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社会を生きていくにはストレスが付き物。

そんなストレスを発散させてあげるのが、『苛められ屋』である俺の仕事だった。

身体に影響がない程度なら軽度の暴力でも受け入れ、性的な行為を含んでいても法に触れないなら相手の要望に応える。

そんななんでもありの『苛められ屋』だが、もう俺はこの仕事を始めて3か月になる。

最初はとんでもない要求やストレスの捌け口にされることに対して、かなりしんどいと思うことも多かった。

この仕事を1回で辞めてしまう人も多く、まだ短いと感じる3か月でも続くのは稀らしい。

俺がこの仕事を始めたのは、元々働いていた会社が倒産したのがきっかけだった。

今までそれなりに良い給料をもらっていただけに車や家のローンを組んでしまっており、そのタイミングでの倒産は精神的にかなり堪えた。

結局家も車も手放すことになって無一文になってしまった俺は、頼れる家族もいなかったせいで途方に暮れながら友人の家を転々とすることになった。

そんな時、友人の一人が紹介してくれたのがこの仕事だったと言う訳だ。

住所も無いような俺を雇ってくれる会社なんてもう無いだろうし、俺は死ぬ気で仕事を続けた。

他の奴らにはここを辞めても次があるかもしれないが、俺にはもうここしかない。

なんとか次の住居を手に入れ、生活が落ち着くまではこの仕事にしがみつくしかない。

それに俺を拾ってくれたここの会社の社長にも恩はあるし、そんな社長の期待を裏切りたくはなかった。

仕事の説明をされた時、『苛められ屋』なんてどこに需要があるのかと思ったが、始めてみると想像以上に依頼は多く、様々な業界の人間達から呼ばれることがあって社会の闇を知った気がした。

そんな中でも一番驚いたのが、ある私立の学校から依頼があったことだ。

名門と名高いその学校に派遣されたのは、学生にも見える10代の若い社員だった。

その社員は毎日学校に通い、日々クラスの生徒達に苛めを受けていると聞いた。

堂々と苛めて良い人間を置くことにより、本当の生徒への苛めが無くなるようにするための学校側の施策らしいが、それが思ったよりも効果的らしい。

勉強もスポーツも両立させている名門校なだけに、生徒もかなりのストレスを抱えているのだろう。

一度その社員と話す機会があったが、苛めの内容は結構酷いが所詮は仕事だと思えば耐えられなくはないと言っていた。

確かに学校での苛めは、それによって周りから孤立してしまい、自分に価値がないように感じるようになっていくのが辛いが、そもそもが学校のコミュニティとは別の人間が仕事として苛められるのなら話は違うのかもしれない。

