラフ)は完成までお世話になります。
今回はオーソドックスな内容でしたが、正常位と言っても色々な姿勢、カメラアングルもありますので、次回も「正常位」をテーマに、今回とは別のアングルについて描き方をご紹介できればと思っております。
またすべての要望に応えるのは難しいですが、「この部分はどうしてます?」みたいな部分があれば質問、意見など頂けると幸いです。可能な要素については、次回以降のメイキングやTIPSに取り入れさせて頂きます。
改めまして、ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします!