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「ふう……疲れたわね


 ……お風呂の準備は?出来てるの?……うんっ、ならいいわ


 ……ほら、ボーッとしてないで、さっさと仕事してちょうだい?あなたのこと、道楽で飼ってるわけじゃないんだから。要と雅の餌やりもね?あの子達は犬だから、可愛いだけでいいんだけど……あなたは人間なんだから、ちゃんと働いてもらわないと困るわよ?」


 魔防隊総組長兼十番組隊長であり山城恋は――「地球の答え」と呼ばれている。

「桃」を食した女性は異能力を得られるが、それも当然ピンキリであるのだ。「どのような能力も、使い道次第」と誤魔化すことは出来ても、それは本質ではない。醜鬼との戦闘に置いて役立つ能力もあれば、戦いに挑む隊員をサポートする能力もあるが――

 結局のところ「まあ……使い道はあんまりないよね……」と困る能力もあるわけであり――

 そんな中で、山城恋の能力である「万物を総該した無限宇宙の全一」というのは――魔防隊の中でも、極めて秀でたものであるのだ。

 八つの能力を使いこなせる彼女は、その全容を誰にも明かすことはない。親しい立場であるあなたですら、知っているのは数個だけ。それでも――彼女は、あなたが知っている数個だけでも、どのような醜鬼も簡単に倒せるわけだ。山城恋が仮にこの先、敗北をすることがあっても――それは小さな子供を人質に取られたり、「この攻撃を避ければ、お前の後ろにいる一般市民に当たるぞ」と脅されたりした場合であろう。彼女が十全の力を発揮して敗北するということは――あなたには、あまりにも想像も出来ないものだ。


「……なによ、そんなニヤニヤした顔して……」


 あなたの目の前で、山城恋は怪訝そうな顔を浮かべている。

 隊服を身に纏った彼女は――あなた程度の矮小な雄が、目の前に存在することすら許されない存在感だ。

 長い黒髪は艶やかであり、蛍光灯の明かりを反射する光沢を放っている。前髪は眉毛の位置でパッツンと切り揃えられていて、どこか古めかしい印象を抱く。彼女が仮に、和服を身に纏えば――「歴史から忘れられて1000年が経つ島で、代々巫女を受け継いできたミステリアスな美女」という雰囲気を醸し出せるに違いない。魔都から醜鬼が押し寄せてきて、魔都災害が多発している現代――世界的には、醜鬼と対抗する能力を持った女性ばかりが、権力の地位に就いている。あなたは元より、数十年前の男性が上に立っていた時代であっても、どのみち自分が上には行けないと思っていたので、興味はないのだが――

 きっと――

 その時代の、甘い蜜を知っている男達は――山城恋の存在に、歯がみをしているに違いない。

 彼女が桃を食べて能力を得なければ――

 そこにいるのは、ただの「超絶優等生な美少女」であるのだ。

 運動神経に長けて、頭が良くて、なんでも出来る――しかし、普通の美少女だ。力が強く、犯罪に慣れている、反社会的勢力の男達に命令をすれば――拉致をすることは容易であろう。警察が動いても、それをもみ消せる程度の権力があれば。勿論、彼らは基本的には犯罪は犯したくないのだろうが――山城恋という美少女を前にすれば、”強行突破”を余儀なくされるわけであり――

 しかし現代では、その”強行突破”すらも出来ないのだ。

 山城恋を拉致して、無力化する――ということが出来れば、そもそも敵だって困らない。強引にレイプすることも出来ない女――というのは、雄にとってはどうしようもなく”ヤりたくてたまらない存在”であるのだろう。


「…………っ♡」


 そんな女が――


 今、一日の労働を終えて、雌の匂いをぷんぷんと放ちながら隊服に袖を通しているのだ。

 濃紺を基調とした隊服は、急所を守るために、襟をタートルネックのようにして首を保護している。総隊長にのみ着用することを許された赤のマントを羽織り――更に彼女は、手首を保護する純白の手袋に、下半身はデニール数の高い黒タイツに――ロングブーツを着用しているわけだ。

 全身が――汗でムレムレになるのは、仕方がないことだ。

 勿論、彼女はそもそも「汗をかくほどの苦戦」をすることはない。「疲れた」と先ほど言ったのも、あくまで「気疲れ」のジャンルであるのだろう。彼女は総理大臣の護衛まで務めることがある立場。野卑な獣のスタイルであれば、どれほどに無礼を振る舞っても「あいつに、そういう礼儀を求める方が間違いだろ」で済ませてもらえるが――山城恋はそうではない。魔防隊を背負っている立場の彼女は、たった一つのミスが、魔防隊全体への悪評となってしまうのだ。勿論、普段通りにしていれば、彼女はミスを犯すことはないだろうが――それでも総理大臣の前では――重要な面接を受けるが如く、「いつもより、ちょっと重点的に」程度の礼儀作法は必要とされるわけであり――


 そんな雌が――


「…………わかったわよ♡


 餌やり終わったら……私の部屋に来なさい……っ♡」


 何かに期待した顔を浮かべて――あなたに告げてくるのだ。

 頬は赤く火照り、瞳には潤いが増した――発情した雌の顔。それを”あなたの勘違い”で済ませられない程度には――あなたにも強い根拠があるのだ。恋に言われるがままに、あなたは二匹の犬に餌やりをして――

 それから、彼女の部屋へと赴いていった。



――――



 あなたは、山城恋に命を救われた人間だ。

 運悪く魔都に紛れ込んでしまい、運悪く醜鬼に襲われて――

 そこで、人生最大の幸運として――山城恋に助けられたのだ。 

 本来、彼女は男の世話を必要としていない。

 強い能力を持った極上の美女で、山城恋に心酔している奴らは幾らでもいるのだ。

 だが、それと同時に――彼女の身の回りには”有能な女”しか存在していない。

 当然ではあるが、「有能な奴にやらせるには勿体ない仕事」というのは、山ほどある。

 あなたが庭師として働いていたのも、功を奏したのかもしれない。魔防隊総本部内には、山城恋が好んでいる日本庭園がある。その庭園を世話しながら、掃除などの家事を済ませて、多忙な彼女の代わりにペットの二匹の犬の面倒も見る――というのが、あなたに与えられた役目だ。