それよりも自分以外に苛められそうな子がいたら、その標的を自分に向けるようにバランスを取る方が大変らしい。

他にも似たような条件で大企業に派遣されている人もいる。

俺はそう言った継続的な依頼はまだ無いが、いずれ慣れたらそう言う場にも行くことになるのかもしれない。

単発での現場の場合は本当に様々だった。

その中でも特に依頼の多い職種がある。

それは芸能の世界に生きる人達だ。

普段仕事への影響を考えて好きな発言もできない中、そのストレスを俺を怒鳴ったり軽く引っ叩いたりすることで解消するのだ。

中には性的な要求をされることも多く、俺は苛めの延長でその全てを受け入れた。

舐めろと言われればどんなに汚くても舐めるし、性のサンドバッグに成り果てることも多い。


そんな中、俺をよく指名してくるグループがあった。

人気アイドルグループの一つで、品のある可愛い子達の集まったグループだった

TVで見る限りだと清楚で華憐に見えるかもしれないが、あいつらの本性は性悪のドSだった。

最近まではそいつらには別の人間が『苛められ屋』に似通ったサービスを提供する会社から派遣されていたのだが、今はうちが請負っており俺が相手をしている。


そして今日もそいつらのライブが行われており、その楽屋へと呼ばれていた。


「はぁ…」

これから起こることを考えると、目の前の大きなドームを見て思わずタメ息が出る。

ライブが終演したばかりだからか、外には人だかりができていた。

俺の気持ちとは裏腹に、人々は皆興奮したように帰路に向かって歩いて行く。

そんな人の流れとは逆に進み、関係者用の入口からドームへと入った。

正面の入口とは違い、会場ではなく関係者や出演者達の控え室へと続く通路を進む。

すると、今回の依頼者であるグループのメンバー達の控え室が見えてきた。

ドアの前に立つと中から騒がしい声が聞こえてきたので、既にメンバー達は中にいるのだろう。

「はぁ~…」

これで最後だと大きなタメ息をつき、顔に笑顔を貼り付けてドアをノックした。

『コンコンッ』

「お世話になっております。バリーの松浦です」

「はぁい、入って良いよ~」

会社名と名前をドア越しに伝えると、高めの明るい声が返ってくる。

そして俺は、意を決して中へと入った。


中にはライブが終わったばかりのメンバー達が、思い思いの格好のまま寛いでいた。

入った瞬間俺を見て、皆ニヤニヤと笑っている。

今日は全員揃っている訳では無いようで、中にいたのは人気メンバーの4人だけだった。

ライブの衣装なのか皆それぞれ違った可愛らしい衣装に身を包み、それぞれの魅力が押し出されていた。

露出した肌からは、ライブの熱が未だに冷めないのか汗が流れているのが見えた。

もう何度も会っているし、こいつらの本性は知っているはずなのに思わず可愛いと見入ってしまう程オーラがあった。

「本日はよろしくお願いいたします」

俺は皆の前に立っていつものように挨拶をする。

「そんな硬いこと良いから」

「さっさとこっち来てって」

すると齋藤と生井が機嫌良さそうにそう言って、荒々しく手招きをして俺を呼んだ。

「はい」

俺は笑顔のまま4人の囲む中央へと歩いていくが、俺の背が小さいせいで囲まれるだけで思わず萎縮しそうになる。

4人からはそれぞれの香水の香りと共に、ライブ終わりだから汗の匂いがした。

それがなんだか生々しくて、4人の見た目も相まって妙に色気を感じるのが不思議だった。

「さっさと準備してよね」

そう言ったのは、圧倒的な美人顔の中に可愛らしさも秘めた見た目とは裏腹に、俺の中では性悪ドSナンバー1の白池だ。

こいつさえいなければ、まだここでの苛めはもう少しましな仕打ちだったかもしれない。

苛めのルールは、俺に怪我をさせたり命の危険があることをしなければ、ある程度何をしても良いと言うもの。

暴言、パシリ、辱め、色々な方法がある中、白池は相手が最も辛く感じるような嫌がらせを考えるのが得意だった。

俺は白池に言われた通り、いつものように服を脱いでいく。

女の前で全裸になること自体は、この仕事をしているとこいつら以外にも命じてくる輩が多いせいで抵抗はなくなってた。

下着や靴下まで脱いで全裸になると、4人は満足げにそれを見て椅子へと並んで座る。

「ほら、早く四つん這いになって」

西田に言われるがまま、俺は大人しく床に這うように四つん這いになった。


ここからだ…


俺は心の中で気合を入れる。

「今日はあんたのために4人でゲームをしてたんだよねぇ」

「このライブ中に、誰が一番足を臭くできるかってさ」

「いやぁ、中々良い仕上がりになったから期待しといてね」

「全部あんたのためなんだから感謝しなさいよ」

「っっ…ありがとうございます」

その言葉に顔を顰めそうになるのを堪え、なんとか笑顔で言う。


クソ…今日は足かよ…


そう。こいつらは毎回仕事終わりやライブ終わりに俺を呼び出し、嫌と言う程その臭い体臭を嗅がせてくるのだ。

これはドSの白池が考えた苛めだった。

臭い匂いと言うのは、怪我や命の危険はないかもしれないが、想像以上に肉体的にも精神的にもかなり辛い責めだった。

汗だくの腋を嗅がされたこともあれば、顔中に唾を吐き掛けられたことも、蒸れた股間で顔を覆われたこともある。

その中でも一番キツいのが足の匂いだった。

身体の部位の中でも足は特に臭く、初めて嗅がされた時は1日中鼻に匂いが残って延々と吐き気が止まらなかったのを覚えている。

しかも今日はライブ終わり。

こいつらのライブは運動量が半端ではなく、かなり足は蒸れているだろう。

「順番に嗅いで臭い順を決めてね」

「分かり…ました」

そうニヤニヤと笑いながら言う白池に、思わず顔が引きつりそうになりながら返事をする。

「じゃあ私いっちばーん」

そう言って、最初に革のブーツを脱ぎ始めたのは齋藤だった。

歌も上手くクールな印象の美少女だが、前に腋を嗅がされて俺が悶える姿に爆笑しており、俺からすれば良い印象は全くない。

ボフッと音を立てて長いブーツが脱げると、黒いロング丈の靴下を履いた齋藤の大き目の足が露わになる。

「あぁ、やっぱりブーツを脱ぐと涼しくて良いなぁ」

黒い靴下は見るからに汗が染み込み蒸れており、外の空気に触れて喜ぶように足指をグニグニと動かしていた。

黒い靴下だと言うのに、汗染みと擦れのせいで足型が白く光沢を持って浮き出ている。

今からこれを嗅ぐのかと思うとうんざりする程に臭そうな足だ。

「ほら、脱ぎたてのくっさくさの嗅げで」

そう言って俺の顔の前へと足を伸ばしてくる齋藤は、意地の悪い笑みを浮かべていた。

「はい…」

俺は四つん這いのままその足に近づき、恐る恐るその目の前に聳え立つ足裏に顔を近づける。

「思いっきり鼻で深呼吸3回ねぇ」

「嗅いでなかったらすぐ分かるからちゃんと嗅がないとダメだよ」

横から白池と生井が茶々を入れてくる中、俺はその足裏へと鼻を押し付けた。

「っっ…」

じっとりと温かく湿った靴下に鼻が包まれ、まだ嗅ぐ前だと言うのに不快感で顔を背けたくなる。

その靴下越しに感じる足裏は、ダンスをしているからか少し硬く感じた。

「ほらいくよ。い~ち」

そして俺は、楽しそうに言う齋藤の掛け声に合わせて鼻から息を吸いこんだ。

「ふぐぉっっっっっ!!!!!」


くっせぇえっ!!!!


