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2XXX年

人々の生活にアンドロイドが一般的となっていた。

髪に隠れた頭部に小さくナンバーが振られている以外に、見た目に関しては人間とは区別がつかず、街中にどれ程のアンドロイドがいるかは見ただけだと分からない。

しかし人間との決定的な違いとしては、アンドロイドには自発的な感情は無かった。

そしてアンドロイドの生産には国の許可が必要であり、徹底的に管理されているため、仮に反乱が起きたとしても瞬時に制圧ができるようになっている。

自発的な感情は無いと言ったが、アンドロイドは決して感情が無い訳ではない。

と言うのも、後天的な記憶を植え付け、その人物になりきることは可能なのだ。

例えば、早くに母親を亡くした子がいるとする。

そこへ母親の見た目にそっくりなアンドロイドを用意し、子供、夫、祖父母の記憶を元にそのアンドロイドへ記憶を与える。

するとそのアンドロイドの中には母親としての記憶を元に自我や感情を持ち、その記憶を持つ間はアンドロイドであることも忘れ、子供に対して本当の母親として接し始めるのだ。

アンドロイドの見た目は特殊な素材でできているため、同一個体だったとしても骨格や肌や目、髪型や色や形まで外見上のことなら設定によってある程度は変えることができる。

そのため、その母親に成り代わったアンドロイドは、年数に応じて見た目上年を取ることも可能なのだ。

それによって幼い子供は母親を失った傷を負わず過ごすことができた。

しかしアンドロイドに記憶を持たせ、自我を持たせることは、いくら自分が人間と思い込んでいるとは言え人間に反旗を翻す危険な行為である。

そのため記憶や感情を持つことが許されている期間が設定されていた。

親としての役割を果たすための場合、国の許可の上子供が20歳になるまでと決められている。

その他様々な事情の上で認可が下りたとしても、最長で20年となっていた。

それ以上の期間が経つと、瞬時に自我を失うように最初からプログラムされているのだ。

しかし1日以内の短期的に記憶や自我を持たせること自体は比較的簡単に許可が下りるため、人にとっては危険な仕事や技術職に関しては感情の無いアンドロイドが担うようになっていたのだが、接客など人の多少感情が必要な職に関しては、皆ベテラン職員の記憶の上で時間限定で感情を持ち、人間と違わぬサービスを提供することが多い。