 直接、戦場に赴くことはないが――山城恋のすぐそばで働くというのは、ある意味では、どんな戦場よりも命の危機があるかもしれない。逆恨みにせよ、”順恨み”にせよ、山城恋というのは多くの敵から恨みを買っている立場なのだ。ヤクザ映画で、敵組織がカチコミをかけてくる際。主人公は死ななくても、事務所にいる若い衆の命は簡単に散らされる。本来ならば、あなたはそれを絶対的に拒否したかったのだが――

 提示された条件が、一介の庭師には信じられないほどの高給であったし――

 何より――山城恋という存在が、余りにも強すぎたのだ。

「地球の答え」「生命の極み」などと呼ばれている彼女が、果たして自らの不在時に襲撃を許して、そこで働いている職員が殺されるのそれを――よしとするのだろうか。どうあがいても、彼女には間に合う未来しか思いつかない。一般市民として暮らして、また魔都に迷い込んで、今度はモブとして殺されるリスクを考えれば――山城恋のそばにいるというのは、当然の理であったのだ。

 勿論、彼女と深い接点を持つ気はなかった。

「クラスの中で一番可愛い美少女」程度であれば、健全な男の子としては当然、「あれ?ワンチャンあるんじゃね?」と思えるが――そこにいるのは、魔防隊総組長兼十番組組長であるのだ。テレビの中のアイドルくらいならば、男の子はお馬鹿なのでイけそうに思ってしまうが――ハリウッドスターの、数億ドルを稼ぐ女優であればあまりにも無理で――

 それよりも遥かに格上の、山城恋を相手に可能性を探れるほど、あなたもバカではない。

 彼女は不真面目を許さないが、無能は許容する性質であるらしい。あなたは自分の仕事をひたすら、丁寧にこなすだけ。それに見合う給料はもらっていたし、何より――時折、すれ違った山城恋の髪がたなびく残り香だけでも、自慰行為のオカズとしては十分すぎるのだ。超一流AV女優の、流出モザなし中出し交尾よりも――「山城恋の髪の残り香」というのは、よっぽど魅力的なオカズになるのだ。

 洗濯をしているときも、彼女の下着を盗んで使うことはない。網膜にしっかりと焼き付けるが――それだけだ。山城恋にとって、男達にシコられるというのは――あまりにも日常茶飯事だ。あなたが恋でシコっているそれも――彼女にとっては、放屁や脱糞と何も変わらないのだろう。異能力を持った彼女に全てお見通しでも――生理現象というのは避けられる話ではない。「見たいとは思わないし、目の前でやられたらぶん殴るが――目に付かないところでこっそりとやる分には、なんとも思わない」と考えてくれたのだろう。

 最高のシコネタがあり、十分な高給がある仕事。命の危機はあるが――醜鬼が襲来する世界においては、ある意味、山城恋のお膝元というのは最も安泰と呼べる場所。


 それで、十分すぎたのだが――


「はぁ……はぁ……んんんん……っ♡


 ――――だれっ!?」


 あなたは――


 山城恋のオナニー姿を、目撃してしまったのだ。


 それはおそらく――敵陣営の罠であるのだろう。

 例えば罠を仕掛けても、山城恋の首を獲ることは不可能だ。だが――”些細な恥を晒す”程度であれば、それは簡単な話。自らの命や、魔防隊へと危機を及ぼす大がかりな罠とは違い――それは、日常にある些細な過ちを再現すればいいだけなのだ。 

 あなたはその日、山城恋は任務で外出しているから、部屋を掃除しておくように言われていたし――彼女もまた、「今日は用務員達が休みだから、掃除はない」と言われていたのだ。

 些細な行き違いは――しかし、それを罠と疑う人間はいない。 

 誰しもが”記憶違いの、よくあること”で済ませるものだ。それを何度も何度も繰り返すことで、些細なミスへの違和感を希釈させる。ヒヤリハットの法則では、一つの重大な事故の裏には、数百の”些細なミス”が存在すると言われているが――彼らは逆に、数百の些細なミスを発生させることで、一つの重大な事故を引き起こさせようとしていたのだろう。

 罠を仕掛けるリスクは低い代わりに――リターンは確実性のあるものではなく、運任せ。山城恋を相手に、十番組の屋敷へと爆弾を仕掛けるのは自殺行為であるので、仕方がないことだ。圧倒的な強さを誇る彼女を、ストレスで、ほんの一%でも出力をダウンさせることが出来れば――それは何百万人の一般市民を殺すよりも、よっぽど価値のある功績になるわけだ。

 というのが――あなたの言い分だ。

 ノックをせずに、彼女の私室に入った途端に――

 あなたは、彼女の秘部を目撃してしまう。

 四つん這いになって、膣をぐちゅぐちゅと指先でいじっている彼女。尻を高く突き上げた体位は、きっと、雄に挿入を懇願する――淫猥な雌のポーズであるのだろう。

 あるいは、彼女が薄着でトレーニングをしている――程度の痴態であれば、あなたは一瞬で目を逸らせただろうが――


 四つん這いで、尻を高く突き上げた”無様オナニー”を――


 あの、山城恋がやっているという事実を――脳が咀嚼するまで、時間を要してしまったのだ。


 あなたには、悪意もスケベ心も存在していなかった。

「わざと覗いてやろう、げへへ」という悪党の発想ではなく「さっさと掃除を済ませて、犬たちを長く愛でてやろう」という考えで、誰もいないはずの部屋へのノックを省略したのだ。扉を開けてから身動きが取れないのも――それはまるで、夜道で自身に向かってくるトラックを前にした猫のようなもの。脳味噌の処理能力を越えた情報量に、パニックを起こして、フリーズしてしまっているだけなのだ。


