【女→男小説】サク抜きショート『ただただ作業的に搾取される義務』【手袋、快楽責め、直後責め】 (Pixiv Fanbox)

2XXX年

男女比率が乱れ、女性の割合が全体の８割に近くなってしまった。

男性が少なくなったことによって当然少子化も加速し、全体の人口まで減り始める悪循環に陥っていた。

そこで政府はある施策を打ち出した。

未婚の女性でも精子提供により子を持つことができ、その場合国から子育てのための支援金が支給されるようになったのだ。

それによって多くの女性が男性を頼りにせずとも子を持つことができ、次第に出生率も上がるだろうという目論見だった。

しかし女性側からは誰のか分からない精子で子を持つことなんて、当然ながら否定的な意見が出てしまう。

そこでできたのが、国が運営する精液バンクだった。

１８歳から３０歳までの男性は週に１度搾取日が設けられ、国の経営する工場にて精液を搾取される。

その精液は精液バンクに集められ、女性たちはその膨大な精液の中からスペックや見た目などから好みの男性のものを選び、その子を持つことができるのだ。

ただし選ばれたからと言って男性側は子の親と認定されることはなく、女性側はその男性とは一切の接触は禁じられることになる。

この無茶苦茶な施策は想定よりもうまくいき、全国各所に精液を搾取するための工場が創設されていった。

一日何千人という男の精液を搾取する工場では多くの人が働いており、搾取→登録→保存→管理が行われている。

その中でも搾取をする担当は必ず男性が担当することになっており、日々手動によって精液の搾取をしていた。

搾取することに最初は抵抗のあった職員たちも、一日に何人も毎日行っていると当然作業になってきており、その行為自体に何も感じることはなくなっていった。

まるでただの作業のようにチンポを擦り、次々と流れてくる男達の搾取を行うだけ。

そして今日も工場は稼働していく。

工場の控室には今日も搾取対象である男達が集まっており、皆服を脱いで配られた精力剤を飲んでいた。

初めてで緊張している者、もう慣れてしまって無表情で飲み干す者、それぞれ反応を示しながらも、室内に流れているＡＶの効果もあって皆徐々に勃起をしていく。

職員によって勃起を確認されると、男達はそのまま別室へと誘導された。

そこには大がかりな機械があり、その機械にはいくつもの丈夫な布がぶら下がっている。

職員達は広げられた布の上に寝るよう指示をすると、ブラブラ揺れる布の上に搾取対象達はうつ伏せで寝ていった。

職員は布から落ちないように身体をしっかりと固定させると、機械を稼働させて搾取対象達の身体を高く宙に上げていく。

布は性器部分と胸部には穴が開いているため、宙に浮かされているせいでその穴から下に勃起したチンポと胸部が露出していた。

その状態で待機させられた搾取対象達の先はいくつものレーンに分かれており、前の搾取が終わったレーンへと順々に機械によって運ばれていくのだ。

ガタン

「ひっ」

突然動き始めた自身のぶら下がる布が揺れ、怯えるような声を上げた男がいた。

搾取番号52331　吉田健介　１８歳

彼のぶら下がる布のポケットに、男の情報が記載された紙が挟んである。

健介は今日が初めての搾取日であり、今から起こることの大まかな説明は受けていたが、それでも未知の体験に怯えていた。

薬で興奮させられ勃起はしているものの、自身でしか触れたことの無かったチンポをこれから他人に触れられると言うのは怖かったのだ。

こんな布に固定されてしまっては身動きが取れず、チンポと乳首に至っては無防備に晒されているのだから仕方のないことだが…

前の搾取対象の搾取が完了し、第１１レーンへと運ばれていく健介。

レーンの先の扉が開き、その先は６畳程の大きさの病院の診察室のような場所になっていた。

