大学受験に失敗して、彼女を一人で都会の大学に送り出したあなた――を逆に寝取ろうとする、地元の名家の元いじめられっ子美少女後輩のお話 (Pixiv Fanbox)
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「それにしても……
先輩の彼女さんって、薄情ですよね~っ♪」
雪沢藍の声色はいつだって――男の子を扇情するような艶っぽさだ。
「よくある話ですよね?彼女だけ受験成功しちゃって、一人だけ都会の大学に進学……っ♡この土地みたいなぁ、な~んにもない田舎と違って……っ♡都会ってすっごく楽しいんでしょうねぇ♡
先輩の彼女さん、すっごく可愛いから……っ♡そりゃ~、一杯声かけられると思いますよぉ?……だってだってぇ♡男の子からしたら、夢みたいな話じゃないですか♪
おっぱい大きくて、可愛くて……遠距離恋愛中の彼氏がいる女の子がぁ……っ♡
新歓コンパに参加してるの……っ♡
そんなのぉ……食べてくだちゃ~い♡って言ってるのと……同じですよねぇ♡」
あなたは今、自室のベッドに腰掛けている。
隣に座っている雪沢藍は、黒髪のボブカットだ。男ウケをする髪型というのは、必然的に、女子からの評判は悪い。彼女が同じバドミントン部の後輩であり――孤立していたので、あなたは放置できずに声をかけたのだ。
あなたにはそのとき――既に、浦上未央という彼女がいたのだ。
彼女持ちの余裕というのは、心を常に広くする。「後輩女子に声をかけて、『うっわ……アイツ、私に気があるよキッモ……』と勘違いされたらどうしよう」という悩みは無縁であったのだ。だから、あなたは孤立していた藍と親しくなった。
あなたの恋人である浦上未央は、背が高く、胸が大きく、女性的魅力に溢れていた。
一年生のときの文化祭で、あなたが告白をして、成功をしたときから今に到るまで――あなたは、それを間違いだと思っていた。少なくとも、あなたという男に釣り合いが取れるような存在ではない。
同じ大学に進学しようと言われたとき――
あなたは、最初、それを拒むつもりでいたのだ。
彼女の偏差値では妥当な進学先であったが、あなたの頭では「必死に、死ぬ気で勉強をしてどうにか」というラインであるのだ。それでも、未央に「私も勉強手伝うから!」と言われれば拒み切れるものではない。模試は、最後までD判定より上に到達することはなかった。(未央は常にA判定だった)
あなたは地元に残り、一年、浪人することになったのだ。
幸い、両親は支援してくれた。上の大学を目指すために一年、必死に勉強をしたいという向上心を肯定してくれたのだ。未央は一人で上京をして――それから、会ってない。古い時代の、夜行列車に十数時間揺られて上京をする話ではない。その気になれば”日帰り”でも帰省することは容易だが――やはり、大学生として忙しかったのだろう。
「先輩?仕方ないですよね~っ♡
未央先輩みたいにぃ……可愛い女の子が、一人ぼっちなんですよ?
彼氏のことを裏切る……というよりも、裏切ってるのは彼氏さんじゃないですか?……先輩みたいなぁ、モテない男子とは違うんですよ?えっちしたいよ~って思えばぁ♡行きずりの男の子といつでも出来ちゃう女の子……っ♡街中のおじさんに声かけてぇ……っ♡手を握って♡『あの、私とセックスしてください』って言われたらぁ……おじさま、何を考えると思います?
……美人局じゃないか……ですよね?
普通ですよ?それが普通……っ♡ねっ、わかりますか……?
”ヤりたくない”……とは、少しも思わないんですよ?
いい女がいればヤりたいのは当然のこと♡男の子の性欲って、そういうもんじゃないですか♡お金とかぁ、感情とかぁ、そういう面倒な話って……人間が最近手に入れたものですよね?
私達がマンモスを狩っていた時代って……っ♡
強い雄が、優秀な雌と……ヤりたいときにヤってたんですよ……?」
浦上未央が上京をして、あなたが浪人生になっている間――
その心の隙間を縫うように――雪沢藍がやってきたのだ。
最初、彼女は「一緒に勉強をしたい」と言ってきたのだ。
現在高校三年生の彼女は、受験生であるのだ。志望校は、あなたと未央と同じ大学だ。ハイレベルではあるが――元々、頭の出来は悪くない。本気で受験に取り組めば、十分にチャンスがあり――あなたとしても、孤独に勉強するよりはよっぽど高いモチベーションを得ることが出来るのだ。
だから――それを断る理由はなかった。
親が許した浪人は一年まで。それでも駄目ならば、地元の大学に進学して、地元で就職するように――と言われていた。あなたにはそこに、大した不満はなかったのだが――やはり、浦上未央との大学生活が待ち受けているのだ。全力でやって無理なら諦めるしかないが――全力でやる、というそれを妥協するわけにはいかない。
『先輩?大丈夫ですよ、安心してください♡
彼女がいる男の子にぃ、変なコトする気はありませんから……っ♡』
「あんあんっ♡やんやんっ♡
先輩がいないところでぇ……未央先輩……今頃、ヤることヤってるんじゃないですかぁ~?