 ああ――


「――私だけが、恥ずかしいところを見られて……それで済むわけがないでしょ……?」


 山城恋が、無能であればよかったのだ。


”スケベな庭師が覗き見をしたから、クビにする”と短絡的な行動を取ってくれれば、事態はそれで一旦の終着を迎えたはず。だが――彼女はあまりにも有能すぎる。それが敵の仕掛けた罠であるのだと、理解出来てしまうのだ。十番隊の身の回りの世話をする人間――というのは、いくらでも間者を仕込めるポジションだ。それに比べてあなたは――丁度いい程度に、自らの身の丈を弁えている。「山城恋に逆らって、敵と内通して、世界を支配する」という欲望は少しも持たずに――「山城恋に従って、良いお給料をもらって、可愛い犬を愛でられる」というポジションに、十分すぎるほど満足をしているのだ。

 裏切りを持ちかけられれば、あなたは真っ先に山城恋に相談をする。彼女が敗北をする姿というのは、少しも想像が付かないのだ。あなたよりも遥かに頭の良い彼女は――その裏切りを持ちかけられたという一端から、敵組織を壊滅させる糸口を広げることが出来るに違いない。ギャンブルをする際、勝負師の選択にただ乗りするような卑劣な策は――しかし、矮小なあなたにはピッタリのものであるのだ。

 だが――


 同時に、山城恋はプライドが高い存在であるのだ。


 幼少期の頃から、彼女は自分が世界で最も頭がいいと思っていた才媛であるのだ。学業でもスポーツでも優秀な成績を収めて、生徒会長も務めるようなそのプライドが――


『仕方ないわよ、事故なんだから……見なかったことにしてね?』で済ませられるはずはないのだ。


 彼女はあなたに――


 自慰行為をするように、命令してきたのだ。


 自らの恥ずかしい箇所を見られたならば、相手の箇所を見ることでおあいこ――というのが、山城恋の理屈だ。

 普段の冷静な彼女ならば、そんなことは絶対に考えないのだろうが――「オナニーを見られた」という状況で、冷静でいられる人間はいない。彼女の優れた能力ならば、アンテナをビンビンに張っていれば容易く避けられた”事故”であるのだ。だが――オナニーをするときに、心を強く保っている人間は――いや、生物は存在しないのだ。一人の女の子が、自慰行為を見られた屈辱にまみれるだけではない。山城恋という――”地球の答え”が、ぐじょぐじょに濡れた生膣を見られた雪辱を果たすために、彼女はそれを提案して――


”ぼろん……っ♡”


「…………ふぇっ?」


 あなたのペニスを、目撃してしまったのだ。



――――


「それじゃあ……する、けど……っ♡


 これから行われることは……他言無用だからね……♡」


 山城恋の私室で、今、あなたと彼女は二人きり。

「そもそも、鍵を開けっぱなしにしても――私の命を狙った刺客が私に勝つことはあり得ないのだから、気にしない」と彼女は主張していたのだが――あなたにオナニーを見られてからは違うのだ。通常の内鍵に加えて、新設した二つのロックも締めている。普段は大きな窓から、庭園が見れるのだが――そちらもまた、鍵を締めてカーテンを閉じているのだ。

 一見する限りでは、そこにいるのは――まるで普通の女の子。 

 一目見た瞬間に、見惚れてしまうほどの超絶美少女ではあるのだが――やはり、どう考えても「普通の女の子」にしか見えないのだ。筋骨隆々の女子レスラーのような体躯ならば、押し倒そうと考えることは出来ない。どれほどの美女であっても――そもそも、格闘能力において上回ることが出来ないのだ。「押し倒してレイプする」というそれは、勿論法律的にも、人道的にもアウトな行為だが――根底にあるのは「女の子は、男の子よりもか弱いから」というのが前提だ。自分より強い人間を押し倒してレイプしようとするのは――また少し、違った性癖の話になるわけであり――


 そういう意味では、山城恋は、隙だらけに思えるのだ。


 勿論、あなたが何の達人でもないからそう思えるだけだ。

 いや、一流の格闘家でも同じように思えるかもしれない。超一流の――魔防隊の組長クラスの格闘家でようやく「隙だらけ、に見せかけて少しも隙がない」という高度な判断に至れるのだろう。

 山城恋と、部屋の中で二人きりでも――あなたは彼女に手を出すことが出来ない。

 目の前にいるのが、どれだけ可愛らしい美少女であっても――戦闘力としては、身長三メートル、体重三百キロの怪物であるのだ。いや――それと同じ体躯の醜鬼が、百匹で彼女を襲っても傷一つ付けられないだろうから――あるいは、それ以上か。 

 本来ならば、あなたは緊張のままに、唾を飲み込むことすら出来ずに――

 呼吸を忘れて失神するのだろうが――


「ほ、ほら……っ♡


 やるなら、早くしてちょうだい……っ♡」


 あなたは、彼女に促されるままに――


”かちゃり……っ♡”


「――んんっ♡


 ……ふぅ♡ふぅ♡……く、苦しくない、から……っ♡


 いいから、そのまま……っ♡

 

 命令……しなさいよ……っ♡」


 彼女の首に、”首輪”をつけるのだ。

 人間のSM用に作られたそれは――しかし、犬の首輪を模したものだ。

 ベルト部分が分厚い革製で出来ているのは、頑丈さを見せつける為だろう。「付けたときの居心地の良さ」を重視すれば、むしろ、愛犬家ほど忌避するようなもの。だが――山城恋という極上の雌にとっては、その首輪はこれ以上ないほどに相性の良いものであるのだろう。

”かちゃりっ”と首輪をハメると、恋は”びくっ♡”と身体を弾ませる。

 上目遣いで、あなたを見上げてくる美少女。

 魔防隊は女性だらけであるので、勘違いしそうになるが――山城恋の身長は162センチメートル。一般的な成人男性であるあなたにとっては「見下ろす存在」であるのだ。

 あなたは、彼女に”服を脱げ”と命令をしてやる。


「……ふ、ふふ……っ♡


 私のことを征服しようとしてるのね……っ♡で、でも……っ♡私はあなたみたいな矮小な雄に従うほど、軽くは――」


”ぴしゃんっ”