鼻に流れ込む湿った空気と臭い足の匂い。

「んぐっっっっ」

ネバつきさえ感じるようなその悪臭に、思わず嘔吐きそうになった。

「あぁ、やっぱり蒸れてたから吸われるとスースーして気持ちぃ~」

臭い足の匂いに苦しむ俺のことなど気付いていないかのように、齋藤は呑気にそんなことを言う。

人気アイドルのくせに、なんでこんなくっせぇ足してんだよ…

「ほら次行くよ~、にぃ~」

まだ鼻に齋藤の臭い足の匂いが残る中、再びカウントか始まる。


クソッ!!


スォォオオオオオオッ


俺は仕方なく再び齋藤の蒸れた足裏に鼻を押し付けながら、勢いよく鼻から息を吸い込んだ。


「んぐぉぉおっっ!!!!!!」


臭ぇえええっ!!!!


ツンとする濃い足の匂いが再び鼻へと流れ込み、俺の鼻腔を嫌と言う程刺激してくる。

足汗のすっぱさが際立つ齋藤の足の匂いは、ブーツの革の匂いも合わさって涙腺を刺激してくるような鋭さがあった。


まだ、まだ大丈夫だ。


これまで散々こいつらには臭い匂いを嗅がされてきた。

特に足の匂いはキツいとは言え、まだギリギリ耐えられる。

「よぉし、最後は両足で鼻塞いじゃうね」

そう言ってもう片方のブーツを脱ぎ、そのまま俺の顔へと両足を力強く押し付けてきた。

「んぐっっ!!」

顔面全体が齋藤の足裏でパックされ、鼻の穴にも密着して塞がれてしまう。

「ほらいくよ。さぁ~ん」

一瞬の出来事に呆気に取られながらも、そんな状態の中俺は鼻から再び空気を吸い込んだ。


スゥウウウウウウッ


「ふぐぉぉおおおおっっっ!!!」


思わず後ろに飛び退いてしまいそうな程に臭い足の匂いが、勢いよく鼻から身体へと侵入してきた。


くっせぇぇええっ!!!


ブーツを脱ぎたての足から放たれる匂いは、温かく湿っており、先程の2回の時よりも濃く臭かった。

「あはははっ、臭いでしょぉ。ブーツの中でたぁっぷり蒸らしてあったからねぇ」

足汗の酸味にブーツの重みのある匂い。

その臭い足の匂いで身体が満たされ、臭さと嫌悪感で吐き気が襲ってきた。

「んぐっ、ぐっ、くっ…」

まだ鼻にその臭い足の匂いが残っているが、なんとかその吐き気を耐える。

齋藤の大ファンてあったとしても、こんな臭い足を嗅がされたら一瞬で冷めるだろう。

それ程までに臭い足だった。

「ほら早く足どかして。次は私のよ」

「ちょっと、まだ私のくっさくさの味わってるところなんだから急かさないでよ」

「ダメダメ。勝負なんだから平等にね」

「ちょっと明日香~、次もあるんだからさっさとしてよね」

「ちぇ~、はいはい分かりましたよぉ」

ようやく俺の顔から離れた齋藤の足。

離れたことでその黒い靴下に包まれた足裏が見え、見ただけでその悪臭が甦ってくるようだった。

これがトラウマと言うやつなのかもしれない。


こんな臭い足をあと3人も…


考えただけで嫌になるが、逃げる訳にはいかない。

こいつらの機嫌を損なえば、こいつらの事務所全体から仕事が来なくなってしまう。

それだけは絶対に避けなくてはいけない。

「じゃあ次は私のね」

そう言って革のパンプスを脱いだのは生井だった。

品のあるお嬢様のような印象の見た目ながら、圧倒的な歌唱力を持つグループの人気メンバーだ。

実際は見た目通りとはいかず、この前は蒸れて臭いこいつのアソコを散々嗅がされたあと、嫌と言うほどクンニをさせてくる正真正銘のドSだった。

パンプスを脱いで現れたのは、薄手の黒いカバーソックスを履いた足。

先程の齋藤の時と同じ黒だが、今度のは薄手のせいで生井の形の良い足にピッチリと張り付き、生地越しにもはっきりと足の形が分かった。

「さっさと顔付てよね」

生井はそう言って俺の方へと足を突き出した。

グニグニと足指を動かして誘ってくる足に、俺は嫌々顔を近付けて鼻を当てた。

「んぐっっ…」

ねっちょりとした薄手の靴下越しの足に鼻が包まれ、先ほどよりも不快感を強く感じた。

靴下が薄いせいで弾力のある足裏をリアルに感じ、足裏から滲む汗が鼻に流れるようにつく。

「ほら早く嗅いで。1~」

生井は俺の顔を踏むようにグリグリと動かしながら、齋藤と同じようにカウントダウンを始めた。

そしてそれに合わせて俺は鼻から息を吸いこんだ。

「んぐぁああっっっっっ!!!!!」


く、臭ぇええええっ!!!!