そしてつい最近、アンドロイドだけが所属する風俗店が出来た。

『メイクジオラマ』

あなたの理想を実現するとの触れ込みでできた風俗店だ。

所属するアンドロイドはセクサロイドと呼ばれ、見た目は勿論、通常のアンドロイドには不要な体液や性器など、細部に至るところまで調整ができるようになっている。

そしてその記憶までも…

『メイクジオラマ』は本当に理想が手に入ると、瞬く間に老若男女問わず人気となった。


そして今日もまた一人、その店の予約を入れた。



■■■■■■■■■■


ゆうちゃんは俺の小学生の頃からの幼馴染だ。

発育が良くて男子の俺よりも背が高く、身体を動かすことが好きな明るくて可愛いゆうちゃん。

男のくせに細見で内気な俺はゆうちゃんと真逆だったが、それでも俺達は仲が良かった。

親同士も仲が良く、小さい頃はしょっちゅう一緒に遊んだり家族同士で旅行に行ったりしていた。

男女だと言うのに中学になってもそれは変わらず、当然のように同じ高校へと進学した。

そしてその関係が変わったのは高2の頃だった。


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家族が皆出かけて誰もいない家。

俺は居間で適当にスマホを弄りながら、一人で留守番をしていた。

「やっほぉー」

「!?」

そんな中やる気のない声で言いながら、我が物顔で家に入ってくる人物。

「ゆうちゃん…」

それは間違いなくゆうちゃんだった。

一瞬驚いたが、俺はすぐ笑顔になってゆうちゃんを迎え入れる。

するとゆうちゃんは持ってきた荷物を適当に床に置くと、当然のように俺を後ろから抱くように座った。

その行動に驚いて身体がビクっとするが、あまりにゆうちゃんの行動が自然過ぎてそのまま身を委ねる。

「ふぅ、碧はあったかいねぇ」

そう言いながら後ろから俺の頭に顔を擦りながら、大切なものを愛でるように頭を撫でてきた。

背中にゆうちゃんの柔らかく豊満なおっぱいを感じ、ふわりといつもゆうちゃんがつけてた香水の匂いに包まれてドキドキしてしまう。

「ってかさぁ、普通私達を置いて親だけで旅行なんて行くかな。私達のことも連れていけって話だよねぇ」

そう言いながらも、そこまでそれを悪いことのように思って無さそうな口調だった。

「しょうがないよ。俺ら受験近いし勉強しないとだから」

「まったく、ほんと碧はまじめだよねぇ。まぁ私もこうやってお泊りできる訳だし、お母さん達の目を気にしないで碧とイチャイチャできるのは良いかな」

ゆうちゃんは昔から自分に素直で、感情をあまり隠すことがない。

付き合っている状況でも変わらず、俺に愛情を全面に出してくるのはかなり照れた。

「お前よくそんなこと平気で言えるな」

「はぁ?碧は私としたくないってこと?」

声が低くなり、一気に不機嫌そうになるゆうちゃん。

「い、いやそういう訳じゃ…」

「はっきり言ってよ」

「え、えっと…お、俺もしたい…かな」

あまりに言い慣れない言葉に、言った瞬間顔がもの凄く熱くなった。

「ならよぉし。今日は寝かせないぞ~」

「ゆうちゃん、それ男の方が言う台詞…」

「だって碧から絶対言わないじゃん!それに私が言いたいからいーの!」

「はははっ」

なんだかゆうちゃんが凄くゆうちゃんらしくて、思わず俺は笑ってしまった。

「まったく、笑わないでよ。あ、そういえばこれ持ってきたんだよねぇ」

笑う俺に少し拗ねたように言うと、ゆうちゃんは自分の鞄に手を伸ばして何かを掴んだ。

そして俺を後ろから抱きながら前に手を回し、それを俺に見せてきた。

ゆうちゃんの手に握られていたのは、一双の手袋だった。

手の甲に三本線の入っており、手首にボタンのついたナイロンの白手袋。

それは高2の頃、体育祭の応援でチアをした時にゆうちゃんが嵌めていたものだった。

「碧さ、私のこれで昔オナニーしたでしょ?」

「!!!!!」

その言葉に驚き、思わず身体が大きく震えた。

「何驚いてんのよ。別に今更でしょ?碧さ、高2の時に彼女できたじゃん。私それがすっごいショックでさぁ。その時初めて自分が碧のこと好きだったんだって気付いたんだよね」

どうしてこの手袋からその話になるのか分からなかったが、俺は黙って続きを聞くことにする。

「碧が彼女といることが多くなってさ。私すっごい寂しくて。けど碧が幸せなら良いかって碧のこと諦めてたんだよね。それで何かに打ち込もうと思って、体育祭のチアに立候補したんだけど…」

そう言いながらゆうちゃんは、その手に持った手袋を自分の手へと嵌めていく。

「体育祭までは放課後は毎日練習してたんだけど、その日も練習が終わってからこの手袋を脱いだところで先生に呼び出されてさ。机に置いたままそれに応じたんだけど、教室に戻ってきたら手袋が無くなってたの」

片方の手に手袋が嵌まり、手首のボタンをパチリと留める音がする。

ゆうちゃんの指の長い手にその白手袋はぴっちりと隙間なく嵌まり、ワキワキと手に馴染ませるように動かすと、手の甲の三本線が見えた。

「一双しかなかったから焦っちゃってさ、必死に教室の中探したんだけど無くて。そしたら碧がその手袋持ってて、『落ちてた』って言って渡してくれてさ。碧はその後彼女待たせてたからすぐ帰ったけど、私さ、その手袋を碧が持ってたって思ったらなんだか我慢できなくて、ついそれを顔に当てて嗅いちゃったんだよね。ほんと今思い出しても変態だったなぁ」

ゆうちゃんは自嘲気味に笑って言い、もう片方の手にも手袋を嵌め始める。

「そしたらさ、すっごい碧の匂いがしたの。手袋が湿ってたから、私の汗かなって思ったんだけどなんか違くて、すっごい碧を感じたんだよね。それにさ、ちょっとだけど精液の匂いした気がしたの」

