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みなさん、こんにちは。鏡峯マルコです。


このメイキングシリーズも今回で4回目となりました。

作業内容としても大詰めを迎え、残るは本日の動画作業と

そのあとの着色・仕上げ工程のみになります。

今日は原画と原画の間に絵を入れる動画作業の紹介をしたいと思います。


前回はこちら

山風アナルビーズ責め_メイキングその3

こんにちは、鏡峯マルコです。 今回も前回同様、メイキングの公開をしていきたいと思います! 前回はレイアウトまで完成したので、ここからは原画作業に入っていきます。 前回はこちら --------------- 前回でレイアウトが完成したので、ここからは原画作業です。 原画作業では動きのキーになる絵を描いていき、タイミン...

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まずアニメ用語における「動画」という言葉をご存じでしょうか?

あまり一般的ではないので知らない方も多いかもしれません。

アニメ制作において、「動画」とは「原画と原画の間に入れていく中間の絵」を意味します。「動画」の枚数や入れ方によって、動きの緩急やタイミングを調整したり、動きを滑らかにすることができます。


動き自体は原画ですでにコントロールされているのですが、それをより具体的に表現してみせるのが動画の仕事といってもいいかもしれません。



動画作業の説明のため、簡単なサンプルを作ってみたので、それをご覧ください。

こちらはシンプルな振り向きの原画です。




①は振り向く前の原画

②は振り向いた後の原画


これは非常に単純な振り向きですが、この原画だけではどのようなスピード、緩急で振り向くのかがわかりません。さらに振り向き全体で何秒かかるかもわかりません。

そこで注目していただきたいのが、①の右上に書いてあるツメ指示です。

アニメの原画集なんかを買うとこういうマークがたくさん書かれていることに気づくと思います。


ツメ指示の一番左が1(原画①)、一番右が5(原画②)となっています。この間に2、3,4と3枚の動画を入れろと指示が書いてあります。さらに、一定の間隔ではなく、2と3の間は大きく離れており、3,4,5は密集して書かれているのがわかります。これは振り向き始めは素早く、最後はゆっくりと止まるということを意味します。

実際にツメ指示に従って動画を入れてみます。今回は3枚描きました。

これで実際にキャラクターが動くようになりました。


以上が動画作業の基本になります。



今回はこれと同じことを前回作った原画に対して行っていきます。

原画2ループ→動画2ループ→清書2ループで再生しています。


腕の動きとアナルビーズが押し込まれる動き

姿勢の変化

アナルビーズを引き抜く動き


いづれもゆっくりとした動きなので枚数をたくさん描く必要があり、かなり時間はかかってしまいました…

ですが動画を入れてアニメーションが動いた瞬間というのが作っていて一番楽しい瞬間でもあります!


あとは色を付けて少しライティングを加えれば完成です。

それでは引き続き作業を進めてまいりたいと思います。

ご覧いただきありがとうございました!

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