齋藤の時と同じように、勢いよく鼻に流れ込むねっとりとした空気と臭い臭い足の匂い。

「んぐぁあっっっっ」

齋藤の足の匂いが鼻に残っているせいで、最初に酸味のあるツンとする匂いのあと、生井の粘り気のある納豆臭が続いた。

「あぁこれこれ。やっぱりライブ終わりの蒸れ蒸れの足はこうやって消臭しないとねぇ」

まるで俺で足の匂いを拭うようにグイグイと鼻に足裏を擦りつけながら、生井は楽し気にそう言った。


くっそ、なんつぅ匂いだよ…


齋藤とはまた違った種類の匂いに、猛烈な吐き気が押し寄せてくる。

カバーソックスがグショグショに足汗で濡れているせいで、鼻にもその臭い液がへばりついていた。

「ほら休んでないで次嗅いで次、2~」

臭い足の匂いによる吐き気が治まらない中、あくまのようにカウントを始める生井。


クズ野郎がっ!!


ズォォオオオオオオッ


俺は怒りに震えながらも、再び生井の臭い足裏に鼻を押し付けてそのまま息を吸い込んだ。


「んがぁああ"あっっ!!!!!!」


くっせぇええ!!!


ネットリとした濃厚な足の匂いが再び鼻へと流れ込み、俺の脳を犯すように広がっていく。

その匂いは革のパンプスのツンとした匂いに生井の足の納豆臭が混ざり、とんでもない悪臭へと仕上がっていた。


あぁくせぇ!!なんでこんなくっせぇんだよ!!


前に嗅いだ生井の股間も凄かったが、足の匂いは更にキツかった。

あと一回。

あと一回嗅げばこいつの足は終わる。

「よし、最後はもっと思いっきり吸ってよね。じゃないとやり直しだから」

生井はそう言って足で俺の鼻を覆いながらニヤニヤと笑っている。

一瞬その顔に殺意を覚えながらも俺は覚悟を決めた。

「いくよ。3~」

カウントが聞こえ、思い切り吸おうとした瞬間のことだった。

生井は瞬時に俺の鼻を塞ぐ足を動かし、足指の股部分で鼻を塞いだのだ。

そんな中俺は嗅ぐ勢いを止めることはできず、特に蒸れた指の股部分の匂いを思い切り吸ってしまった。


スォォォォオオオオオオオッ


「んごぉぉぉおおお"お"おっっっ!!!」


今までで一番濃く臭い足の匂いが、凄まじい勢いで鼻へと流れ込んでくる。


くっっっせぇええええええっっ!!


粘つくような足の臭さが凝縮されたような匂いがあまりにも臭く、目からは生理的な涙が流れた。

ダンスで足指に力を入れるせいで臭くなりやすい指付近。

「どぉ?さいっこうに臭いでしょ。あはははっ!」

しかもその中でも特に密封されて臭くなる足指の股。

その激臭は身体中を蝕むように広がり、臭さのあまり冷や汗が出てきた。

「んぐぉっ、ぐぁっ、ぐっ…」

身体に残る足の匂いが継続的に鼻腔を刺激し続け、頭がクラクラしてくる。

生井の足に匂いは、その清楚な見た目に全くそぐわない雌の匂いに溢れた激臭だった。


もう嫌だ…!!