もう片方の手にも手袋が嵌められ、ゆうちゃんは両手を組み合わせながら手袋を馴染ませていく。

その手は、ゆうちゃんが言う通りゆうちゃんの手袋で自慰をした時に、欲しくて欲しくて仕方なかったゆうちゃんの手だった。

「それでさ、もしかして碧が私の手袋でオナニーしたんじゃないかって思ったんだよね。彼女と付き合ってるけど、もしかして碧も私と同じ気持ちなんじゃないかって。碧は彼女に告白されて、断れなくて付き合ってるだけなんじゃないかって。だから彼女がいる碧に告ってみたの。そしたらやっぱり私の予想通りで、碧も私のこと好きって言ってくれて…私すっごい嬉しかったんだよね。だからこの手袋は私のラッキーアイテムって訳」

パンと手袋の手を鳴らし、ゆうちゃんはその手を俺の腹に回して機嫌良さそうに抱きついてきた。

そしてゆうちゃんの全ての話を聞き、『そう繋がるのか』と俺は納得した。

それと同時に疑問も浮かぶ。

「…で、そのラッキーアイテムの手袋を、なんで今嵌めたんだ?」

「なんでだと思う?」

顔は見えないが、ゆうちゃんがニヤニヤしているのが分かった。

「……」

「私さ、ずっと気になってたことがあったんだよね」

無言で返す俺にゆうちゃんは勝手に話し始める。

「碧はさ、私の手袋でどうやってオナニーしたのかなって」

「!?」

「結構長い時間無くなってたし、大分楽しんだんでしょ?ほら、これでどこ触ったか言ってみて。今度は私が実際に触ってあげるから」

ゆうちゃんは甘い声で耳元で囁いた。

それは俺に意地悪をするような、だけど興奮しているような、なんとも色気のある声だった。

耳から入った声は身体をゾクゾクさせ、恥ずかしくて恥ずかしくて仕方ないのに、ゆうちゃんに触れられたくなってしまう。

だからだろうか。

「……俺もゆうちゃんの手袋嗅いだ」

顔を熱くさせながらも、俺は素直に自分のしたことをゆうちゃんへ言った。

「へぇ…こうやって?」

するとゆうちゃんは、腹に回していた片手を俺の顔の方へと持ってくると、そのまま俺の鼻を覆うように手を押し当てた。

「んんっ…」

顔に触れるゆうちゃんの手袋の手。

嵌めたばかりで汗の匂いはしないが、サラリとしたナイロン越しにゆうちゃんの熱い手を感じ、その手で暖められた空気がなんだか生々しく、あの日よりゆうちゃんを感じて興奮した。

