冬の雨に打たれて身体が冷え切った鷺沢文香を着替えさせた後、四畳半のお布団で全裸密着ラブラブ独占欲むき出し交尾に励む話 (Pixiv Fanbox)
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その日は、とても寒い冬だった。
大学の講義を終えて、帰路に着く最中。天気予報で雨の確率は10%であり、だから、折りたたみ傘を忘れてしまったあなた自身を責めることは出来ない。彼女もまた、普段は本を大事にしているので、それが濡れることのないように傘を準備しているのだが――その日は、講義の合間の空き時間がなかったので、読書をする時間もなかったのだ。結局の所、あなたも彼女も傘を忘れて――
氷雨は、あなた達の身体に降り注いでいく。
コンビニで傘を買うことを躊躇する程度には、あなたはバイト代が苦しいものであり――彼女もまた「今月は、お気に入りの作家の新刊が多く出るので」と嬉しそうに語っていたことから、同様であったのだろう。遠征先であればともかく、家に着くまでの短い道のりのために、700円の傘を購入する余裕は二人にはなく――
「はぁ……はぁ……っ
濡れて……しまいましたね……」
だから――
帰宅をすると、彼女は――
鷺沢文香は、雨でびしょびしょに濡れてしまったのだ。
普段、あなたとデートをするときの文香はオシャレに気を使っている。
元々、そうしたものには無頓着であったのだ。美少女過ぎる彼女は、どんな服装でも似合ってしまう。男物のぶかぶかパーカーを着用しても、そこにはオシャレな美少女が存在するわけであり――ダサいキャラクターTシャツを着用したとしても、結局、「いや、これはこれで”アリ”だな」と思ってしまえるのが文香であるのだ。
雨に濡れた黒髪は、鴉の濡れ羽色と形容する艶やかな光沢を放っている。
長い前髪に隠れた、紺碧の瞳があなたを見つめている。オーバーサイズの衣服で猫背になったところで――それは、”極端に太っている人間が、服装で誤魔化したところで、デブなのは隠せない”と同じだ。鷺沢文香の豊満な、グラビアアイドル顔負けの極上ボディというのは、どんな服装でも隠しきることは出来ない。
その上で、あなたにはもう一人――現役アイドルの恋人がいるのだ。
オシャレに無頓着な超絶美少女と――オシャレな超絶美少女では、前者が不利になってしまうのは仕方ない話。だから、彼女は少しずつオシャレを勉強して、デートの際には、周囲の男達が振り返って二度見をするレベルになっているのだ。
だが――
今日の彼女の予定は、大学へと行き、そして帰ってくるだけなのだ。
入学当初こそ、文香は周囲の男達の視線に疲弊していたが――冬にもなれば、流石に少しは慣れてくるのだ。あなたと四六時中一緒にいて、ベッタリとくっついていることで「私は彼氏持ちですが?」「他の男性に勘違いする余地は与えていませんが?」「その上で私にアプローチを掛けてくるということは――あなたが悪者になってしまいますが、それでもいいのですか?」と態度でアピールをしているのだ。だからこそ、今の彼女は簡単なセーターを着用しているだけ。勿論、文香は極上美女であるのだ。文学美少女の簡素なセーター越しに、浮き上がった乳房をスリスリと擦ったり、たっぷりと揉みしだいたり、弄びたい気持ちはあるが――それでも、谷間をざっくりと露出したり、おへそを丸出しにするよりは「雄の欲情を煽らない姿」であるのだ。
「……くしゅんっ
……すみません、少し身体が冷えてしまって……シャワーを浴び――あっ、そうですね……
このお部屋……シャワーがないんですよね……?」
彼女は、雨に打たれて身体をすっかりと冷やしている。
あなたが住んでいる四畳半のボロアパートには、お風呂は付いていない。
歩いてすぐの距離に、大衆浴場があるのだ。毎日お風呂に入ったとしても、風呂付きアパートとの家賃差は黒字になるもの。あるいは、文香や愛梨のような美少女であれば、毎日清潔を保つ必要があるが――健全な男子大学生にとっては、お風呂というのは「一日や二日、入らない程度で死んだりはしない」というようなものだ。
だが、今ばかりは後悔をする他にない。
あなた一人であればいいのだが――
目の前では鷺沢文香が、雨に濡れて凍えているのだ。
彼女は体力が少なく、その上で冷え性でもあるのだ。暑がりの愛梨ならば心地よいかもしれないが――文香は身体をブルブルと震わせるばかりであり――
だから――
「ええと、タオルを……え?
