【14話】破滅願望【エロライトノベル】 (Pixiv Fanbox)
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プロローグはこちら https://www.pixiv.net/fanbox/creator/355065/post/418529
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破滅願望 原作:M月 イラスト:朝凪 制作:fatalpulse
14話 「飴と鞭」
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興奮冷めやらぬ状態でバルガスの私室を訪れた私を迎えたのは、セラの嬌声だった。
「あぁ――――――ッッ!♡」
ビクっと身体が震えた。一足早く命令を遂行してご褒美を受け取っているのだろう。ベッドの上で大股を広げたセラに、バルガスがのしかかるように覆い被さっている。私の位置からだと、両者の下半身しか見えない。かわりに、結合部が丸見えとなっていた。
M字に開脚させられて上向きになったセラの恥裂が、下半円を描きながらバルガスの大きな肉棒を丸々と咥えこんでいる。
――あああ……。
ご褒美をもらう気で興奮しきっていた私は、冷水を浴びせられたような気分になる。もう完全に始まってしまっている以上、しばらく私の番は回ってこないだろう。目の前で、バルガスの腰がゆっくりと引き上げられていく。
あらわになっていくバルガスのペニスには、精液かと見間違いかねないほどのセラの白濁液がベットリとコーティングされていた。
「いい雌犬っぷりだな。――そらっ!」
ペニスがずるずると抜かれ、亀頭のカリのところまで露出した次の瞬間、真上から、捻り込むようにして再びセラの中に叩き込まれた。
ズチュウッ……!!
大きな粘着音が、ハッキリと私の耳まで届く。
「おぐぅぅぅぅンッ!!♡ お゛ッ♡ んおおぉッ……!!♡」
悶絶するセラ。
泡立った本気汁が、ギチギチに広げられている穴の端から盛大にブジュっと溢れた。
ムッチリと成熟したヒップは、ガッチリと固定されているせいで僅かに浮いている。その豊満な肉もやはり、自らの淫液でベトベトに汚れていた。
これまでさんざん同じ目に合わせられた私の女体が、あの味を、思い出してしまう。
「はぁ……ッ!!」
(……あれ、多分、子宮口をおもっいきり突かれたのよね……)
ちょうど正面を向いている尻穴が、パクパクといやらしく開閉して、垂れ流しになっている自分の恥ずかしい汁を取り込んでいる。とはいえ当然、あんな小さな穴が全てを飲み干せるはずもない。あふれた汁が滴り落ちたのだろう、セラの大きなお尻の接地面には、ヌチャアと濁った液体で糸が引かれていた。
更にその先には、おねしょをしたかのように見えるほどの染みが楕円形に拡がっている。
「はッ……!♡ ひッ……!♡」
歓喜に染まりながらも、か細く震えた声色。セラの腰が艶めかしく痙攣する。
バルガスは更に数度、グリグリと回すように容赦なく腰を動かす。のしかかられて全く動けないであろうセラは、呼応するようにガクガクガクッと細かく打ち震えて悦んだ。
自分でやろうと思ってもできない震え方だ。まさに肉体の反射としかいいようがない痙攣に、セラが今感じている快感の深さが伝わってくる。
「あへぇぇッッ!♡ きゃひッ!♡ はぎゅッ!♡ あぐぅぅッ!♡」
バルガスの一突き一突きに、狂乱したかのように悶え悦ぶセラ。
私とセラの性器はもはや、そこかしこが弱点だらけのメス穴として開発され尽くしている。あんなに乱暴にされたら、ああなって当たり前だ。
(ううぅぅッ……!)