でもでも、それは仕方ないこと……っ♡優秀な雌がぁ、寝取られるのがお嫌なら……っ♡手元に置いておけばいいんですよ♡私の家みたいに……っ♡大事に手元に置いて、束縛して……っ♡他の男の子から隠しておけばいいのに……っ♡
それが出来ないからぁ……っ♡寝取られちゃうんですよね~……っ♡
あっ、すみません♪勿論、想像ですよ?想像にして妄想です……っ♡未央先輩がぁ……っ♡そんな軽薄なヤリマンなわけないですもんねぇ……っ♡」
雪沢藍は――
自らの欲望を、見事に偽装していたのだ。
最初の数日で彼女が行動に出れば、あなたも気が付くことが出来ただろう。未央を裏切るわけにはいかないのだ。雪沢藍がどれほどに可愛い美少女であっても、あなたは太腿を抓り、歯を食いしばり、必死にやせ我慢をする必要があったのだが――
夏休みに入るまで、雪沢藍は――真面目な受験生であり続けたのだ。
同じ大学を志望している後輩を、あなたは放っておくことなど出来ない。彼女は放課後、毎日のようにあなたの家を訪れてきた。バドミントン部は、まるでスポーツ漫画のように全力を出して、地区予選の突破を目的としたものではない。本気でやっている生徒もいるが――元々が進学校の弱小部活であるのだ。「受験のために、二年夏で引退する生徒も多々いる」というやる気のなさであり、それ自体は問題がなかったのだが――
『先輩……どうしたんですか?
あんまりジロジロ見ちゃだめですよ?……先輩には、可愛い彼女さんがいるんですから……っ♡』
雪沢藍という美少女は――
その場にいるだけで、男の子の視線を惹き付ける魅力があるのだ。
雪沢家は江戸後期からこの地で権力を握っているらしい。藍曰く、本家には七人の子供がいて、自分は末娘の四女であるのだから大して期待はされていない。彼女曰く「もう、そういう時代ではない」とのこと。本気で、誰かを好きになれば婿入りを条件に恋愛結婚も許してもらえる――という立場であるらしく――
そんな古風な雰囲気の彼女に、黒髪のボブカットというのはやけに似合っているのだ。
本人曰く「異人さんと結婚して、海外との貿易で雪沢家は大きくなった」というものらしく――彼女の瞳には青色が混ざっている。ハーフやクォーターではなく「先祖返り」だと彼女は言っていたが、その独特な雰囲気というのは、近寄りがたい美しさがある。
あなたは――浦上未央という恋人がいるから、打算抜きで雪沢藍に接触できた。
むしろ――「勘違いされる余地のない、彼女持ちのあなただからこそ、積極的にフォローしなくてはいけない」という動機まであったほどだ。雪沢藍は確かに美少女であり、好き放題したいという欲求はあるが――しかし、今既にいる恋人を捨てるほどではない。35点の、あなたに釣り合いが取れた不細工な彼女であればともかく――浦上未央も、雪沢藍とはまた違った種類の美少女であるのだ。未央を捨ててまで藍を選ぶ――という選択は、あなたには絶対に出来ないもの。
そして――
今、この場に未央はいないのだ。
「本気で受験勉強に取り組んでいる」という擬態から、徐々に本性を露わにする。雪沢藍の格好は、少しずつ薄着になっていくのだ。時期は春から夏にかけてのことである。矛盾はない。気温が上がれば薄着になっていくのは、当然の道理ではあるのだが――
雪沢藍の肢体は、男好きのするものであるのだ。
浦上未央は背が高く、出るところがしっかりと出ている。男の子だけでなく、女の子からも魅力的に見られるタイプ。田舎の高校生の身でありながらモデルとしても活動していたのは――彼女のその恵まれた才のおかげであるのだ。
一方で雪沢藍は、低身長であるのだ。
黒髪のボブカットは、前髪のところをパッツンと切り揃えている。ともすれば日本人形やこけし扱いされがちなのだが――彼女の胸元は大きく膨らみ、臀部もしっかりとした主張を見せているのだ。
低身長の女が、つるぺたであればそれは子供体型だ。だが――彼女の身体は「ボンキュッボン」という起伏を見せている。そうなると、背の低さすらも男の子にとっては興奮材料である。この田舎に住んでいて、雪沢家の娘を押し倒そうとする男はいないだろうが――それでも、オナペットとして扱うには十分すぎる。大勢の男達の初恋と精液を、雪沢藍という美少女は奪い取っているのだろう。
薄着のタンクトップ姿で、勉強をしている雪沢藍の姿。
胸元の谷間はざっくりと露出しており――勉強に疲れて背伸びをすれば、汗ばんだ脇の窪みが露わになってしまうのだ。それが急なことであれば、あなたも指摘して注意できるが――彼女は徐々に時間をかけて、露出度を増やしていったのだ。庭に埋めた樹の成長に合わせて、それを飛び越える忍者の修練方法――をあなたは彷彿とさせる。雪沢藍に注意するタイミングを逃してしまえば「今更、どうして?」となってしまうのだ。
それでも――
あなたは、必死に我慢をし続けていたのだ。
雪沢藍の「抱いていいですよ♡」「押し倒してオッケーですよ♡」「未央先輩には内緒で浮気交尾しちゃいましょうよ♡」という、ハートマーク丸出しの無言の誘惑に耐え続けてきたのだ。元々、臆病な童貞気質であるのも功を奏した。藍がどれだけ誘惑をしても、それは言葉にはならない、フェロモンをむんむんと露わにしたもの。一%でも勘違いの可能性があれば――あなたは、手を出すことは出来ない。生涯たった一度きりの勇気は、浦上未央への告白で使い切っていたのだ。
だから――
「ねえ……先輩、賭けをしませんか……?
未央先輩が……東京で、他の男の子とえっちしてたら……私のこと抱く……って賭けです♡
いいですよね?未央先輩のこと……信じてるんですよね?AVやエロ漫画みたいに……っ♡簡単に寝取られたりしないって……っ♡先輩より優秀な雄様にぃ、い~っぱいアプローチかけられて……っ♡まだ19歳なのに、お酒を無理やり飲まされて……っ♡お持ち帰りされる軽薄尻軽ビッチじゃないって……っ♡
信じていればぁ……っ♡即答できちゃいますよねぇ……っ♡
な・に・もぉ……っ♡
賭けに負けたら死ね……って言ってるんじゃないですよ?