「よぉし、次は私の番ね」

「もう勝負は決まったようなもんでしょ。私のくっさぁい足嗅いでこいつ泣いてるんだもん」

「いやいや、まだこれからでしょ。私のもすっごいから」

西田と生井の会話で、まだこの足の匂い責めが続くことに絶望する。

西田に代わるために生井の足が顔から離れた瞬間、俺はこのまま全てを捨てて逃げてやろうかと言う考えが頭をよぎった。

それ程までに二人の足は臭かったのだ。

しかし、自分を拾ってくれた社長の、『期待しているぞ』と言う言葉を思い出し、寸でのところで耐えることができた。


あと2人…あと2人だ…


自分に必死に言い聞かせながら、西田が俺に嗅がせるためにブーツを脱ぐのを見ていた。

そしてブーツを脱いで現れた足に驚愕した。

「じゃーん」

そう言ってブーツから出て来た足は、なんと素足だったのだ。

「え!?菜々星ずっと素足履きしてたの!?」

「正解~。ブーツを素足履きするのがいっちばん臭くなるからねぇ」

「はぁ…やられた」

ブーツから出て来た西田の足は、足汗で蒸れ過ぎて少しふやけながらも今なお新鮮な汗を垂らしている。

今からこれを嗅ぐしかないのかと思うと、それだけで吐き気がした。


西田は他と比べるとまだましで、TVの印象と同じく普段も大人しめであり、他の3人と比べると気の良い奴ではある。

しかしたまに出る小悪魔なところが問題で、勝負が絡むと負けず嫌いを発揮して思わぬことをしでかしてくるのだ。

今回の素足履きも、自身の足を臭くするためだけにこっそりやったのだろう。

先程まで嗅いでいた齋藤や生井と同様西田も人気メンバーであり、会場での動きは激しい。

それなのにライブを素足履きでやりきるなんて…

「ふふっ、ブーツの中汗でグシャグシャだったから涼しい」

空気に触れるのを喜ぶように、足指をグニグニと器用に動かしている。

全体的にじっとりと湿っており、指の股には足汗が溜まっていた。


くっそ…これからこんな臭そうな足を嗅ぐのか…


只でさえ2人のを嗅いで限界を感じているのに、今度は素足を嗅ぐなんて心が折れそうになる。

「ほら早く早く、脱ぎたてが一番臭いんだから」

そう言って俺の顔の前へと足を伸ばしてくる西田は、ただ純粋に自身の臭い足を嗅いで確かめて欲しいと思っているように見えた。

本人としては苛めていると言うより、勝負だから足を臭くした、そしてその臭くなった足が一番であって欲しい。

ただそれだけなのだろう。

「…は、い…」

俺は震えながら四つん這いのままその足へと顔を近づけ、その汗まみれの足裏へと鼻を付けた。

ネチョっと足汗が鼻先につく不快な音が響き、液体がゆっくりと鼻を伝った。

「じゃあ数えるね。いーち」

意気揚々とカウントを始める西田の声に合わせ、俺は意を決して鼻から息を吸いこんだ。


スォォオオオオオオッ


「んがっっっっっっっっ!!!!!」


嗅いだ瞬間、ズドンと鋭い匂いが勢いよく鼻腔の奥へと突き刺さった。

ツンとした汗の匂いと酸味のある革の匂い、そして足汗の発酵したような粘り気のある匂い。

そのあまりにも臭い足の激臭が、一気に頭の中まで広がったのだ。


くっっっせぇ……


「んぐぁっっっっんぐぇえええっっっ」

臭さに一瞬頭が真っ白になり、その後猛烈な吐き気が襲ってくる。

「あ、気持ちぃ!流石に素足履きは蒸れが凄かったからさぁ」

あまりの臭さに、初めて俺は足から顔を離してしまった。

これ以上この臭い足に鼻を付けておきたくなかったのだ。

それでも鼻の奥にはこの臭い足の匂いがこびりつき、延々と臭さを身体へと広げていっていた。


あぁクソクソクソ!!!どんだけくっせぇ足してんだよこいつは!!!


吐き気と共に湧くのは西田への怒りだった。

以前こいつの靴下を鼻に巻き付けられたことがあったが、それが子供のお遊びだと感じる程にこの匂いはキツかった。

「え?何で顔離してるの?次いくよ次。ほら、にぃ~」

まだ鼻に西田の臭い足の匂いが暴れ回る中カウントが進む。


あぁぁぁあっ!!クソッ!!!


スォォオオオオオオッ


半分自棄になりながら再び西田の蒸れた素足に鼻を押し付け、勢いよく鼻から息を吸い込んだ。


「んぐぉっっっっっっ!!!!!!」


くっっっっせぇえええっ!!!!


酸っぱい足汗の匂いが鼻の中で爆発し、それが徐々に中で納豆のような粘つく匂いへと変化していく。

あまりの臭さに眩暈と吐き気が止まらない。


あ、あと一回…流石にこんなの嗅ぎ続けたら死んじまう…


臭いで死ぬことなんてあり得ないとは分かっているが、そう感じる程に西田の素足の臭さは強烈だった。

「よぉし、最後はこれで…」

その言葉に嫌な予感がした。

そんな俺のことなど構うことなく、西田はもう片方のブーツまで脱ぎ始める。

そして…

「んぐぁっっっっっ!!」

なんと西田は、俺の鼻の穴を両足…しかも鼻を挟むように指の股で覆ってしまったのだ。

両足の股に溜まるネットリとした足汗が鼻につき、その気色悪さに逃げ出したくなる。


い、嫌だ…!!!


「そのまま思いっ切り嗅いでね。さぁ~ん」

そんな地獄みたいな状況の中、無情にも西田はカウントを進めた。


スォォオオオオオオオッッ


「んぎぁあああっっっっっっ!!!」


瞬時に流れ込む、あまりにも臭すぎる足の匂い。

あまりの激臭に思わず身体が後ろに飛びのき、鼻を押さえて床で悶えた。


くせぇえええ!!くせぇえええっ!!くっせぇええええっ!!!!