キュウンと、私の子宮が切なげにうずく。ペニスを挿れてほしくてたまらない、雌の器官の動きだった。どんどん濡れていくのがわかる。
(あぁぁ……わたしも、されたいよぉッ……)
この場の淫気にあてられて、我慢ができないほどに昂ぶっていく。
乱れに乱れているセラの高揚が、今どれだけの快感を得ているのかが、手に取るようにわかってしまう。
「戻ったか、メス豚」
不意に、声をかけられた。バルガスはこちらを見ようともしていない。
「あッ……、え、ええ。言われた通り、しっかり始末してきたわ。……その、今日の命令は、それだけよね?」
咄嗟に、『だから今すぐご褒美が欲しい』という含みを持たせた発言をしてしまう私。
たった今、邪魔をするわけにはいかないと思った直後だというのに、これだ。目の前で乱れているセラが羨ましくて仕方がない。
「そうか、よくやった。今日はもう下がっていいぞ」
「……ッ!!」
カッと頭が熱くなった。興奮からの落差とか、私の望んでいることを理解しながらそんなこと言ったバルガスへの怒りとか、要因はいろいろあったけれど、多分一番はセラへの嫉妬だった。
もちろんセラのことは大好きだし、嫌いになるなんてことはありえないけれど、そういった私の理性では制御できない感情面が、私以外の女に対する嫉妬を止められなかったのだ。
それは、かつて私が馬鹿にした女性像そのものといえた。ドクン、ドクンと心臓が強く私の胸を打っている。私はもはや、本当にただの女に成り下がっている。
「おい、舌を出せ」
「はへッ、はひぇッ……!!」
こちらからは見えないが、ハッハッと犬のように息を荒らげてさかったセラが、従順に舌を突き出しているのがわかる。
「はひッ……」
「もう一度媚びてみろ。先ほどしてみせたようにな」
「あヒッ、は、はひぃ……ッ! わ、わらひはっ、ばるがひゅしゃまッ、へんようッ、め、めしゅべんきでひゅぅッ!!♡ おっ、おぐぅううんッ!♡」
必死に喋る途中で乱暴に腰を動かされて、セラがたまらず歓喜の泣き声をあげる。最後の方など、声を裏返らせて喘いでいた。なんど見ても、普段のセラからはとても想像ができないほどの乱れっぷりである。
「はへぇぇッ、はひっ!!♡ で、でしゅのでッ、にどと偉そうなくひ、たたひましぇんッ……ど、どうは、おゆるひくだひゃいぃぃッ……!」
(――あああ……♡)
ぐちゃぐちゃに感じさせられながら、セラが媚びている。ああやって自分の立場を自ら宣言させて謝罪させるのはバルガスのお気に入りの調教方法で、私もよくやらされたことだ。屈辱的な行為と同時に与えられる凄まじい快楽は、人間としての自尊心を根こそぎ奪ってゆく。そしてそれを、悦びと感じるような身体に作り変えられてしまう。
「あぁぁあああッへぇえええッッ!!♡」
セラが、ひときわ大きくだらしのない嬌声をあげた。
見れば、乱暴に掴まれたセラの局部は恥ずかしげもなく左右に開かれ、そこから溢れ出ている尋常ではない量の愛液が、バルガスとベッドを汚していた。
きっとセラは今、女としての外聞を全て投げ捨てたような、そんないやらしいメスの表情を浮かべているのだろう。
バルガスは愉快そうに腰を動かし、セラの性器を小突き回す。
「あぁぁぁああああッ……!!♡ くぅ、くぅんッ、ひゃうぅうううんッ……!!♡ あぇぇえぇええ……はへっ、はっへぇ♡ はへぇぇええええ……ッ♡」
バルガスから与えられる至情の悦びに、蕩けきった女の鳴き声が室内に響く。
一転、バルガスの腰の動きは穏やかなものへと変化していた。だがセラにとっては休息にはなりえない。動きこそ緩やかなものの、あれは膣の特に弱い部分を、これ以上ないくらいに的確に、そしてねちっこく捏ねくり回されている。ただ泣き叫ぶことしかできない強烈な刺激から一転与えられる、全身をゆっくりと溶かされるかのような悦楽は、筆舌に尽くしがたいほどの極楽だろう。