「で、嗅ぎながらどうしたの?」

耳元で優しく聞いてくるゆうちゃん。

「はぁっ……ゆうちゃんの手袋嵌めて、自分の身体触った」

「こう?」

するともう片方の手を服の裾から差し込み、俺腹へと直接触れてくる。

「んっ…」

手袋の滑らかな感触に脇腹を撫でられ、くすぐったいような感触に身体がビクリと震えた。

あの日と違って、ゆうちゃんが俺に触れている。

そう思うだけでドキドキして感じてしまう。

脇腹を撫でられながら、へその方へと移動していく手。

手の弾力を感じる手袋が、指を立ててサワサワとくすぐるように動いた。

「んひっ」

「くすぐったい?」

いたずらっぽいゆうちゃん声がして、そのまま少し腹部を滑る指先でくすぐられる。

「んははっ、もっ」

もう止めてと顔を後ろに向けると、すぐ目の前にゆうちゃんの顔があった。

こんなに間近で見るのが初めてで、驚いて思わず顔を背けようとすると、鼻を覆っていた手で顔を固定されてしまう。

そしてそのまま…

「んっ…」

流れるようにゆうちゃんにキスをされた。

「んっ…ちゅっ…」

唇を啄むような軽いキスから始まり、ゆうちゃんの舌が口内へと入ってくる。

そしてその熱い舌で俺の舌を絡め取られ、深い深いいやらしいキスへと変わった。

「じゅるっ…んんっ…ふっ」

柔らかい舌で口内を犯すように撫でられ、その間も服に忍び込んでいる手袋の手で優しく脇腹をくすぐるように撫でられる。

それがくすぐったくて、けどキスのせいでなんだか気持ち良くて、ずっとこうしていたいと思う程に幸せだった。

ゆうちゃんは俺の口内を舌で暫く堪能した後、ゆっくりと俺の唇から顔を離す。

「碧はほんっと可愛いね」

目が合ったゆうちゃんの顔はとても優しく笑っていて、キスで興奮した俺を見るのが嬉しそうで、それはまるであの時の…

「で、次は何したの?」

そんなことを考えていると、ゆうちゃんは笑顔のままそう聞いてきた。

俺はゆうちゃんともっといやらしいことがしたくて、あの日のことを思い出しながら言葉を紡ぐ。

「ゆうちゃんの手袋舐めながら、乳首弄った…」

「あははっ、碧も相当変態だね。だから手袋から碧の匂いがしたのかなぁ」

そう言いながら、顔を固定していた手を今度は俺の口の方へと近づけてきた。

それに合わせるように脇腹にあったても段々と上へと移動し…

「んぁあっ♡」

勃起した乳首をゆうちゃんの手袋の指がスッと撫でた瞬間、快感に変な声が漏れた。

そして開いた口に、それを待っていたとばかりにゆうちゃんの指が入ってくる。

「んんっ…んちゅっ…」

口へと入ってきたゆうちゃんの白い手袋の二本の指。

ナイロンのザラリとした感触を舌で堪能しながら、その手袋の長い指をしゃぶる。

「おいしぃ?」

「じゅぷっ…んんっ…うんっ…」

ゆうちゃんの手袋の指に必死にしゃぶりつきながら答える。

あの日ゆうちゃんを感じたくて懸命に舐めた手袋を、今は本人の指ごとしゃぶれていることが信じられなかった。

「んぁあああっ♡」

そして興奮した身体に、再び強い快感が走る。

ゆうちゃんが俺の乳首をキュッと摘まんだのだ。

ナイロンのさらりとした指の腹が乳首を挟み、そのままコリコリと優しく撫でるように擦られる。

「私にされるの妄想しながら、自分で乳首弄ってたんでしょ?実際にされてどう?」

「あぁああっ♡きもっ、ちぃっ、んはぁああっ♡」

耳元で熱い声で言われ、口に手袋の指を突っ込まれながら乳首を擦られる。

それはあの日自分でした時よりも何倍も興奮し、何倍も気持ち良かった。

「ははっ、なら良かった。私のこと考えながら私の手袋をこんな風にしゃぶって、乳首自分で弄って、ほんと碧は可愛いね」

「んぁあああっ♡」

そう言いながら乳首をギュッと強めに摘ままれ、男のくせに甲高い声が出てしまった。

「乳首すっごい感じるんだね。そんな手袋で触られたかったの?それとも私だから?」

「あぁああっ♡んんっんちゅっ、はぁっ♡どっち、もっ、んんっ♡」

乳首をシコシコと滑る指先でシゴかれながら聞かれ、ゆうちゃんの指をしゃぶって手袋を唾液で汚しながら答える。