素足履き、ブーツを脱ぎたて、そして両足分の足指の股の匂い。

それは、今まで嗅いだ足の匂いとは比べものにならない程濃く臭かった。

「あははっ!くさいでしょぉ。これは私の勝ち確定だね!」

酸味も粘り気もどちらも合わせ持った強烈な匂い。

「んげぇええっ!!んがぁあっっ!!!」

一瞬臭さで目の前が真っ白になり、その後鼻の中で広がっていく匂いが強烈過ぎて、鼻を取ってしまいたいと思う程に臭かった。


西田ぜってぇ許さねぇ…


鼻を必死に擦って少しでも匂いを紛らわそうとしながら、いつかこいつをぶち殺してやろうと心に誓った。

「んぐっ、がっ、ぐっ…」

まだ鼻にその臭い足の匂いが残っている中、その臭さによって吐き気が止まらない。

もう足を見ることすらも嫌だった。


「よ~し、最後は私ね」

そんな中、俺の心情とは真逆の明るい声が響く。


白池…


ルックスの良さからグループの圧倒的な人気メンバーである白池。

整った美しい顔立ちに、時たま見えるS加減が人気のメンバーだが、こいつの本性は性悪なドS悪魔だ。

そもそも俺がこんなくっせぇ匂いを嗅ぐしかないのも、全てこいつのせいと言っても過言ではない。

「ねぇ、仰向けに寝なさいよ」

そして白池は涙目になりながら鼻を押さえる俺に、冷たい目をして言い放った。

「っっっ」


嫌だ…

もうこいつらの臭い足を嗅ぐのは嫌だ。

もう…もう…


だけど俺は、最後の気力を振り絞って白池に言われた通り仰向けで床に寝た。

ここで止めたら3人のあんな臭い足を嗅いだことが無駄になってしまう。

あとこいつだけを耐えれば終わる。

そう自分に言い聞かせながら…


「じゃあ私は最初っから両足でいくからね」

そう言って履いていた長いブーツを脱ぎ始める白池。

ブーツから現れたのは、黒のニーソックスを履いた足。

正直意外だった。

こいつのことだから、西田と同じように素足で来るかと思っていたから。

「ちょっと、マイマイそれっ」

「まじでかぁ」

「あぁ…その手があったかぁ」

しかし白池以外の3人はその足を見て、各々笑いながら意味深なことを言っている。

確かに摩擦で白く足裏が浮き上がっており、履き込んでいるのも分かるし、汗が染み込んでところどころが濃い黒へと変色しているのを見れば、それが臭いことは明白だ。

それでも先ほどの素足程ではないように見えた。

しかしその疑問は、白池の次の言葉で全て解けた。

「いやぁ、大変だったよ。だってこの為に3日間のライブをずっと同じソックスで参戦してたんだからさぁ」

「!?!?」

その言葉に耳を疑った。


3日間同じ靴下を履いていた…?


白池はメインで動くメンバーであり、1日の運動量はかなりのもの。

靴下をずっと同じものを履き続けたと言うことは、3日間足汗を吸い込ませ続けていたことになる。

それを今から俺は嗅ぐのか…?

「ちゃんと深呼吸してよね」

そう言って白池は、俺の顔めがけて両足を押し当てた。

「ふぐぉおっっっ!!」

見た目では分からなかったが、靴下は全体が足汗でぐっしょりと濡れており、その足で顔全体を覆われてしまう。

足の温度と足汗の湿り気が気色悪く、すぐにでもその足を振り払いたかった。

「いくよ。1~」

そんな不快感に顔面を襲われる中、白池の悪魔のような声が聞こえた。


クソッ!!!!


さっきの素足よりはましだろうと信じ、俺は鼻から息を吸いこんだ。


スォォオオオオオオオッッ


「んがっっっっっっっっっ!!!!!!!」


鼻に流れ込む白池の足を通した生暖かい空気。

その空気が鼻腔に触れた瞬間、あまりの臭さに一瞬意識がぶっ飛んだ。

足汗の酸味のある酸っぱい匂い、納豆のような発酵したネバつく匂い、ブーツの内側のゴムのような匂い、それが合わさって何倍にも濃くなったような信じられない激臭が鼻を襲ったのだ。

「うぐあぁあああああっっ!!!」

臭さのあまり勝手に身体が暴れ始めるが、白池は逃がさないと足で顔を押さえ付ける。

「暴れちゃダメだよ~」

「嗅ぐまで終わらないからね」

「大人しくして」

そして周りにいた三人まで、逃げられないよう俺の手足を押さえ始めた。


こんな臭い足を嗅ぐなんてもう嫌だ!!


それでもこいつらは嗅がないと解放してはくれない。

皮肉にも大人しく嗅ぐことだけが、一刻も早くここから逃げられる方法なのだ。

「ほら次いくよ。2~」


白池の下で涙を流しながら、俺は再び息を吸いこんだ。


スゥゥウウウウウウッッ


「んぎぁああああっっっっっ!!!!」

再び流れ込む白池の足の激臭。

一回目と変わらずその匂いは濃く、あまりの臭さに全身から冷や汗が出て猛烈な吐き気に襲われた。

臭さに危険を感じた脳が、勝手に身体を暴れさせるが、3人に押さえられているせいでこの臭い足からは逃げることができない。

「うわぁ、くっさぁい…」

「近くにいるだけで匂う…」

「よくこんな臭い足でライブしてたね…」

呆れたような三人の声が聞こえるが、俺はそれどころではなかった。


早く、早く新鮮な空気を…!!!


しかし顔は白池の大きな足で覆われており、どう足掻いてもこの足を通した空気しか吸うことはできない。

「じゃあラスト。一番くっさぁいとこ嗅いでね」

そんな中聞こえる白池の声。

そして当然かのように、足は移動して俺の鼻を足指部分で覆ってしまう。

グチュグチュと嫌な足汗の音が聞こえ、それだけで鳥肌が立つ程の嫌悪感が襲ってくる。

「いくよぉ」


嫌だっっ!!


只でさえ臭い足の、特に臭い足指の根元部分で覆われた鼻。

こんな状態で息を吸いこめば、これまで以上の匂いが襲ってくるに決まっている。

しかしいくら嫌だと言っても、嗅ぐこと以外ここから逃げる道は無い。

「3~」

白池の声が響く。


「あぁぁああああああああっっっ!!!!」

俺は白池の下で声を上げて無理やり気合を入れたあと、これが最後だと鼻から息を吸いこんだ。


スォォオオオオオオッッ


「んがっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!」


一瞬なにが起きたか理解ができなかった。

嗅いだと言うのに、何も感じなかったのだ。


あれ…?


