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今回は着色前の事前工程、「下塗り」についてご紹介したいと思います。(´∀`)


今回はイラストテクニック的な「ご紹介」となります。


私のイラストの制作過程は

①大ラフ

②ラフ

③カラーラフ

④線画

⑤下塗り

⑥着色

⑦背景

⑧仕上げ

(⑨文字入れ)

となる訳ですが、今回の記事では「⑤下塗り」についての考え方をご紹介したいと思います。👍



それでは本題となりますが、まず私が描く下塗りとはどういったものかお見せいたします。↓

■下塗り

こちらは、以前描いた「可愛い女子高生になった男子生徒」のルナちゃんの下塗りです。(∩´∀`)∩♪


下塗りは「着色前に下地の色を塗る作業」なので、そこまでご紹介することは無いのですが、この工程での流れをかんたご紹介していきたいと思います。


🌸今回のご紹介♪🌸

 ①事前準備

 ②レイヤー分け

 ③下塗り

 ④レイヤー整理



①事前準備

まず下塗りの事前準備として、以下の画像のように「緑色」で塗りつぶします。

この塗りつぶしを行わずに下塗りを始めてしまうと、塗った部分との境界がはっきりしないので、「塗り残し」「はみ出し」に繋がってしまいます。

なので、まずは分かりやすい色で一色に塗りつぶします。👍


「どうして緑色?青や赤じゃ駄目なの?」という意見もあると思いますが、緑色は人体にあまり含まれない色なので、境界を明確にしやすいのです。(グリーンバックの理論と同じ?)


ただし、緑の服等、着色で緑色を多用するのであれば、別の色にしたほうが良いと思います。(´∀`)9


基本的には緑色が最適かな?と思っています。(^o^)



②部位ごとにレイヤー分け

続いて、部位ごとにレイヤーを作成します。

私は下記画像のような感じに分けています。

なるべく細かくレイヤーを分けた方が効率的に着色することが出来ますし、後々の色調整のやりやすさにも大きく関わってきます。


例えば、「前髪だけ少し明るくしたいけど後髪は暗くしたい」「この部分のリボンは少しだけ色を変えたいけど、こっちのリボンは変えたくない」「右の袖は・・・スカートは・・・」といった感じの時に、部位単位にレイヤーを分けていると、調整がしやすくなります。👍


③下塗り

塗りたい部分を範囲選択して、「赤色」で塗りつぶします。

緑色と対照的な色で塗ることにより、境界が明確となり、「塗り残し」「はみ出し」を防ぐことが出来ます。(≧∇≦)b


バケツツールを使用して赤色で塗りつぶした後、「塗り残し」「はみ出し」が無いように丁寧に塗りつつ、最後に適正な色に変更します。👍


ただし、実際に着色(影付け)をしないと、色のバランスが正確に判断できなかったりするので、最終的な色調整は仕上げの工程で行います。


④レイヤー整理

下塗りが終わったあとの事後作業です。

着色に向けた前準備として、レイヤーを整理します。


この工程は非常に難しい話になるので、読み飛ばしてもらっても構いません。

(文章だけでわかりやすく説明するのが難しい・・・レイヤーマスクやお絵描きソフトの知識が無いと、イマイチ何を言っているのか分からないかもしれません。<(_ _)>)


まず、部位毎に新たに「レイヤーフォルダ」を作成します。

そして先ほど下塗りしたレイヤーを選択し、塗った範囲を対象にして、レイヤーフォルダに「マスク」を掛けます。(レイヤーマスク)


その後、下塗りレイヤーを一色で塗りつぶし、レイヤーフォルダに放り込みます。

これにより、レイヤーフォルダ内に存在するレイヤーは、マスク指定された部分以外の範囲は描きこみできなくなります。


⚫肌(レイヤーフォルダ)←下塗り範囲でマスク

  >下塗りレイヤー(キャンパス全体を肌色で塗りつぶしている)


⚫髪(レイヤーフォルダ)←下塗り範囲でマスク

 >下塗りレイヤー(キャンパス全体を髪の色で塗りつぶしている)


みたいな感じです。🤔


これにより「肌」部分の影付けや色調整など、肌に関係する着色は、このレイヤーフォルダのみで完結出来ます。

このフォルダ内で新たにレイヤーを作ったり、調整したりすれば良いということになります。


その後、レイヤーフォルダ内に、「K」「K2」「H」という名前のレイヤーを作成します。


⚫肌(レイヤーフォルダ)←下塗り範囲でマスク

  >H

  >K2

  >K

  >下塗りレイヤー(キャンパス全体を肌色で塗りつぶしている)


「Kは影」、「K2は影2」、「Hは光」という意味で、着色前のレイヤー準備です。

ほとんどの部位で「影、濃い影、光」の3つは必要となるので、とりあえず前もって準備しております。


以上の工程が着色前の事前準備です。


非常に時間が掛かる作業だと感じるもしれませんが、そこはさすがのクリップスタジオさん!(´∀`)9

マクロ機能を利用すれば、以上の工程をボタン一つ、二つでパパパッと行うことが出来ます!(≧∇≦)b




以上で、下塗りの細かい説明となります。

分かり辛くてごめんなさい!m(。>__<。)m


注意点として、あくまでこれは私の描き方、考え方であるということです。

講座やアドバイスではなく、私の描き方の「ご紹介」ですので、そこはご承知頂けたらと思います!(o*。_。)o


ちなみに他の工程に関しても、既にご紹介記事を公開しているものもあります。↓

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いずれは他全ての工程もPixivFANBOXで紹介していきたいと思っています!


ということで、ご閲覧ありがとうございました!

次の記事では新作のイラストを公開する予定ですので、お楽しみにお待ち頂ければと思います!<(_ _)>

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