俺の背中に当たっているおっぱいの乳首が勃っており、ゆうちゃんの身体が熱くなってきているのが分かった。

ゆうちゃんが興奮しているのが嬉しくて、ゆうちゃんのおっぱいが押し付けられているのがいやらしくて、既に勃ち上がっていた俺のチンポも更に硬くなってしまう。

「ほら、次は何したのか言ってみて」

親指と中指で乳首を摘まみ、そのままナイロンの人差し指で先端をコリコリ擦りながら、急かすように聞いてくるゆうちゃん。

「んあぁあっ♡んんっ、乳首っ、弄りながらっ、んはぁあっ♡チンポっ、シゴいたっ、んあぁっ♡」

「あ、やっぱりオナニーしたんだね!ちょっとだけど私の手袋に碧の精液ついてて、すっごい興奮したなぁ」

ゆうちゃんは思い出すように言いながら、俺の口から指を引き抜いた。

そしてその唾液に濡れた手を今度は服の裾から差し込み、胸部に向かって移動させていく。

逆にそれまで乳首を弄っていた手は下へと進み、俺の履いていたスウェットを下着ごと脱がし始めた。

それを手伝うように俺も腰を浮かせ、俺の下半身が露わになっていく。

ぶるんと勃起した俺のチンポがパンツに弾かれ勢いよく飛び出て、興奮のあまり先端から出ていた我慢汁が零れた。

「すっごい勃起してるね。そんなに興奮しちゃった?」

俺が興奮してるのを見て、ゆうちゃんが喜んでいるのが伝わる声で耳元で言われ、思わず身体がゾクゾクする。

「おちんちん触るよ。ちゃんと見ててね」

「はぁっ…はぁっ…うんっ…」

ゆうちゃんの白い手袋の手が、俺のチンポへと近づいていく。

手の甲に三本線が綺麗に映え、改めてみると本当にいやらしい手だった。

「ほぉら」

その声と共に、俺の勃起したチンポをゆうちゃんが掴んだ。

「んあぁあああっ♡」

サラリとした手袋越しに感じるゆうちゃんの温かい弾力のある手に包まれ、興奮しきっていたチンポはそれだけで快感に震えてしまう。


くちゅっ


「あぁぁあああっ♡」

そしてそれに合わせるように唾液で濡れた手袋のゆうちゃんの指で、先程とは逆の乳首を摘ままれた。

「シゴくよ」

そして俺のチンポを握ったゆうちゃんの手が、上下にゆっくりと動き始めた。

「んあぁああっ♡はぁああっ♡」

グチュリグチュリと俺の我慢汁を鳴らしながら、ゆうちゃんの白い手がチンポを擦り上げていく。

根元から亀頭の先までを、ゆっくりと、だけどリズミカルに…

興奮のあまりチンポは信じられない程の快感に襲われ、それを更に煽るように乳首も擦られる。

「ほらっ、自分じゃなくて、私が手袋嵌めてシゴいてるよ。おちんちん気持ち良い?」

「はぁああっ♡あぁあああっ♡気持ちっ良いっ♡」

「あぁ…碧のおちんちんすっごい硬いよ。ほんと碧はエッチだね」

ゆうちゃんも我慢が出来ないのか、シゴきながら俺の腰に自身の下半身を擦りつけながら、俺の耳を甘噛みしてきた。

「んあぁああっ♡ゆうちゃんっ♡はぁああっ♡ゆうちゃんんんっ♡」

「碧っ、好きだよ」

「あぁああっ♡俺もっ」

俺が答えるとゆうちゃんは勢いよく俺にキスをし、それに合わせてチンポを擦る手も早くなり、乳首も先端を指の腹でグリグリと撫でられる。

「んんんっ♡んちゅっ♡あぁあああっ♡んはぁああっ♡」

舌を絡められ、興奮で全身の感度が上がり、チンポと乳首への快感が増していく。

あの日欲しくて仕方なかったゆうちゃんの手袋の手。

そう思った瞬間、俺のチンポが射精をする直前のようにビンと更に硬くなった。

「あぁああああっ♡ゆうちゃん、イ、イクっ♡んぁあああっ♡」

「うん、良いよ。イっちゃえ」

俺をイかせようと、ゆうちゃんの手が更に早くなった。

ただシゴくだけでなく、指を波打たせて竿を刺激しながら我慢汁に滑らすように亀頭を擦りあげられる。

そして乳首も五本の指で器用にくすぐるように刺激され、強い快感が休むことなく与えられた。

それに促されるようにチンポから精液がぐんぐん上ってくる。

「んあぁあぁあああっ♡イクイクイクイクーーっ!!」

ゆうちゃんの白い手が大きくチンポを擦り上げ、乳首をキュッと摘まみ、耳を甘噛みされた瞬間、俺のチンポから精液が勢いよく溢れ出した。

「あぁぁあぁああああああああああっっっ♡!!」

ビクビクと大きく震える身体。

