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「まじありがとう」プランでは、メイキング記事をご紹介していきます。

 

私が実際に挑戦したこと・体験したことをご報告させて頂くことで、これからAIイラストをやってみようという方の参考になれば嬉しいです。

 

今日ははじめなので、AIイラスト生成の基本になる「i2i」と「t2i」ついてご紹介します。

i2i

i2iとは、image to imageのこと。

元のイメージを読み込んでそれをAIがイラストにしてくれるやりかたです。

こんな風に、はじめは大雑把に線を引いただけ、、

でもi2iを繰り返していくと、望みのイメージのイラストが作れます。

t2i

AIイラストを生成するには、「呪文」と呼ばれるキーワードを打って画像を出力する、そんなイメージが強いかもしれません。このやりかたをt2i、text to imageといいます。


*呪文のことを「プロンプト」といいます。


プロンプトには2種類あって、ポジティブとネガティブです。


ポジティブプロンプトは入力された単語が積極的に出力されるようになります。

ネガティブプロンプトは逆で、これは出力しないでね、というときに使います。

 

例えばひとりの女性のイラストを生成したいのに、複数の人が出てきてしまう。

 

そんなときは、ポジティブプロンプトに「solo」とか「1girl」などといれて、ネガティブプロンプトに「2girl」などといれます。

i2iとt2iの比較

私の感想ですが、t2iは誰でも簡単に画像を作れるけど個性が出にくい感じがします。

 

i2iは最初に絵というか線を書かないといけないのですが、t2iでは作りにくいイラストも作りやすいです。

in paint

i2iにはもうひとつ、in paintという機能があって、これは部分修正みたいな機能です。




私はマンガやCG集みたいなものを作りたいと考えているので、こんな風に差分と言われるイラストをよく作ります。

 

  

--- ✂ ------ ✂ ------ ✂ ---

まとめますと、AI画像生成には、呪文を唱えてイラストを生成する方法と、元となる絵を用意してイラストを生成する方法があります。

トレパクi2i

実はi2iには注意点もあります。


それが「トレパクi2i」と呼ばれるもの

他人が描いたイラストや写真をi2iして、自分の作品にしてしまう方法です。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2301/25/news190.html


これは著作権侵害の可能性が高いそうです。

自分も活動停止に追い込まれると思いますし、他のAIイラスト制作者さんにも迷惑がかかりますので、やめましょう。


https://service.grannet.co.jp/blog/similar_image_search/

このような方法ですぐに見つかってしまうようです。

生成過程を保存しておく

では、偶然似てしまったときはどうでしょうか?

 

これはAIイラスト生成に限らないですよね。

似ているロゴマークとか、曲が似ているとかもあります。

 

実はAIイラスト生成の場合は、生成した画像の中に、データみたいなものがくっついてきます。

そのデータには、どんな呪文を唱えたか?とか、どんな設定で生成したか?というものが記録されています。

それを再利用すれば、基本的にはまったく同じ画像が生成できるようになっています。

 

なので、生成過程で生まれた画像を捨てないで保存しておけば、偶然、有名なイラストレーターさんのイラストに似てしまったとしても、かなりの確立で「偶然似てしまった」ことが証明できると思います。

 

 

・トレパクi2iはしない

・生成画像は保存しておく

 

 

いま、AIイラストは倫理的な面が問われていますので、このような注意が必要かと思います。

最後に

今日、このお話をさせて頂いたのは、これからAIイラスト生成をやってみようと考えている方がもしおられるなら、はじめのはじめの基本をお伝えしておきたかったからです。

 

だんだん具体的なお話もしていくので、楽しみにしていてくださいね。

 

お読み頂きありがとうございました 😊

今後の予定

・すぐにはじめられるイラスト生成サービスのご紹介と比較

・私のマンガ制作の進捗報告

・一ページマンガ「主に憧れるサブ女の日常」更新


次はこのあたりをご紹介する予定です🙏

おまけ

今日ツイッターに投稿させて頂いた下記のイラストも、in paintで差分を作ったものです





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