……あ、あの……大丈夫です……っ♡じ、自分で脱げますから……んっ♡ちょ、ちょっと……っ♡」
あなたは――
文香のびしょ濡れセーターの裾を掴み、それを脱がせていくのだ。
彼女は常に、自らの乳房が透けないように薄い肌着を着用している。
夏服のセーラー服というのは、少し汗をかくだけで、布地が容易く透けてしまうのだ。黒髪ロングは、ただでさえ熱がこもる髪型。その上で体力のない彼女は、猛暑に僅かに照らされるだけで、全身が溶けてしまいそうなほどの汗だく状態になり――
そうなれば、文香のブラジャーが男達にお披露目されることになる。
彼女自身はきっと、それを気にすることもないのだろうが――あなたがそれを拒んだのだ。文香の下着を拝める男は、この世で自分だけでありたいという――男子高校生特有の、稚拙な独占欲だ。女の子の楽な格好よりも、自らの欲望を優先するそれは、本来ならば愛想を尽かされるものだが――「…………はいっ♡」と、当時の文香はそれを”悦び”として受け取ってくれたのだ。「目の前にいる、自分の大好きな雄は――自分の透けブラすら他の雄に見せたくない」という独占欲は、即ち好意の大きさを証明するものだ。それ以来、面倒くさがりな文香でも肌着をちゃんと着用していたのだが――
「……あっ♡
……そうですね……っ♡雨に打たれて、濡れてしまって……っ♡
ピッタリと……張り付いてしまってますね……っ♡」
彼女が着用している肌着は――
今、彼女の身体のラインをくっきりと映し出しているのだ。
どれだけ読書に没頭して、食事を疎かにしても――鷺沢文香は、腹部や二の腕や顎の肉が真っ先に落ちていくのだ。一方で、読書に没頭した弊害で、深夜に愛梨が作った砂糖たっぷりの揚げドーナツで腹を満たしても――乳房や臀部や太腿に、彼女は脂肪が付いてしまう。世の中にはよく「太りやすい体質」や「ニキビが出来やすい体質」というものがあるが――鷺沢文香も、言ってしまえばそれと同じだ。「お腹がくびれやすくて、おっぱいとお尻が太りやすい体質」は――女性にとっては「何も努力をしなければ、勝手に美しくなってしまう体質」という、夢のようなものであるのだ。
真っ白な肌着が、彼女の上半身のラインをくっきりと映し出している。
内臓が詰まっているか心配になるほど、くびれたウエストであるのに――胸元の膨らみは大きく、あなたを威圧するくらいの勢いだ。健全な男子である以上、グラビアアイドルやAV女優の裸体を拝むこともあるのだが――目の前にあるのは、それとは比較にはならないほどの極上ボディ。黒髪ロングの、碧眼の、文学超絶美少女の胸元に――雄を誘惑する為の双丘――いや、双山が存在するのだ。膝枕をすれば、そのデカパイが邪魔になって耳かきがしにくいほどの”それ”を――
「……あの、何度言わせれば気が済むんですか……?
……私は、あなたの恋人なのですから……♡
この身体は、全てがあなたのもの……っ♡
胸を揉むのにも、尻を撫でるのにも……っ♡私の全てを貪ることに……一切の許可なんて、必要ないんですよ……っ♡」
鷺沢文香は――
”くすっ♡”と優しい笑みで、受け入れてくれるのだ。
”しゅり……っ♡さわさわ……っ♡”
「んん……っ♡あっ♡ふぅ、んん……っ♡
ふぅ♡ふぅ……っ♡い、いえ……っ♡雨に濡れて、肌が、んんっ♡敏感になっていて……っ♡はぁ♡はぁ……っ♡
気持ちいい、です……っ♡」
あなたは――
触れるか触れないかの、優しい手付きで文香の乳房を愛撫する。
サテン生地の肌着は、すべすべの触り心地を与えてくる。文香が小さく声を漏らすそれは、男を興奮させるために、淫らな娼婦がテクニックとして使う喘ぎではなく――
彼女が本心から感じている証拠だと、あなたは理解してしまうのだ。
そもそもが、通常の木綿の肌着をサテン生地に買い換えたのは――こうして、あなたに抱かれるときのためであるのだ。男の子ならば本能的に、触り心地の良さに夢中になってしまい――それは、文香の乳房への執拗な愛撫となるのだ。雨で濡れた身体は敏感であるようで、文香は喘ぎを唇で噛み殺しながら、あなたのそれを受け入れていく。
黒のブラジャーが、肌着の内側で透けている。
大勢の男達が、一度は懸想をしたことがあるだろう。大学の図書館で読書に熱中している、あの無口な巨乳文学美少女の胸を揉みしだくという妄想だ。彼女は一度、本に熱中してしまうと、周囲の声が届かなくなる。「ねえねえw何の本を読んでんの?w」と声をかけて、冷たい反応をされれば、まだコミュニケーションに繋がる可能性はあるが――”ガン無視”というのは、徹底的な対話の拒否であるのだ。勿論、文香にはそんな意図はないのだろうが――結果的に、男達にとって鷺沢文香という美少女は、遠巻きに眺めることしか出来ない存在であり――
あなたは――
”しゅりしゅり♡もみゅもみゅ♡むにゅっ♡なでりなでり……っ♡たぷたぷ……っ♡”
”ただ、文香の幼馴染だった”というだけで――
彼女の乳房を好きに弄ぶ権利を、与えられてしまったのだ。
文香はやがて、”じぃ~っ♡”とあなたを見下ろしてくる。十年来の付き合いであるのだ。熱に火照った表情だけでも、あなたはその意図を察することが出来るので――
”文香、ばんざいして”と彼女に告げるのだ。
本に夢中になるがあまり、お風呂に入ることを忘れることも多い彼女。その衣服を脱がせるのは、幼馴染であり、恋人でもあるあなたの役目なのだ。幼い頃は、互いに羞恥心というものはない。大きくなって、文香の乳房が膨らむと、あなたは恥ずかしくてたまらないのだが――肝心の文香は、もう、それを当然のことだと思っているのだ。碧く大きな瞳があなたを見つめて(なんで脱がさないの?)と疑問を浮かべてくれば――その純真無垢な心は、あなたという汚れきった欲望の持ち主の身を焦がしてしまうのだが――
今は、もう、文香もすっかりと汚れてしまっているのだ。
あなたは文香の肌着を脱がせて、彼女の肌を露わにさせる。
「…………んっ♡
本当に、お好きなのですね……っ♡女の子の下着が……っ♡
いえ、構いませんよ……っ♡これは、あなたの為に選んだのですから……っ♡
はいっ♪愛梨さんと一緒に選んだのですよ……っ♡あなたが喜びそうなのは、どれかなと……っ♡二人で一緒に……頭から煙が出そうなほどに悩んで……ふふっ♡
フロントホック……
お好き、なのですよね……っ♡」
彼女のブラジャーは、胸の前面でホックを着脱するタイプだ。
女の子を抱きしめて、キスをしながら、背中に手を伸ばしてホックを外したい――という通常の興奮とは違うのが”フロントホック”だ。彼女の胸元にある、そのホックに指を軽く引っかけて外してしまえば――文香の、真っ白でシミ一つない、柔らかでたぷたぷの媚肉が露わになる代物に――
あなたは、それだけで涎を垂らしてしまうのだ。
「……くしゅんっ♡
……すみませんが、下も、脱がせていただけますか?