私のこと……抱いてくれればいいだけ……っ♡
未央先輩よりはチビですけど……っ♡おっぱいは同じくらいありますよ……っ?……先輩?知ってますか?私も雑誌で読んだんですけどぉ……っ♡
……女の子って
背が低ければ低いほど……性欲強いんですって……っ♡
175センチの未央先輩と違って……っ♡
149センチの私……っ♡すっごい性欲強そうですよね……っ♡
先輩……未央先輩とのセックス、楽しいですか?
……そりゃ勿論、高嶺の花の女の子ですから?つまらなくはないと思いますが……っ♡
……私みたいなチビだったらぁ……っ♡何でも出来ちゃうんですよ?
先輩よりも腕相撲が強い女の子と違って……っ♡私、腕細いですから……っ♡押し倒されて、組み伏せられてもぉ、ぜ~ったい勝てないんです♡本気を出せば勝てるのに、わざと負けるフリして……なんて話じゃないんですよ?
先輩が……本気でレイプしたいと思えば……っ♡
今……それがやれちゃう女の子……っ♡
それが私、雪沢藍なんです……っ♡」
雪沢藍は――
今日、あなたに勝負を仕掛けてきたわけだ。
「大事な相談がある」と言い出して、勉強を途中で切り上げて――ベッドに座るあなたの横へと、ちょこんと腰を掛けるのだ。あなたの視線の位置からは、彼女の汗ばんだ谷間が常に丸見え。普段の彼女は、柔らかな花と、お香の香りを身に纏っているのだが――今は、雌のフェロモンがむわむわと溢れているのだ。おそらくは昨日、軽く運動をして汗をかいた後、お風呂に入っていないのだろう。それは普通の女性であれば、ただの不潔に過ぎないが――雪沢藍という極上の美少女では意味が違う。三日お風呂に入っていない彼女の腋を嗅ぎながら、肉棒をシゴけば――信じられないほど濃い精液がぶびゅぶびゅと吐き出されるのだろう。
受験勉強にも付き合ってくれている、可愛い後輩からの大事な相談だ。あなたに乗らないという選択肢はない。意識していると、谷間に視線がいってしまうので――顔ごと視線を逸らす。藍にとっても、それはもう慣れたものであるのだ。彼女がいて、童貞を卒業していても――根っこにある童貞根性が拭い去れるものではない。愛しい恋人との遠距離恋愛で、ムクムクと溜まった性欲を誤魔化すためには、その無様な態度は必要不可欠なものであるのだ。
そうして――
雪沢藍は、あなたの恋人である浦上未央の話をしてきたのだ。
東京の大学に進学した彼女とは、もう、数ヶ月も会っていない。
電話やメッセージアプリでのやりとりはしているが、その程度だ。
藍にも、その話はしている。愚痴をこぼしたわけではない。
「自分は一見フリーであるが、実際は遠距離恋愛中の彼女がいるのだ」というアピールは、自慢するためのものではない。
「だから自分は、雪沢藍と一緒に勉強会をしても勘違いすることはないよ」という牽制が目的であるのだ。
それなのに、藍は――
あなたが引いた一線を、容易く踏み越えて密着してくる。
肉棒は――ギンギンに勃起しているのだ。
童貞だった頃は、自慰行為さえあれば良かったのだが――あなたの肉体は、本物の女の柔らかさを知っているのだ。未央とセックスをするために上京をすることなぞ、出来るはずもない。大学に合格すれば、彼女と同棲をする予定であるのだ。ああ――そこで待ち受けている至福の快楽と、肉欲に溺れる日々を思えば、一年間の我慢も「長いオナ禁」として捉えられるのだが――
「ねっ、先輩……?
未央先輩を信じてるなら……受けられますよね?この勝負……っ♪」
だからこそ――
オナ禁中に強い刺激を加えられると、ひとたまりもないのだ。
「雪沢藍の今までの態度は、全部あなたの勘違いであり――彼女は、あなたに”先輩”としての好意しか抱いていない」という一人芝居の台本は、もう既に破り捨てられている。この状況で、雪沢藍があなたを狙っていない――とは考えられないのだ。
これが四月ならば、あなたもまだ耐えられただろう。
未央と別れてすぐに浮気なぞ出来るはずもない。
これが十二月ならば、あなたも我慢することが出来た。
ゴールがすぐ先に見えているのだ。ここまで積み重ねてきた努力を無碍にすることは出来ない。
だが――
夏休みというのが、最悪のタイミングであるのだ。
勿論、雪沢藍はそれを計算した上で、ここを勝負所に持ってきたのだろう。「恋人を信頼しているならば、勝負を受けれるはず」という彼女の言葉を否定する理屈は――少なくとも、谷間に視線を釘付けにされている男が、思いつくはずもない。
藍が提案した言葉に――
”こくり……っ”
「…………ふふっ♪」
あなたは、頷く他になかったのだ。
雪沢藍という美少女を徹底的に貪りたいという本能と――未央を裏切っては駄目だという理性が互いに戦っている。「未央が、だって、未央が僕を裏切らなければ――この勝負に負けはない」という強い確信を抱いている。よしんば、未央が他の男とヤることをヤっていても――それを真っ先に知るのは、恋人であるあなたのはずだ。「NTRビデオレター」を送られる相手は、後輩の藍ではなく、彼氏のあなたであるはずなのだ。
だから――
迂闊にも、あなたは承諾してしまい――
『あんっ♪あっ♥んんんっ♥あああ~っ♥だめ♥だめ♥これ……んんん~……っ♥彼氏のより……おっきい……っ♥』
「は~い……先輩♪
私の勝ちで~す……っ♪」
あなたは――
藍に、ハメ撮り動画を見せつけられるのだ。
暗い部屋の中で撮影されたそれは、盗撮動画であるのだろう。カメラの画角は固定されていて、画質も決して良くはない。
はっきり言って――声だけを聞いたとき、”違う”と思ったのだ。
あなたと未央のセックスで――彼女はいつも、激しく喘ぐことはなかった。
あなたの雄としての、レベルの低さが最大の理由だろう。未央は性格が悪いわけではないが――取り繕うような嘘を吐くタイプでもない。「セックスは大して気持ちいいわけではないけれど、私はこれで、十分に満足している」「愛しい恋人との、大して気持ち良くない性行為は――興味ないヤリチンとの、頭がおかしくなるくらい気持ちいいセックスよりも上」という理屈を、真正面からあなたにぶつけてくれるのだ。雄としてのレベルの低さを、認めた上で肯定してもらえる状況。男の子の向上心が損なわれるのは、当然のことだ。
だから――
あなたはその声に、聞き覚えがなかったのだろう。
画面の中では、一人の男が――、一人の女を組み伏せている。ラブホテルかどこかなのだろう。ベッドの上で、男が激しく腰を振っている。女よりも遥かに大きな体躯であり――彼女がどれだけ良い体格であっても、撥ね除けることは不可能であるらしい。
いや――あるいは、抵抗をする気すらないのかもしれない。
そこには――
「……先輩?