そこには青い手術着を着て、手には青いラテックスのグローブを嵌めた２人の女が待っていた。

健介の身体は二人の間に運ばれていき、二人の肩程の高さで宙にぶら下がっている。

「吉田健介さんでお間違いないでしょうか」

「は、はい！」

健介の左方にいた作業員が声を掛けると、健介は緊張した様子で返事をした。

「身体の不調等はないですか」

「な、ないです」

「今回が初めてですね。初回は２回搾取をするので少し辛いかもしれませんが、いくら声を出して頂いても問題は無いので頑張って耐えてください」

「わ、分かりました」

緊張した健介とは相反して、作業員の方からは機械的でなんの感情も感じられなかった。

「ではこれから搾取を開始します」

左にいた作業員がそう言って見ていたカルテを布のポケットへと戻すと、右の方にいた作業員がポンプ式のボトルを数回プッシュし、ラテックスグローブの手にくちゅくちゅとローションを馴染ませ始めた。

そして右の作業員も同じように手にローションを絡ませていく。

「ではいきますよ、気持ち良いだけですからリラックスしててください」

作業員がそう言うと、健介の勃起したチンポをそのヌルつく手で握った。

「おふぉぉうっ♡」

まだ握っただけだと言うのに、薬で興奮させられ感度の上がった健介は快感に声を上げた。

「はい良い声ですよ。そのまま声上げてた方が射精しやすくなるんで、恥ずかしがって我慢しないでくださいね」

もう一人の作業員が健介の快感に鳴いた声を聴いてそう言うと、健介の勃起した乳首をキュッと摘まんだ。

「んはぁああっ♡」

薬の影響で女のように肥大した乳首は、チンポと同じように感じる性感帯となっている。

その乳首をヌルつく青い指先でクリクリと摘まんで転がしたのだ。

そしてそれに合わせてチンポもクチュクチュと滑る手袋の手で上下にシゴかれていく。

「おぉぉぉおおおおっ♡んぁあっ、気持ちぃいっ♡」

最初は緊張から身体が硬かった健介だが、疼く身体に作業員の温かく滑る手によって快感を与えられ、すぐにその快楽に蕩け始めた。

作業員に言われたから出たのではなく、ヌプヌプと音を立ててチンポを搾るようにシゴかれる度に自然と健介の口からは快感で声が漏れていた。

それは薬の影響で感度が上がっているのもあるが、作業員の責め方が熟練のものであったのも大きい。

「イク時は教えてくださいね～」

そう言いながら健介の勃起したチンポをその青い手袋の手で握り、グチュリグチュリと竿を滑らせるように扱き上げる。

その時に指で作った輪でカリ首の溝を擦り上げ、もう片方の手で玉を指先でサワサワと撫でくすぐっていた。

「おほぉぉおおっ♡んぁあっ、ダメっ、気持ぃっ、おぉぉおっ♡」

ヌルヌルとした温かさにチンポが包まれながらシゴから、チンポが蕩けてしまうような快感に、健介はただただバカになったように口を開けて喘ぎ続ける。

「ほらほら、いっぱい出しちゃいましょうね」

そしてそのチンポへの快感を更に高めるように、もう一人の作業員は健介の乳首へと快感を与えていた。

胸全体をその滑る青い手で大きく撫でて身体をゾクゾクさせながら、タイミング良く乳首の先端をカリっと掻くように弾く。

「んふぉぉおおっっ♡」

性器のように感じるようになっている乳首を絶妙なタイミングで刺激され、その快感に健介は一気に射精感を高めていた。

こんなに健介に優しい言葉を掛けて感じさせる手腕を持った二人だが、内心ではこの行為に対して何も思っていなかった。

一日に何人もの男の精を搾り、月に換算するともう数えきれない程の人数を相手にしている二人にとって、健介だけが特別な訳ではない。

例えば、完全にチンポの皮の剥けきれない包茎のチンポを相手にする時は、特殊な機器を使って射精を促すため多少の面倒さによって印象に残るかもしれないが、健介のような仮性包茎の場合だとただの単純作業でしかない。