そんな光景に、ふと、果実を連想した。
ジュクジュクに熟れた果実が、潰れない程度に手加減されて、何度も何度もプレスされているような感じ。
自らの汁でどろどろにふやけてしまった皮を突き破って、びゅっびゅと果汁を噴き出している。
過去、何度もあれを喰らわされた私の肉体があの味を思い出して、疼いている。
「あひぃあぁぁッ!!♡ もっ♡ だめへっ♡ イ、いきッ、イきますぅぅッ!♡」
セラの突き出した両脚が痙攣して、
「あっあっあっ、ひ、っひぃ、ッあひ――――――――ッ!!♡」
肉棒に掻き回されて潰れた果実から、いやらしい果汁が、びゅぅーッ!! ッと噴き出した。
「くくく……」
「――――ッはぁぁぁああッ!!♡ あはッ♡ はッ♡ はひッ♡ んぐ、ッひぃ♡」
セラの膣口が、ヒクン、ヒクンと一定の間隔で妖しく蠢いていた。絶頂に浸っているようだ。
(――あああ……な、なんて、気持ちよさそうに……ッ♡)
「はぁぁ……ッ」
足の力が抜けて、私はヘナヘナと崩れ落ちた。
「さて……休んでいる暇はないぞ、雌犬。今日はお望み通り、とことんまで付き合ってやる」
聞こえてきたのは、そんな絶望的な宣言。
下がれだなんて言われただけあって、今日は、私の番はないらしい。
「あ、あぁぁ……そん、なぁ……」
それは、無理だと思った。
オナニーでもできればまだいい。でも、それもできない。少し前に、自慰を禁止されたからだ。ついでに、『ああ、わかっているとは思うが――俺以外の男に許可なく触れることも禁止だ』という命令もおまけで付いてきた。
私にそんなことを言った張本人は今、私ではない女に夢中になっている。
「そら、いくぞ」
「は、あぁッ……!♡」
ああ、また、あんないやらしいセックスを、見せつけられる。今日はずっと、セラだけが気持ちいい思いをして、私は我慢させられる。――そんなの嫌だ。
アソコが疼いて疼いて仕方がない。犯されたくてたまらない。
犯されたい。乱暴に突かれまくりたい。どんどんと思考が、官能に染まっていく。だって、そもそもご褒美を貰える気でいたのだ。見せつけられるだけ見せつけられて、今日はおあずけだなんて、そんなの酷すぎる。
「ま……まってぇ……」
思わず口に出てしまった。バルガスが横目で私を一瞥する。
「――なんだ、まだ居たのか。下がっていいと言ったはずだが?」
駆け引きでもなんでもない、ただの事実として吐かれた言葉。
私は腰を抜かしたまま、四つん這いでバルガスの足元に縋りついた。
「あ、あぁ……お、お願い……わ、わたしも……」
「お前は明日、可愛がってやる」
「そ、そんな……お願いします、もう我慢できないのぉ……!! お、おねがい、私を抱いてくださいッ……! バルガス様のお情けが欲しいんですぅぅ……ッ!!」
それはきっと以前の私が聞いたら辟易するくらいに、男に媚び甘えきった気持ちの悪い女の声だった。
「”命令”しなければ従えないのか?」
命令。それは淫紋による強制であり、それをされた瞬間に私はおとなしく帰るしかなくなってしまう恐るべき手綱である。
「あぁぁッ……!! まって、お願いッ!! 逆らう気なんてないんですぅ! ただバルガス様に、可愛がってほしいだけなのぉッ……! おね、お願いします……だって、私、さっきまでバルガス様の言うこときいて、良い子に、言われたとおりにしてきたのに、セラばっかり、ずるいよぉ……!」
極度の興奮で息を荒らげながら、あまりに情けない態度ですがりつき懇願する私。そんな私をつまらなさそうに見下ろしながらも、バルガスは小さく嗤った。
