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絵の話は今週でお終い。

長い間、長文記事ばっかですまんね…。普段あんまりこういう事を語る機会ないから楽しくて…。これで最後やから付き合って🙏

▼今週の絵

突風とカンナ。

先週から尾刃カンナさんの事を性的な目で見てすみません。

▼作業環境紹介

思えば一番気になるのってこれじゃないか????

部屋が汚すぎて自分の作業環境を紹介するという考えが頭から抜けていた。

多少掃除したので紹介してみるよ!(見せられる部分だけ)


PCスペック

・CPU:Intel(R) Core(TM) i7-10700F

・グラフィックボード:GeForce RTX 3060 Ti

・メモリ:32GB

・使用ソフト:主にクリスタ。仕上げにPhotoshopを使うこともある。デザイン系はPhotoshopとIllustrator。

なんかキーボードにシール貼ってるのは絵のショートカットじゃなくてFF14やる時のホームポジション+ちょっと指伸ばした位置です。

ゆる言語学ラジオ面白いよ



左手デバイスの紹介なんだけどChu!汚くてゴメン♥

3年前に購入したTourBox。多機能すぎて使いこなせてないけどめっちゃ便利です。


作業環境はこんな感じです。

何か他に知りたい事あったらコメントとかマシュマロで聞いてね。

▼漫画の話

先週までの記事では絵の事ばっかで漫画の事書いてなかったので。


初めて漫画を描いたのは2015年でした。絵に比べたら結構最近ですね。

それまでは描いたことなかった。というか、描きたいと思ったことが無かった。

だって、漫画って話も考えて1ページに何コマも詰め込んで背景まで描かなあかんのやで!?人間の所業じゃなくないか???


でも本格的に同人活動を始めるにつれ絵1枚で伝えられる事の限界を感じ、自分の頭にあるこの話を形にするには漫画しかない!!!と筆を取りました。

(実は中高生の頃は漫画の代わりに小説を書いていたのですが、放蕩大学生活で読書週間がすっかり消え去り語彙力が地に落ちた事で文章力も無に帰したので諦めて絵での表現を目指しました。)

今見ると下手糞~~なんですが、この本をずっと好きでいてくれて購入から数年越しに成人を迎え桂花陳酒を飲んだというツイートを最近見つけてめちゃくちゃ感動しました。

下手だからという理由で自分の中では黒歴史入りしようとしていたんですが、漫画に関しては稚拙でも人の心にこんなにも残ってもらえる事があるんだなと。

拙いながらに頑張っていた自分をいつまでも心に留めておきたいです。

自分の代表作(?)といえばいいのか、多くの人に見てもらうきっかけになった漫画は2冊あるんですが内1冊がこれです。

2作目の漫画。

タイトルで興味を持ってくれた人が多く、(このキャラは妖怪で作中には「取って食べれる人類?」というセリフもあるため目を惹いたのだと思う)初めてバズりました。といっても1000いいねくらいだけどね。当時の自分にとっては初めての事だった。

この頃から自分は絵よりも漫画の方が求められてるのかもな~と薄々思うようになってきました。

毎年1~2冊のペースで漫画出してるの凄いな。この頃からフルデジタルになってます。

で、もう一個の代表作と言えばこれですね。

ドーナツあさひってミーム?で度々5chで取り上げられてたようです。一番売れた同人誌もこれです。


この頃絵のお仕事は大して頂きませんでしたが、漫画連載のお声がけは10本程頂きました。殆どはコミカライズで、内1本がオリジナルでした。

オリジナル漫画の連載を提案してくれた方と打ち合わせを続け———、まあ前回軽く触れたように連絡が取れなくなるんですが。


こういった背景もあり、自分に求められているのは漫画なのだという思いが確信になりました。ただ、自分が描きたいのは絵だったので将来について悩み続けました。

この頃からはもっと漫画上手くなりたい!とよくない完璧主義者的気持ちが出てきて筆が遅くなってます。

正直今も漫画は大変だな~~~面倒だな~~~~~描き方分かんねえな~~~と思ってますが、最近は少し筆も早くなり楽しくなってきたので今年は漫画に力を入れてます。


昔の絵ばっかり振り返るのもあれなので夏コミのユズ本進捗でも。

今終わっている全部です。全然進んでなくてワロタ。とりあえずキャラの線画だけ進めている感じです。全部で約40頁の予定。

自分の全力で描こう!と思ってめちゃくちゃ丁寧に線画描いちゃってるんだけどまあそんな本が1冊くらいあってもいいでしょう。〆切近づいて終わんね~~って叫んでるところが目に浮かぶぜ…。


将来、自分がイラストレーターになるのか漫画家になるのか、デザイナーになるのか。正直よくわかっていません。こんな歳なのに。

まあでもそれでいっかとも思っています。欲張りだから全部やりてえんだ!!!!