その証拠に…

「あ、そういえばお勧めされた映画見たよ～。CMの印象と内容全然違ってびっくりした」

「でしょ！ただのコメディかと思ったら、終盤すっごい重い話になるんだよねぇ」

健介を快楽で染め上げながら二人は雑談を始めたのだ。

「おぉぉおっ♡んあぁっ♡」

その間も一切手は止まらず、グチュグチュクリクリと健介のチンポは搾り擦られ、乳首を摘まんだり弾いたりと健介が一番気持ち良くなるタイミングでの刺激を与えている。

「それに篠崎君がめっちゃかっこ良かった！髪型似合ってたからいつもあの髪型だったら良いのになぁ」

「でしょでしょ！ってかその映画が好きだったら、今やってる前のクールのドラマだけど、その篠崎君も好きだと思うよ」

二人は全く関係のない雑談をしつつ健介の玉をこちょこちょと青い指先でくすぐりながら、たまに尻の方へと指を伸ばして入口をヌルつく指で撫で、チンポはカリ首を少し強めに擦りながら竿全体を大きくリズミカルにシゴく。

そして胸部を責めるもう一人の手袋の手は健介の腋や腹までも撫で上げ、そしてその刺激にビクビクと身体が震える中乳首をキュッと摘まみ、確実に身体へと快感を積み上げていた。