……いえ、自分で脱げるのですが……
ここまで来たら、あなたに脱がせて欲しいなと思いまして……
……お嫌いでしたか?女の子の服を……脱がせるの……っ♡」
文香はもうすっかりと、ギアを加速させている。
あなたは、ここで止まる気は毛頭ない。文香と”最後まで行く”という覚悟が出来ていて――彼女も、それは同様なのだろう。彼女は下半身に、黒のタイツを着用している。寒い冬に備える為であるのだろうが――今、彼女の身体は雨でびしょびしょに濡れているのだ。タイツは当然、肌にピッタリと密着している。スカートを下ろして、黒のブラジャーと黒のタイツだけになった姿は――ああ――”芸術”とはこういうものか、とあなたの本能に理解させてくるのだ。
文香のタイツを、引っ張るようにして脱がせていく。彼女のすべすべな生足は、今、「湯気が立ちそうなほどにしっとりしているのに、凍りそうなほどに冷たい」という矛盾した状況。汗と雨で蒸れた爪先をべろべろと舐めしゃぶりながら、肉棒をシゴけば、生涯で最も気持ちいいオナニーになると確信はしているが――文香をオカズにしたところで、結局、文香との本物セックスに勝てる道理はないのだ。だからあなたは、下着姿になった彼女を下から見上げる。
「……んっ♡
見ているだけで……満足でしょうか……?」
黒の下着姿の彼女は――
ちょっと――言葉に出来ないほどに美しいのだ。
彼女の黒髪は、それだけでも男達が放っておかないもの。愛梨の仕事の関係者には、美容関係の人間も多いのだが――彼ら彼女らは、文香の黒髪に莫大な商品価値を感じているのだ。シャンプーやコンディショナーのメーカーにとって、その黒髪を独占できれば、果たしてどれだけの経済価値になることか。「うちと契約すれば、文香の黒髪に一億円の保険金を掛ける」と言い出す美容品メーカーまでいるほどであり――
そんな彼女が、今、雨に濡れた下着姿であなたを見下ろしているのだ。
一瞬、ここは四畳半のボロアパートではなく、パリの美術館なのではないか――と、本気で錯覚をするほどの美しさ。無限の時間、彼女を鑑賞することも出来ただろう。”鷺沢文香に飽きる”ということは、男の子にはありえないのだ。だが――”くしゅんっ”と、彼女は今日何度目かのくしゃみをするので、あなたは慌てて立ち上がる。
「……ふふっ♡
背……随分と高くなりましたね……っ♡
あなたと付き合った頃は……まだ、私の方が少し大きかったのに……っ♡
今ではすっかりと……あなたが大きくなってしまって……っ♡」
先ほどまで、文香の足下で跪いて、彼女を見上げていたのだが――
ただ立ち上がるだけで、今、あなたは文香を見下ろすことが出来るのだ。
華奢な肩幅と、くびれたウエスト。強く抱きしめるだけで、ポキンとへし折れてしまいそうなか細さなのに――胸元と臀部には、雄を誘惑するための圧倒的な媚肉が詰まっている。前髪の先端に雨の雫が付いて、葉先から一滴、ぽたんと――彼女の谷間へと垂れていく。
あなたは、文香の下着に手を伸ばしていき――
”……ぷちんっ♡”
”しゅるるるる……っ♡”
「……どう、でしょうか……?
あなたの恋人に、相応しい身体でしょうか……?」
文香を、一糸まとわぬ全裸にひん剥くのだ。
ただ、そこに立っているだけでも――胸元の圧倒的な爆乳が雄を欲情させるのだ。
下半身の陰毛は、綺麗に整えられている。鷺沢文香という、化粧やオシャレに無頓着な美少女が――あなたを興奮させるためだけに、お風呂場の鏡の前で、カミソリを持ちながら自らのマン毛を整えている光景。後背位が好きなあなたの為に、いつでも四つん這いになれるように――尻毛を除毛している光景を想像するだけで、男の子というのは簡単に勃起できてしまうのだ。
ああ――
目の前の身体に、自分が思いつく限りの何をしてもいいのだ。
吸っても、揉んでも、舐めても――噛んでも、食べても――そして挿入れても――何をしても、「あなたのことが大好きでたまらない鷺沢文香」は受け入れてくれるのだ。あなたの肉棒はギンギンに隆起して、下着の中で痛みを訴える。「あの……私だけだと、恥ずかしいので……♡」と文香に言われて、あなたも急いで服を脱ぎ――
”びきびき……っ♡”
「わぁ……っ♡
あの……愛梨さんはお仕事で、三日後まで南国のグアムロケがあるので……っ♡
だから……
三日間、独り占めしてもよろしいでしょうか……?」
あなたの肉棒は、最大硬度まで屹立しているのだ。
鷺沢文香の、肉が薄い下腹部へと――脅迫をするように、あなたの肉棒が突き立てられる。
血管が浮き出そうなほどに、ビキビキに勃起した肉棒。氷雨に打たれた冷たい肌には、火傷しそうなほどに感じられるのだろう。文香は、ゴクリと生唾を飲み込んで――あなたにおねだりをしてくるので、あなたはタオルを手に取り、彼女の身体を拭いてやるのだ。
雨に濡れて、汗をかいて、熱を帯びたムワムワの乳の谷間や、乳の裏側を綺麗に拭き取り――更には、尻を割り広げて、その谷間までを綺麗に拭き取ってやるのだ。その最中、文香は抵抗をすることもなく――頬を赤らめて、興奮をするばかり。きっと彼女は「注文の多い料理店」を思い出しているのだろう。あなたという雄に食べられるために、下拵えを受けている状況。文香の膣から垂れる愛液は、やがて、拭いても拭いても留まるところを知らなくなり――そこでようやく、あなたは彼女を布団に連れ込んだ。