なんならLive2DとかAEとかもやりたいしな、ガハハ。

こんな適当でも案外何とかなってます。

でも正直全部中途半端だな~~~っていう自覚はあるのでもっともっと頑張りたい!!!!!!頑張るぞ!!!!!

▼もし今0から絵をスタートするなら

元々この記事を書き始めたきっかけはマシュマロで頂いた「何年絵を描いているか」という質問から、どうやったら絵が描けるようになるか知りたい方がいるのかな?と思ったからでしたね。

ダラダラと昔の絵を振り返ってきましたが、漸く本題に入りましょうか。


今まで得た知識をベースに今から絵を描き始めるとしたらどういう練習をするかなーと考えてみたんですが、

①モチーフを決める

②構図や絵柄の参考資料を山ほど集める

③資料を参考に紙面を意識した絵を描く ※模写や丸パクリはなし

④出来上がった絵に何が足りないか分析

⑤④を元に練習(人体が描けてない→ポーズの練習、色が微妙→上手い人の絵を模写したり色をスポイトしてカラーパレットを作ってみる等)

⑥また①から1枚絵を描く

って感じです。殆どさいとうなおき先生の上達法と同じですね。


最近アホの弟から俺絵描きになりたい!練習ってどうしたらいい?やっぱりデッサンかな?とか言われたんですがデッサンは正直必要になってからやればいいと思う。

とにかく実践を繰り返すのが一番上達に近づくんじゃないかなあ。まあ自分もまだまだ修行中の身ではあるんですが。

ギターもコードを押さえているだけより好きな曲を練習したほうがモチベが続くように絵も人体デッサンしてるより好きに描いた方が楽しめるでしょう。


これは自分の体感ですが、昔から絵描いている人間より大人になって絵描き始めた人の方が爆発的成長力を見せる人が多いように思います。

昔から描いている人はなまじ描いているせいで気づかぬうちに手癖が染みついていてそれを直すのが難しかったり、上手くなっているかどうか目に見えない勉強をしている間に60点の絵が描けるならそっちを選んで満足してしまうんだろうなあ。(自分がそうでした)

だから何も積み重ねがないからこそ素直に色んなものを吸収できる伸びしろがあるっていうのは正直羨ましい。


自分は最近はもうちょっと軽~く人体を描けるようになりたいなと思ったのでスケッチをしてます。(サボり気味だけど)

とりあえず手を動かすことでお絵描きスイッチも入るのでお勧めです。


研鑽を積み、ある程度描けるようになってくるとぶつかるのが速さの壁だと思います。

▼質と量の話

むかーしの話なのでどこで見たか忘れましたが、毎日落書きをあげるアカウントと毎月1枚超大作をあげるアカウントどっちがいいか?というアンケートがありました。

結果は圧倒的に前者が選ばれておりました。


SNSでフォロワーを稼ぐのが目的であれば速さは必要になってきます。

何故かと言うと悲しいながら現代は毎日のように神絵が流れてきますから、絵なんて2秒くらいしか見られていないのです。

勿論そうでないものも存在しますが、流れてきて反射的にいいね!してませんか?

貴方は昨日どんなイラストにいいねしたか全部答えられますか?

無理だと思います。自分もできません。

AIイラストが参入してきた事でこの流れは更に加速するのではないかとも思っています。

だからこそ、あの作品好きです!と覚えてくれている人がいるのは本当に嬉しい事だなと感じます。


こんな状況ですから出来るだけ人の目を留めるのには超大作を描くことよりも出来るだけ枚数を描く事が必要です。


ですが、落書きで得られる経験値はとても少ない。

質を優先すべきか、量を優先すべきか。自分も常に悩んでいます。

絵描きは自分の絵に満足した時点で終わりだと思っているので、出来るだけ質を優先したいのが本音です。

ですが、SNSでフォロワーを集めるのは自分の知名度・信頼値の上昇にも繋がりますからこちらも捨てるわけには行かない。


自分の場合、今は練習控えめでどちらかと言えば量を意識しています。

というのも見てください、このグラフ。

ブルアカパワー凄すぎ~~~~~~~!!!!!