「ふむ……よし、いいだろう。脱いで、股を広げろ」
実のところ、心の奥の理性的な部分では、今日は帰らされる可能性の方が高いと考えていた。この男が命令を覆すことはあまりないのだ。しかし今日ばかりは私の必死の懇願を憐れんだためか、バルガスはセラからペニスを抜いて私にそう命令した。
「はッはいぃぃ!! あ、ありが、ありがとうございますバルガス様ぁッ!!♡ わたし、これからもバルガス様のために尽くしますからッ♡」
「はぁ……全く、酷いご主人様たちですね」
一度イカせてもらえただけで終わってしまったセラが溜息をついていた。ごめん、セラ。今度埋め合わせはするから。
「いいから、とっととしろ」
脱ぐ手間すら惜しい。魔力を刃状に練り上げ、服を縦に切り裂いて、倒れ込むようにしてベッドに転がりこんだ。その慌て様に、バルガスが失笑している。
言うまでもなく私のマヌケっぷりにだろうが、私にしてみれば、この場面でゆっくりする方が間抜けである。
せっかく犯してもらえることになったのに、モタモタしている内にバルガスの気が変わってしまったらどうするつもりなのか。
股を広げろ、という言葉で肉体が完全に交尾モードへと移った今の状態で、もしもそんなことになったら発狂しかねない。大げさな表現じゃない。それほどまでに私の肉体は、渇望しているのだ。そう、この男に抱かれたときの至上の快楽を。たぶん、私の神経系統は滅茶苦茶にされている。人として、真っ当な生活を送るのが困難な程に。なかば壊れているのかもしれない。
だというのに、「もっと壊してもらいなさい♡」と脳から全身に命令信号が送られてくるのだ。壊れていることの何よりの証左だろう。
――いや、違う。因果関係が逆か。
私の肉体は、首や腋、足なども開発されており、全身どこをイジられても気持ちよくなる。そして言わずもがな、乳首や、女性器、特に子宮をイジめられたの快感は、筆舌に尽くしがたい。そして絶頂の質も過去とは比較にならないほどに深い。一度イケば、十数秒は帰ってこれなくなるほどの壮絶な絶頂を迎える。しかも、その一度きりではないのだ。イッた直後でもイジめ続けられれば、再び絶頂へと追いやられる。面白いことに、一度めよりも更に簡単に絶頂するのに、快感の度合いは更に深くなる。
イケばイクほど、その傾向は強くなっていく。そうして何度もイカされていると、最終的には自分が何を叫んでいるのか、何をされているのか、本気でわからなくなる。精神的な感覚としては、夢の中にいるようなイメージだろうか。ただし、肉体はこれ以上ないほどにこれは現実だとわからされている状態だが。慢性的な酸欠と過剰な快楽で、頭の中にモヤがかかり続けているかのようにぐちゃぐちゃにされるのだ。
その頃には、快楽に対する耐性が完全に消失しており、わけがわからないほど深く深くイキ狂わされる。これは後日映像を見返して初めて知ったことだが、この状態の私は、顔やお尻を平手打ちされて絶頂していた。叩かれて興奮するとか、痛いのが気持ちいいとか、そういう精神的な部分を飛ばして、単純に衝撃でびっくりした肉体がそのまま絶頂しているようだった。
振り返るに、あれは廃人一歩手前の極限なのでは、と推察している。
そんな常軌を逸した快感が、常識的に考えて身体に良いわけがない。更に、全身から発せられる快楽信号は、全て脳へと集中するのだ。四六時中、五体から絶え間なく伝達され続ける電気信号。
――それに耐えきれなかった脳が、きっと、馬鹿になってしまったのだ。
今の私は、浅ましい雌の電気信号に全く逆らえない。
逆らう気がおきない、ではない。逆らえないのだ。もはや淫紋なんて関係ない。