偶然……ネットに転がっていた動画を見つけちゃいまして……っ♡」
浦上未央が抱かれている姿が――映っているのだ。
部屋は暗く、画質も悪い盗撮動画だ。それでも、あなたは彼女の顔を見間違えることはない。いや――どこか、違和感はあるのだ。もしもこれが「実は浦上未央には生き別れの、一卵性双生児の妹がいて――彼女のハメ撮り動画であるのだ」といわれればあなたは納得するだろう。だが――そんな都合のいい話はない。
心臓が、バクンと激しく弾む。
頭の中にある大量の”違和感”は、「つまり、お前が信じたくないからだろう?」という正論によってねじ伏せられていく。藍の手からスマホを奪おうとするが――「やんっ♪だめですよ、先輩……っ♡」と、彼女は腕を上げて拒む。これが限定品のアイスの奪い合いであれば、あなたは突っ込むことは出来ないが――愛しい恋人のハメ撮り動画が懸かっているのだ。引くわけにもいかずに、腕を伸ばして――藍はその分だけ、後ろに仰け反るのだ。
当然のように――、149センチの小さな彼女を――
”どさ……っ♡”
「……先輩、大胆ですね……っ♡」
雪沢藍を、押し倒す形になるのだ。
今のあなたは、はっきり言って精神の平衡状態を欠いている。
自身の恋人が、他の男とハメ撮りしている姿を見せつけられたのだ。それが睡眠薬を盛られて、意識を失った彼女が一方的に貪られる光景ならば慰められても――あなたが知らない顔で、知らない声で、他の男にしがみつきながら快楽を貪っている姿だ。婚姻関係ではないので、別れる際に慰謝料も何もあった話ではないが――もしもそれが夫婦であれば、10:0であなたが被害者なのだろう。
あなたの中の雄は、どうしようもないほどに滾っているのだ。
そんな状況で――
「……いいんですよ、先輩……っ♡
私なら……慰めてあげられますよ……?」
雪沢藍という――
後輩美少女が、あなたの心の隙間を埋めようとしてくるのだ。
「恋人と別れた直後が、一番口説きやすい」という理屈は知識として持っていたが、それだけ。藍はあなたに押し倒されたまま――衣服を脱いでいく。上下には、大人びた黒の下着。胸元には大きな乳房があり、ウエストはキュッとくびれて――下半身には「ちんぽを入れたらぜ~ったいに気持ちいいデカケツ」が広がっているのだ。その時点で、もう、あなたの本能は――彼女を「可愛らしい後輩」ではなく「繁殖対象のエロ雌」としてカウントしてしまう。
「先輩……っ?
未央先輩が浮気してるなら……先輩も、浮気したらおあいこじゃないですか……?
ほら……っ♪私の身体、好きにしていいですよ……っ♪未央先輩、背が高くて脚が長いから……っ♡おまんこ深くてぇ……デカチン様じゃないと満足できないんですよ……っ♡
それに比べて……私……ふふっ♪
見ての通り、チビですから……っ♡
おまんこの中は浅くて、狭くて……っ♡先輩のおちんちんと……身体の相性抜群……っ♪
……あっ♡安心していいですよ、先輩……っ♡
私、もう……とっくに処女じゃないので……っ♡
…………っ♪
ふふ……ふふふっ♪
……私、先輩の彼女じゃないんですよ?
なのに……非処女だって聞いて……っ♡おちんちん、がっかりしちゃいました?
……あの可愛くて清楚な後輩の藍ちゃんが……っ♡他の男と、ヤってたんだ~って……っ♡寝取られ気分ですかぁ?寝てもないくせに……っ♡
……先輩?
……おもちゃですよ……♡お・も・ちゃっ♪
バイブとかディルドでぇ……っ♡膜、破っちゃっただけ……っ♡
はじめてはぁ、確か……中二の夏ですね……っ♡
お気に入りの万年筆の、柄の部分で……っ♡ぶちぶち~って……っ♡
……先輩?
