サンタを信じるお兄ちゃんとサンタ見習いのシオリちゃん　【ノーカット奇声入り】 (Pixiv Fanbox)

台本：うゅ氏 NGtakeカット間に合うか…！頑張れシオリ！！ 【ピーンポーン】 こんばんはー。 私、サンタ見習いのユメノシオリです。 少しお尋ねしたいことがあるのですが・・・ 【ガチャ】 こんばんは、お兄さん。メリークリスマス！ この家に、サンタ宛に手紙を出した子がいると思うのですが・・・ 【「あっ、それ私です。」】 えっ！お兄さんですか！？これは珍しい。 お兄さん、その手紙にお兄さんの欲しい物を書いてますよね？ 実は、サンタの国に届いた世界中の手紙の中から、 抽選でほんの少しだけなんですが、 当選者にはプレゼントをお届けしているんです。 お兄さん大当たりですよ。良かったですねー。 ではでは、この袋の中に入っていますからね。 えー、と？ ん？ これだけ？ あ、手紙ですね。 あれ、これ課長からシオリ宛だ。 なになに？ えー、「ご当選者様の希望は、"ちっちゃくて可愛い女の子"でした。 さすがにそれを用意することはできませんでしたが、 抽選は絶対ですので、 申し訳ないけどシオリちゃんちょっとご当選者様と一晩遊んできて？」 ・・・って！！ 課長ーーーーー！！！ あのー・・・。どうしましょう・・・。 ちょっと待ってください。 確認のため電話してみます。 【スマホ操作しながら独り言】 えーと、課長課長・・・ あった！ 【呼出中】 ・・・ 【繋がらない】 【独り言ここまで】 うーん、ダメですね・・・ 多分課長今ソリを運転してます。 クリスマス当日はえらい人も全員で配達なんですよ。 ミーティングでは何かあったら電話しろって行ってたのになー・・・ まぁいいや。 すみません待たせてしまって。 寒いですよね。よかったらお家、上がってもいいですか？ 【「あぁ、どうぞ」】 ありがとうございます。 【移動】 おぉ、お兄さん、お部屋にもしっかりツリーを飾ってますね！イルミネーションも！ それにこのツリーは小さいながらも本物のモミの木ですね！ 素晴らしいですよ！ んーと、あの・・・、失礼ですが他の家族の方やお子さんが？ 【「一人暮らしでして・・・。ホットワイン飲みます？」】 なるほど、おひとりなんですねー。 あっ、ホットワイン！すみません！ありがとうございます！！ (ゴクリ) ふぅ・・・すごく美味しくて温まります・・・ お兄さんはサンタ信じてるんですね？ あ、いや、実在しますよ。 私もその端くれですからね。 おや、それは！ 【「食べます？」】 おっ？ おおっ！！ お兄さんそれ七面鳥じゃないですか！！ でっっか！ 私もサンタの教養として勉強したことはありますが、 七面鳥を実際にこの目で見るのは初めてですよ！ 戴いてもいいんですか？ わぁ！ありがとうございます！ もぐもぐ・・・ おぉ！なんか色んなハーブで下味が付けてあって美味しいです！ もぐもぐ！ この一緒に焼いたお野菜も七面鳥のエキスを吸ってすごく美味しいですね！ ワインも美味しいし・・・ 【不思議そうに】 お兄さん、私が来ることなんて知らなかったんですよね？ 【「知らなかったよ」】 そうですよね・・・ 私たちでさえ当日まで知りませんからね・・・ ではお兄さんはこれを一人で全部食べるつもりだったんですか！？ 【「何日もかかるけど」】 あ、まぁ、冷蔵や冷凍すれば持ちますが。 【「プレゼントが貰えたら今みたいにおもてなししたくて毎年作ってる」】 なんと！ プレゼント・・・、女の子が貰えたらいいなと思って毎年用意してたんですか・・・ はぁ・・・。 フフッ。