仰向けにバルガスを見上げながら、自分のお尻を抱え上げて、秘部を惜しげもなく晒す。挿れやすいように両手でしっかりと性器を広げて、何度か躾けられたの雌豚としてのセリフを口にした。
「発情しきったどうしようもない雌豚まんこ、可愛がってくださいッ……!!♡」
これから犯してもらえるという事実に感極まって、破顔しながらそう告げた。脳汁がドロドロと分泌されているのがわかる。
「ふん……」
悪くなさそうに嘲笑するバルガスは、セラの愛液でベトベトになったペニスを私の局部にあてがった。膣口に、亀頭の先端がくちゅりと食い込む。
「ひんッ……♡」
そのまま間を置かずに、ズブズブと大きな剛直が私の中に侵入した。
「ひぃいいい――――――ッ!!♡」
にゅるうん、と侵入してきた待望のペニスに、私は口角を釣り上げて歓喜した。
息苦しささえ伴う快楽が、局部から全身へと広がっていく女の愉悦。それに屈した膣がうねりだす。私の意思では制御できない、女体の反射活動。
その妖しい感覚が、私は大好きだった。自分がちっぽけな人間、それも欲情した一人の女に過ぎないという興奮を与えてくれるからだ。官能に支配された私の身体が、ズプッズプッズプッとリズミカルに何度も突かれる。
「あッ♡ あッ♡ あひッ、ああッ!! こッ、これぇぇぇッ……!♡ あふッ、くはあぁッッっ!!♡ これぇえええええッッ!!♡」
自重に負けて面積を広げている柔らかな乳房が、パンパンと腰から伝わってくる振動に波打って揺れる。勃起した乳首が何度も上下を往復し、二つの直線を描いていた。
私の乳首は、執拗にバルガスにイジめられ続けた結果、それぞれが2センチに届くほどに肥大化してしまっていた。
決して人には見せられない、恥ずかしすぎる器官である。
何度も揺れる育ちあげられたソレを面白がってか、はたまた単に目障りだったのか。バルガスはまるで目の前を飛ぶ目障りなハエを潰すかのような無遠慮さで、私の乳首をひねり上げた。
「きゃうぅうううんッッ!?♡」
この男に弄ばれ尽くした私の乳首は――見た目の美しさを投げ捨てたかわりに。反比例するかのように、訴える快楽が凄まじい。神経の密集地が、二つともぐりぐりと指の腹で押しつぶされて、転がされる。
「あうう――――ッ!!♡ だ、だめ、ちくびだめへぇッ!!♡ あぇぇ~~♡」
今や私の乳首は、触られただけで簡単に発情して昇りつめるお手軽な雌豚スイッチだ。上半身から広がる、えも言われぬ快楽は、女性器を突かれる快楽とはまた別の極楽である。媚薬とローションとお酒をブレンドしたいやらしいぬるま湯を浴槽いっぱいに張って、その中に全身をとぷんと漬けられる感覚、とでも表現すればいいだろうか。
そしてもしその媚薬風呂の中にいるままに、乱暴に犯されたりでもしたならば――正気でいられる女はただ一人として存在しない
バチュッバチュッバチュッと打ち付けられる腰に、全身をのたうち回らせて悦ばされてしまう私の肉体。
「あへえええぇぇぇッ……!!♡ くひッ、ひッ、ひぃぃんッ♡ あぐ、すご、凄いよぉぉぉッ……♡ バルガスさま、バルガスさまぁぁッッ!!♡」
ペニスが奥まで入ってくると同時に、溢れすぎて行き場のなくなった愛液がブシュッと膣口から吹き出る。ズルズルと引き抜かれていくバルガスの肉棒には、先ほどセラがされていたときと同じように、本気汁でテカテカに上塗りされていた。
「リ、リアはメスですっ、雌、家畜のメスぅ……ッ!!♡ ちんぽでおまんこホジられるのが何より大好きな、どうしようもないメスブタなのぉッ……!!♡ いっぱい、躾けてくださいぃぃぃッ!!♡」
じゅくじゅくと脳が溶けていく。全身から快楽信号が集中して、脳から全身に快楽信号を送り返す。バルガスのペニスに、蹂躙される!