……男の人とのえっち経験……という意味では……っ♡
正真正銘の……処女ですので……ご安心ください(笑)」
雪沢藍は――あなたの性癖を、完全に知り尽くしているようだ。
処女厨というわけではないが、女性に処女性を求めるのは当然のこと。雪沢藍が処女でなくても、文句を言う権利はないが――心臓に穴が空いたような、喪失感が沸き上がるのは当然のこと。
だから――
あなたは、地面に墜落死する寸前に――引き上げられたのだ。
サウナで身体をぐつぐつに沸騰させてから、冷水に浸かって脳味噌をととのえるそれを――彼女の一言で、あなたは喰らわされてしまう。その時点で、もう、自分が浮気をすることへの罪悪感はなくなっている。そのくせ、藍の大人びた下着の前では、背徳感だけは維持され続けているのだ。
ズボンを脱ぐと、ギンギンに屹立した肉棒が露わになる。
「わぁ……っ♪
先輩の……っ♡とても立派ですよ、ふふ……っ♪」
浦上未央の前では、コンプレックスしか抱かなかった自身の肉棒。
175センチの身長を持つ彼女の前では、あなたの肉棒は粗末もいいところ。未央とのセックスで、彼女が喘ぐことは基本的にない。挿入中は、自らクリトリスをイジることで潤滑性を増すほどであり――
その一方で、149センチの雪沢藍の身体の前だと、あなたの肉棒は逞しく見えてしまうのだ。
「……先輩、いいんですよ♡
今日は……安全日ですから……っ♡
わかってましたよね?私がず~っと誘惑してたの……っ♡普通のヤリチン様ならぁ♡もう百回は押し倒してますよ?女の子がこれだけ誘惑しても、全然靡いてくれないヘタレ男子……っ♡
そりゃ~……
彼女……寝取られちゃいますよねぇ♪」
雪沢藍の言葉は、挑発のラインを越えてしまっている。
あなたは今、恋人が寝取られてブチ切れている状態。
そのくせ、遠距離恋愛中の彼女はその場にいないのだ。手元にあるものを片っ端から投げつけて、机や椅子で窓ガラスを割り、暴力衝動を発散させてやりたくてたまらない場面に――
雪沢藍という、乳と尻のデカい弱っちい雌が存在するのだ。
”ぐじゅり……っ♡”と、あなたは亀頭を彼女の膣口に押し当てる。
下着を着用しているので、当然、それが挿入されることはない。
だが――
下着越しでも「うっわ……っ♡このまんこ、狭くて窮屈で……ぜってえ気持ちいいわ……っw」と、本能が理解をしてしまうのだ。
未央のように、セックスをしても気持ち良くなってくれない、強い雌があなたを挑発しているのではない。149センチのチビで、あなたを慕っていて、押し倒せば絶対に抵抗出来ない存在の彼女が――強い雌を気取って、あなたを挑発しているのだ。
怒りに身を任せて、あなたは彼女のショーツを脱がせていく。
”むっわぁ~……っ♡にちゃ……っ♡ぬっちゅ~……っ♡”
「んん……っ♡先輩、どうですか……っ♡
オナニーしまくってぇ……っ♡い~っぱいほぐれたおまんこ……っ♡」
雪沢藍の下半身からは――噎せ返るほどの”雌の匂い”が沸き上がってくる。
ショーツのクロッチ部分には、濃い色のシミが出来ていて――彼女の体液が、ねばねばの糸を橋のように架けるのだ。「雪沢家の少女」が絶対に見せてはいけない、えげつないほどに下品な”雌っぷり”であり――あなたの興奮は膨らむばかり。
藍の膣肉は、未央のそれに比べると――かなりグロテスクだ。
性の快楽に興味がなく、「でも、男の子って彼女とヤれないと別れちゃうんでしょ?」という理由のみで、あなたに股を開いてくれたのが未央であるのだ。彼女の膣は常に慎ましく、お淑やか。175センチの大人びた雰囲気とは裏腹の代物であったのだが――
藍のそれは――ビラビラが大きく、黒ずんでいて――
今は、ぐっじょぐじょに濡れているのだ。
雪沢家の子女の股間がまさか、そんなにグロテスクであるなんて――と思うのだが、しかし同時に「うっわ……っ♡ぜってえちんぽ入れたら気持ちいいじゃん……っ♡」という本能も存在する。ヤリマン女とのセックスには、最高の快楽がある――というのは、健全な男の子として理解が出来てしまうのだ。
一方で、セフレにするならばともかく――恋人や妻にするならば男性経験が少ない方がいい。「膣はぐじょぐじょに濡れて気持ちいい方がいいが――処女であって欲しい」という矛盾した二律背反を――
「先輩……っ♡ほら、来てください……っ♡
……安全日ですよ、当然……っ♪
先輩との初体験……っ♡気持ち良くなれないゴムなんて、着けるはずないじゃないですか……っ♡
未央先輩とのえっち……っ♡全部、ゴムありですよね?……いえ、推測だったんですけど……当たりだったみたいですね♪真面目な先輩がぁ、同級生女子との生ハメ交尾……っ♪出来るわけないですから……っ♡
……先輩♡
私とは……生えっちでいいんですよ?