――――
四畳半のボロアパートというのは、壁が薄く作られている。
隣人の物音や、テレビの音までもが容易く聞こえてくる環境。劣悪なそれは、しかし、普通の男子大学生であるあなたにとっては「でもまあ……家賃がめっちゃ安いからなぁ……」で受け入れざるを得ないもの。文香や愛梨のように、自らの容姿で大金を稼げるような特別な才能はないのだ。彼女達と接する時間を少しでも増やすためには、アルバイトを最小限に留めておく必要があり――そうなると、住環境の劣悪さは甘んじて受け入れなければならない。デメリットは多くとも、メリットは殆どないと思っていたのだが――
”しゅりしゅり……っ♡むにゅ~っ♡もみゅもみゅもみゅ……っ♡ぷにっ♡たぷっ♡”
「んん……っ♡はぁ♡はぁ……んきゅ……っ♡」
”むにむにむに……っ♡こりっ♡かりかりかり♡くりくりっ♡こにゅっ♡ぷにゅっ♡”
「んきゅ……っ♡あ゛……っ♡はぁ……はぁ♡んぐ……っ♡
ふぅ……ふぅ……っ♡あ、あの……っ♡もう少し、優しく……んんっ♡
い、いえ……っ♡私の胸は……ふぅ♡ふぅ♡あなたの、ものですから……っ♡好きに揉んで、好きに撫でて……っ♡好きなだけ、んきゅ……っ♡乳首、カリカリいじめ♡していいのですが……っ♡
声が……んぐ……っ♡我慢、できなくて……っ♡
はぁ♡はぁ♡申し訳ありません♡我慢しなければならないと思っているのに……んんん……っ♡気持ち良すぎて……っ♡どうしても、声が、漏れてしまって……んみゅ……っ♡」
鷺沢文香の――
喘ぎ声を我慢している姿は、滅多に味わえるものではないのだ。
元々、文香は声が大きい方ではない。
彼女の部屋や、愛梨の家で行為に及ぶ際には、文香は気兼ねすることなく喘いでくれるのだ。「年に一回しか会えない遠距離カップルが、久々の再会で燃え上がるような交尾に励む」というのは、今のあなた達には無縁のもの。あなた達にとっての性行為とは、日常の延長線上にあるものなのだ。文香がぐちゃぐちゃのどろどろになるまで、汚い喘ぎ声を漏らしながら、絶叫と同時に助けを求めて――その後頭部を鷲掴みにして、枕に押しつけながら、乱暴に膣肉を貪るというような交尾は――、月に数回程度しか行わないのだ。
だが――
繰り返すが、ここは四畳半のボロアパートであり――
あなたは今、全裸になって、文香と一枚の布団に入っているのだ。
「冬の雪山で遭難をしたときは、全裸になって互いを暖め合うんだよね」とあなたは、彼女に提案をしたのだ。
鷺沢文香は読書が好きだが、特定のジャンルを好むことはない。
古い時代の小説だけではなく、最新の小説も読めば――時には雑学本を読むこともあるのだ。化粧やお洒落の常識も、きっと、それが小説の中で頻繁に出てくる風潮になれば――彼女はそれらも容易く理解出来るのだろうが――
今となってはもう「雪山で遭難したら、裸で暖め合うんだよね」というのは、遠い昔のお話だ。
現代においては、それを否定する話ですら「まーた否定してるよ」「もう何回も聞いたよ」と食傷気味になるようなエピソード。鷺沢文香も、まさかそれを知らないはずはないのだ。ここが本物の雪山であり、あなたと文香の命を長らえる為ならば――文香は「いえ、それは間違いでして……」とあなたに忠告するのだろうが――
「……そう、ですね……っ♡
裸で暖め合うのは……っ♡緊急避難ですから、仕方ありませんよね……っ♡」
文香はあなたの過ちを忠告することなく――
それに乗っかって、あなたと同衾をしてくるのだ。
全裸の鷺沢文香の肌は、すべすべで心地のよい触り心地をしている。
長い脚が、あなたのすね毛だらけのジョリジョリの脚に絡みついてくる。不快感を露わにされるのではないかと不安になるが――文香は、それがたまらなく好きらしい。あなたの太腿へと、膣肉を擦りつけながら――彼女は、あなたにしがみついてくるのだ。
肌に付いた水滴や雨は拭き取っても、彼女の長い黒髪にはまだ水気が残っている。抱きしめるだけでも、射精してしまいそうな官能的な触り心地。互いにラブラブな恋人同士であるのだ。もう既に、野外でのセックスまで済ませるほどには、退廃的な交尾の経験を持っている。今更、挿入を躊躇する必要もないのだが――
”しゅりしゅり……っ♡なでなで♡もみもみっ♡かり……かりかり……っ♡”
”むっにゅ~……っ♡もにゅもにゅっ♡こりこり……っ♡むにゅっ♡もみっ♡”
あなたは文香の乳房を愛撫して――
文香は、あなたの性器を愛撫しているのだ。
互いに、相手から挿入をおねだりさせたいという――欲情がわき上がっているらしい。
この性行為は、あなたにとっては日常の延長線上にあるのだ。「どういう顛末であれ、あなたの肉棒を文香の膣に挿入して、腰を振って、射精をする」という結末が変わることはない。万が一、億が一にも、文香のおまんこ肉を味わえない可能性があればケダモノのようにがっつくしかないが――
兆が一にも、この後のセックスを食い逃すことがないとあれば――
「どうなさったのですか……?
いつものように……私をレイプすればいいのでは……?