「――――っ♡♡♡」


 山城恋は、あなたに生意気な態度を示すので――

 あなたは、彼女の頬を軽く叩いてやるのだ。


 勿論それは、彼女も納得済みのものであるのだ。


 雌に邪悪な欲望をぶつけるために、暴力を振るおうとしたならば――その直前に、あなたの手首は腕から落ちるに違いない。だからこれは、彼女も合意の上の”プレイ”だ。本来ならば彼女は、容易に避けることが出来たのだろうが――敢えてそれをせずに、ビンタを受け入れる。「それが立場の差だ」と彼女は、自らの身体に刻み込んでいるのだろう。

 

”ぬぎ……っ♡ぷち、ぷち、しゅるるる……っ♡


「……こ、これでいいのかしら……っ♡」


 山城恋は、その場で隊服を脱いでいく。

 威圧的な空気感があるのは”舐められないため”に大事なことだ。彼女達は自らの命を掛けて、日夜、醜鬼と戦っている。人語を介する程度の知能がある敵を威圧するために――隊服はわざと、仰々しく、相手を萎縮させるように出来ているのだが――


 それを脱いでしまえば――


 山城恋というのは”ただの、ちっぽけな美少女”にすぎないのだ。


 身体は線が細く、強く抱きしめれば折れてしまいそうだ。あなたの命令で、彼女は上下の下着と――下半身の黒タイツを着用したままだ。一日、仕事を終えた後の身体は熱を帯びている。”テロリストに襲撃されても、僅かな冷や汗すらかかずに”で護衛を終えられる彼女であっても――人間の肉体から解脱することは出来ない。人間の身体は食事をして、消化をして、排泄するように出来ている。ただそこに存在するだけでも、三十六度前後の肉塊としてエネルギーを消費し続けているのだ。

 身体はじっとりと汗ばんで、フェロモンをぷんぷんと放っている。

 それが男であれば――いや、普通レベルの女であっても、悪臭を漂わせることになる。

 それは何も、恥じ入ることではない。人間が一日の労働を終えた後で、汗ばむのは当然の話。問題があるとすれば「お風呂で汗を流さずに、行為をおっぱじめる」という猿の如き獣欲であるのだ。だから、仮にあなたが逆の立場であれば――裸体を晒すことはともかく、汗臭いことは何も恥ずかしくないのだが――


「…………っ♡


 そんなに、ジロジロ見て……っ♡ふぅ♡んん……っ♡


 人の身体……一体、なんだと思ってるの……っ♡」


 山城恋にとっては、顔を真っ赤にするほどの羞恥であるのだ。 

 あなたのような凡庸な雄の目の前で、彼女は今、下着姿を露わにしている。黒タイツに覆われた下半身に、顔を近づけられて、すんすんと匂いを嗅がれているのだ。ある意味では――全裸よりも恥ずかしいのだろうが――


”むぎゅ……っ♡”


「ひゃあっ!?」


 あなたは――


 彼女の股間に顔を埋めて、尻を”ぎゅ~っ♡”と鷲掴みにするのだ。

 雌の匂いがたっぷりと染みこんだ下半身は――”すぅ~っ♡”と一吸いするだけで、肉棒がギンギンに屹立するもの。若い美少女の匂いであるのだから、当然ではあるのだが――それ以上に、彼女の子宮の”屈服”のフェロモンに、あなたは興奮をするのだ。

「赤ちゃんを産みたい」「赤ちゃんが欲しい」と彼女の子宮は、キュンキュンと雌の疼きを抱いている。超弩級のマゾメスである恋にとっては、そうして、匂いを嗅がれながら尻を揉まれる行為ですらも――恥辱と共に激しい興奮があるらしい。

 彼女の身体は、雌としての才能に満ちあふれている。

 ウエストはくびれるほど細いのに、乳と尻はたっぷりと媚肉がまとわりついているのだ。雄を喜ばせて、子種を搾り取り、無事に赤ちゃんを産むための大きなお尻と――その赤ちゃんを育てるために、たっぷりとミルクを与えるデカパイであるのだ。分厚い布地の隊服越しだと目立たないが――山城恋というのは、おちんぽに媚びるために産まれてきたような、極上の肢体をしている。あなたよりも遥かに、存在としては格上である彼女が――


「んんん……っ♡あっ♡こ、こら……っ♡やめなさい……っ♡バカわんこ……っ♡んんん……っ♡


 だ、だめ♡そんなに、匂い嗅いだら……っ♡あっ♡こ、こらぁ!舐め、るなぁ♡んんんん~っ♡あっ♡だめ♡だめ♡」


 あなたに、「黒タイツ&パンティ越しクンニ」をされて興奮に浸っているのだ。

 本気で嫌ならば、彼女はあなたのことを一秒で殺すことが出来る。深海にあなたを送り込めば、水圧でペチャンコになって肉塊も残らない。”殺すほどの罪ではない”としても、あなたを瞬間移動させることが出来る以上、彼女は容易く抜け出せるのだが――


 山城恋は、少しも、抵抗をする様子を見せないのだ。


 あなたの頭部を掴んで、それを股間から遠ざけようとするが――能力を使わない、女の子の細腕ではあなたも負けるわけにはいかない。手の甲に血管がピキピキと浮かび上がるほど、強く、力を込めながら尻を揉んでいるのだ。やがて掌がたっぷりの満足感を得た後で、あなたは立ち上がる。


”今、オレが嗅いでやったんだから――


 次はお前が嗅ぐ番だよな?”