そして射精による強烈な快感。

あまりの気持ち良さに一瞬頭が真っ白になった。

「あははっ、出た出た。最後まで出してね」

「あぁぁああっ♡んはぁああああっ♡」

そんな中でもチンポはシゴかれ、何度かに分けてチンポからは快感と共に精液が吐き出される。

見ると精液のほとんどはゆうちゃんの手袋にかかり、ダラリとチンポからは残滓が垂れていた。

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

射精の余韻の中、息を整えるために呼吸を繰り返す。

すると、そんな俺の耳元にゆうちゃんが顔を寄せて言った。

「まだ終わらせてあげないからね」

そして射精した後もまだ硬さを保つチンポを握り直すと、そのヌルつく手袋の手でチンポを再びシゴき始めた。

「んぁ"ああ"っっっ!!」

射精して敏感さを増したチンポをシゴかれ、独特のくすぐったさがチンポを襲う。

しかし普段のそれとは違い、興奮しきったチンポは一度の射精で満足していなかったのか、奥の方に僅かな快感が残っていた。

「あ"ぁあ"ああ"あっっ!!ゆうちゃんっ!!ストップっおぉぉおおおっっ!!」

「だぁめ。まだおちんちんカチカチじゃん。もう一回出してみよっか」

俺が言ってもゆうちゃんは止めてくれず、それどころか乳首までコリコリと刺激し始める。

そして何を思ったか、チンポをシゴいていた手を一瞬離したかと思うと、その手へ自身の唾液を垂らし、再び俺のチンポを握り始める。

先程よりも手袋は粘度を増し、ほんとに唾液かと思う程に滑りが良くなった。

ローションを含んだようなゆうちゃんの手袋は、今度は指で輪を作ると俺のカリ首へと嵌めるように握る。

そしてそのままカリ首から亀頭を細かく早く、何度も擦り始めたのだ。

「お"ぉぉ"ぉおお"おお"おおおっっ♡」

唾液が含まれた瞬間チンポが熱を持ち、先程までのくすぐったさが少し治まり、代わりに強烈な快感がチンポを襲う。

中心に責められているのはカリ首だと言うのに、それはチンポの根元からグイグイと快感を無理やり押し上げてくるような、歯を食い縛らないといられない程に気持ち良かった。

「碧がもっと乱れるとこが見たいな。カリを弄られるの気持ち良いでしょ?」

「んがっあ"ぁあ"あっ♡あぁあああっ♡」

グチュグチュと小刻みにカリの溝をほじられながら、裏スジも指の腹で擦り上げられる。

普通にチンポをシゴかれるのとは違い、気持ち良いのに暴れたくなるような辛い快感。

ゆうちゃんのヌルヌルの手袋の手がチンポで動く度に、何度も何度もその快感が押し寄せてきた。

「このまま亀頭だけでイってみてよ。碧の可愛いところもっと見せて」

「む"りっ♡んぎぃいい"っ♡ダメっ、あ"ぁあああ"あっ♡」

「なんで?私にこうされたかったから、私の手袋を盗んでオナニーしてたんでしょ?ほらほら、イってみてよ」

耳に響くゆうちゃんの甘く色気のある声に身体がゾクゾクする。

「んはぁあああっ♡」

耳に意識がいったところで乳首をキュッと摘ままれ、身体が勝手に震えてしまった。

「お"ぉぉ"おおお"おっ♡」

そしてその間もクチュクチュとヌルつく指で擦られるカリ首と亀頭。

もう快感と興奮でバカになりそうだった。

「ゆうちゃん!!んぁあはぁあっ♡ゆうちゃんんんっ♡おぉおおっ♡」

気持ち良くて辛くて、ゆうちゃんを求めるように顔をゆうちゃんの方へと向ける。

ゆうちゃんの興奮したような笑みが見え、今度は俺からゆうちゃんにキスをした。

「んんんっ♡じゅぷっ、んぁあっ♡」

舌をゆうちゃんの口内へと差し込みめちゃくちゃに掻き回すと、それに答えるようにゆうちゃんも舌を絡ませてくれる。

俺の興奮が最高潮に達した瞬間、辛かった快感に変化があった。

「んぁ"ああ"あっ!?なにっごれっ、あ"ぁあああ"あ"あっっ♡」

身体の気持ち良いところを無理やりゴリゴリ擦られるような、抑えきれない快感が爆発したのだ。

「あははっ、すっごい反応。そんなに気持ち良い?」

「あぁああ"ああ"っ♡ぎもぢぃっ♡おぉおおっ♡ぎもぢぃいいっ♡」

射精直前の快感が延々と続くような、狂いそうな快感に身体がピンと伸びる。