……んみゅっ♡あっ♡んん……っ♡ふぅ♡ふぅ……っ♡乳首、カリカリするの……本当にお好きですね……っ♡んんっ♡……もう、あなたは……っ♡私の乳首をコリコリして、いじめれば……っ♡女の子がなんでも言うことを聞くと思ってる……意地悪なヤリチンさんですね……っ♡」
互いに、最高の交尾をしたくてたまらないのだ。
一流のジャズ奏者達が、即興でセッションを交わすようなそれを――今、あなたと文香は行っている。文香はあなたの勃起した肉棒を撫で回して、あなたは文香の乳房を揉みしだくのだ。文香は舌をペロッと突き出して、あなたを見つめてくる。舌を絡め合わせるキスのおねだりに――あなたは、逃げることが出来るはずもない。
”じゅるるるる……っ♡むちゅっ♡ぶちゅっ♡んじゅるるるるう……っ♡れろぉ~……っ♡”
「んちゅっ♡ちゅ~……っ♡ふふ……っ♡
あなたに出会う前の私なら……想像もしていなかったでしょうね……っ♡
書物の中の恋愛ストーリーに想いを馳せながらも……自らの身には到底不釣り合いだと思っていたあの頃の私……ふふっ♡
女子大生になれば……っ♡
愛しい恋人と……こんなに淫らな接吻が出来るだなんて……っ♡」
文香の舌は、あなたの口腔を這いずりまわってくる。
歯と唇の間や、歯茎の裏や、あるいは喉の粘膜に到るまで――自らの舌ですら触れない箇所を、彼女は徹底的に舐め回してくるのだ。自らの”舌肉”というのは、自らの舌肉では絶対に触れることが出来ない。だから――文香は、それを性感帯だと察しているのだろう。あなたの舌肉を舐め回すような舌使いに――あなたは身体をびくつかせて、快楽に悶えるばかりだ。
文香は責めるだけではなく――唇をたこのように窄めて、淫らな”ブチュキス”をあなたに求めてくるのだ。普段、どれほどに気が抜けていても”うっわ……文香ってボーッとしているときの顔も美しすぎるわ……”となってしまうのだが――
唇をむいっと突き出している彼女の顔は、どこか滑稽で、無様に感じられるほどだ。
あなたは、文香の顔が見えなくなるほどの至近距離で――その唇に、唇を重ね合わせて”ブチュキス”を行ってやる。互いの快楽を求める為のものではなく、自尊心を満たすための行為だ。”ぶじゅるるるっ♡ぶじゅっ♡ぐぶっ♡”と、吸盤同士が鳴らすような音が響いてくる。喘ぎ声は我慢することが出来ても、肉体が鳴らす音というのはどうすることも出来ないのだ。
隣人がいても――彼らは、あなたの部屋に入っていく鷺沢文香と十時愛梨を見てしまっているのだ。壁を叩いて「うるさいから静かにしろ」と怒鳴り込むことが、許されない程度には――、二人はあまりにも極上の美女であるのだ。引っ越してしまえば、二度と、そのレベルの極上のメスとの接点は持てない。文香と愛梨の身体が奏でる、淫らな雌音は、自慰行為のオカズとしては最上級の物。一度でも苦情がくれば引っ越そうと考えてはいるが、一度も来たことがない以上は、それをする理由もない。
そのまま、どれほどの時間、互いの身体を愛撫していたのだろうか。
経験が少なかった頃は、互いに何度も暴発を繰り返してしまった。
あなたにとって、鷺沢文香のすべすべなお手手というのは、腰をスリスリと擦りつけるだけでも射精が出来る代物であるのだ。最初の頃は、互いに焦らし合うつもりでも、簡単にイかせてしまったのだが――
それはまるで、職人が指先だけで〇・〇一ミリの差を見分けるように――
文香は、あなたの肉棒を暴発する寸前で止めることが出来るのだ。
あなたもまた同様であり、文香の下半身に手を伸ばして指を挿入してやるのだ。陰核を愛撫しながらの手マンは、その気になれば十秒で絶頂させることが出来るが――その気にならなければ、無限の時間、絶頂に満たないもどかしい快楽で焦らすことも出来るのだ。
互いに攻め手を失った千日手のような状況ではあるが――結局のところ、男の子は文香のおっぱいやまん肉であれば、無限の時間愛撫し続けることも出来るのだ。それは文香も同じ。互いの性器を愛撫し合いながら、舌を絡め合わせる淫らなキスをして――
「そういえば……言うのを忘れていましたが……♡」
先に動いたのは、文香の方だ。
「今日は危険日、なので……っ♡
避妊具……着けてくださいね……っ♡」
彼女の言葉に――
あなたの肉棒は、激しく弾んでしまう。
互いに互いを愛しているので、在学中に子作りをしてはならないと――理性では理解をしている。だが、本能は違う。鷺沢文香と十時愛梨という極上美少女は、いつ、どこで、あなたの掌の中からすり抜けてもおかしくないのだ。彼女達に抱いた強い独占欲を満たすために、最も良い方法は「子を孕ませる」というものだ。女の子というのは、愛しい雄の子供を孕んでいる最中は、どれだけ他の雄に犯されても決して二人目を孕めないように出来ているのだ。
「孕ませてはだめ」という理性と「だめなことほど気持ちいい」という本能は、常にあなたの中で拮抗している。だからこそ――文香は、あなたの耳元で囁くのだろう。危険日でもゴムを装着すればセックスは出来るが――「万が一、おまんこの中でゴムが外れたら、赤ちゃんを孕んじゃうんだ」と感じてしまうそれは――男の子の背骨が痺れるほどの快楽であるのだ。
狭い四畳半のメリットは、少し手を伸ばせば、部屋中の至る所に届く部分だ。
だからあなたは、ゴムの箱を手に取ろうとするのだが――
”ぴこんっ”
と、スマートフォンの通知音が響くのだ。
「あ…………っ♡」
あなたが反応をしたのは――
それが、滅多に鳴らないものだからだ。
あなたにとって、愛梨と文香との性行為は神聖な儀式だ。ヤリチンの雄が、適当な女を捕まえて、スマホを弄りながら肉棒をしゃぶらせる――といった真似は、まさか出来るはずもないのだ。あなたの肉棒を口いっぱいに咥えて、涎を垂らしながら、おっぱいをふるふると揺らしている彼女達の姿は必死に網膜に焼き付けなければいけない。スマートフォンを触るときは、彼女達の痴態を録画するときだけであり――
だからあなたは、ほとんどの通知音をカットしていたし――
「……いいですよ♡
私のことは……お気になさらず♡」
その通知音が鳴り響くということは――
『やっほ~っ♪そっちはどうですか~?