 と、あなたは恋に告げてやるのだ。

 魔防隊総組長兼十番隊隊長の山城恋であれば、あなたのそれに従うはずはなくても――

 首輪を付けた”屈服願望持ち”の雑魚雌であれば話は別だ。

 恋は大人しく、あなたに従いその場で跪く。

 両膝を地面につけた”膝立ち”をしようとするので――”違うだろ”と、ペシッと頭部を叩いてやる。プライドの高い彼女は、衆人の前でそんなことをされれば――、一切の証拠なく、その人間を消滅させるだろう。

 だが――


「も、申し訳ありません……っ♡」


 上下下着姿になり、黒タイツを露わにして――


 首輪を付けている、マゾ犬にとって、それは”ご褒美”であるのだ。


”すっ♡”と彼女は体位を変える。

 両足の爪先で体重を支えて、がに股になり、大きく股を開いた体位は――俗に言う”蹲踞”と呼ばれるものだ。

 慎み深さとは正反対の体位であり――更に、あなたが命令もしていないのに、彼女は両手を頭の後ろで組む。 

 汗ばんだ腋の窪みが丸出しになった――”チン媚び”のポーズだ。

 余分なむだ毛が一切存在しない、つるつるの腋。「腋まんこ」という言葉を、昔のあなたはよくわからなかったが――山城恋の腋を見れば、その意味が理解できてしまう。なるほど確かに――、三流女の膣を使うよりも、恋の腋を膣だと思って腰を振る方が、間違いなく満足度の高い射精が出来てしまうのだ。ぬるぬるに汗ばんだ腋肉は――まさしく”まんこ”と形容をするに相応しい代物だ。

 蹲踞の姿勢で、両手を後頭部で組んでいる光景。

 それだけでも、思わず射精してしまいそうになるほどだ。


「……ふぅ♡ふぅ……っ♡


 ……んっ♡」


”すぅ~~~……っ♡”


「んぐ……っ♡はぁ♡はぁ……っ♡くっさ……っ♡


 こんなの嗅がせて……っ♡興奮するなんて……っ♡


 ほんと、変態なんだから……っ♡


 ぬ、濡れてなんかないわよ!……ふぅ♡ふぅ……っ♡この、山城恋が……っ♡こんな、くっさいちんぽ……っ♡嗅いで、濡れる、変態女なわけが……っ♡」


 恋はあなたの股間部に顔を寄せて――

 そのまま”ちん嗅ぎ”を行ってくるのだ。

 恋とは違い、あなたは一日の労働で汗だくになっている。

 有能な隊員達は、訓練に実戦にと忙しいのだ。仕事と関係ない下働きはあなたの仕事であり――、あなたは一日中動き回っている。時間があれば、灼熱の太陽に照らされながら、庭の整備まで行うのだ。あなたにとっては、汗をかいた量がそのまま、自らの仕事量に直結するのだ。「ちょっとくらいサボってもいいか……」とは思えない程度の高給をもらっているので、不満は一切なかったのだが――


 それ故に、あなたのちんぽが――


 持ち主の自分でも「うっわ……くっせえな……」と思えてしまうのは、仕方のないことだ。


 あなたの風呂の順番は、隊員達が入り終わった一番最後であるのだ。

 美少女隊員達が入り終わった後、彼女達の出汁がたっぷりと出たお湯はご褒美のようなもので――と、話が逸れたが、あなたは山城恋がお湯に浸かって汗を流した後でないと、それを味わえない立場であるのだ。「俺のちんぽがクサいのは、お前の風呂が遅いからだろう」と責任転嫁を出来る立場。

 だが――


”すぅ~……っ♡ふがふが♡すんすんっ♡すはぁ~……っ♡ふんふんっ♡”


”ふがふが……っ♡すんすんっ♡すぅ~……っ♡すん……すんすんっ♡すぅ♡けほっ♡”


「はぁ♡ふぅ♡ほんっと……クサい……っ♡クサすぎる……っ♡このちんぽ……っ♡んん……っ♡


 私に、こんなもの嗅がせて……どうなるかわかってるでしょうね……っ♡」


 山城恋は――


 うっとりと恍惚に浸りながら、ズボン越しの股間の匂いを嗅いでくるのだ。

 あなたは――ズボンと下着を、同時に脱いでやる。

 本当はパンツ越しの匂いを嗅がせたかったし、恋に”口だけでパンツを脱がせろ”と命令してやりたかったが――我慢できなかったのは、あなたも同じであるのだ。


「――――っ♡」


 外気に晒された肉棒は――

”もわぁ……っ♡”と湯気が立ちそうなほどの熱気を帯びている。

 あなたの肉棒は――”デカくて、クサくて、すぐにチンカスの溜まる仮性包茎”だ。

 女泣かせの逸物と言ってもいいのかもしれないが――しかし、その持ち主であるあなたに、女を口説く能力が欠けていたのだ。宝の持ち腐れであるそれは――山城恋の命令でなければ、彼女の前で露わにすることには絶対に出来ない代物であり――


 恋は――


「…………ふぅ♡ふぅ……っ♡」


 初めて見る”勃起チンポ”に、一目惚れしてしまったのだ。

 彼女の本質は――頂点に君臨する優秀な雌ではなく、一匹のオスに飼われることを望んだ”雌犬”であるのだ。

 容姿と肢体が優秀なだけの、頭の悪いバカ女であれば――彼女は望み通り、雄に飼われて生きる人生を歩めたのだろう。だが、彼女はその優れた容姿に見合った――優秀な頭脳と、更には特別な能力も得てしまった。「山城恋のすまし顔を、ぐちゃぐちゃになるまでブチ犯してやりたい」と懸想をする男は大勢いても――実際にそれを行動に移せる者はいない。「優秀な雌をレイプできるんなら、死んでも構わない」と思える雄はいるだろうが――「優秀な雌をレイプできない内に、死んでも構わない」と思える雄は、そんなものがいるはずもない。 

 だから――


 あなたは、彼女にとっては”丁度いい存在”だったのだろう。


 十番組の下働きであり、高給に満足して、野心を抱かない凡庸な雄であり――股間から生えた逸物だけが、特別に優れている男。山城恋はあなたの自慰行為を眺めている内に、雌として、子宮が疼いてしまったらしい。ああ――それは男女を反対させれば、屋敷の中で働く奉公人の小娘を、金持ちのご主人様が好き放題に弄んでしまうのと同じ構図だ。