そんな俺を更に気持ち良くしようと、ゆうちゃんの手袋の手が更に早くチンポを擦り始める。

カリをグチュりと擦り上げながら、亀頭の先までを滑らかな手袋の感触が撫で上げ、乳首を摘まんでクリクリと引っ張られた。

「お"ぉぉお"おおおお"おおっ♡い、イぐぅうううううっ♡」

普通の射精の時とは違い、ネットリと強い快感がチンポを這い上ってくる。

「うん、良いよ。亀頭イきしちゃえ」

優しいゆうちゃんの声が耳に響き、快感に身体が硬直した。

チンポが更に硬くなり震える中、グチュグチュと先端を白い手で握って搾るように擦られ、乳首をこちょこちょとくすぐられる。

「ほら、イっちゃえ碧」

そして俺の名前を呼ばれた瞬間。


「んあ"ぁあああ"あああ"あっ♡イグぅううううううううううううっ♡!!!!」


頭が真っ白になるような快感と共に、俺のチンポから液体が吹き出た。

「お"ぉぉおお"おおお"おおおっ♡」

爆発のような、射精よりも強い快感。

意識が飛びそうになる程に気持ち良かった。

「すっごいね!潮吹いたの!?」

快感の大波に襲われる中、ゆうちゃんの喜ぶような声が聞こえる。

「あ"ぁぁあっ♡はぁあ"あっ♡」

もう何も考えられない程に気持ち良い。

「はぁぁぁっ…♡はぁぁぁっ…♡」

快感と共に暫くビュルビュルと出ていた液がようやく止まり、息を深く吸い込んで身体を落ち着けていく。

ゆうちゃんの体温を背中に感じれるのが幸せだった。

「碧、気持ち良かった?」

ぜぇぜぇと息をする中、ゆうちゃんの優しい声がした。

「はぁっ…はぁっ…うん、ゆうちゃん」

「良かった。じゃあ次は…」


ブー、ブー、ブー


ゆうちゃんが何か話そうとした時、部屋にスマホのバイブ音のような音が流れる。

それはプレイ時間終了を知らせる音だった。

先程まで確かにここは俺の昔住んでいた家だったのに、瞬時に本来の姿である店の個室へと戻ったのだ。

それもそのはず。

さっきまでの部屋は、俺の記憶から作り出した立体映像だったのだから。

「どうぞこちらへ。シャワー室へ案内します」

先程までゆうちゃんだったセクサロイドは、今は無感情なただの女性スタッフの姿へと変わっていた。

シャワーを浴び終えるまでゆうちゃんのまま接してもらうこともできるのだが、時間ギリギリまでゆうちゃんとの性行為を楽しみたかった俺はそれをしなかった。


シャワーを一人で浴びながら、ふと昔のことを思い出す。



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ゆうちゃんとの関係が変わったのは高2の頃だった。


高2の時、『ゆうちゃん』に彼氏ができたのだ。

彼氏ができたゆうちゃんは俺と遊ぶことが目に見えて減っていった。

受験のこともありお互い予備校が忙しいのもあったが、ゆうちゃんが俺よりも彼氏を優先していることは確かだった。

俺は寂しい気持ち以上に悔しかった。

そんな彼氏よりもゆうちゃんのことを知っているのは絶対に俺だと言う自信があったし、小さい頃からずっとずっとゆうちゃんのことが好きだったから。

ゆうちゃんが体育祭の時に、クラスでチアをやったことがあった。

チア服に短いスカート、手には真っ白な手袋を嵌めたゆうちゃんを見た時、俺はそのあまりの可愛さに我慢ができなくなってしまった。

隙を見てゆうちゃんの脱いだ手袋を盗むと、そのまま学校の隅にある誰も来ないトイレの個室へと籠った。

そしてそこでその手袋でシコったのだ。

ゆうちゃんの手汗の染み込む手袋を嵌め、自身の身体を撫でて慰めていく。

ゆうちゃんの温もりの感じる手袋で乳首へ触れると、なんだか本当に触れている気がして興奮し、すぐにチンポは勃起した。

チンポをシゴきながら時々その手を嗅ぐと、手汗のつんとした匂いがなんだか生々しくて、普段シゴく時よりも気持ち良く感じた。


ゆうちゃんに触れられたい…ゆうちゃんにチンポを苛めて欲しい…


ゆうちゃんの汗の味のするしょっぱい手袋を舐めるとなんだか変態になった気がして、元々Mっ気もあるせいで優しくよりもいやらしく苛められたいと思うようになってしまっていた。