こっちは冬なのに暑くて……もうヘトヘトです~……っ♡』
十時愛梨からのメッセージ、ということなのだ。
南国のグアムで、4th写真集と6本目のイメージビデオを撮影している愛梨。最初の頃は「こ、これ、寝取られ物の導入で見たやつだ!」と心配もしていたが――、十時愛梨の商品価値はあまりにも高すぎる。「金持ちの社長さんに一晩抱かせて、愛梨の機嫌を損ねる」よりも――「十時愛梨の機嫌を取って、彼女に一杯働いてもらう」の方が事務所に入る金額は桁違いであるのだ。むしろ、事務所は愛梨を徹底的に守らねばならない立場。彼女専属の女性マネージャーも三人付いているので、だからあなたも安心していたのだが――
今、愛梨はホテルの自室にいるようだ。
動画の背景には、ベッドの上に散乱したスーツケースの中身が見て取れる。今の愛梨は華やかなパンジーを彷彿とさせる、黄色の水着を着用している。氷雨に打たれて、身体を暖め合わせているあなた達とはまるで正反対の――南国のリゾートだ。
『ふふっ♪撮影の休憩中でぇ……♡今、お部屋でこれを撮影しているんですけどぉ~……っ♡
えっちな彼氏くんはぁ……誰よりも先に♡私の水着を見たいかなと思って……っ♡
だからこうやって~っ♡動画、送らせてもらいました~っ♡』
愛梨は笑顔を浮かべながら、スマホのカメラへと語りかけている。
流石はトップアイドルだな――と、本能的に理解をさせられる笑みだ。
文香もカメラを前にして、笑顔を浮かべることは出来るが――そこにあるのは、あくまでも「鷺沢文香の素顔」であるのだ。いや、勿論、素人然とした文香の態度は大好きだ。ハメ撮りを撮影するとき、簡単にカメラに背を向けたり、見えない角度に移動したり、視線を移し忘れる素人っぽさは”逆に、めちゃくちゃ興奮する”というものだが――
十時愛梨は、その点ではプロフェッショナルであるのだ。
カメラを向けられれば、そこから意識を移すことはない。カメラに視線を向けずとも「カメラが自分を撮っているから、魅力的な横顔を見せつけてやる」という”カメラ目線”を損なうことはないのだ。だから、スマートフォンで撮影されたただの自撮りでも――あなたはまるで、プロが撮影したイメージビデオのように思えてしまって――
『……ふふっ♪
オカズ、足りなくて大変じゃないですか~?
文香さんとのえっちもぉ、楽しいと思いますけど……っ♡男の子ですから、やっぱり一人で処理したいときもありますよねぇ~?
……だ・か・らぁ……っ♡』
”ぽろん……っ♡”
『い~っぱい……っ♡ズリネタになってあげますから……っ♡
私のことを思って……一生懸命シコシコしてくださいね~……っ♡
……あっ♡文香さんがそばにいたら再生しないでくださいね?最初に言い忘れちゃいました!』
十時愛梨は――
水着をずらして、自らの乳首を露わにしてくるのだ。
超人気アイドルの十時愛梨の”ポロリ”に――あなたの肉棒は、ビクンと弾んでしまう。
ベッドの上ではもう、飽きるほどに見てきたそれも――画面越しであるというだけで、あなたには最高のズリネタとなってしまうのだ。一瞬、今の状況を全て忘れて、愛梨のオカズ動画で肉棒がすり切れるまでシゴいてしまいそうになるのだが――
”かちゃ……っ”
電源ボタンを押されて、画面は一瞬で真っ暗になる。
目の前で最高のシコネタを奪われたのだ。一瞬、本能のままに憤りそうになったのだが――
「随分と……興奮していましたね……?」
あなたは――
今、全裸の鷺沢文香と、一枚の布団の中で同衾しているのだ。
「全裸の鷺沢文香と、一枚の布団の中で同衾している」というそれを忘れるほどには――、十時愛梨の衝撃が強かったのだ。男の子同士ならば言い訳は幾らでも出来るのだろうが――、文香にはそれは通用しないだろう。彼女は掛け布団を頭部まで持ち上げて――あなたを真っ暗闇の世界に連れ込んでくる。
とは言っても、薄っぺらな煎餅布団であるのだ。外の光が通過しているので、全く見えないわけではないのだが――
「……私、怒っているんですよ……?