 年頃の女の子が、自分のことを飼ってくれるご主人様を、都合良く”使う”ことが出来るのだ。

 恋はあなたの肉棒に、ピタリと鼻を寄せながら匂いを嗅いでくる。

「くっさ……♡」「信じられない……♡」「こんなの嗅がせて喜ぶなんて……っ♡」と文句を口にしてくるが、彼女は少しも、顔を離すことはない。”サドとマゾは、実はサドが奉仕してマゾが支配している”なぞという理屈を聞いたことがあるが――目の前のこれも、形は違えど同じであるのだろう。

 恋は、あなたの金玉の臭いを嗅いでいる。

 人々からの信頼も厚いのは当然であり――その上で、魔防隊の大勢の美女達が山城恋を慕っている。純粋な好意や、あるいは恐怖心や、理外を天秤に乗せた結果もあるのだろうが――

 とにかく、彼女達は誰一人として、山城恋のことを侮ってはいないのだ。

 優秀な雌に認められる、最上級の雌が――


「んんん……っ♡ふぅ……ふぅ……っ♡


 金玉、脂ぎってて……っ♡んんっ♡やぁ……っ♡ぬりぬり、する、なぁ……っ♡私の顔を、ふぅ♡んんっ♡なんだと思って……んわ……っ♡んぷ……っ♡」


 自らの顔面を、あなたの金玉置き場として提供してくるのだ。 

 雄の金玉というのは、生き物としての最大の弱点。山城恋のように強い雌でなくても――小さな女の子が、軽く蹴飛ばすだけで、どんなに屈強な男でも悶絶して倒れる他にない。地に伏して、うずくまり、口からは白い泡をぶくぶくと吐き出すのだ、超一流の格闘家であれば、腹筋で金玉をつり上げて、体内に隠すという技もあるのだろうが――それらは結局「僕ちゃん、金玉蹴られたら勝てないでちゅ~」という白旗宣言に過ぎないのだ。

 目の前にいる雌が、ほんの少しでも危機を感じさせる相手であれば――金玉を舐めさせることなど出来るはずもない。

 山城恋が徹底的に、あなたに忠誠を誓っているのだと――”んれぇ♡れろれろ♡”と金玉を舐める、彼女の舌使いでわかってしまう。恋もまた、この状況であなたを緊張させることはない。どれほど、恋が実質的な主導権を握っている”SMプレイ”であっても――遊びだからこそ、真剣にやらないとつまらないのだ。

 

 睾丸の溝を舐めて、舌の一本一本を伸ばすように――


 恋は丁寧な舌使いで、あなたの金玉を舐めしゃぶってくる。


 一日の労働を終えて、パンツの中で股間は蒸れている。熱を帯びて脂が浮かんだ金玉が――山城恋の唾液で、ピカピカになるまで舐めしゃぶられて――

 そこでようやく――


「ふぅ……ふぅ……っ♡


 わ、わかりました……っ♡


 お、おちんぽ様……山城恋の、お口オナホで……っ♡


 ザー汁、空っぽになるまで♡いっぱい、たっぷり、どぴゅどぴゅさせちゃいま~す……っ♡」


 恋は――


 ダブルピースを浮かべながら、上目遣いで宣言をするのだ。


 笑みを浮かべているが――それは愉快さの笑みではない。目尻を緩めて、口角を上げて、笑顔の表情を浮かべてるだけ。額には血管が浮かび上がるほどの怒りを携えている。どれほどに屈辱を感じても――彼女は今、首輪をハメられた雌犬であるのだ。飼い主様に逆らって、噛みつけばその瞬間は愉快でも――餌を抜かれて物置に閉じ込められれば、なすすべなく餓死をする立場。どれほどに屈辱的でも――雌犬は、ご主人様に尻尾を振って媚びを売る以外には生きていく手段はないのだ。

 勿論、あなたはその姿に激しく興奮をする。


 恋の頬を、肉棒で”ぺちん♡べちっ♡”と二度叩いてやる。


 先端までが包皮に包まれた仮性包茎だが、サイズには自信があり――

 山城恋の、超絶美少女小顔よりも、あなたの肉棒の方が長いのだ。

 ギンギンに屹立した、鉄杭を彷彿とさせる肉棒による”おちんぽビンタ”にも、恋は笑顔を浮かべるだけ。内心ではどれほど、怒りがグツグツと煮えたぎっているのだろうか。いつか恋が暴発して、反射的にあなたを殺してしまうそれだけが心配であるのだが――”おちんぽビンタ”程度は日常茶飯事のことであり、気にする段階ではなく――


 あなたは、恋の鼻先に包皮の先っちょを”ぐいっ♡”と押し込んで――


”綺麗にしろ”と、命令を下すのだ。


”びぐっ♡”と身体を弾ませた後で――


「は、はい……っ♡


 かしこまりました……ご主人様……っ♡」


 恋は、自らの首元の首輪を”かりっ♡”と引っかくのだ。

 普段の彼女は、他の人間へと命令を下す側の立場だ。お願いや陳情や懇願をされることは多々あれども、彼女は命令をされる立場にいない。山城恋の機嫌を損ねれば、彼女は瞬間移動で、目の前の人間を深海8000メートルへと飛ばすことも出来るのだ。勿論、恋がそれをするのは、死すらも生温い悪党を相手にしたときだけ。「ちょっとムカついたから殺す」という、狂人の思考は持っていないが――それでも、ピストルを手にした相手と喋るときに、「相手を怒らせないようにする」というのは人間として当然のことであり――


”むっわぁ~~~っ♡♡♡”