今はブルアカパワーのお陰でフォロワーさんが増えているので、この機を逃してはいけないという気持ちが強いです。とはいえ原稿中なので少し更新頻度は落ちてますが…。

原稿が終わったら、今の頻度で漫画を更新しつつ、一枚絵も投稿できるようにしたいです。


フォロワー数の話で言えば、増える事はすげ~~嬉しいんだけど、別にそれで偉くなったりはしねえというのは肝に銘じておかないとなと思います。

自分の場合は二次創作だからそもそも原作のストーリーやキャラが良いから見てもらっているのであり、自分の絵である事の付加価値は些細な物だろうしね。

自分凄くね!?って調子に乗りそうになる気持ちもありますが、これからも慎ましく頑張っていきます。よろしくお願いします。

こいつ調子乗ってんなと思ったら、頼むその時は殺してくれ—————。

▼最近のお絵描き事情とか

マシュマロの返答でも言うたんですけど、今って絵を描く環境はすげ~整えやすくていいですよね。

昔使ってた板タブ(intuos4)は3万円、2017年に22HDの液タブ(XP-PEN)を買った時は8万円くらいでした。

今は5000円で板タブが買えるし3万円で液タブが買える。

ちょっとやってみるか!飽きたらやーめよくらいのノリで手が出しやすいな~~と思います。

SNSも浸透しているから絵描き友達も見つけやすそうだしね。


ただし、絵のモチベを維持するのはホンマに大変やと思います。

毎日毎日アホみたいに上手い絵が流れてきて、そのすげー上手い絵を中学生が描きました!とか言われたら凹むに決まってんだろ!!!!

昔から描いていたら友達の間で一番上手い!とかクラスで絵が上手と言えばあいつ!とか狭い世界で比べられるんだけどSNSは広すぎて上しかないように感じてしまう。

自分は何のために評価もされない絵を描いているんだろう、ってなってもおかしくないと思う。


あとね、最近で言えばねそうAIね…。

AIの話はFANBOXでもするかどうかも迷ったんだけど…。まあ、ここならある程度自分に好意的な人しか見ないだろうしいいかなって。

今twitterでAIの話したとして、肯定的でも否定的でもどっちでも自分にメリット無いのでぜ~~~~~~~ったい触れません。だからここだけの話だよ。内緒にしてね!!


twitterでされるAIの話っていろ~~んな話題がごっちゃまぜに討論されるから(140字だから仕方ないんだけど)ややこしいんだよなあ。

簡単に自分の立場を表明すると

・AIで絵を描く事→肯定。自分の頭の中の物を出力したいという願望は誰にでもあるだろうし革新的だなと思う。

・AIを使用した絵に金銭が発生することについて→現状否定的。というのも今のAIの学習元の多くが無断学習なので。故人の絵を勝手に学習させたAIの絵を売るとか冒涜的だと思う。法に反してなくてもモラルの問題がある。これがクリアになったら変わるかも。

・AIの学習に自分の絵が使用されることについて→現状否定的。こちらにメリットが無い。AI絵師は人間も同じように学習してるだろ!!って言うけれど人力で学習したものを自分の中に落とし込んで出力するのと機械に学習させるのは違うだろと思う。Wikipedia貼り付けただけの物を自分名義の論文として出してるようなもんじゃないか?自分で本を読んだり実験して書いたものとは絶対的に違うと思う。

・人の絵を盗用(i2i)、ウマ娘のエロ絵で金稼ぐ等モラルのないAI絵描きについて→否定。というかこれは人力だろうが否定する。

・AI絵師「二次創作とかいう他人のキャラを盗用してる犯罪者が何言ってんのwww」→今の話に関係ないから別でやろう。


こんな感じかな…。

AIを上手く活用して絵描いてるしどう利用しているかもクリアにしてる先生もめちゃくちゃアンチコメントついてるし大変だなと思う。

でも自分は背景苦手だからAIが描いてくれるならありがて~し、絵のアイデア出しに使えるし早くAIを大っぴらに使える土壌とクリアなAIが出来てほしいね。


AIが絵描きを駆逐するのでは?という話についてはよー清水先生のnoteが面白かったので興味がある人は是非読んでみてください。


▼絵は呪いだ。

ずっと絵を描き続けてきて思うこと。それは「絵は呪い」だということ。

苦しくて苦しくて、こんなもんやめてやる!!!!!とペンタブのペンを折った(物理)事もある。なんで自分は絵なんかに囚われているんだと。辞めてゲームや映画鑑賞なんかを趣味にした方が真っ当に生きられるだろうと、本気で辞めるつもりでペンを折った。描けない状況に陥れば辞めるだろうと。

次の日にはAmazonで注文していた。

どんなに長い間ペンを持たない期間があったとしても1週間くらいだと思う。

まあ自分の場合液タブがどん!!!と机を占領しているから仕方ないんだけど、ペンを握らない日が続くと悪い事をしている気分になる。

どんなに苦しくて悔しくて血反吐を吐き続けてもやめられない。それが絵。

私は絵に囚われ続けている。


でも、絵は同時に幸せを与えてくれる。

上達を感じた喜びを、高め合えるライバルとの出会いを、自分の絵を好きだと言ってくれる声を。その全てを支えに生きている。

だから絵を描いていて良かったと思うしこの先もきっと絵を描き続けるだろう。


今から絵を描き始める人にはこんなプレッシャーとは無縁で楽しく絵を描いてほしいという気持ちもあればこの呪いと加護を体感してほしいという気持ちもある。

どちらだとしても、絵を描く事を好きだと思えたら楽しいと思ってくれたら良いな。

よきお絵描きライフを。


長~い記事を読んでくれてありがとうございました。

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