「んはぁああっ♡あぁああっ、い、イクっ、イきますっ♡」

ズプッズポッとローションで滑る手袋でチンポを搾られ、健介は早くも限界を迎えていた。

吊り下げられながら身体を仰け反らせ、乳首とチンポへの快感に集中して射精をする体勢へと変わる。

「あ、はいはい、そのままイって大丈夫ですよ」

「いっぱい出しちゃいましょうね～」

作業員は雑談をしながらも健介の射精の兆候を読み取り、そう言って試験管の設置された機器を健介のチンポの先へとボタンで移動させた。

そしてそのまま中に射精させるために、チンポを追い込むようにズリズリと素早くシゴきあげる。

それに合わせるように胸部を両手でくすぐり、両方の乳首への快感を強めた。

「おぉぉおおおおっ♡おぉぉぉおおおっ♡い、イクぅぅううううっっっ♡！！」

健介の身体が大きく揺れ、強い快感と共にチンポから大量の精液が吐き出された。

薬で発情させられた上での射精の快感は通常のものよりも何倍も大きく、快感のあまり健介の目からは涙が流れている。

「射精気持ち良いですねぇ」

「そのまま出しきっちゃってください」

「んぁああああっ♡おぉぉおおおっ♡」

快感と共にビュルビュルと精を何度かに分けて吐く健介のチンポを、最後まで出させるために青い手が何度もチンポを搾る。

試験管に精液が溜まり、射精によるチンポの震えが終わるのを確認すると、作業員は足で床近くにあるボタンを押して試験管の蓋を閉め、その機器を健介から離した。

射精が終わり、快感の余韻と射精できた安心感からほっとしていた健介に、作業員は優し気に声を掛けて来る。

「はい、ではもう一度射精しましょう」

「ちょっとキツいですけど頑張ってくださいね」

そう言って嵌めていた手袋を脱いで床にあるごみ箱へと捨てると、再び新しい手袋を手に嵌め始める。

今度は黒のラテックスのもので、一度目と二度目で自身が分からなくならないように色を変える決まりになっていたからだ。

そしてポンプからローションを手につけくちゅくちゅと手に馴染ませると、再び健介の身体へと二人は手を伸ばした。

「ひゃひぃいっっっ！！」

射精したばかりで敏感な身体の健介が、チンポと乳首への刺激に甲高い声を上げる。

「い、今ダメです！！」

健介が言うも、作業員たちは再び健介の身体を責め始めた。

「んひゃぁぁあああああっっ！！ダメダメダメダメっっ！！！」

射精直後で敏感なのに、薬のせいで萎えずに勃起し続けているチンポは、作業員のヌルヌルの黒い手袋の手で無情にもシゴかれていく。

そして乳首にも作業員の手は伸びており、コリコリと先端を指の腹で転がすように弾いた。

「大丈夫ですよ～。ちゃんと息を吸って、力を抜いて身を任せてくださいね」

「すぐ気持ち良くなりますからね～」

「あぁぁああああっっ！！無理無理無理無理っ！！んひぃぃいいいっっ！！」

直後責め独特の猛烈なくすぐったさに悶える中、作業員は容赦なく健介のチンポを搾り上げ、乳首を摘まんで刺激を与えていく。

くすぐったさに暴れる健介のことなどお構いなく、黒い指が根元から亀頭の先までを大きく擦り、時折カリ首を指で作った輪で細かくシゴいた。

これもいつものこと。

二度目の射精は最初は辛く、皆独特のくすぐったさに暴れるのが当たり前だった。

暴れても逃げられないように吊るされている訳で、作業員たちにとっては健介がいくら叫ぼうが二度目の射精をさせればそれで良いのだ。

「あひぃぃいいいっっ！！おふぉぉおっ！！やめでぇえええっ！！」

「吉田さん、乳首にちょっと集中してみましょう。ほら、乳首気持ち良いですね～」

健介を落ち着かせるために、作業員は乳首を強めにキュッと摘まんでチンポから少しでも意識を反らそうとする。

これをするのが近道だと知っているが故の行動だった。

健介は早くこの刺激から逃れたいと、乳首をクリクリと摘まむ作業員の指に必死に集中する。

「んぁああああっ！！！おぉぉっ♡あぁぁあああああっ！！」

するとチンポの猛烈なくすぐったさの中に乳首への快感が混ざり、健介の声に甘い喘ぎが混ざるようになった。

「良いですよ～、そのままチンポも気持ち良くなっちゃいましょう」

そんな健介の様子を察知し、チンポを扱く動きが少し変わった。

ローションを足した上で両手で玉も含めてチンポを黒い手で包み込み、そのまま玉から先端までをゆっくり大きく撫でシゴいたのだ。

「んぉぉぉおおおおっ♡」

ゾクゾクするような感覚の後、健介の身体に異変が起こった。

さっきまでくすぐったいだけだったチンポに快感が生まれたのだ。

通常ならこんなに早く直後のチンポで快感を得ることは難しいが、薬で発情させられている健介の身体はいとも簡単にその状態へと陥っていた。

「上手ですよ～。気持ち良くなってきましたね」

「そのまま頑張って射精しましょうね～」

そして2人の黒い手は健介を再び射精させるために、チンポを乳首を責め立てていく。

気持ち良くなってきたチンポは再び握られ、ヌプヌプとローションでチンポに手袋を吸着させながら竿から上を搾り、もう片方の手で尻穴から玉までをこちょこちょとくすぐった。