しかしそれはただの幻想で、一瞬自分の意識がなかったせで起こったものだった。

「あ"ぁぁ"ああ"ああ"あ"ああああっっっ!!!!」

意識が戻った瞬間、怒涛の勢いで身体へ流れ込む足の激臭。

足の全てが詰まったような刺激臭が、俺の体内で暴れ回ったのだ。


臭ぇええっ!!臭ぇええええっ!!!


「あぁあああ"ああ"あっっ!!!!」

あまりの臭さに叫んでいないとおかしくなりそうだった。

まだ顔から足が離れていないせいで、叫ぶことによって口からもその悪臭が入ってくる。

「んがぁああっっっっ!!」

口からも鼻からも流れ込む白池の足の匂いに、俺は泣きながら悶えることしかできなかった。

「よし、じゃあ誰が一番臭かったか決めて貰おっか」

その声と共にやっと顔から足が離れる。

俺は様々な液で濡れてグシャグシャになった顔で、俺を見下ろす四人の顔を見た。

皆俺がこんな状態だと言うのに、何も思ってないような笑顔を浮かべていた。

「私のが一番臭かったでしょ」

「いや私のだって」

「えぇ、素足履きだよ?私に決まってるじゃん」

「いやいや、最後のこいつの反応見たでしょ?私だって」

そして皆自身の足が一番臭いと言い争いを始めた。


やっと…やっと終わった…


やっと地獄が終わったことへの喜びで、俺の目からは自然と涙が流れた。


しかしその時だ。


「やっほぉ、お疲れ~」

「あ、もう始まってた感じ?」

「まじかぁ。もう一位決まっちゃった?」


部屋に残りのメンバー達が入ってきたのだ。


「いや、今嗅がせ終わって、誰が一番か決めてたところだよ」

「あ、ほんと?ならまだ私達も参戦できるでしょ?」

「くっさぁい足に仕上げてきたからさぁ」

「そぉそぉ。私なんて素足履きしてるからね」

「私とやり方被ってるじゃん!」


不穏なことをワイワイ話し始めるメンバー達。


そして…


「ってことで、あと私達の分も追加ね」

「じゃあ最初は私!」

そう言って靴を脱ぎ始める後から来たメンバー。



そんな姿を見て、俺は服を引っ掴んで逃げ出してしまった…


「あ、ちょっと!」

「逃げたぁ!」

後ろから聞こえる声なんてもう知らない。

もうあんな臭い足を嗅ぐなんてもう無理だ。


臭い足の匂いまだ鼻に残る中、俺はひたすら走り続けた…


END


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1か月後。


俺は今でも同じ会社で働いていた。

逃げた後俺は会社へと戻り、泣く泣く事情を社長へと話したのだ。

社長は一通り話を聞くと、俺を責めることなく「大変だったね」と温かい言葉を掛けてくれた。

そして社長はすぐに取引先へと電話をしてくれ、何度も何度も謝っていた。

その姿を見て、なんであの時逃げてしまったんだろうと後悔をした。

臭い足を嗅ぐことは辛かったが、今自分のせいで謝ることになってしまった社長を見ている方がもっと辛かったのだ。

結局社長の謝罪も虚しく、相手の事務所からは今後の取引は停止することになってしまった。

会社として大きな損害となってしまったにも関わらず、社長は何も言わなかった。


その時だった。


一通のメールが俺の元へと届いたのだ。

送ってきた相手は白池で、もう一度俺が来れば取引停止を止めてやると言うものだった。

行けばどんな目に合うかなんてわかりきっている。


だけど俺は…


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「ふぐぉぉおおっ!!んひはははははっんぐぉぉおおおおっ!!」

「ほら、逃げた分頑張って~」

「もうちょっと嬉しそうに嗅いでよ」

俺は床へ磔のように全裸で拘束され、抵抗できない状態にされた上で、メンバー全員からの責めに耐えていた。

俺の鼻はいくつもの足に覆われ、口にまで足を突っ込まれ、絶え間なく嗅がせるために腋を足指でくすぐられていたのだ。

「ほらほら、もっとくっさいの嗅いでよ。こちょこちょこちょ~」

「あはははっ!!私の臭い足はおいしぃ?」

絶え間なく鼻からは臭い足の匂いが送られ、口にも足汗のしょっぱさと臭さが広がっていき、そして両腋には足を突っ込まれて足指で器用にくすぐられる。

くすぐったさで笑えば笑う程足の匂いを吸ってしまい、その激臭と口へ突っ込まれている不快感で吐きそうになっていた。


そして極めつけは…


「頑張ってイってよ~。このまま人数分イくまで止めてあげないから」

チンポには白池の足がべったりと張り付き、絶え間なく振動してチンポを刺激していたのだ。

蒸れて湿った靴下がチンポに擦れ、足でされるなんて嫌だし気色悪いのに快感を得てしまうという、訳の分からない状態に追い込まれていた。


白池達の条件はこうだった。

今日の収録終わりの臭い足を嗅ぎながら、メンバーの全員から足で責められて射精をすること。

聞いただけで逃げたくなったものの、俺は仕事を取り戻すためにそれに挑んだのだ。

「ふぐぉおおおおおっ!!おふぉふぉふぉふぉふぉふぉっ!!おぉぉおおおおおっ!!」

「まだまだ蒸れてるんだから、早く鼻で消臭してよね」

「腋にも私の足の匂い付けてあげるからねぇ」

「こちょこちょこちょこちょ~」

「電気あんまは気持ちぃ?あははははっ!」

臭さとくすぐったさと快感と不快感が同時に押し寄せ、もう訳が分からない。

チンポは白池の臭く蒸れた靴下の足でズリズリと擦り震わされ、勃起しながらフルフルと震えていた。

細かく動く足の振動が気持ち良く、激臭に襲われながらもチンポは勃起を維持している。


臭い、くすぐったい、臭い、気持ち良い、臭い、苦しい、もう嫌だ…!!