……ああっ、違いますね……っ♡これじゃないな……っ♡
……生エッチじゃないと
……ヤらせてあげませんよ、先輩♡
これはぁ……私も気持ち良くなりたくて、ヤることなんです……っ♪気持ち良くなれない……ゴム着けるんならぁ♡それはレイプです♡性犯罪です♡合意のないセックスはだめ……ですから……っ♡
生えっちなら……させてあげますよ……っ♡」
目の前にいる美少女は、いとも容易く叶えさせてくれるのだ。
普段のあなたならば、未央を裏切っての浮気セックスは絶対に出来ない。
童貞であった頃のあなたならばともかく――浦上未央という美少女を恋人にしているのだ。それが遠距離恋愛であっても関係はない。あなたは基本的に、ギャンブルをやらない性質であるのだ。賭けに出て大きな対価を得る道を選ぶよりも――掛け金をしっかりと貯金することを選ぶ性格。未央と付き合っているという幸福で妥協をして、雪沢藍との浮気セックスを選ぶはずはないのだが――
未央が浮気をした以上――
あなたの”安定”は、乗り換えることであるのだ。
目の前にいる雪沢藍が、あなたのことを好きだと言ってくれる。セックスをさせてくれると言っている。彼女の熱が冷めるよりも先に――あなたは、既成事実を作る必要がある。
雪沢藍という美少女が数ヶ月がかりで――あなたを追い込む状況を作り上げているのだ。蜘蛛の巣にかかった哀れな蝶――というより、”蛾”であるあなたが逃れることは出来るはずもない。逃れた先にも、雪沢藍の罠が広がっているのだ。極上の美少女が、本気の本気で男を寝取ろうとしているとき――あなたには、一切のなすすべがないのだ。
今度は、下着越しではない。
彼女の生膣に、亀頭を”ぐじゅりっ♡”と押し当てる。
冗談で済ませることの出来る最後の一線は――
「……はいっ♡どうぞ……っ♡
来てください……先輩……っ♡
私のはじめて……もらってください……っ♡」
藍の言葉によって跨がされて、あなたは――
”にゅぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”
「んんんん……っ♡ぐ……っ♡ふぅ♡んん……っ♡
……はぁ♡はぁ……っ♡
大丈夫……ですよ、先輩……っ♡んんっ♡
さっきも、言いましたけど……っ♡膜はとっくにありませんから……っ♡
はぁ♡んん……っ♡でも、そうですね……っ♡
先輩のが……結構、大きくて……ふふっ♪
お腹の中……っ♡圧迫感がありますよ……っ♡」
彼女の膣内に――肉棒を挿入するのだ。
背骨が――ゾクゾクと痺れているのがわかる。
恋人である浦上未央とは決して味わうことが出来ない――避妊具なしの生交尾。
それを、彼女ですらない後輩美少女の、実質処女の膣肉で味わうことが出来ているのだ。
あなたの小さな脳味噌では、処理しきれないほどの圧倒的な情報量だ。雪沢藍の膣肉は、窮屈にあなたの肉棒を締め付けてくる。処女膜がない上に、度重なる自慰行為によって挿入はスムーズなのだが――それでもやはり”本物の肉棒”というのは、彼女の身体にとって意味合いが違うらしい。
「……ふふっ♪どうしたんですか……?
入れただけでぇ……びゅるびゅる~って……♡お漏らししちゃうんですか……?」
雪沢藍は――
額に、汗の珠粒を浮かべながら、あなたを煽ってくる。
彼女にも、当然ながら余裕というものはない。
男の子であるからわかるのだが――
どれほどにオナニーを繰り返しても、それは実戦とはまるで違うのだ。
極上の美少女であり、あなたが雄として弱っちいから――どうにか、平然を保てているだけ。この均衡は、いとも容易く崩れていきそうなもので――
”どちゅんっ♡ばちゅんっ♡ぬちゅっ♡ぐちゅっ♡ぶちゅちゅ~っ♡”
「んんん……っ♡あっ♡んきゅ……っ♡
ふぅ♡ふぅ♡ああ……っ♡先輩のおちんちん……っ♡んん……っ♡
すごい……ですね、これ……っ♡
オナニーのときと♡ふぅ♡ふぅ♡全然違う……っ♡ディルドって、先輩……っ♡偽物なんですね……っ♡本物のおちんちんを真似してぇ♡形とか、触感とか、似せてるだけ……っ♡
本物には……ぜ~ったい勝てないんですね……っ♡
……気持ちいいですか、先輩……っ♡
はいっ♡嬉しいです……っ♡
……いつでも、というわけにはいきませんけど……先輩……?
安全日なら……っ♡
ゴムなし生えっち……やり放題ですよ……っ♡」
雪沢藍は、あなたへと挑発を囁いてくるが――
その言葉にはどこか、余裕は存在しない。
極上の美少女である彼女は、いずれ、セックスに簡単に”慣れる”のだろう。あなたの上に跨がり、妖艶な騎乗位ピストンで精液を搾り取るのだろう。あなたは舌を突き出し、涎を垂らし、聾唖者のように唸りながら快楽を貪るしか出来なくなるのだろうが――
今、この瞬間だけは――あなたの方が経験値が上であるのだ。
雪沢藍という美少女の全てが、今、自分の手の中にあるのだと思うと――興奮は昂ぶり、ピストンは激しくなっていく。あなたの両手は、彼女の細い腰を掴んでいる。149センチのちびっこい彼女のそこは、内臓が詰まっているか心配になるほどくびれているのだ。「取っ手」や「手すり」としては最高の代物であり――あなたは、腹肉に肉棒が浮き上がる勢いで、腰を叩きつけていくのだ。
「先輩♡先輩……っ♡どうですか?