そして乳首もそのチンポへの快感を強めるために、大きく胸部を平で撫でながら時折乳首を弾くのを繰り返す。

「おふぉぉおおおおっ♡あっ、気持ちぃいっ♡あぁぁあああっ♡」

そして純粋な快感だけになった刺激に、健介は再び身体を震わせながら喘ぎ始めた。

「ってかこの前服買ったって言ったじゃん？写真より生地薄いし色合いも変だし全然ダメだったよ～」

「あ、あの海外の激安サイトで買ったって言ってたやつ？あそこ安いのは良いけど、偽物多いしまともな商品少ないから気を付けた方が良いよ」

「いやほんとそれ」

快感に喘ぐ健介を見た作業員たちは再び雑談をし始める。

「あぁぁあああっ♡おぉぉぉおおおっ♡」

その間もしっかりと手は動いており、チンポや乳首でいやらしい水音を立てながら健介にしっかりと快感を与えていた。

「私もあそこ使ったことあるけど、デザインは良かったんだけど靴の底がすぐ抜けちゃって…それから買ってないなぁ」

「まじかぁ。なら私ももう買うのやめとこっと」

黒い手は指を波打たせながらチンポをテンポ良く擦り上げ、尻穴の入り口を指先でクチュクチュと撫で上げる。

「おぉぉぉおおおっ♡そこっ、良いっ、あぁぁあああっ♡」

その快感に頭をガクガク震わせながら鳴く健介。

「たまに当たりの商品もあるみたいだけどね。服とか靴は結局店に行って試着してからの方が安心は安心だよね」

「まぁねぇ。ネットの方が安いし楽なんだけどなぁ」

胸部を撫でる黒い手が、指を立ててワシャワシャと胸から腹までをくすぐるように這って行く。

「んひゃぁあっ♡おぉぉおおっ♡んひぃぃいっ♡」

僅かなくすぐったさと、乳首に指が当たった時の快感に健介の身体がビクビクと震えた。

一度既に射精しているというのに、二人のツボを心得たような的確な快感の責めに、既にチンポは射精をしようとヒクヒクと揺れ始めている。

「あ、イきそうですか？イけそうな時に我慢しないでイっちゃって良いですからね」

「はい、そのまま気持ち良くなっちゃいましょうね」

「おぉぉおおおっ♡あぁぁああっ♡」

2人は健介の射精の兆候とすぐに読み取り、足で機器を操作して再び新しい試験管を用意した。

そしてその射精の波を逃がさないように、竿から先端までを両手で包み込むと、手を捻らせながら竿から亀頭までを搾り上げていく。

それに合わせて乳首もキュッと摘ままれ、指の腹でチュクチュクとシゴき上げられていた。

「んふぉぉぉおおおっ♡あっ、気持ちぃいっ♡い、イくぅううっ♡」

健介の身体が一瞬硬直し、射精の体勢に入る。

「はい良いですよ～。そのままいっぱい出しちゃいましょう」

「力抜いて気持ち良くなっちゃってくださいね」

それを察した二人はそう言うと、手の動きを一層早めて健介を追い詰めていく。

グチュグチュと黒い手袋の手はチンポを根元から亀頭の先まで大きく早く何度も擦り上げ、乳首は片方を摘ままれてシゴかれながらもう片方はコリコリと弾かれた。

「おふぉぉおおおおっ♡」

温かくヌルつく手に包まれたチンポは快感に喜ぶように大きく震え、そして震えが止まった瞬間一層硬くなった。

「そのままイっちゃいましょう」

「いっぱい出してくださいね～」

事務的な二人の声が健介の耳に届いた瞬間。

「イグぅぅううううううううっっっ♡おぉぉぉおおおおおおおっっ♡！！」

絶叫と共に健介のチンポから再び精液が噴出された。

一度目よりも強い快感の波が健介を襲う中、試験管の中へとドクドクと注がれていく精液。

「良いですよ～、まだ出ますね」

「おふぉぉおおおおっ♡」

黒い手がチンポを搾りながら玉をサワサワと撫で、精液が出るのを誘発していく。

「もうちょっとですよ」

「んはぁぁああああっ♡」

そして乳首もクリクリと指の腹で撫でられ、最後の最後まで健介を快感で染めていった。

手の動きが少しずつ緩くなっていき、チンポから精液が出なくなったのを確認すると、作業員は再び足でボタンを操作して試験管の蓋を閉めた。

「はい、お疲れ様でした。量も十分ですし、今回の搾取は以上となります」

「シャワーを浴びる際ローションが滑るので気を付けてくださいね」

「はぁっ、はぁっ、はぁっ、は、はい」

快感の余韻で息が乱れる中必死に返事をする健介に作業員は笑顔を向けると、嵌めていた手袋を脱いでゴミ箱へと捨てる。

そして手元のモニターを操作すると、健介の吊るされた機器が動き始めた。

「ではお気をつけてお帰りください」

その言葉を最後に、健介はレーンを滑るように運ばれていってしまった。

「ねぇあと今日何人？」

「えっと…あと５人かな」

「まじかぁ。結構多いね…昼いつ取る？」

「そうだねぇ。あと少しで隣のレーンの子が昼から戻ってくるだろうから、次の人が終わったら昼行っちゃおうか」

「おっけー」

既に二人は先ほどの健介のことなど顔も思い出せなくなっていた。

そしてモニターのボタンを押すと、次の男が二人の元へと運ばれてくるのだった。

END