「んんんん……っ♡


 ふぅ♡はぁ……んぐぅ……っ♡


 くっさぁ……っ♡」


 あなたは――


 その山城恋に、亀頭部分の包皮を剥かせるのだ。


 内側には――まるで雪が降り積もったような恥垢が、べっとりと張り付いている。

 あなたは普段、毎日風呂に入るのだが――

 洗体の際、肉棒の皮は敢えて剥かずに、おざなりにしている。

 無精な童貞男子が「どうせ、相手もいないから」と適当にしているのではない。山城恋との行為は、最初は二~三週間に一度であったのだが、徐々に頻度が増して――今日のこれは、二日ぶりであるのだ。あなたは、汗だくの山城恋の雌の匂いを嗅いで興奮をすることが出来る。彼女の腋にうっすらとわき毛が生えていれば、肉棒はギンギンに勃起するし――クンニをした際に、小便の味がすれば、それだけで射精してしまいそうになる。

 極上の雌の悪臭は、それすらも男を喜ばせることが出来るわけであり――恋にとってのあなたも、それと同じであるのだ。

 包皮を剥いて、チンカスまみれの亀頭を前にしても――


「ふぅ……ふぅ……んんん……っ♡


 はぁ♡……すんすんっ♡すぅ~……っ♡ふがふがっ♡すんすん……っ♡ん……やぁ♡鼻に、ついちゃった……っ♡


 んんん……っ♡くっさ……っ♡頭、クラクラする……っ♡こんなの、こんなの……っ♡ふぅ♡ふぅ♡卑怯すぎるわよ……っ♡二日前も、したばっかりなのに……っ♡」


 山城恋は、うっとりとしながら匂いを嗅いでいるのだ。

 ちんちんを洗わなければ、時々、むずがゆくなってしまうのだが――それを山城恋のお口で掃除してもらえるとなれば、汚すことが最早、楽しみと変わってしまう。恋はあなたの肉棒に舌を伸ばそうとするが――”待て”とあなたは告げてやる。

 お預けを食らったバカ犬は、舌を伸ばしながら――

 それでも亀頭に触れない数センチの距離で我慢をしている。

”ちろちろ……っ♡”と舌先を動かして「私にフェラさせてくれたら、すっごく気持ちいいわよ♡」と、雄に媚びる娼婦の真似事をしてくれているのだ。雄としての優越感は、ムクムクと膨らむばかりであり――


”よしっ”と告げてやると――


”じゅるるるる~っ♡ぶちゅっ♡んれぇ~っ♡れるれるれる♡れぷれぷっ♡ぶじゅるるるる~っ♡”


「んぶっ♡んじゅっ♡じゅるるるる~っ♡ぶじゅるるっ♡んぶぶぶっ♡んぐっ♡ぶ、ふぅ♡」


 恋はあなたの肉棒へと、激しくむしゃぶりついてくるのだ。

 初めてのフェラチオでは、舌でチロチロと亀頭を舐めるしか出来なかった。彼女の美少女特有の小顔は、当然、お口も小さく出来ている。あなたの亀頭を咥え込むことなど、出来るはずはないのだが――

”地球の答え”である山城恋が、まさか、「セックスだけは不慣れで~す」なんて話はあるはずもないのだ。

 最初の逢瀬で失態を晒した後は――、二回目のフェラチオで既に、あなたの肉棒を喉奥まで咥え込むことが出来ているのだ。 

 今もまた、あなたの肉棒に――激しい吸いつきで奉仕をしてきている。

 頬をべっこりと凹ませた、無様な姿を晒しながら、彼女は頭を前後に激しく動かしている。それと同時に、舌先で肉棒をべろべろと舐めしゃぶってくるのだ。「吸い」と「舐め」を同時に行うそれは、AV女優が相手でも味わうことの出来ない最高級の代物であり――あなたは、たまらず腰を引いてしまい――


”がし……っ♡”


「逃げるんじゃないわよ……っ♡」


 恋は――


 あなたの腰に両腕を回して、しっかりと抑え込んでくるのだ。 

 彼女は特殊で面倒な性癖を持っている。マゾ犬としてしっかりと調教をされたいくせに――「本当は、嫌で嫌で仕方ないけど」というプライドはしっかりと保ちたいのだ。これは飽くまで、”命令”をされているから従っているだけ。本当の私はこんなことしたくないんだから――という自負を、大事にしているようだ。

「フェラチオでおちんぽを虜にして、簡単にお射精を搾り取ることが――雌の勝利であるのだ」と思い込んでいるのは、頭の悪い娼婦ではない。魔防隊総組長兼十番組組長の、山城恋であるのだ。あなたの腰を抱き寄せながら――喉奥で肉棒をシゴいてくる感触に、あなたはすぐに果ててしまいそうになる。

 それでも、恋は――


「……ふふっ♡


 この程度で終わりだと思わないでよね……っ♡」


 あなたの肉棒から口を離して――


 唇の端にちん毛を二本付けながら、”勝者の余裕”を浮かべてくるのだ。


 彼女があなたの包皮を摘まんだところで――「あっ、ヤバい」と察するが遅い。


 恋は、包皮を”ぐぐ~……っ♡”と摘まんで、広げて――


「ん……っれぇ~……っ♡♡♡」


”れぷれぷれぷれぷ♡れるるるるっ♡♡ずじゅじゅじゅ~っ♡んれれれれ~……っ♡”


「ろうはひら……っ♡ほれ……ふきらんれしょ……っ♡」


”ちん先亀頭れろれろぐるぐる”を、あなたの肉棒に行ってくるのだ。

 指先で包皮を広げて、チンカスがべっとりと張り付いた亀頭へと舌を伸ばして――ぐるぐると、舌肉で亀頭を舐め回してくるのだ。円を描くような舌肉の運動は、男の子が絶対に勝てない代物。

 喉奥まで届くフェラチオで、恥垢の多くは恋に搾り取られているのだが――べっとりと、亀頭に張り付いた汚れは唾液でふやかしてからでないと、取ることが出来ないのだ。恋がそうして、涎まみれのベロ肉で亀頭を舐め回すと――徐々に、白い泡と同時にチンカスが浮いてくる。普通の女性であれば、嫌悪感を丸出しにするだろうし――奉仕をされているあなた自身ですら「うわ、きったねえな……」と思ってしまうものであるのだ。 