一人でその動画を見て、シコシコするならともかく……っ♡目の前の私も忘れて、オナニーをしようとするなんて……っ♡
……だから♡
これは、お仕置きです……っ♡」
あなたは今――
鷺沢文香の、黒髪カーテンに覆われているのだ。
彼女の長い黒髪が、あなたの視界を全て覆っている。鷺沢文香の発情美少女顔が、あなたを”床ドン”しながら見下ろしているのだ。「ああ、彼女が捕食者であり――自分は餌なのだな」と本能的に理解をさせられる、文香の美少女顔。一糸まとわぬ全裸になり、お布団の中で汗だくになった、ぬるぬるの美少女肌があなたの身体にまとわりつき、そのまま――
”にゅぷぷぷぷぷ~~~っ♡♡♡”
「んんんん……っ♡」
文香は腰を下ろして――
全裸騎乗位で、あなたの肉棒を挿入してくるのだ。
あなた以外の雄との性行為は一度もしたことがなく――その代わりに、あなたとは毎日のように飽きることなく性行為を繰り返してきた身体だ。文香はもうすっかりと、あなたの雄の形を膣肉で覚えている。毎日毎日、あなたのためだけに開発されて、あなたの肉棒を受け入れてきた膣内は――
”びぐびぐびぐ~……っ♡”
「……ふふっ♡
挿入れただけで……放精、しそうなんですか……?」
あまりにも――”気持ち良すぎる”のだ。
歯を食いしばり、布団を掴み、あなたは全身に力を込める。自然に身体は浮き上がり、騎乗位で跨がる文香を持ち上げるブリッジのような体位になるのだ。全身の筋肉を激しく稼働させて、尿道の根元を物理的に狭めなければ――搾り取られてしまう、文系美少女のサキュバスおまんこ。あなたは必死に耐えようとするのだが――
「……いけませんよ……っ♡
我慢なんて、してはいけません……っ♡
これは、愛梨さんの自撮りオナニー動画をオカズに使う、自慰行為ではないんですよ……っ♡
私と……鷺沢文香と、本気の交尾をしているんですから……っ♡
あなたは今……襲われているんです♡自分より小さくて、自分より弱くて……っ♡押しのければ、簡単に倒せてしまう……っ♡弱っちい女の子にレイプされているんです……っ♡
……ふふっ♡出来ませんよね……?
あなたはとても優しくて……っ♡私のことが大好きですから……っ♡私に襲われて、はねのけてしまえば……っ♡私にとって生涯のトラウマになるやも……っ♡
そう考えてしまえば、あなたはただ、この快楽を享受するだけ……っ♡
私に……レイプされるだけなんですよ……っ♡」
お布団を頭から被って――
鷺沢文香と汗だく密着交尾をしている状況で、長く耐えられるはずはないのだ。
彼女は全身から発汗している。汗腺から沸き上がる汗は、フェロモンの原液とも呼べるもの。セックスローションが如くヌルヌルしているそれは、手を繋ぐときは恥ずかしいものでも――「膣肉で肉棒を咥え込みながら、舌と舌を絡め合わせて、密着濃厚騎乗位交尾」をしているときには、これ以上ないほどの心地よさとなるのだ。
「ん……っ♡すごい匂いですね……っ♡
発情した雄と……発情した雌の、甘ったるいほどの熱の匂い……っ♡いかがですか……?あなたが見つけてしまった……あなたが、あの日声を掛けてしまった女の子は……っ♡
独占欲が強くて、あなたのことを独り占めしたい、厄介な女なんですよ……っ♡
……んんっ♡……はいっ♡勿論、愛梨さんと一緒の関係に不満はありませんよ……っ♡三人で一緒に、幸せになると決めたのですから……っ♡ですが……んんっ♡
愛梨さんがいないとき、くらい……っ♡
私だけのものにしたいと思っても……罰は当たらないと思いますが……っ♡」
文香は、あなたの胸板に自らの乳房を”むにゅっ♡”と押しつけてきて――
”じゅじゅじゅじゅ~……っぽんっ♡”
と、あなたの首筋に、キスマークを残してくるのだ。
口紅をべっとりと塗りたくった唇で、その跡を残すタイプのものではなく――あなたの首筋に、内出血の痣が出来るまで吸い付く、独占欲を剥き出しにしたものだ。あなたが彼女達に、それを付けることは滅多に出来ない。文香はともかく――愛梨はグラビアの撮影で、自らの肌を晒す機会が頻繁にあるのだ。そうなれば『愛梨さんに出来ないことを、私だけがしてもらうわけにはいかないから』と文香は騎士道精神を露わにして、それを拒むのだが――
結局のところ、あなた達はそれを残すのが大好きでたまらないのだ。
大学が長期休みのとき、一週間ほど温泉旅館にこもって3P濃厚交尾を行うとなれば――あなたは、彼女達の身体の至る所にキスマークを残したくてたまらないのだ。シミ一つない大きな卵尻や、雄の欲情を煽る艶やかなうなじや――、二人で二メーターを超える大きな乳房に、たっぷりと「これは俺様のものだぞ」というアピールを残したくてたまらなくなるのだ。
あなたの首筋にキスマークが付いていたところで――あなたが首筋を隠すようにタートルネックを着用したところで――それに興味を持つ人間はいない。常に周囲の視線に晒されている二人とは違い、あなたには、キスマークは”残し得”であるのだ。だから二人とも、あなたの首に吸い付くのが好きなのだが――
”じゅるるる……っ♡ぶっちゅ~……っ♡むちゅっ♡ちゅぷっ♡はむ……っ♡”
「ふぅ……っ♡ん……ふぅ♡ふぐ……っ♡んじゅ……っ♡」
お布団の中で、鷺沢文香に包み込まれながら――
”この雄は、私のものだ”とマーキングをされるそれは、たまらないものがあるのだ。
脳味噌がドロドロに蕩けていくような、退廃的な交尾。愛梨と行うセックスは常に明るく、楽しく、スポーツに参加しているような爽やかな汗が流れるのだが――文香によるそれは、一方的な捕食を感じさせるものであるのだ。
だが――