私に……本気で乗り換えちゃうっていうのは……っ♡
遠距離恋愛でぇ♡別れちゃうなんて、よくある話ですよ……っ♡あっ、でもでも♡あのAVは……見なかったことにしてあげてくださいね……っ♪あくまでぇ……自然解消したってだけで……っ♡
いいじゃないですか、先輩……っ♡
……大学だって♡無理して勉強しなくていいんですよ……っ♡
お家から通える範囲の大学ならぁ……っ♡夏休みの今から♡一切勉強しなくても……余裕で通えちゃいますよ?……ねっ、先輩♡残り半年くらい……っ♡私とず~っと……ラブラブ交尾してもいいんですよぉ♡お猿さんになってぇ♡ず~っとヤりまくって……っ♡
大学進学してもぉ……っ♡私とヤり放題……っ♡
未央先輩のこと忘れちゃえばいいだけですよぉ~……っ♡先輩のこと裏切ってぇ♡他の男とヤってる女のこと忘れて……っ♡
ねっ、先輩♡いいですよね……っ♡
いい……って言ってくれたら♡
私の90センチGカップ……っ♡揉んでいいですよ……きゃっ♡」
藍の言葉は――あなたにとって、あまりにも都合が良すぎるもの。
受験勉強から解放される上に――雪沢藍の肉体を、好き勝手に出来る――というものであるのだ。
普段のあなたならば、あまりにも都合が良いそれは――「なんか怪しいから、やめとく」となるものだ。それでも今、雪沢藍の膣内に肉棒を挿入しながら腰を振っている雄というのは――、IQが欠片も存在しない状態であるのだ。「藍は僕様のことが好きすぎるから、そうやってアプローチをかけて、逆NTRを仕掛けてきているんだ」と考えてしまうわけであり(それ自体は正しいのだが)――
”むっぎゅ~~~っ♡♡♡”
「んんん……っ♡あっ♡もう……っ♡
乱暴ですよぉ……先輩……っ♡」
あなたは、藍の爆乳を鷲掴みにしてやるのだ。
制服越しでも圧倒的な存在感を示している、彼女の爆乳。浦上未央という少女もバスト90センチのEカップだが――彼女にはしっかりとした「上背」があるのだ。背が高くて、肩幅の広い彼女の胸が大きいというのは、当然の話。彼女の魅力は”あれもこれも”と目移りしてしまうほどに多いのだ。胸の大きさというのは、浦上未央を構成する要因の一つに過ぎないのだが――
背が低くて、お人形さんのような可愛らしさの雪沢藍にとって――乳のデカさは、語る上で絶対に避けられないものだ。
男子達のオナペットという意味ではきっと、未央よりも藍の方が人気は高いのだろう。高校生男子の平均身長よりも背が高い女ではない。圧倒的にチビで、簡単に押し倒せて、そのままレイプできちゃいそうな――”ちんぽケース”とでも呼ぶべき肉体が――
今、あなたの目の前にあるのだ。
乳を乱暴に鷲掴みにしてやり、あなたはそこに硬さを感じる。彼女の乳房は、どうやら、まだ発展途上にあるらしい。乱暴に揉んではいけないのだと、本能的に感じさせられる、芸術品のようなそれも――「あっ♡んんっ♡」と胸を揉む度に、耳元でわざとらしく喘がれる嬌声があれば、全てが正当化される。
興奮は昂ぶり、あなたの射精欲はぐんぐんとこみ上げてくる。
尿道の根元に、精液が大量にこみ上げてくる。藍は今日が安全日だと言ったが――その真偽を見極める術は、あなたにはない。勿論、あなたはそれを信じている。信じているからこそ、今から中出しをする気満々であるのだが――
彼女が嘘を吐いている――という可能性も、十分に考えられるのだ。
女の子を孕ませるというそれは、男の子の確固たる決意の下に行われる必要がある。
それなのに――藍の性格を考えれば「だって、だって、女の子が安全日だって言ったから」という言い訳を用意してくる可能性も存分にあるのだ。全てを藍の責任に出来るという最大の贅沢をたっぷりと堪能しながら、あなたは射精準備として、最奥に亀頭をぐりぐりと擦りつけて――
「……先輩♪
未央先輩と……別れてくれますか?」
彼女は――
”ちゅ……っ♡”と、あなたの首筋にキスをしてくるのだ。
人間の急所である首筋を、軽く甘噛みされるそれも――今のあなたには快楽でしかない。彼女の舌が上昇していき、あなたの頬や耳を舐め回していく。官能的な舌使いは――少なくとも、真面目な浦上未央には絶対に出来ないような――雄に媚びる奉仕だ。
地元の名士である雪沢家に産まれた彼女にとって――そうした”媚び”というのは、今に到るまで散々見てきたもの。彼女自身は誰かに媚びる必要はないのだろうが――他人に媚びられてきた分だけ、”自分が媚びるとしたら”というのが上手にこなせるのだろう。
浦上未央では絶対に味わえない快楽に――あなたは埋め尽くされているのだ。
頷けば、それでいいとはわかっていたのだが――
”ぐぐぐ……っ”
「…………ふふっ♪
……裏切れないんですよね、先輩……っ♡
私が言い訳をい~っぱい用意すれば……っ♡こうやって、えっちしてくれても……っ♡心までは簡単に奪えないんですよね……っ♡
ふふ……っ♪まあ、そういうところが好きなんですよ……?
……終わった後でぇ、冷静になれば……っ♡私に土下座して謝ってくる先輩……っ♡それはそれで……いいですけど……っ♡
……先輩?
……今日なんですけど……っ♡
実は……危険日だったりして……っ♡」
藍の両足が――あなたの背中に”ぎゅ~っ♡”と回ってくる。
あなたの肉棒は藍の膣内に、最奥まで挿入されているのだ。彼女の言葉と同時に「あっ、やばい、抜かなきゃ」と思っていても――雄の本能は違う。彼女の危険日の子宮に子種を注ぎたいのだと、更に奥深くまで肉棒を埋めてしまうのだ。
理性と本能が拮抗している状態であり――
藍は、あなたの背中に両足を回している。
あなたの理性vsあなたの本能&藍の本能。一対二では、当然のように本能が勝ってしまうのだ。「危険日ならば絶対に中出しをしてはいけない」という理性は――「こうなれば、どうせアフターピルは飲むんだし――だったら、死ぬほど気持ちいい射精をした方がいいのだ」という本能に上書きされていく。藍の身体を抱きしめながら、あなたは最奥に亀頭を固定する。仮に彼女が翻意をして、本気で、あなたに生涯残る大怪我を負わせることを躊躇しなくても――逃げ出せない力強さだ。藍の膣があなたの肉棒を締め付けると同時に、あなたは――
”びゅるるるる~っ♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるる~っ♡”