挿入される度に潮のような液体があふれ、引き抜かれる度にカリに掻き出された私の白濁液がこぼれていく。乳首も指の間に挟まれ揉み回されて、逃げ出せずにいる。凄まじい拷問を受けて、私はあっという間に限界に達した。
「ああう――――ッ!! あイ、イク! イッくぅぅぅぅ……っっ!!♡」
挿入から5分程度で絶頂寸前まで押し上げられた私は、普段躾けられている通りに絶頂する旨を告げたのだが、
「ふん……少しは我慢できないのか? この雌豚が」
そんな罵倒と共にスッと乳首から指が離れ、腰の動きまでもがピタリと止まってしまった。
「あはうぅう……ッ、ご、ごめんなひゃッ……♡」
絶頂寸前まで昇りつめた私の身体が、カクカクッと虚しく局部を突き上げた。
私は余韻の快楽にぽろりと涙をこぼしながら、舌足らずになりながらも謝罪する。
「はぁッ、はぁッ、はぁッ……バルガスさまぁ……!」
イカせてもらえなかった膣口が、切なげにキュウ、キュウとバルガスの男根を締め上げている。そんな女の懇願に気付きもしなかったのか、呆気なくバルガスがペニスをわたしから引き抜いた。体位を変えたいのだろう。
「はぁぁッ……!♡ あ、あう、う、後ろですか……?」
力が抜けてしまっている全身に鞭打って、よろよろとうつ伏せになって、お尻を突き上げた直後。
私は恐ろしい言葉を耳にした。
「いや、今日はここまでだ」
「――――――え?」
何を言われたのかよくわからなかったのに、その言葉でぶわっと嫌な汗が浮かび上がった。
「素直に俺の命令に従わなかった貴様への罰だ。当然だが、自慰など許さんからな」
「あ……え? う、うそ……」
狼狽する私を尻目に、さっさとセラの方へと向き直る。ドクン、ドクンと動悸が激しくなっていく。
――冗談でしょう?
「ここにいて雌犬への躾を見学しているか、もしくはおとなしく帰るか程度は選ばせてやる」
愉快そうにバルガスが嗤った。その目を見て悟る。
これは、本気だ。
「あ、あああッ……!! まって、ま、まってぇぇぇ……ッ!!」
先ほどの焼き直しのように、私はバルガスの足に縋り付いて懇願した。
「ご、ごめんなざいッ!! もう二度と逆らいません! お願い、だから、お願いしますッ!!」
私は泣いていた。これが性的に泣かされるのであれば、どれだけ良かったか。どうしよう。どうすればいい?
どうすればこの人は、私を許してくれるのか。
「お願い……こんな状態でほっとかれたら、お、おかしくなる……一回、一回だけでいいんです……ッ。お願いしますぅぅ……!!」
バルガスはまるで意に介していない。
「離れろ。許可なく触れるな、命令だ」
「ああ、ああああ……」
私の全身を恐怖が支配していく。
「それ、それならッ……私、オナニーします。バルガス様が楽しめるように、無様、無様にッ、オナニーしますからッ……!! お願いします、オナニーだけでも、させてください!」
「もう一度言ってやろう。自慰も禁止だ。この部屋を出て行くのは許可してやるが、いかなる手段をもってしても性的な快感を得ることを禁止する。わかったら、黙っていろ」
「…………ああああ」
絶望にずるずると力が抜けて、崩れ落ちた。
どうあがいても今日はイカせてもらえないのだと、ハッキリ理解する。
結局、その日はバルガスの宣言通り、私が可愛がって貰えることはなかった。もしかしたら、という淡すぎる期待のせいで最後まで出ていくことのできなかった私は――室内に響くセラの絶叫を、いつまでも聞かされ続けた。