”ぐぐぐ……っ♡”
”どちゅん……っ♡”
「――あぐ……っ♡」
”ばちゅんっ♡ぶぢゅっ♡じゅぷっ♡にゅぷぷぷぷ~っ♡ぐぷんっ♡ばちゅっ♡”
「あ゛っ♡んぐっ♡んぎゅ~……っ♡にゃ、にゃんで……んんんっ♡だめ♡らめ、れす……っ♡私が……んんっ♡ご奉仕、するって……っ♡決めた、のにぃ……んんん……っ♡」
あなたは――
鷺沢文香を、一方的に悪者には出来ないのだ。
それが例え”プレイ”であっても――”言葉の綾”であっても――
あなたは雄として、文香を常にレイプする側でなくてはならないのだ。
文香の腰を鷲掴みにして、あなたは下から腰を突き上げる。いとも容易く、両掌の中にスポッと収まってしまう彼女のウエスト。これは文香が、あなたを襲っているのではなく――あなたが、文香を襲っているのだ。在学中に文香を孕ませてしまった場合、当然、責任を取る覚悟はある。彼女の実家で土下座をして、顔面が原形を留めないまでボコボコにされる覚悟もある。文香と愛梨を守るためならば、命すら捧げる覚悟のためには――
「んんん~っ♡あっ♡あっ♡はぁ……んんん……っ♡だめ……そこ、んきゅ……っ♡奥、グリグリされるの……んはぁ……っ♡あああ゛~……っ♡だめ……だめ……っ♡イかされ、ちゃう……っ♡」
あなたは、文香をレイプしてやらないといけないのだ。
先ほどまでは文香に自由にさせていたが――今は逆に、彼女には一切の自由はない。騎乗位になっているのは、体位だけの話。あなたに腰を掴まれて、更には弱点であるポルチオと子宮口を小突かれて、文香は一瞬で腰砕けになってしまうのだ。
熱々で、ヌルヌルで、ドロドロの膣肉を――自慰行為用のオナホール代わりに使うという大罪。命を断たれても文句が言えないような悪行だと理解をしても、あなたは、そうする他にないのだ。この性行為の責任は、全てあなただけにある。文香と愛梨は何も悪くない。ヤリチンの性悪男子によって、彼女達は拐かされているだけであり――
何かあれば、あなた一人を切り捨てればそれでいいのだ。
「ふぅ♡ふぅ……っ♡ずるい、です……っ♡私だって、んんっ♡あなたのことを、陵辱したいのに……っ♡強姦して、レイプして……ふぅ♡ふぅ♡私だって……一緒に、地獄に堕ちたいんですよ……っ♡」
文香は、あなたの首に両腕を回して、しがみついてくる。
身体を密着させれば、その分だけ動きにくくなり――彼女にも余裕が出来るのだ。やがて、あなたのピストンに合わせて腰を動かしていく。狭い四畳半のボロアパートは、床が抜けるのではないかというほどに軋んでいる。文香はやがて、先に絶頂を迎える。膣肉をぎゅぎゅぎゅ~っと締め付けて、雄の精液を搾り取る為に”おまんこ媚び媚び絶頂”をしてくるのだ。膣ひだがきゅうきゅうと吸い付いてきて、膣肉が強く締め付ける、極上の雌にだけ許された最高の絶頂と同時に、あなたも限界を迎えて――
”びゅるるるるる~っ♡ぶびゅるるるっ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅ♡びゅるるる~っ♡”
”びゅ~っ♡びゅくんっ♡びゅるるるる……っ♡ぶびゅっ♡ぴゅぷっ♡びゅっびゅ~っ♡”
”どぴゅっ♡びゅるるるる……っ♡びゅっくんっ♡びゅ~っ♡ぶびゅるるる……っ♡”
”…………っ♡”
「はぁ……はぁ……んんん……っ♡
……凄いですね……♡私のお腹の中が……んんっ♡いっぱいになるまで……っ♡
あなたの精液で……染め上げられてしまいました……っ♡」
あなたは、文香の膣内へと精液を解き放っていく。
彼女の腰をしっかりと掴んで、固定して――肉棒は最奥へと擦りつけているのだ。文香自身の体重によって、上からも固定されてしまうそれは――普段の正常位や後背位では味わうことが出来ない、徹底的な”子宮の独占”であるのだ。
先ほど、文香が囁いた危険日という言葉が――どこまで真実かはわからない。
「性行為を盛り上げるための嘘」は、その全てが肯定されるのだ。『あなたみたいな変態さんは大嫌いです♡あ~あ……っ♡寝取られてきちゃおっかな~……っw』と語ったとしても、事後に『嘘ですよ♡私達はあなただけのお嫁さんですよ♡』とラブラブ授乳プレイをすれば、全てが帳消しになってしまうのだ。だから文香の言葉も、どこまで信頼すればいいのかはわからないが――
「……はぁ♡はぁ……っ♡
……どちらだと思いますか……っ?
あなたを挑発するために吐いた嘘なのか……それとも……
本当に、危険日なのか……っ♡」
どちらであっても――
”――どちゅんっ♡”
「んお゛……っ♡」
今のあなたには、関係ないのだ。
元々責任を取る覚悟は、十分にある。文香も愛梨も孕ませるそれは、時間の問題に過ぎないのだ。「今日が安全日であっても、危険日になるまで徹底的に膣内射精を注ぎ込んでやる」と、性欲に脳味噌を支配されたあなたは、それしか考えられないのだ。文香が孕むまで犯し続ければ、いつかは絶対に孕むのが道理であり――文香もそこで、凶暴な獣を起こしてしまったことに気が付いたのだろう。だが、後悔先に立たず。あなたは文香の身体に徹底的に精液を解き放ち、やがて肉棒が小さくなれば、愛梨のオナニー動画を眺めるのだ。勿論、それ自体にも興奮をするが――鷺沢文香にアナルを舐めさせながら、愛梨のオナニー動画で精液を回復させる行為は、寿命が縮むほどの快復力を持っているのだ。あなたの肉棒は容易く勃起し直して、また文香の媚肉を貪り――やがて、グアム帰りで肌がこんがり焼けた愛梨が帰ってくる三日後まで、あなたと文香は徹底的に互いの媚肉を貪り続けて、精液は一滴残らず、文香の子宮へと注ぎ込まれていった。