お兄さん、意外とピュアなんですね。 なるほど、だからあの抽選に当たったのかもしれません。 でもお兄さん、ちっちゃい女の子を"貰う"って考えはちょっと良くないですね。 なんか、こう・・・、あの、無理やりエッチなことなんかもしたいとか思ってたんじゃないですか？ それはダメですよ！ 相手の気持ちもありますからね。 お兄さん別に見た目悪くないですし、こんなにお料理もできますし、ピュアで可愛い所もあるし・・・ 口下手っぽいですが、頑張って街で誘ってみたらどうですか？ あっ、でも小さい子供は犯罪ですよ！私みたいな大人のお姉さんにするんですよ！ 【「大人のお姉さん？」】 わっ、私は成人してますからね！ っていうか、そうじゃなかったらワイン飲ませちゃダメなんですよ！ もぅ・・・ 【「これも食べます？」】 あっ！？クリスマスケーキですか？ これも手作りなんですか？ わぁー凄いです！ お兄さん、やっぱり自信持っていいですよ！ もったいないです！ もっと頑張ったらいいのに・・・ 好きな人とか気になる人、いないんですか？ 【「いや、出会いがなくて」】 そうですか・・・ もしかして・・・お兄さんって女の子と付き合ったことないんですか？ 【「ないです」】 風俗とかは行かないんです？ 【「なんか怖くて・・・」】 消極的ですね・・・ ・・・今夜、私とシてみます？ 【「や、いいです」】 え！？私魅力無いですか？ もしかしてもっと小さい子じゃないとダメとか・・・？ 【「いや、可愛いと思います」】 か、可愛い！？(////) ありがとうございます。 でも遠慮するんですね。 別にいいですのに・・・ 【「もっと仲良くなってからじゃないと」】 もっと仲良くなってからじゃないと？ まぁ、お兄さんはそういうタイプですよね。 でも私も、一方的に もてなしてもらうだけじゃ・・・ サンタ見習いとして私もなにかプレゼントしたいです。 何でもしますよ？ 【「うーん・・・」】 あっ！ じゃあ一緒に寝るだけならいいですよね？ 今日寒いですし、一人暮らしなら人のぬくもりが恋しいんじゃないですか？ ほら、お布団行きましょう！ はい、入りますよ。電気消して！ おー、お兄さんのお布団、ふんわりしてていい香りですね！ お布団はヒンヤリですが、お兄さんがポカポカしてて気持ちいいです。 お兄さん。今日は本当にありがとうございます。 頭撫でるくらいなら別にいいですよね？ ナデナデ。 サンタさんを信じてていい子いい子。 その信じる気持ち、大事にしてくださいね。 突然訪問しちゃったのに、こんなによくしてくれてありがとう。 誰にでも、優しい人でいてくださいね。 お料理おいしかったですよ。 来年のクリスマスまでに、一緒に食べてくれる相手を見つけられるといいですね。 身持ちが固いのは良くもあり、悪くもありですね。 もう少し積極的になった方がいいと思いますが、 私はお兄さんの考え方も好きですよ。 【ナデナデ終わり】 お兄さん、このまま寝て起きたら私いなくなってると思いますが、 本当に何もいりませんか？ 【「あの・・・、よかったら、手、繋ぎたい」】 あ、手、繋ぎたいですか？ いいですよ。 はい。 えへへ、にぎにぎ気持ちいいですね。 勇気を出せてえらいえらい。 ご褒美に・・・ 【ほっぺにキス】チュッ じゃあ、お休みなさい。 【スヤスヤ】 寝ましたね。 じゃあお兄さん、さようならです。 配達に戻らないと。 みんながきっと私の分も配ってくれてますからね。 えへへ、連絡先を置いておきましょう。 もし私でよかったら、 もっと勇気を出せたら連絡くださいね。 メリークリスマス！ そして来年もよい年でありますように。