手袋で目一杯ゆうちゃんを感じながらその手袋でチンポをシゴいた。

そして一通り楽しんだ後に射精をする。


ゆうちゃんにイかされちゃった…


普段の射精よりも気持ち良く感じたが、ゆうちゃんへの欲が歪んでしまったことにも気付いた。

このまま手袋を持って帰って家でもっと楽しみたかったが、ゆうちゃんが困るのは嫌だと思い直し、戻すために仕方なく教室へと戻ることにする。

そしてそこで見たのは、ゆうちゃんと彼氏がキスをしているところだった。


俺、何やってるんだろ…


興奮したようにキスをして、終わった後嬉しそうに見つめ合う二人。

俺の知らないゆうちゃんだった。

俺と違って、ゆうちゃんは俺をそういう目で見たことが無かったんだと、その時初めて思い知った。

俺は静かに教室から離れ、再びわざと大きく足音を立てて教室へと戻って今度は中へと入る。

すると二人は距離を取っており、何事もなかったかのように二人で何かを探していた。

その目的のものは俺のポケットに入っている手袋だろう。

俺は廊下で拾ったと適当に言い訳をして手袋をゆうちゃんに返すと、そのまま二人を残して足早に家へと帰ったのだ。


それから大学はお互い別の学校へと進学したため更に会う機会は減ったものの、家族同士の繋がりは健在でそれからも年に1度くらいは顔を合わせることはあった。

それでも俺はあの日ゆうちゃんの手袋でしたことが忘れられず、自分で買った手袋をあの日のゆうちゃんの手袋に見立ててオナニーをしていた。

それはあくまで性欲のため。

自分はもう彼氏とゆうちゃんのことを見て諦めたんだ。

そう思って…いや、思おうとした。


そしてそんな日々を送って来た今年、ゆうちゃんはその時の彼氏と結婚することになった。


それを知って思った以上にショックを受けた俺は、まだゆうちゃんのことがこんなに好きな気持ちがあったんだと自分に驚いた。

だから区切りをつけるために俺はこの店を予約したのだ。

セクサロイドに植え付けたのは、俺の記憶の中にあるゆうちゃんの姿。

そしてそこに事実とは異なる、俺の都合の良い記憶を追加した。


俺がゆうちゃんに対して思っていたように、ゆうちゃんは俺のことが好きであると。


セクサロイドは完璧だった。

ゆうちゃんを演じているのではなく、作られたとは言え彼女は本当にゆうちゃんとしての自我を持っているのだから、当然と言えば当然なのかもしれないが、状況は作られたものであるもののそこで出たあったゆうちゃんの言葉は本物だと思えた。

本物のゆうちゃんとあの状況、あの関係だったとしたら、本物のゆうちゃんもきっと同じことを言い、同じことをしてくれるはずだ。

俺の当時欲しかった日常がそこにはあった。

終わった後も、虚しさよりもゆうちゃんに思い描いていたことをされたと言う喜びの方が大きかった。

シャワーを浴びている今ですら、ゆうちゃんの手袋に触れられたあの感触を思い出してチンポが硬くなり始めている。



「お客様、次回のご予約はいかがされますか?利用後に次回のご予約を頂きますと、本日の設定・自我を保存しておき、次回はそれを引き継いでお楽しみいただくことができますが」

会計を済ませた俺に店員が声を掛けてくる。

俺は迷わずその場で予約をしていた。


あぁ、ほんと俺ってバカだなぁ…


これは俺の願望を元にした虚像であり、現実と区切りをつけなくてはいけないのは分かっている。

しかしあんなに本物なゆうちゃんと触れあうことを知ってしまったら、もう戻ることなんてできなかった。


学生時代にゆうちゃんとしたかったことを全部しよう。


いつかゆうちゃんと交わり合いたい。

ゆうちゃんの家でも、学校でも、よく遊んだ公園でも。

全てゆうちゃんとの思い出に変えよう。

俺の中に、少しずつジオラマを作るように。



END


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