まさに足地獄を味わっているようだった。

複数人の足が顔に乗っているせいで、それぞれ納豆、酸味、靴、革、全ての匂いが合わさった特濃の匂いが、鼻の中へと永続的に流れ込み続ける。

臭すぎて頭がおかしくなりそうなのに、俺はチンポをその臭い足でコかれて既にイきそうになっていた。

それ程までに白池の足の動きは繊細で、蒸れた靴下が良い具合に摩擦を起こして快感だけがチンポへと与えられていた。

「んふぁひふぁふぁっ!!んぐぉおおっ!!おぉおおぉっ♡んぐぉおおおおっ!!」

一度に与えられる刺激が多すぎて、自分の身体なのに訳が分からなかった。

「今日もあんたのために素足履きしてきてあげたんだから、たぁっぷり嗅いでよねぇ」

「口で私の靴下洗濯してみてよ。あはははっ!」

「足でやってるのにそんなくすぐったがるって、ちょっと敏感過ぎじゃない?」

悍ましい程の足の悪臭、口の中を犯すように出入りを繰り返す汗だらけの足、腋や脇腹をくすぐりながら這う足指、そしてチンポを覆いながら振動を与えてくる蒸れた靴下の足。

足、足、足、足…もう全身が臭い足で満たされてしまっていた。

「こんなおちんちん硬くして、ほんとは私達のくっさぁい足が好きなんでしょあんた」

そんな訳がないと分かっているはずなのに、白池は俺をバカにするように言い放つ。

「まじかぁ。ならこれは逃げた罰にならないじゃん」

「なんだ臭い足が好きなのかぁ。なら私の素足も嗅がせてあげる」

「てかこの部屋臭すぎ。どんだけみんな足が臭いの」

女達の足の匂いが部屋に充満し、今や足をどかされたとしてもその匂いに気分が悪くなる程だ。

そんな中刺激を与えられ、無理やり勃起させられている俺のチンポ。

電気あんまだった動きが、今度は白池の両足で挟まれ上下に擦られ始めた。

「んぐぉぉおおっ!!おぉぉお"っ♡お"ぉぉ"おお"おっ!!」

臭くて苦しいのに、快感だけは本物で、出したくもないのに変な声が出てしまう。

蒸れた靴下越しに足の弾力と温かさが伝わり、そのままチンポを根元から亀頭まで擦り上げられる。

「あっ、おちんちんビクビクしてきたよ。ほらっ、イキなさいよっ!!」

「んぐぉぉおおお"お"おおっっ!!」

こんな白池の臭い足にイかされるなんて嫌だ。

そう思っているのに、足コキの速度を上げられたせいでチンポの根元から液が上がってくるのを感じた。

「ほらほら、くっさい足嗅ぎながら出しなさい!!」

「イく時は思いっきり私の足を吸うんだよ」

「私の臭ぁい指の股で鼻塞いであげるね」

「射精と同時に口の奥まで足突っ込んであげる」

「あははっ、ついでに乳首もくすぐっちゃお」

「乳首にもくっさい匂い付けてあげないとねぇ」

それぞれの足達がより一層責めを強くしてくる。


そして…


「ほらっ!私のくっさいくっさい足でイけよ変態!」

そう言って白池が俺のチンポを足で大きくシゴき上げた瞬間。

「んごぉぉぉぉおおおお"おお"おお"おおおおっっっ♡!!!!」

強い快感と共に、チンポからは精液が放出された。

そして同時に凄まじい量の足の匂いを吸いこんでしまい、快感と臭さで頭がぶっ飛んだ。

「わぁ、イったイった!」

白池は面白がるように射精した俺のチンポを搾るように足で擦り続けていた。

「お"ぉぉお"おおっ…お"ぉぉ"おお"おお"おおっ…」

朦朧とする意識の中、快感と臭い足の匂いが襲い続ける。


「よぉし、あと20人はいるから頑張ってね」

「じゃあ次私~」

「いやいや、私が先でしょ」


もう精神的にも体力的にも限界だと言うのに、そんなメンバー達の声が聞こえた。


この地獄の時間は、本当に全員から無理矢理イかされるまで続いたのだった。




TRUE END


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Comments

イカ飯

けーさんお久しぶりです! 今回の小説最高でした! アイドル達に足臭責めされるとか夢シチュです! 自分も苛められ屋になっていっぱい足臭責めされたいです!!

rei2-rei2

お久しぶりです! そう仰って頂けてとてもとても嬉しいです! アイドル達からの足臭地獄での苛め…しかもお金まで貰えるなんてほんとフェチにとっては天職ですよね。 ありがとうございます!