”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡どびゅどびゅ♡びゅるる~っ♡びゅ~っ♡どぷっ♡ぶびゅっ♡”
”びゅるるるる……っ♡びゅぐんっ♡どびゅっ♡びゅ~……っくんっ♡”
「んんんん……っ♡
はぁ……はぁ……っ♡
先輩……出し過ぎですよ……ふふっ♪」
藍の膣内へと――特濃精液を吐き出していくのだ。
彼女を本気で孕ませることを目的とした射精であり――藍はその全てを、自らの膣内で受け入れていく。彼女が達した絶頂は、上っ面の演技によるものではない。膣全体が激しく収縮をしながらあなたの肉棒を締め付けるそれは――彼女の、本気の絶頂であるのだ。
あなたという雄のレベルは、決して高くない。浦上未央をイかせられないのは、情けないあなたの実力。だが――雪沢藍という美少女は、あなたにとって”丁度いい”存在であり――
それを、一般的には「身体の相性が最高にいい」と言うのだろう。
地元の名士である雪沢家は、今でこそ”そういう時代ではない”と緩くなっているが――昭和の頃までは、優秀な遺伝子とのお見合い結婚を常としてきたのだ。街一番の可愛い美少女を、いとも容易くお妾さんに出来る圧倒的な権力。そういった血筋を受け継いできた雪沢藍は――さながら、サラブレッドのように優秀な肉体を手に入れてしまったのだ。
あなたの肉棒で、好きなだけイかせられる美少女。過酷な受験勉強をせずとも、彼女の身体で好き放題弄び――将来は、雪沢家に婿入りするそれが、最高の幸せだと理解してしまったのだが――
同時に――
「……先輩?どうしました?」
”~~~~っ”
「ふふっ♪さっきの映像は本物ですよ?信じたくない気持ちはわかりますが……っ♡
……いえ、もう一回見せるのはなしです……っ♪
先輩?私……大好きな人がぁ、寝取られで脳味噌破壊される姿なんて……あっ♡ちょ、ちょっと……っ♡」
あなたは疑問が湧き、雪沢藍のスマホを手に取るのだ。
先ほどは肉棒がギンギンに屹立した状態で、タイミング良く藍を押し倒してしまったのだが――射精直後の賢者タイムであれば、余裕も生まれる。藍の小さな身体では、どう抵抗をしたところで、スマホを奪われてしまうのだ。あなたは彼女の顔にスマホをかざして、顔認証でロックを解除して――
『あんっ♪あっ♥んんんっ♥あああ~っ♥だめ♥だめ♥これ……んんん~……っ♥彼氏のより……おっきい……っ♥』
先ほどの映像を、再度確認するのだ。
賢者タイムの冷静な頭であると――先ほど感じた違和感を理解出来てしまう。
彼女の声が違う――のはともかく、問題は顔の部分であるのだ。
画角が固定されていて、画質が荒くても彼女だとわかったのは――「だって、こんなそっくりな人間、他にいるわけないから」という通常の思考だ。それでも、どうしたところで違和感というものは拭えない。先ほど、頭の中がグツグツと沸騰した状況で、一瞬見せられただけではわからなかったが――
「あーあ……っ♡バレちゃいましたか……?
……そうです♪ディープフェイク……ってやつですよ♪」
冷静な頭で見れば――
それが別人であると、簡単にわかってしまうのだ。
「動画自体は、ネットに転がってた普通のハメ撮り盗撮えっちなんですけどね……っ♪そこにディープフェイクで、未央先輩の顔を重ねて……後は全体的に画質を荒く、再加工したんです……っ♪
ふふっ♡普段の先輩なら簡単に気が付いたと思いますけど……っ♡
……私ですよ?
ふっる~い名家に生まれて、和服が似合うタイプの……この雪沢藍が……
そういうAI加工の技術に慣れてるなんて……思わないですよねぇ?
あ~あ~……っ♪騙せたと思ったのに……っ♡
私にそんな技術はない、と思わせた時点で勝ちだと思ったんですけどねぇ……♪
先輩?見損ないましたか?
……でも、これが私なんです♡
欲しいもののためならぁ……っ♡どんな手も使っちゃうのが私なんです……っ♡」
雪沢藍は、少しも悪びれた様子を見せることはない。
策は看破されたが――既に、性行為は済んでいる。あなたにはもう、「恋人を裏切って浮気をした」という言い逃れの出来ない既成事実があるのだ。いや、あるいは未央が浮気をしていなかった分だけ、あなたの罪は重たくなるのかもしれない。
「ふふっ♪じゃあ……ここからは順番を変えて……っ♡
今日のこと……未央先輩にバラされたくなかったら……っ♡
私と……関係、持ち続けてください……っ♪
先輩?どっちでもいいですよ?私とえっちするのを我慢して、必死に猛勉強して、都会の大学に進学するのも……っ♡それを諦めて、私とえっちしまくって……っ♡地元の大学に進学するのも……っ♡
全部先輩しだ――きゃあっ!?」
あなたは――
藍をベッドに押し倒して、両腕を拘束する。
彼女へのお仕置きが必要だ――と考えると――
「……ふぇっ?
……や、やだ……っ♡やです!私、先輩を独り占めするために!こんなこと、したんです……っ!
……さ
3Pなんて……絶対にしませんから……っ!」
独占欲の強い彼女には――
その独占欲を刺激してやることが最も強いお仕置きになるのだ。
藍の頭を撫でて、耳穴に舌をベロベロと這わせてやる。彼女があなたのことを好きでなければ、それはただ、不快なレイプでしかないのだろうが――藍は、恋人がいるあなたを寝取ろうとする程度には、あなたに激しく執着しているのだ。
浦上未央をどう説得するか――というのは考えない。あなたは藍の身体を愛撫して、肉棒を再度挿入して、腰を振ってやる。彼女があなたを脅迫しているのではない。あなたが――彼女を脅迫してやるのだ。未央から自分を寝取って、ラブラブな生活を送ろうとしている彼女への最大のお仕置きは――3Pハーレム交尾だ。これは、あなたという男の欲望ではない。あくまで「お仕置き」であるのだ。藍をおちんちんで徹底的にハメ潰して――自分と関係を持ちたいのならば、3P交尾を認めることを納得させる。全てが「お仕置き」であるのだと言い訳をすれば――どんな蛮行すらも、容易く正当化される。あるいはそれすらも、藍の手の内であればどうしようもないのだが――結局、何度も性行為を繰り返して、藍が潰れた蛙のようになり白目を剥いても3Pを認めてくれることはなかったので――だから益々興奮して、あなたは藍を徹底的にハメ潰していった。