 それなのに――


”じゅじゅじゅじゅ~~~っ♡ずぞぞぞ~……っ♡”


 山城恋は鼻の下を伸ばして、あなたの亀頭に吸い付いてくる。 

 その勢いのまま――”じゅっぽっ♡ぶじゅじゅっ♡”と再度肉棒を咥え込んでくる。頬をべっこりと凹ませた吸いつきも、十分すぎるほどに凶悪なのだが――恋は、自らの喉奥であなたの肉棒をシゴいてくるのだ。小さな口に、細い首をしている彼女であるのだ。普段の食事の際は、一口がとても小さく、お上品な食べ方をしているのに――今は顎が外れそうなほどに大きく口を開けて、喉肉が”ぼごぉ♡”と浮き上がるほどに、激しいフェラチオをしているのだ。我慢が出来ないのはあなたの方であり――恋の頭部を掴んでやる。

 髪の毛の一本一本が、決してまとまることのないサラサラを感じさせてくる。

 力を軽く込めるだけで、ブチブチと抜けてしまいそうなほどであり――それでもあなたは、全力を込めて恋の頭部を掴んで、自らの肉棒へと引き寄せるのだ。

 強引すぎるイラマチオで、恋は”ぶぶぅ♡んぶぅ♡”と死にそうな水音を響かせるのだが――その程度では死なないと言うのは、もう何度も経験をしているのだ。彼女が頭部を動かして、肉棒をシゴくのではない。彼女の口をオナホ代わりにして、あなたが激しく腰を叩きつけていくのだ。恋の高い鼻先に、あなたの恥骨が当たり、鼻血が”たら~っ♡”と垂れていく。それでもあなたは動きを止めることはない。むしろ”ヌルヌルが追加されて気持ちいい”と思いながら――やがて最後に、恋の喉奥へと”ぐぐぐぐぐ~~~っ♡”と肉棒を押し込んでやり、そのまま――


”びゅるるるるる~っ♡♡♡びゅるるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるる~っ♡”


”どびゅどびゅ♡びゅるびゅる♡びゅるるる~っ♡びゅくんっ♡どびゅ♡びゅるるっ♡”


”びゅぐびゅぐ♡ぶびゅるるる~っ♡びゅ~っくんっ♡びゅるるっ♡ぶびゅる~……っ♡”


”…………っ♡”


「んぐ……ん……っ♡ぶ、んぶ……っ♡ん……ぶ――ぶっほぉ♡」


 あなたは、恋の口まんこへと射精をするのだ。

 金玉の中でグツグツと煮えたぎった精子は、自慰行為の際とは比べものにならないほどの量だ。目の前にいるのが、金で買った適当な風俗嬢ならばともかく――山城恋という極上の美女へと、精液を吐き出すことが出来るのだ。あなたの肉体は激しく滾り、命を削ってでも、濃厚な精液を作りたがっている。古代より雄は、最も優秀な雌を孕ませるために存在している。山城恋の肉体を前に――”絶対に、万が一にでも、孕ませ損ねるということがあってはならない”と凡庸な雄の本能でもわかってしまっているんのだ。

 恋の小さな口では、あなたの精液を全て受け入れることが出来るはずもなく――


”こぽぉ♡♡♡”


 と、彼女は鼻から精液を逆流させてしまうのだ。

 どれほどに極上の美女であっても、口から入れたものを鼻から出せば――それは、自死すらも考えるほどの無様であるのだが――


 山城恋が、鼻から精液を出しているその姿は――


”ギンギン……っ♡”と、あなたの肉棒を滾らせるものであるのだ。


 あなたが”ずるるる~……っ♡”と肉棒を引き抜くと、命令もしていないのに、恋は両手を床にペタンと付けて――あなたを上目遣いで見つめてくる。彼女が飼っている「要」と「雅」という二匹の犬も、しっかりと躾がされているので――餌皿を前にしても、勝手にガツガツと貪ってくることはない。

 自らの飼い犬よりも、まさか、山城恋の頭が悪いわけもないのだ。

 恋は涙目の上目遣いで、”それ”を待っているので――


”よしっ”


 と、あなたが告げてやると――


”ご――――きゅん……っ♡♡♡”


「――――っ♡♡♡」


 あなたがたっぷりと吐き出した精液を、一口で飲み干してくれるのだ。

 どろっどろのぶりっぶり、ゼリーのような半固形状の精液は、容易く飲み下せるものではないのだが――そこは流石、山城恋という極上の雌の才能だ。彼女はそれを飲み干して、立ち上がる。口元に陰毛をべったりと張り付かせて、顔面は精液と唾液と汗と涙と、数多の体液でドロドロになっている。それなのに、少しも美しさを損なうことはなく――

 いや、むしろ、更に美しく思えてしまうのだ。

 恋は、脚の爪先をぐぐっと上げて背伸びをする。

 黒タイツに、上下下着姿であり、肌が殆ど露出をしている状態。黒タイツ越しのふくらはぎが、ピンと伸びて膨らむ姿だけでも、射精できるほどのものであるのだが――


 恋は、あなたの顔面へと向けて――


”げぇぇぇぇ…………っぷ♡♡♡”


 精液の匂いがたっぷりとする、悪臭の漂う”ザーメンげっぷ”を放ってくるのだ。


「自分はまだ、負けていない」という雌の宣戦布告のようにも思えるが――それが、あなたの命令であるという時点で、もう既に山城恋は完膚なきまでに敗北をしているのだ。彼女の吐息が、あなたの精液臭いというそれに激しい興奮をして――だから、まだ終わるはずはなく――あなたは恋をベッドへと押し倒していった。

Comments

谷澤晴夫

最強の女に蹲踞の姿勢でフェラさせるのエロすぎて最高です。 誘い受けの感じもあってより興奮します。

wws2jsh7

ありがとうございます!マゾ犬による誘い受けいいですよね、あくまでこっちのせいにしてくるの